新作「迷惑な終活・内舘牧子」//終活と称して75歳で高校時代見初めた同級生に会いに行くが・・・ (original) (raw)
あらすじ
やり残したことにケリをつけるのが、本当の終活だ。
年金暮らしの原夫妻。妻の礼子はいわゆる終活に熱心だが、夫の英太は「生きているうちに死の準備はしない」という主義だ。
そんな英太があるきっかけから終活をしようと思い立つ。それは家族や他人のためではなく、自分の人生にケリをつけること。彼は周囲にあきれられながらも高校時代の純愛の相手に会うため動き始める。
やがて、この終活が思わぬ事態を引き起こし──。
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』『老害の人』に続く著者「高齢者小説」第5弾!
「そうそう!」「わかるわかる!」と本と会話をしているようです。
終活の考え方は、十人十色。「それでいいんだ!」「それが私の人生!」と思わせてくれ、高齢者を元気にする作品です。
──泉ピン子
喋り屋稼業いつ店仕舞いを...なんて思いが過る頃、内館「老いの四部作」をたて続けに読んだ。私は別人となり、最期は「喋り死に」するまで生き切るぞ!と叫んだ。さあ新たな高齢者ライブ『迷惑な終活』の開演だ!お席に着いて下さい!
──古舘伊知郎
読後感想
主人公栄太は75歳
暇を持て余した末に挑戦した終活だった
栄太は昔新潟市に住んでいたとき高校生の頃見初めた女子高生と晴れて面会
ただ一緒に付いてきた女性は栄太が新潟に単身赴任のとき2年間不倫した相手
3人時はお互いこの事を黙っていたが転落するきっかけになる
見初めた女性は面影は残るものの、性格が変わってしまい嫁と姑の戦いの最中
1ラウンドでは終わらず複数回またいでも勝負はつかず
負けるが勝ちと最後は嫁の言いなりになる
栄太は東京に戻ってから妻に単身赴任したときから不倫はバレていたと打ち明けられる
その妻も夫と始終顔合わせて暮らすのは気が滅入るとして、勝手にマンションを借り週の半分はそこで暮らすことになる
僕は終活なんて余計なことかと思った
人生に終盤に気まずい生活を送るなんて最低だ
のんびり老人らしく過ごすのが一番
だってもう75歳過ぎると後期高齢者だもの・・・
95歳以上は末期高齢者(ウソ)
内館さん、嫁と姑のいがみ合いはおもしろかった
ひょっとして身近な友人に聞いたのでしょうか
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