先の投稿に続き、今度はKADOKAWA公認投稿作品でして、2週間限定で視聴する事ができる作品を紹介します。
其の作品は、1966年(昭和44年)4月17日公開された大魔神三部「大魔神」の第一作です。
「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」と併映 大映京都撮影所作品。
京都と東京の撮影所を使い分け、同作とも自社制作による特撮2本立と言う興業スタイルは、円谷英二を擁した東宝すら実現出来なかった、日本初の物で有りました。
余談ですが、後に2本立てスタイルが仇に成り、「大魔神の逆襲」で単作で上映したが結果が裏目に出て大赤字に成り、大魔神シリーズが打ち切らました。
出演キャスト
花房小笹:高田美和(父は高田浩吉 家族揃って俳優一家)
花房忠文:青山良彦(大映作品を始め、テレビ作品にも多数出演)
花房忠文少年役:二宮秀樹(子役で大映映画作品や特撮マクマ大使に出演)
猿丸小源太:藤巻潤(大映出身の俳優、テレビ作品を多数出演)
大館左馬助:五味龍太郎(大映作品で悪役で活躍、テレビでも時代劇で多数悪役で出演)
犬上軍十郎:遠藤辰雄→フリーでは太津朗で通って居る (銭形平次では、箕輪の万吉親分でお馴染み)
あの大魔神の血走った眼は、撮影中に塵芥が舞い上がる中、カメラが回って居る間は決して瞬きをしなかった。
血走った眼で見下ろす時、睨み付ける迫力が当たり役と成り、「妖怪大戦争」のバビロニアの吸血大妖怪ダイモン役に抜擢され、血走った両眼で睨め据える演技が物凄い印象を持った。
劇中に流れれる音楽を担当して居る作曲家 伊福部昭も、あの血走った眼で睨み、キョロキョロ動く様を見て、劇中に流す曲を驚きながら作曲したと語って居ます。
大魔神のリメイク作品は幾つも制作されましたが、やはり本家本元のオリジナル大魔神に勝る作品は二度と作られ無いと思います。