『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第62幕 (original) (raw)

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

毎日書くのはそれはそれで大変なんだよ! ToNight! と逆切れはさておき、今回もギャグマンガ日和一日一話感想やってまいります。
4巻の終わりがそろそろ来ます。結構長くかかった気がしますが、毎日やってなかったのでそれはそうなのよ。毎日するのは負荷として強すぎるか? まあ、明日から三連休なので書き溜めしておきたいと思います。
今回もページ数とコマ数を確認しています。ページ数と内容の良さは微妙な相関があるような気がするんですが、でも場合によって上振れたり下振れたりするので、絶対の理論ではなかったり。現在の少ないページ数で締まったネタを、というのともまた違うので、中々調べるのは楽しいのです。
さておき、それではいってみましょう。

第62幕 聖徳1週間

大体の内容

変な用事で聖徳太子に日曜日に呼び出された小野妹子。その妹子を落とす落とし穴を掘っていた聖徳太子を見て、こいつどういう1週間過ごしているんだ? という疑問に囚われ、有休をとってその1週間を見ることになるのだが……。

感想

おおよそこの世でもっとももったいない有休を使った妹子の回。読者視点では太子の面白行動は面白行動なのですが(トートロジー)、これを有給使って見ていただけの妹子の方からするととんでもない無駄だったというのもまた分かる回でありました。ぶっちゃけ読者として遠くから見ているから無茶苦茶面白いけど、実際あの場で1週間使ったとなると堪らんで。
特に、初日のこんな妹子は嫌だを書くだけ書いて読み上げてこなかったのは漫画としてベネ。妹子視点では読み上げられないから内容分らず大変イライラするけど、読者はその内容が見れたのでこの情報の非対称性で妹子大変だな……。ってなりました。読者だから楽しめるコンテンツです。
後、聖徳太子の一発ギャグ”小野妹子”は個人的にはとても好きなんですよ。膝の上に手を置いて手をパカッと開く感じに動かして「小野妹子」って言うだけネタなのに異常にツボで、リアルで隙があったら一人でやってたりすることもあります。凄いシンプルな動きで意味不明のネタになるので、本当に好きなんです。でも、されても普通に意味がわからんので、裴世清もされてポカーンになったのもうなずけます。一人でなんとなくぶっぱしてへへへ……、ってなるネタだから、対人に向いてないんよ。
さておき。
この回のオチは個人的にはギャグマンガ日和でも屈指のレベルだと思っています。最初に妹子が太子の1週間を見るきっかけになった落とし穴に、1週間経ってたから忘れててはまってしまう、というのは素晴らしく出来がいい。でも5Mで竹やりもあったはずなのであれで生きている妹子も大概この漫画の住人だなあ、ってなりました。5Mの時点で普通タヒぬ。

何ネタ?

史実ネタ、かな? 裴世清が来ていたというのがトピックですが、それに対してしたのが”小野妹子”なので、外交問題になる一歩手前では? とはなりました。あまりに意味不明ネタなのでポカーンで済んだんだろうけど。そうしないと史実と乖離してしまうし、やったのが意味不明ネタで良かったまであるのか。

ページ数とコマ数