週一映画館 (original) (raw)
2010年 米
ジャンル・スリラー
監督・アダム・グリーン
主演・エマ・ベル
リフト版オープンウォーター、もしくは**私をスキーに連れてって**ホラーバージョン。
スキー場終了時間際にリフトに乗りこんでしまった三人組。
従業員は三人に気づかず、電源を落として帰ってしまう。
次のオープンまで一週間。
地上までの高さ15メートル。地面は**アイスバーン。狼**うようよ。
さてこの窮地からどうやって脱出(下に降りることが)できるか?!
う~~ん、寒いけどまずは皆服を脱いで繋いで・・
ダン「飛び降りて助けを呼んでくる」
って・・・・えぇっ?!
高所からの着地で骨折経験のある自分は、ここで一気に血の気が引きました。
俺「ヤメロ!マジでやめろ!ほんとヤメロ!絶対骨折するから!」
二人「やめとけって」(本気で制止する気なし)ダン「よしいくぞ」(ここ本当怖い)
俺「やめろー!」
二人「・・・(無言)」
ひゅーーーーーっボキッボキッ(膝から骨露出!)
ダン「ホンギャーアアア」
俺「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿言わんこっちゃない!ほんと馬鹿!もう何やってんだよ!も〜!ぁあああっ!」
二人「大丈夫か?!(余裕)」
普通こう言う時彼女の手前もあるし「なんとか・・足折れてっけど」とか言うものですが、思い切り「大丈夫なわけないだろ!」って叫んでます。
二人との温度差にブチ切れた可能性もありますが、実際それほどの状態だということです。
ていうかほんと何故飛んだ?!
小学生でも分かる、考えられる方法で一番駄目なやつです。
勇気があるのは認めるけど、もっと頭使ってくれ!次にリフトのワイヤーを伝って、最寄りの柱から降りようと試みるジョー。
ジョー「俺懸垂もやったことないよ」って・・マジ?
スキー手袋はめてるから握力使いにくいし、絶対50手以上あるし。
案のじょう4手ほどで手が痛いって。
しかも狼にビビって速攻Uターン。
ていうか腕伸ばしきった状態でいけるわけないだろ!
上体を持ち上げて腕を90度に曲げて脇を固定しろ・・って、そっか懸垂できないのか・・って、そんな奴が10手すら移動できるか!SASUKEなめんな!!
つーか足も使えよ!なんで手だけやねん!
それでもなんとか状況を打破しようと行動に移した二人は評価できます(馬鹿だけど)。
問題はパーカー(ダンの彼女)。
なにもしないくせに「ジョーが飛べばよかった」とか何?!
逆に「彼女なら必死で止めろ」と言い返され過呼吸になるとことか、マジで虫唾が走ります。
ダンが自爆した時に「わたしも降りる」とは言ってましたけどね。
当然ジョーに止められるでしょ?
ダンには来るなって言われるし。
分かって言ってるなこいつ。
そもそもダンの惨状を見て本当に飛ぶ気があったかどうかも怪しい。
あざといのよ、言動が。
結末に納得いかないのと、三人が馬鹿過ぎるのが残念ですが、ワンシチュものの映画の中ではかなり好きな作品です。
あとリフト高すぎ問題。
5メートルくらいでよくない?って。
100点
2003年 米
ジャンル・ホラー
監督・ロニー・ユー
主演・ロバート・イングランド
世間から忘れられ、力を失いつつあったフレディ。
ジェイソンを利用することで人々の恐怖を煽り、復活を企てる。
フレディとジェイソン、どっちの持ち味もフルに生かされてて見どころ満載。
何度見ても飽きない良作。
二人が同じ世界線にいるっていう絵面が既に面白いけど、エルム街の住人からしたらたまったものじゃないですね。
ようやくフレディの悪夢から目覚めたと思ったら、目の前にジェイソンって、救いがなさ過ぎます。
ジェイソンの怪力を誇示するかのような” ベッド折り”はもはや伝説。
胴体ナタで切り刻んだ上に折りたたみベッドだったという説もありますが。
利用するつもりが、暴走を始めてしまったジェイソン。
獲物を奪われたフレディはジェイソンを阻止しようと試みますが・・。
マイペースなジェイソンに対し、ちょこまかと肉弾戦を挑むフレディ。
どうみても大人と子供の喧嘩。
でもフレディ実に楽しそう(夢の中なので余裕綽々)。
もがれた両腕を再生するとことか、**ジムキャリーのマスク**を彷彿とさせます。
デフォルメされた二人の姿にも注目。
マスクを被ったままガクガクブルブル震えるジェイソン少年。
芋虫に変身して大麻を吸うフレディ。
どっちも可愛いです。
ホラーとしてはどうかと思いますが、こういうお祭り作品は大好きです。
90点
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2015年 泰
ジャンル・アクション
監督・プラッチャー・ピンゲーオ
主演・トニー・ジャー
マッハ!!!!!と同じく「ワイヤー使いません!CG使いません!早回し使いません!最強の格闘技ムエタイを使います!」が売りの、トニージャー主演のガチンコアクション、**トムヤムクン**の続編。
けどタイトルはマッハ?!それほど前作の知名度が低かったってことでしょうか?まぁ内容的にどっちも似たようなものですが。
本作でははいよいよCGとワイヤー、早回しを解禁!
派手にはなったけど、その分「これワイヤー使ってないんだ?!」という凄みはなくなった気はします。
あと**古式ムエタイとカポエイラ**との異種格闘技戦が魅力だった前作に比べ、今作のボス戦は正直インパクト薄。
正中線3段突きみたいな必殺技も微妙(やっぱ一撃必殺じゃないと)。
ヤ―ニンも参戦してるけど、当然チョコレートファイターの時の切れは見られません。
役としては十分活躍してますけどね。本作の一番の見どころは、屋上でのバイカー対決だと思います。
バイクと押し合いの末、敵が首からトタンの軒先に突っ込むシーンとか、一歩間違えれば死んでますね。
流石に首への保護や、入念な計算があってのスタントでしょうけど。
それでも顔はむき出しだし・・。
これも早回しが使われてるなら・・と見ると、ちょっと興ざめしてしまう部分はありますが。
CGはあきらかに面白ろとして使われてますね。
転倒したバイカーの頭部をトラックが踏みつけていくシーンとか。
流石にこれ(車)CGじゃないってんだったら笑えませんよね。
ヘルメット割れたら終わりですから。
ガチなアクションこそトニーの真骨頂ですが、たまにはこんなのもあっていいのかもしれません。
ワイヤー無し早回し無しで、より危険なアクションに挑み続ければ、命の危険にぶつかる可能性も出てきますしね。
60点
柴田ケイコさんの絵本「パンどろぼう」のキャラクターを使った**クレイアニメ**を作りました。
市販のフィギュアを使ったパンどろぼうのクレイアニメは既に存在していますが、
やはり自分は一から作りたいのです。
今回も百均の紙粘土で作成。
水彩絵の具で塗ったら良い感じの色むらで、パンっぽくなりました。
話はオリジナルです。
キャラクターの性格も微妙に違うかもしれません。
ちなみに原作未読です。
知っているのはそれぞれの正体と、リンゴ仮面がやたら正義を振りかざすあぶない奴?ということだけです。
じぶんはなぞのフランスパンが一番好きです。
土台が出来たので、またアイデアが浮かべば作るかもしれません。
1988年 日
ジャンル・アニメ
監督・押井守
声・富永みいな
都内でロボットが暴走する事件が続発。
第2小隊の遊馬は篠原重工のOSに問題があると推測し、独自に調査を進める。
この時代に(88年)、コンピューターウイルスやテクノロジー犯罪に目をつけたストーリーは画期的。
当時見ていたらどんな感想をもったのか?
「なんかよく分からないけど凄い!カッコいい!」って思ってたかもしれません。
今見るとその辺の感動が得られないのは必然。
そういった意味で、当時と最近見た人で評価が分かれそうな気がします。
松井刑事が下町っぽい風景の中を地味に足で捜査するシーンが印象的。
ハイテクとアナログが混在している世界観も、本作の魅力。
ただ最後ちょっと走り過ぎで、イマイチ感傷に浸れなかったのは残念(やたらBGMは盛り上がってたけど)。
後藤警部補の「どっちに転んでも部の無い勝負さ」て台詞で、ハッピーエンドに向けて精神的ブレーキが働いてたのもあるし。
尺がもうちょっとあれば良かったのかなぁ(予算不足?)
50点
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「結婚したら自分の時間が減る」
「生涯独身を通して自分のためだけに時間を使った方がいい」
結婚に否定的な若者がよく口にするこんな言葉。
実際若者の時間は若者にとって有意義なものであり、価値のあるものです。
気力 体力に溢れ、出来ること、やりたいことをが尽きません。
でも歳をとるとそのほとんどが出来なくなり、やりたくなくなるのです。
感性の衰えや虚無感から、楽しいと思っていたことを楽しめなくなるのです。
自分を見る周りの目も、若者から中年〜老人という風に変わっていきます。
若いうちは気にせず出来ていたことも、そういった周囲の目が気になり出来なくなることもあります。
そうして段々と出来ること、やりたいことが減っていき、ぼーっとしているだけの時間が増えていくのです。
若い時分あれだけ値打ちをかましていた「自分の時間〜」は実に無意義に過ぎ去っていくことになるのです。
子供やパートナーのために時間を割く、もしくは友人のために時間を割く、若いうちはそこに意義を感じられなくても、歳をとれば自然と意義を感じられるようになります。
むしろ自分のためだけに使う時間に意義を感じられなくなるものです。
ただ若いうちは中々このことに気づけません。
知識としては得られても、”気付き”には至らない。
やはり想像力を膨らませることです。
1985年 日
ジャンル・アクション
監督・井筒和幸
主演・志穂美悦子
セーラー服と機関銃の焼き回し作品。
言わばポン刀とシスター。
やはりギャップ萌えを狙っただけの作品
でもやっぱり面白い。
シスター(**志穂美悦子)✕刑事(柄本明)✕ヤクザ(岩城滉一)の三角ラブコメも魅力。
柄本と岩城が「きょうこさん好きです」と言うたび、めぞん一刻を思い出します。
ちなみに他をめぞんで例えると、三鷹が柄本で五代が岩城。めぞん同様、強制見合いで結婚させられる柄本ですが、見てくれはあくまで柄本。相手も同水準ってことで(笑)。
シスターが未亡人になった時点で、岩城が五代から総一朗に昇進してるのちょっとややこしいな。
それにしても五代君、かたせ梨乃**・・じゃなくて、こずえちゃんに刺されなくて良かったなぁ(って何の話やねんこれは)。
高橋留美子作品に「1ポンドの福音」ていう、シスターがヒロインのラブコメ漫画あったけど、時系列で並べると、めぞん一刻(80) 、二代目はクリスチャン(85) 、1ポンドの福音(87)で、なんか関連性を疑ってしまいます(笑)。
それにしてもシスター姿の悦子さん綺麗。
**三蔵法師役の夏目雅子**さんを彷彿とさせます。
道場で柄本に告られたとき、ニコっと返す笑顔が眩しい。
最後はヤクザ映画らしく人が次々と死んでいくけど、悲壮感はゼロ。
死に際の台詞とかいちいち面白いし。
「明日晴れてくれ・・」ガクッとか。
ポン刀持ってるシスターに刀で向かってくやつばかりで、拳銃持ってる奴はなんかワチャワチャして自滅してくの本当にコント。
何度見ても面白い。
至高のアクションラブコメディ。
100点
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