臨場感あふれる歴史施設 関ケ原古戦場記念館 (original) (raw)
奥には一昨日記事の関ケ原駅ホーム。
手前には関ケ原古戦橋の文字。
この辺り一帯で合戦が行われたことを
橋を渡り切ってさらに進むこと5分程。
給水塔に合戦のイラストが描かれていました。
その右側には関ケ原町役場です。
その左側には、天守閣風デザインの建物。
関ケ原古戦場記念館です。
2020年にオープンしたとあって新しさあふれる施設でした。
有料入場すると、1階の一角には西軍と東軍、それぞれの家紋を配した陣地囲いのような布がありました。
日付もあって記念写真を撮れる観光施設としての記念館らしかったです。
でも本領はこの1階にある体験型施設。
「グラウンド・ビジョン」と「シアター」です。
1600年9月15日関ケ原の合戦がどのようなものだったのか視聴覚体感で体験できます。まず各武将・人馬の動きを、足元に移されるスクリーンの映像俯瞰しながら解説で学ぶことのできる「グラウンド・ビジョン」。
その後に「シアター」へ移動。フルCGで臨場感あふれる戦いの場面が再現されます。その場面構成が「グラウンド・ビジョン」の解説通りなのでスッと入ってきます。映像や音響だけでなく風も吹いてきます。地響きのように座席も振動します。
石田三成率いる西軍と徳川家康率いる東軍がどのように半日対峙したのか。まさに五感で関ケ原の戦いを体験しました。
その後2階に上がり、貴重な収蔵コレクションで記念館らしい展示を観ることができます。刀や鉄砲の実物にも触れることが可能で、実際に持ったら重いこと。よくこのようなこもを振り回せたものだと、当時の侍の凄さを実感しました。
その後に最上部の5階へエレベーターで上がります。
360度見渡せる展望室。
床面には上空写真があり、今自分がどこにいるのかがわかる仕組みです。
展望室から臨む関ケ原の風景は、只の2024年の風景ではありません。
合戦の陣地の場所の現在を目の当たりにし、1階2階で体感した1600年の関ケ原がかぶってきます。
400年以上の時を融合させて、関ケ原の戦いがよみがえる素晴らしい記念館でした!
なお、「グラウンド・ビジョン」と「シアター」は記念館HPから予約できます。空きがあれば当日予約できますが、社会科見学などの団体も多いようなので、混み具合の確認とともに事前予約をおすすめします。