【第372回】米大統領選 ~ トランプ氏に「核のボタン」を持たせてはならない (original) (raw)

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従前より注目してきた国際政治経済学者、浜田和幸氏の 講話を聞き、知己を得たのはISF独立言論フォーラムでの茶話会だった。

【第369回】 米大統領選にアピールすべき「非核、核廃絶」 - 浜地道雄の「異目異耳」

幸運なことに、同氏の本拠事務所が近所(世田谷区深沢)とあって、 早速対面の機会を得た。

8月7日、浜田氏事務所にて

話しは「日米友好の証し」、ハナミズキから始まった。

2024-04-18 【354回】岸田首相の国賓訪米の意義・成果を検証する | ISF独立言論フォーラム

近くの都立園芸高校(深沢)に一本、120歳の老木が文字通り体を張って花を咲かせるという健気さに改めて感動を共にし、来年の開花時(6月)に共に讃えよう、と一致した。

さて、その浜田氏の膨大な著書のうち、注目すべきは「武器としての超現代史」(2016年、学研プラス)だ。

『政治力と戦略で読み解く 武器としての超現代史』 | 学研出版サイト

就中、第2章「広島、長崎への原爆投下~トルーマン大統領の決断」は特記に値いする。

その小見出しがことの重大さ、深刻さを検証、喝破している:

謝罪を要求しない日本人/原爆投下は必要だったのか?/原爆投下の4つの理由/原爆外交/もう一つの大量殺戮行為/アメリカでの高い評価/細菌兵器の研究/アメリカの究極の戦略/人間を狂気に走らせる核兵器

そして最後は「現代社会に生きる我々は、こうした厳しい現実を直視し、核大国の暴走を食い止める手段を講じておかねばならないだろう」と結ばれている。

何と、現下大接戦が報道・解説される米大統領選挙(11月5日)に向けての筆者(浜地)の提言「広島・長崎の悲劇を越えて」と一致し、励まされる。

2024-04-18 【354回】岸田首相の国賓訪米の意義・成果を検証する | ISF独立言論フォーラム

岸田首相バイデン米大統領訪問/ハナミズキケネディー大使、都立園芸高校/「原爆の父」オッペンハイマー/「核兵器」をめぐるバイデン・トランプの論争/広島・長崎(原爆)についての両者の見解

さて、米大統領選挙。経済、外交と課題は多々ありいずれも世界情勢への影響は大だが、当然日本(人)には選挙投票権Suffrageがない。

ただ唯一、(日本に)発言権があるのは79年前、1945年8月の「広島・長崎の原爆投下」を原点とする「警告」である。

結論として、首記に戻るわけだが、核実験を礼賛、推薦するトランプ氏に「核のボタン」を持たせてはならない。

【第82回】 オバマ米大統領広島訪問に学ぶ - 浜地道雄の「異目異耳」

そして、この主張を、(投票権のある)米国知識人、平和運動家に対してアピールを開始した。

内外での理解、賛同、支持、拡散を期待しつつー。

関連拙稿。マンハッタンでの「平和シンポジウム」参加

【第189回】ノーベル平和賞(日本被団協と九条の会に)考(6) - 浜地道雄の「異目異耳」

トランプ氏の行状に関する関連拙稿:

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・不行状【第106回】Trump 米大統領は trump できるのか? - 浜地道雄の「異目異耳」

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