皮膚科 | 阪南中央病院|大阪府松原市|総合病院 (original) (raw)

皮膚科のご案内

当日受診される患者さまへ 2023年12月11日(月)より、受付方法が変更になりました。
8時30分から9時15分までの間、皮膚科受診の患者様全員に、整理券(皮膚科)をお渡しします。
係員の誘導に従い、前の方に続いて1列でお並び頂いて整理券をお受け取りください。
整理券を受け取ったあとは、医事課前待合で番号が呼ばれるまでお待ちください。
9時15分以降は、自動受付機による受付が出来ますのでご利用ください。
〈ご注意〉
整理券をお渡しする間は、自動受付機はご利用できません。
整理券は受付をするためのものです。

発熱や風邪症状のある方

当院皮膚科では、発熱や風邪症状のある方は受診できません。発熱や風邪症状のある方は直接の来院は控えていただき、まずはかかりつけ医など身近な医療機関を受診いただくようお願いします。

初めて受診される方へのお願い

皮膚科では多くの患者様が受診されるため、時間を指定した予約ができず、診察の待ち時間が非常に長くなっております。診療の質を下げずに待ち時間を短縮するため、当院の皮膚科を初めて受診される患者様に、ご協力をお願いしております。
アトピー性皮膚炎の経過を用紙1枚程度にまとめて、ご持参してくださいますようお願いします。

記入例

治療方針

一般皮膚科診療の他に難治化成人型アトピー性皮膚炎の入院外来治療と光線過敏症の診断治療に力を入れております。

難治化成人型アトピー性皮膚炎の入院・外来治療

難治化成人型アトピー性皮膚炎は、本来のアトピー性皮膚炎にステロイド外用剤による依存性副作用を合併した病態です。
この治療としては、脱ステロイドと脱保湿、脱プロトピックを基本的なものと考えています。
離脱症状を軽くするために可能な限り自宅でステロイドや保湿剤をゆっくりと減らしていただきますが、どうしても症状がひどくなって
減らせなくなれば入院して離脱していただきます(急いで離脱する方法もあります)。

脱ステロイド・脱保湿療法は何も外用しない治療ですが、ステロイドや保湿(時には外用免疫抑制剤であるプロトピック)からの離脱時には世間の常識的な治療方法がほとんど通用しないため、医療者の詳しい観察と説明及び悪化要因の発見と除去と適切な対処が必要です。
例えば、良質な蛋白質を摂取する、水分を必要量しか取らない、細菌感染やウイルス感染に早期に対処する、適切な入浴方法を行う、傷の痛みに対する適切な対処を行う、精神的な援助を行う、仕事や学業の相談を行うなど多彩です。
アトピー性皮膚炎をアレルギー疾患とは考えない学習も必要です。

脱ステロイド・脱保湿療法は、ステロイドやプロトピックでいくら治療しても治らない難治化成人型アトピー性皮膚炎のどうしても通らなければならない治療の第一段階で、副作用を除去するものです。
この後、人間が持っている自然治癒力と自然治癒力を強くする理学療法を組み合わせ、残っているアトピー性皮膚炎が徐々によくなるようにします。

詳しくは「新版患者に学んだ難治化成人型アトピー治療、難治化アトピー皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社 佐藤健二著)をご覧ください。 子どもの脱ステロイド治療については「ステロイドにNO!を 赤ちゃん・子どものアトピー治療」(子どもの未来社 佐藤健二・佐藤美津子著)をご覧ください。

脱ステロイド・脱保湿を希望する外国人患者へのお知らせ

脱ステロイド・脱保湿療法(TSW/NMT)に挑戦したい日本語を話さない患者さんへの阪南中央病院入院についてのお知らせを掲載しています。

阪南脱ステ日記

患者様が当院での入院中の様子・体験したことを書かれた漫画です。
作者は、ぬまじりよしみさんです。

光線過敏症の診断治療

光や紫外線などが関係する光線過敏症の診断治療や色素性乾皮症やポルフィリン症などの遺伝性光線過敏症も重点的に診察しております。
色素性乾皮症については、患者の親の会「ふれっくる」と一緒に東海地方から西の地域で多くの対策をたてることができました。この経験を基に、この方面の診療にも力を入れております。

一般診療

皮膚科診療一般と皮膚外科も行っております。

診療体制

外来診察

月曜日(午前)・火曜日(午前)・水曜日(午前)・木曜日(午前)

入院される患者さまへ

脱ステロイド療法のための入院は、病院スタッフのサポートのほか、ご家族様方のご理解とご協力が大切です。入院の前にぜひご一読ください。

成人型アトピー性皮膚炎の入院・外来治療

脱ステロイド療法のための入院は、ステロイド・プロトピック・保湿剤から離脱をすることは勿論の事ですが、疾患と上手に付き合っていく生活を身につけるための入院でもあります。自分自身で目標を持ち生活環境を整える習慣を身につけていきましょう。
皮膚科病棟へ入院される患者さま(※成人の患者さま)

小児科病棟へ入院される皮膚科患者さま(※学童の患者さま)

脱ステロイド療法のための入院は、ステロイド・プロトピック・保湿剤から離脱をすることは勿論のことですが、疾患と上手に付き合っていく生活を身につけるための入院でもあります。
学童期では自分自身で身の回りのことを行ない、日課表に沿った生活が送れるようにします。
院内学級への参加もできますのでご相談下さい。
小児科病棟へ入院される皮膚科患者さまへ(※学童の患者さま)

小児科病棟へ入院される皮膚科患者さまへ(※乳児の患者さま)

阪南中央病院皮膚科ではアトピー性皮膚炎に対しできるだけステロイドを使用しない治療を行なっています。低蛋白血症・低アルブミン血症に対しては食事療法で改善を目指しますが、医師の指示で輸液・アルブミン剤の投与を行うことがあります。
楽しく食事ができるよう、お子様に合った食事方法を一緒に考えていきましょう。
その他、育児で悩んでいることがあればご相談下さい。
小児科病棟へ入院される皮膚科患者さまへ(※乳児の患者さま)

脱ステロイド・脱保湿入院患者様へのお願い

厚生労働省は、一般急性期病床を日本全体で9万床(現在ある病床数の約四分の一)減らす方針です。
これを可能にするために、入院患者さんの在院日数を減らそうとしています。
その方法は、厚生労働省が決めた入院期間を超えての入院では、病院が赤字になるまで入院診療費を極端に下げ、その入院期間を超えて患者さんの入院を継続しにくくする方法です。

当院には地域包括ケア病棟があります。この病棟では最長の入院期間が60日です。
60日以上入院が必要と考えられる患者さんの場合、急性期病棟にまず入院していただき、症状が安定すると判断されれば地域包括ケア病棟に移っていただくことになっています。(主治医の変更はありません)
この場合、入院費用が増える場合があります。

日本で数少ない脱ステロイドができる病院を守るために、ご理解とご協力をお願いいたします。
なお、医療費については高額医療制度を利用できるように、入院前に手続きをお願いいたします。

阪南中央病院 皮膚科部長 脱保湿治療 佐藤健二

常勤医師の紹介

皮膚科部長

皮膚科医師