Hayms Book Review (original) (raw)
【小説】「針の上で歌う:この世界から、音がなくなればいいのに」
針の上で歌うーそれはどんな状況なのだろう?
この物語を読むまで、恥ずかしながら場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)などについての知識が一切ないといっても良いほど知らない世界でした。
そして、令和2年未曾有のウィルスによって変わってしまった世界、コロナによって奪われた世界の中で見えた生き方と青春の物語。これが恋愛モノだという認識のないまま読み進めていましたが、最後の若い2人の想いに胸がギュッとなります。南口綾瀬さんによる音楽と香りとアイデンティティを描いた恋愛小説。
あらすじ
特定の場面で声が出せなくなる「場面緘黙症」を抱えた女子高生・アヤ。全身黒づくめの完全武装で自分を保っている。そんなアヤは、歌うことが大好き。人前で歌うことはできないが、自分で作った歌を歌う動画をネットでアップしてから運命の歯車が動き出す。令和2年、未曾有のウィルスの脅威で世界が混乱していても人と距離を取りたいアヤには都合良い日常となっていた。彼と再開するまでは…。
場面緘黙を抱えた少女と突然に姿を消した幼馴染の少年の再会には、それぞれの秘密が隠されていて…。
感想
「この世界から音がなくなればいいのに」そんなことを本気で思っている女の子がいました。それが一番生きやすい理想の世界だと思っていたのです。彼女は特定の場面で声が出せなくなる場面緘黙症を抱えていました。
”場面緘黙症”?言葉としては知っていてもいざ、どんな思いを抱えて、どんなフォローが必要なのか、どんな症状なのか?など知らないことだらけだとまず感じさせられました。
”あがり症”や”吃音”なども同じように一種の精神的な不安症の症状として表されたり、作中では遺伝や環境も要因であるという説明もありました。
著者である南口綾瀬さん自身の経験から描かれた部分もあるとのことなので、実際に場面緘黙などを抱えていらっしゃったのだと思います。
そんな経験からリアルな心情が描かれ、それを克服しようとするのではなく受け入れて幸せに生きていくというスタンスで、様々あれど勇気づけられる作品でもありました。
物語の中心はやはりこの場面緘黙症の少女についてなのですが、主人公が密かに想い続けた幼馴染の少年、恋愛を必要としない少女や夢を追いかける大学生、何にも臆することなく挑戦し続ける親友、そして家族たち。それぞれが抱える思いや青春の1ページ、コロナによって制限された世界など、何をとっても考えさせられる一冊だったと思います。
主人公のアヤは、視線が送られる場面で言葉が出なくなることを「針が喉に突き刺さるような感覚」と表現します。向けられる視線を針のように感じ、喉が締め付けられるように、言葉を奪っていくのです。
それがどんなに苦しいのか、想像する中で一番近い感覚を思い出しそれが生活の中でいくつも存在する状況なのだとしたら、主人公のようになるのは必然だと感じます。
私は、緊張する場面などで、ふわふわと浮かぶような感覚と喉が締め付けられる感覚、そして吃音のような症状や逆にペラペラとおかしな発言をして後悔することがあります。
大きな舞台で話すなどでなくても、道端で会った近所のママさんや、学校の先生などでも、言葉が出なかったり、ちょっとした失言をしたりします。現在はだいぶ良くはなってきましたが、きっと大きな舞台では今もうまく話せないのでしょう。
そんな感覚以上の物を抱えた主人公が、「歌」を通して自分を表現し、踏み出していく姿が、眩しく感じると共に、今の時代のニューノーマルな感覚であることも実感します。
この小説が”恋愛小説”であると、後書きの著者の言葉で知りました。ずっと主人公の恋心が中心だったにも関わらず…w
きっと理解力の問題なのでしょうが、結果どう思っていたのか?などの答え合わせがない気持ちなども描かれていて、難しく感じることもありました。
読んだ方との意見交換をしたいほどに、自分の解釈が間違っていたらと思うとそわそわしてしまいます。
例として、幼馴染のジュン君はアヤとの再会についてどう思っていたのか?アヤの前からいなくなる時どう思っていたのか?アヤの両親のその後は?親友のなっちゃんは帰ってきたの?チヒロの抱えているものは?歌の歌詞は?など、知りたいことがたくさんです。
そんな空白も含めて作品であり、思いを馳せて想像する楽しみもあります。そしてそんな思いを馳せている時間もこの作品についてじっくり考える時間であり、作品の一部なのだと思ったのです。
著者の作品
南口綾瀬さんの著書「ぼっちママ探偵」の世界線と、この「針の上で歌う」の世界線は繋がっています。
「ぼっちママ探偵」での主人公の娘・成美は「針の上で歌う」でアヤの親友なっちゃんとして登場します。
反対に、「ぼっちママ探偵」では成美のクラスメイトとしてアヤは”綾音”として登場。
「針の上で歌う」は、小学生で出会った2人が高校生へ成長し、離れていてもお互いにかけがえのない親友として支え合っているという世界線のお話です。
他にも、他の作品に登場していたと人物が違う作品で登場する世界線があり、「あの時のあの人(子)」が登場し、ワクワクします。
南口さんの作品は全て他の物語と繋がっているのです。どこかに登場するあの時のあの子、というように繋がった物語を辿るのはとても面白く、ワクワクします。
他著書「ぼっちママ探偵」レビューはこちらから
おわりに
あとがきにて、南口さんも「場面緘黙症」を抱えていらっしゃったことが書かれていて、その上で当事者として支援が受けられずにいた経験を元に「そうなればいいな」を含ませた物語になっていたのだという事で、さらに物語について、個性や特性について、夢や優しさについて、考えるきっかけとなりました。
そして、主人公アヤは場面緘黙症や視線恐怖症を克服しないまま自立を目指し立ち向かおうとしています。その決断について、著者は”苦しむ姿ではなく前向きな姿こそが理解を広げてくれることを実感したため”と話しています。
そして、こういった症状で苦しんでいる人がいることを知識とし、理解を持っていくことで克服する人が増えるかもしれないし、何もできなくても、安心してと伝えることができるかもしれない。物語のジュン君のように。
そして、もう一つ著者は「皆さんはどうなのだろう?」という質問をされています。
それは、ご自身が物語を読む時に「登場人物を芸能人に当てはめて楽しむのが好き」という事。
ーどちら派ですか?
私は同じように、登場人物を芸能人に当てはめて物語を読んでいくタイプです。
正確には”実写化されるなら”という細かい設定で、今人気の俳優さんや年齢に合った役者さんを考えて当てはめ、セリフはこんなふうに話されるだろうとか、こんな表情をしてくれるだろう、とカメラワークなんかも思い描いています。
二度目に読む時には完全にその俳優さんが演じた一本の映画として想像しながら読んでいますが、果たしてこれは作者の意図するところなのか?と疑問にも思っていたところなので、南口さんが同じように読まれていることを知って嬉しくなりました。
ちなみに、まだ「針の上で歌う」の登場人物を当てはめることができていないのです…。それは、登場人物のほとんどが学生で、若い俳優さんをあまり知らないことが原因です(情けない)
アヤちゃんは歌う人です。なので、幾多りらさんやアイナジエンドさんかな?と思ったのですが、年齢が…
ジュン君はLDH系の爽やかイケメン。もしくは特撮系の可愛い系男子。
ふわっとしか想像できずモヤモヤしています。もしこんなのどう?という例があったら是非共有していただきたいですね。
最後に、この作品は「ぼっちママ探偵」から著者の作品というリンクから辿り着きました。全くといって良いほど「場面緘黙症」についての知識はないし、どちらかというとアヤちゃんやジュン君のお母さんの立場。
しかし、そんな甘酸っぱいだけの青春恋愛物語ではなく、考えさせられるテーマであり、勉強になった面もありました。
心に残る一冊、となったのは間違いありません。是非、この秋の夜長に読んでみて下さい。
最終回「西園寺さんは家事をしない」
最終回あらすじ
「さようなら」とメモを残し、突然姿を消したルカちゃん。
西園寺さんと楠見は、自分たちが互いに恋心を抱いてしまったことでルカを傷つけたのではと罪の意識を感じてしまう。
横井さん(黒子)と共に家出を決行しているルカはある人物の元へ。そこには西園寺さんの想いもよらない再会が待っていて…。
お互いに大切な存在であることを伝え合うも、ルカの気持ちを最優先にしたい2人。
“偽家族”はどうあるべきなのか、何が正解なのかを考え続ける西園寺さんと楠見くん。
話し合い、思い合い、“家族”を築いてきた西園寺さんたちがたどり着く答えとは―。
感想
最終回…皆さんはどんなお気持ちでしたか?私はドラマのスタートした当初こんなにもほっこりし、考えさせられ、愛おしいドラマになるとは想像もしていませんでした。
本当に「家事をしない人」のお話なんだと思って見始めてしまっていたものですから、”家族”などを考えさせられるドラマだとは思いもせず。
しかし、このちょうどよくコメディ要素を含ませたラブストーリーが重過ぎず、程よく感動し、涙し、面白く、私の生活に欠かせないドラマとなっていったのです。
そんな、とてもちょうどよく居心地の良いドラマ「西園寺さんは家事をしない」がついに最終回を迎え、”偽家族”の答えが出ました。
正解なんてないと思ってしまうほど、どうしたらいいのだろうと考える主人公たちと同じように思い悩んだ時間。それを見事、落とし所を見つけてもらえました。
偽家族はおしまい、そう決めつけてしまっていた西園寺さんたちが新しい形を模索していく姿は愛おしくもあり、面白くもあり、でもどこか切なくて。
最終回で個人的に最も共感と感動があったのが、西園寺さんのお母さんが抱えていた気持ちについてです。同じく子供を育てる主婦して、その気持ちと反省に共感し、それこそがこのドラマの根っこにある”家族”や”家事”、”やりたいことをやる”というテーマに深く寄り添った考え方なんだと感じました。
西園寺さんのお母さんが、家事や育児について「嫌だったわけじゃない」と感じ向き合ってきた姿勢は多くの共感をもたらしていると思います。それなりにやらなきゃいけないことをやって、困るだろうから、やってあげたいから、喜んでくれるから、やる。
文句言われればムカつくし、疲れることもある。それは等身大の感想で、それは義務感でも使命感でもない、生命活動の一種として組み込まれた働きなのだと思います。その中で心が疲弊し、やりたいことを押さえ込んできたお母さん。きっと多いと思います。同じように自分のことを後回しにし、やりたいことに蓋をして、それが当たり前なのだと刷り込んでいく。西園寺さんのお母さんが自ら反省した「それを言わなかったこと、家族なのに」それこそが最大の反省点であり、すべての家事育児を担う人への教えだと思います。 「そう、家族なら言わなきゃ」
同時に、西園寺さんの「それを言わせなかった、聞こうとしなかった」という気持ちもまた共感します。お母さんをないがしろにしたつもりも、こき使ったつもりもありません、しかし、その”家族の枠”の中に押し込めた空気感を作り出していたという反省をしてしまう、どうしようもない気持ちでもそう思ってしまう優しさ。誰が悪いわけでもないのに、結果的に深く傷ついてしまった親子。それでもどこか似ているのが親子。分かり合えるもの素直に反省し合えるのも。それをまざまざと見せられ、深く考えさせられました。
ドラマのように大袈裟なことはないにしても、誰もが日常に疲弊し投げ出したい時もあると思います。それを言語化することの難しさも感じます。わがままだと思われるかもしれない、非常識なのかもしれない、私が頑張れば…そう気持ちに蓋をすることが日常になっていくことの怖さをこのお母さんが言語化し伝えてくれました。
さて、”偽家族”の行末について。
これまでにない新しい居場所を築きたい3人の想いをどんな名称で位置付けるのか?
母ではないけどパパの大切な人。そんな西園寺さんを複雑な気持ちで「む〜ってする」とルカちゃんはモヤモヤを伝えてくれました。その「む〜っ」を無くそうと、どうしたら気持ちよく一緒にいられるのか?を模索し始めます。
はじめに提案されたのが、”偽大奥”正妻と側室という現代にあり得ない一夫多妻制を取り入れた家族構成?やはりそれは無しでした。
そんな”偽〇〇”を実行していく3人の”ウルトラC”な最適解は…?
単純に、パパの再婚相手や恋人、新しいママとして受け入れるというのは大人の都合であり子供の気持ちを後回しにすべきではないという大前提が描かれたこのドラマ。
側(はた)から見ればもうすでに3人は家族で、新しいママの座に着いた西園寺さんというのが自然なイメージ。しかし、あくまでも楠見くんの奥さん、ルカちゃんのママはルイさんで、それを奪う気持ちはない西園寺さん。
ママもいて、西園寺さんもいる。そんな家族の形を思い描けたルカちゃんは、このどこにもない家族の形を受け入れたいと思ったのでしょう。西園寺さんと楠見くんの間に入り、ぎゅっと抱きしめ合う3人。そして日本を飛び出し新しい価値観と共に歩んでいくことを決めた3人は”偽家族”という名称から卒業し、名前のない新しい家族の形をスタートさせました。
「僕たちは、好きな人と安心して食べて、眠って、暮らしたい、ただそれだけ」
「そうだね、名前なんていらないか〜」
ドラマのテーマがここに完結しました。
納得の最終回で、個人的にはその後を描いたスペシャルドラマを希望しますが、もうなんといってもルカちゃんロスです。
そんな楠見親子ロスな私たちに最高のプレゼント…SixTONESさんの公式YouTubeでアップされたこちらの動画!!
SixTONES【子育てVlog👨👩】娘と共に原宿へ行ってきたよねぇ❓🍭
アイドルのYouTubeのタイトルで【子育てV log】というパワーワード。
内容も最高にパパと娘でした。松村北斗さんと倉田瑛茉ちゃんの魅力が詰まった動画となっています。
「西園寺さんは家事をしない」ついに最終回を迎えてしまったわけですが、本当に今シーズンのドラマで1番の当たり枠だったのではないかと個人的にも思っているので、見始めた3ヶ月前の自分を褒めてあげたいと思います。
See you soon,I hope ☆
— 【公式】「西園寺さんは家事をしない︎」❁7月期火ドラ (@saionjisan_tbs) 2024年9月17日
これまでのお話のレビュー
第1話から書いてきました、振り返りながら是非読んでみてください!!
ー登場人物ほぼ全員クズ⁉
🄫「バツコイ」製作委員会2024
新ドラマ『バツコイ』
🄫「バツコイ」製作委員会2024
主演に高田里穂さん、相手役には渡部秀さんという…そう、「仮面ライダーオーズ」の主役&ヒロインコンビの再共演ドラマが始まるのです!!
高田里穂さんは本作がドラマ初主演ということですが、相手役として旧知の仲である渡部さんが起用され安心し役に没頭できている様子。高田さんと言えば、Prime Videoの独占配信ドラマ「1122(いいふうふ)」での演技が高く評価されていて、これまでの役柄も可愛らしい女の子であることが多くありましたが、今作なんといっても「登場人物ほぼ全員クズ⁉」なドラマ…30歳を迎えた高田さんがどんな演技を見せどんな作品になっていくのか、とても楽しみです!!
『バツコイ』とは?
講談社「kiss」所載、月子さんによる漫画作品。BSテレ東による実写ドラマ化が実現し10月19日より放送スタートします。
あらすじ
アラサー弁護士のカホリは自由な恋愛をしてきた恋多き女。そんな彼女がアラサーにして初めて本気で恋に落ちたのは離婚調停中の既婚者だったー。不倫がバレて彼は左遷されカホリは妻に訴えられ…さらにはカホリは妊娠していることが分かり…。
バツな恋に傷つき傷つけ、カホリはダメ恋を卒業し本当の愛を見つけることができるのか?
原作者・月子さん
2000年から活動している漫画家さん。講談社「別冊ヤングマガジン」にてデビューされ、その後も「ヤングアニマル」や「ジャンプ改」などでの読み切り執筆や単行本も発売されています。
高田里穂さんはどんな人?
1994年8月16日 福岡県生まれでソニーミュージック所属の女優さん。
2007年からはファッション雑誌「ピチレモン」の専属モデルとして活動を開始し、2010年「仮面ライダーオーズ/〇〇〇」でヒロイン泉比奈役を演じました。
その後も話題のドラマに次々出演するなど活動の幅を広げ、30歳を迎えた今年初めての主演ドラマ制作となり、ますますの期待が寄せられています。
透明感がありながらも芯の強そうな雰囲気で、役者としてのこれからの活躍が楽しみですね。今回の作品では、「アラサーの弁護士」という事で、弁護士さんというからにはとてもしっかりしたまっすぐな女性なのかと思ったら、自由な恋を選んできた恋多き女で、初めて真剣に恋したのが既婚者!?というリアルだけどどこか残念な女性。そんな「ダメな恋」にどう向き合っていくのか、どんな演技を見せてくれるのか、楽しみです!!
キャストについて
現時点で公表されているキャストは、主演の高田里穂さん(カホリ)とカホリと恋に落ちる妻子のある高校教師・砂後谷役の渡部秀さん。今後追加キャストの発表があると思われますが、個人的な期待としては「オーズ」メンバーからのキャスティングを望んでいますw何しろ仮面ライダーオーズの大ファンでテレビ放送も見ていましたし、映画作品も網羅しており、このコンビの再共演は胸熱なのです。そんなわけで、是非ともキャスティング担当の方がどうかオーズファンでありますようにと願い、情報の解禁とドラマの放送を心待ちに致しております。
おわりに
近年、こういった類のドラマは腐るほど放送されていて、ワンクールに3、4つは同じようなテーマがあるのではないかと思うほどありふれたテーマ、かと思われますが…「登場人物ほぼ全員クズ」というヒロインにも風当たりの強さを感じさせるキャッチコピー。みんな、クズが見たいんですよねwそれにしても今作でこのキャスティングをした制作側へは個人的に握手を求めたいところなので、ぜひドラマも視聴し、原作を潰さない演出やストーリーに期待し楽しませていただきたいと思います!!
BSテレ東での放送…という事ですが、TVerでの配信もされるとのこと!!
広告付き無料動画配信サービス(「ネットもテレ東」「TVer」「Lemino」)ではテレビ大阪での放送直後から配信されます。
【放送日時】
2024年10月19日(土)〜
BSテレ東 毎週土曜日深24:00~24:30
テレビ大阪 毎週土曜深夜24:55~25:25(予定)
【公式サイト】
— ドラマ「バツコイ」【公式】BSテレ東 (@mayodora_bs7ch) 2024年9月12日
第10話「西園寺さんは家事をしない」
ついにラスト2話の今回、西園寺さんと楠見くんの想いが伝わり合うも、その手は繋いだままではいられない!?どうなる西園寺!!そして、謎の元イタコの女性はもしや…??ルカはどこへ!?急展開の第10話もドキドキワクワクしっとりさせてくれます。
感想
ついに伝わりましたね、素直な想い。今回は王道的なラブストーリー展開でもどかしさと切なさとでグルグルさせられました。個人的に楠見くんの素直な想いが胸にグサグサ刺さり持って行かれております。
お話のポイントとしては、”嘘”でしょうか。西園寺さんは楠見くんに「この家を出ていってほしい」と告げます。父を隣に住まわせたいという立派な理由に楠見くんも納得し、早急に準備を進めていきます。これは西園寺さんの嘘。しかし西園寺さんの嘘は自分のためだけではなかったはず。そうやって想いを偽って楠見親子と過ごすことは、ルカちゃんを傷つけることだと思っての嘘だったのだと思います。
偽家族は続いていくよ、とルカに負担をかけないよう精一杯明るく振る舞う西園寺さん。最後に過ごす3人の姿が本当に幸せそうで、涙が出てきました。海に行く予定の日に台風が来てしまい家で過ごすことになってしまうも、あの手この手でルカを楽しませようとしたりソファーで寝ている親子を眺める西園寺さんはどれほど辛いのだろうと思います。
何よりもルカの気持ちを最優先したい2人のこの淡い恋心はどこに向かっていくのでしょうか。「パパを好きにならないで」ルカは父を母の仲の良い姿を思い出し西園寺さんへ告げました。怖い夢を見た時に呼ぶのは「ママ」、そんな姿を目にしている楠見くんもまた、「ルイ以外とうまく行こうなんて思っていません」ときっぱり話します。
こればっかりは乗り越えようのない壁なのではないか、ルカちゃんの気持ちが変わらない限り、成長とともに変わっていくかもしれないけれど、変わらないことももちろん当たり前。本当にママになろうとは思っていないし、妻にしたいとも思っていない2人が一緒に支え合い暮らしていくには偽家族が最適解。しかしそこに恋愛感情が入ってしまったら続けてはいけない。
もどかしいこの状況にどんな答えが出されるのでしょうか。
もしかしたら、キーパーソンは元イタコの家事代行の女性なのでは!?
幸せって何?家族って何?その新しいカタチを最終回で答え合わせしましょう。
次回予告
横井さんと留守番をしていたはずのルカが姿を消した!!「さようなら」と置き手紙を残してどこへ向かったのか?それは意外な人物の元で…
偽家族の行く末は?幸せの形、家族の形の答えとは…。
前回のレビュー
西園寺さんは楠見くんへの想いを募らせ横井さんに別れを告げます。それを覆すため「10:0横井計画」が発足!!一方、楠見くんもまた西園寺さんへの特別な思いに気がついて…互いを思いやる気持ち、そして、横井さんの大人の魅力が大爆発な第9話!!
前回のレビュー記事はこちらから!!
おわりに
喧嘩をする2人、そして本音をぶつけ合いついに「好きだ」という気持ちを伝え合います。でも、その気持ちへの答えが出せないことも察している2人は言葉を交わせないまま歩き始めます。
帰り道、並んで歩く2人の距離は近づいて、自然と手を繋ぐ、そんな素敵なシーンでもこの気持ちの先を思い描くことができず何より優先したいルカの気持ちから家に近づくところで手を離す2人…。切ない表情に胸がギュッとなります。
よく言われますよね、「好き」の気持ちだけではどうにもならないことがある なんて。恋愛ドラマでは鉄板の待ち受ける壁、みたいな。そのどうにもならない壁の中でもTOP3に入るであろう、”子供の気持ち”。
障害ではないにしろ、ないがしろにはできない。そもそも2人がそれを一番に優先したいという共通認識なので、難しいところです。
笑顔でいてほしい、ただそれだけ、一緒にいたい、ただそれだけ、何が正解なのかはわかりませんね。幸せになってほしい、でもルカちゃんはどう?何が幸せ?素晴らしい結末が迎えられることを期待しています!!
そして、楠見親子の家事代行として面接にやってきた川口美代子という女性。
高畑淳子さんのインパクトが抜群でしたね!!前職が恐山のイタコ!?という異色の経歴にさまざまな資格や経験、ルカの心も射止めるミステリアスな女性ですが、「Saionji」の表札に思うところがありそう…おそらく、最終回でのキーパーソンを一役買っているのではないかと予想されます。
西園寺さんの家族への想いと楠見親子への想い、たくさんの愛情の行く末が一気に見られる最終回。
もうすでにロス気味な本日ですが、一つ、本編とは少し逸れたシーンでの感想で、西園寺さんの妹・琴音の出産で見えた母親という存在や出産という一大イベントについて個人的にはグッときました。
琴音さんはつい母親に連絡しちゃったと出産の立ち会いを出ていった母に頼んだのです。それは、琴音さんにとって母の存在の大きさを物語っていて、甘えたい気持ちや不安な気持ち、そんな本音が垣間見えて好きな場面でした。
母親が家を出ていった気持ちに納得はできないし悲しかった、それでも辛い時や支えてほしい時に思い出すのは「お母さん」。そこに深く共感しましたし、出産という一大イベントに臨む女性への周囲のサポートがどれだけ必要か。テニスボールじゃない、心の安心が何よりも必要なんだと伝えてくれるシーンだったのではないでしょうか。楠見くんの立ち会う側のサポートとしてのテニスボールのやり取りも好きですね、確かに、テニスボールはよく言われる必需品。個人的にも実際に押すのは有効だと感じましたのでおすすめです!!w
さて次回が最終回!!最後までこの偽家族を見届け、幸せについて、家族について考えていきたいと思います。リアタイ視聴班は9月17日22時テレビの前集合です!!
ToraToraToraの伏線回収wそしてノンスタ石田さんはスーパー家政婦だったw
— 【公式】「西園寺さんは家事をしない︎」❁7月期火ドラ (@saionjisan_tbs) 2024年9月10日
第9話「西園寺さんは家事をしない」
横井さん、あなたって人は…!さんの表情に注目!!大人すぎて、男らしすぎて泣ける!!10:0の横井計画はしんどすぎるって。
感想
今回のお話は”大人の気持ち”がポイントかな、と。
エリサ様は「やるべきことは全てやったし」と帰国前に西園寺さんの家にやって来ました。楠見くんのためにルイさんの想いを届けること、レスQのコンサル含めやるべきことをやり遂げたことで、楠見くんと西園寺さんの背中を押す一役を担ってくれました。アメリカに恋人リズがいることを明かし、実はルイさんのことが好きだったことも匂わせたことは驚きでしたが納得。エリサさんに楠見への特別な想いを指摘されて自覚した西園寺さんは横井さんへお別れを告げようとします。
一方、楠見くんもまた西園寺さんへの特別な感情を認めながらも思い悩んでいました。自覚をしながらも、進むこのへのためらい、進まないことでもルイの想いを無視しているように感じるところが真面目で真っ直ぐで楠見くんの良さ、人間味を表していました。
そして、西園寺さんから別れを告げられた横井さんは、楠見くんへの気持ちへの割合を尋ね、それを抹消してみせるからチャンスが欲しいと言い別れを拒否します。
全体的に横井さん大人すぎて泣ける!!10:0の横井になるなんて言わせるのは切ないですね。
陽毬と洋介との会話で「10:0横井計画」に乗っかれと推されますが、前のめりになれないのはもう完全に気持ちが楠見くんへの気持ちを自覚しているから。でも、「楠見ナニガシは奥さん一筋男子」「娘はパパへの恋心禁止女子」「暗黒街道よろけ旅」と否定されくじけそうな西園寺さん…。このやり取りが面白くて印象的でした。陽毬の自然なリアクションに共感、そして洋介のワードセンスが心地良い!!
そんな中ネットで西園寺さんと横井さんのハグ写真が出回り、結婚するのか!?と社内でも噂に。それを否定した横井さん、それは西園寺さんを守るための男らしさで、外堀から埋めるずるいやり方はしないのが大人。
レスQとカズト横井のコラボ動画シリーズが終了を迎えるにあたりグランピングで生放送が計画されます。そこで10:0横井計画を進展させたい横井さんでしたが西園寺さんと楠見くんのお互いへの気持ちを感じ取り身を引く決意をするのでした。
最後の動画配信での「出汁」に絡めた人生の話が全視聴者に刺さったことでしょう。
私自身もちょうど同じようなことを感じていた今日この頃で、自分の中で人との出会いが価値観として食い込んで自分を作り上げている、という感覚、影響されることも否定されることも共感も、選択も。そんな風に出会い、味を残せるなら別れも悲しいことではない、という横井さんのセリフは全てを飲み込んだ大人の心情そのものを表現しているようで、そこに同情なんてものは失礼だと感じますね。
トレンディーな雰囲気を醸し出す横井さんの色気はさすがです。そしてフレッシュな爽やかさと真面目さにキュンとする楠見くんの純情さ。相反する男性の魅力に視聴者は釘付けです。そして西園寺さんは本当に魅力的な女性ですよね。いつだって真剣で真っ直ぐ、それでも繊細な部分をしっかり描かれていて、演技力と演出によって作り込まれた火曜10時のハートフルラブコメディに鷲掴みされています。
次回予告
「この家から出ていって欲しい」と告げる西園寺さん。”偽家族”のラストサマーとして楽しい思い出を作ろうとする2人。果たしてこの関係はどうなっていくのか?
前回のレビュー
「数式を解いたら先に進めるんだ」という妻の言葉を思い出し、残された数式を解こうとする楠見くんは、妻の想いと自分の想いとで混乱し西園寺さんの前で涙してしまいます。そんな楠見くんを抱きしめる西園寺さん。お互いが、それぞれへの気持ちに気づき始めて…。
前回のレビュー記事はこちらから!!
おわりに
トレンディーな雰囲気で横井劇場となった第9話。個人的に好きだったのは全く関係ないとこですが、ルカちゃんの「怒られたね」や「嫌われたね」などパパと西園寺さんのケンカ?に対するコメントがいちいち可愛くてツボでした。そして、パパがいない間に夢を見て起きてしまったルカちゃんが「ママ、ママ〜」と泣いている姿に胸を打たれます。そういった、妻を亡くした夫、母を亡くした娘を描くことは難しさを含んでいるものの、避けて通れない心情が今後どのように描かれるのかも注目です。
最終回を目前にした次回、偽家族の行末は、2人の気持ちは通じ合うのか?どんな未来を描くのか、楽しみです!!
— 【公式】「西園寺さんは家事をしない︎」❁7月期火ドラ (@saionjisan_tbs) 2024年9月4日
『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』
ちょうど1年前のTBS火曜ドラマ22時に放送されていました『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』深田恭子さん&福原遥さんのW主演という華々しいキャストでどんなストーリーかと思えば、18歳で妊娠&出産するシングルマザーとそんな彼女の才能と将来を応援するお節介なアラフォーキャリアウーマンの家族でも友人でも恋人でもない、でもそばにいる…年の差を超えた絆。そんな支え合う二人の女性の物語です。
これも今ニューノーマルになりつつある”新しい家族のカタチ”の一つを描いたドラマでしたね。家族という枠組みがなければいけないのか?家族でなければおかしいのか?誰が支えたっていいじゃないか、といったような新しい価値観を見せつけてくれたドラマ。もちろん初めから視聴させていただいていました。何より設定が面白いと感じたのはもちろん、深田恭子さんは世代的にも女性の憧れの象徴でしたし、福原遥さんはクックルンから応援してます(古い)可愛いですよね、透明感がピカイチ。
ゆるキャン△ファンでもありますのでもちろん実写版ゆるキャン△の志摩リン役はハマり役で大好きでした。
深田恭子さんの作品では「to Heart」が大好きなドラマでした。「初めて恋をした日に読む話」もリアタイでは見られませんでしたが一気見した作品。
さて、ドラマの方のあらすじから。
18歳の仲川有栖はアートが大好きで”キュレーター”になるという幼い頃からの夢を叶えるべく大学に入学。しかし、大学に入学が決まってから妊娠していることがわかりました。彼氏である麻生康介にそのことを告げると、話し合いには現れず、代わりに母親が現れ中絶を要求。有栖は一人で産み育てることを決意したのでした。しかし、大学へ入学したばかり、学びたいことも叶えたい夢もある有栖は悩み、お金の心配からも無理をしてしまいます。ついに体が悲鳴を上げ、倒れてしまった有栖を迎えに来たのは、バイト先のカフェの親会社に務めるアートスペシャリストの成瀬瞳子でした。妊娠していることを偶然知ってから何かと気にかけて様子を見ていたのでした。無理をする有栖を叱り、半ば強引に自分のクラスマンションへ住まわせることに。
やがて有栖は無事に子供を産み、瞳子に助けられながら、共に慣れない子育てに奮闘しながら勉強にも励んでいきます。初めは反対していた有栖の父親もすっかり強い味方となり、瞳子の母にも母親として学びをもらい、大学の先輩である黒澤祐馬と楽しい時間を過ごしていました。家族でも友人でも恋人でもない年の差を超えた絆が結んだ関係の中でそれぞれが描いた未来とはー。
このドラマでの印象は”普通”の関係性・肩書きがなくても、支え合える人と一緒に過ごすことは素敵で、こんな風に築いていけたならもっと良い世界なのに…と感じました。
お節介で真っ直ぐな女性、夢を追いかける芯のある女性、周りにはそんな彼女たちを愛する人達。困難があっても、助け合いながら励まし合いながら、時にぶつかりながらも思いやって過ごしていける絆に感動し応援していました。
まだ18歳という若さ、夢も希望も諦めかけてそれでも一人子供を産んで育てていこうと決心したことに不条理を感じながらもリアリティのある話題だと思いました。現実に、若い女性が自身の夢を諦めることを余儀なくされることも、望まない妊娠によって苦しむこともあって、どの時代にも描かれてきた話題です。しかしこのドラマでの主人公・有栖は瞳子との出会いで夢を諦めずにいられたのです。そして産後の大変さを描き、「育休」を取る瞳子の姿に思わずホロっとします。また、有栖とお付き合いしていた子供の父親・康介の描かれ方も素晴らしかったと思います。有栖の妊娠が分かり、母親に泣きついて逃げ出す最低な男でしたが、有栖が子供を一人で産んでいたという事実を知って真っ先に留学先から帰国し、有栖に会いにきたのです。情けない男だと思いますが、これがリアルなのかとも思い知らされました。そんな最低な康介が有栖と子供と向き合い、両親と向き合ったことで成長し、子供のためにと働き始めるのでした。そんな姿を描いてくれて良かったと感じますし、やっぱり成長過程の若いカップルのリアルに胸が詰まる思いでしたね。
そんな二人の女性についてのドラマでしたが、私が個人的に一番泣いてしまったシーンが、瞳子の親友で有栖の産婦人科の主治医・柴崎薫(役:松本若菜)が今までしてきた不妊治療を終わりにする、と瞳子に報告するシーンです。ナイーブな話題であり、ドラマとしても40代の女性がぶつかる問題を取り上げてきただけにリアルな会話で、表情も演技力も松本若菜さんが輝いていました。このシーンは忘れられませんね。
https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=19106
そんな松本若菜さんが主演を務める今期注目のドラマ『西園寺さんは家事をしない』は絶賛放送中で私も毎週リアタイ視聴でレビューさせて頂いていいます。『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』から5クール連続のドラマ出演の松本さんはなんと10月からのフジテレビ系新ドラマ『わたしの宝物』での主演が決まっているそうです!!
西園寺さんは松本さん自身と重なることが多かったそうですが、一転”悪女”を演じることでまた新しい一面が見られそうです。フジテレビ系では『やんごとなき一族』での「松本劇場」と話題にもなったあの独壇場。新しい役どころではどんな「松本劇場」になるのでしょう。
さて、今回この『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』を取り上げた経緯にも『西園寺さんは家事をしない』が関係しています。そう、『西園寺さんー』もまた、新しい家族のカタチをテーマにしていました。ラブコメなのでラブストーリー要素が強くなってまいりましたが、これまでのストーリーで、支え合う関係に新しい価値観「偽家族」をねじ込んでくれました。面白く新しい展開で個人的にはこの関係性に期待していたところがありましたので『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』のような”年の差を超えた絆”を描いたドラマを思い出し、やはりこういった新しい価値観を受け入れていける世の中に憧れを持ってしまうのです。これまでも、異質な家族の形を描いたドラマや作品は多数あり、どれもそれぞれの結末でしっくりくるのですが、基本的には家族ってこういうもの!という価値観の上で描かれることが多いように感じます。もちろんそういった普通の幸せが安心です。しかし、普通って予想以上に難しいということも感じます。ドラマのような幸せな家族、ドラマのような普通じゃないけど幸せな家族、どんな形でも存在して良いじゃないか、といった価値観が広まれば良いのになと感じるのでした。
今期のドラマでは『海のはじまり』が注目を集めていますね。こちらも、元恋人が産んでいた自分の子供と対峙しさらに現在の恋人との関係など難しいテーマを取り上げています。どんな結末を選ぶのか、登場人物それぞれの気持ちに多くの反響が集まり、また違った点での家族の答えが見えてくるのでしょう。
今期のドラマに注目しつつ、これまでの良い作品についても取り上げて行けたらと思います。
『西園寺さんは家事をしない』第1話 レビューはこちらから!!
第8話「西園寺さんは家事をしない」
前回、大きな変化が見られた”偽家族+仮彼氏”の面々!!さらに楠見くんとの間に何かありそうなエリサ様の登場で一気に関係性が動き出す!!
感想
それはどうなの!?西園寺さん!!
視聴直後の率直な感想です。
幸せになって欲しいんです。西園寺さんも楠見くんも。でも私が求めていた形とはやっぱりちょっと違ったなぁ…
今回のポイントは、妻の想い でしょうか。
エリサ様のあの「ニヤリ」には、想像の上をゆく想いがありましたね。
ルイさんの想いを伝えるべく。本当に2人のことを大切に想い見守って来たからこその行動で、伝えてくれたからこそ、楠見くんは初めて涙を流し、ルイさんを想って、考えもまとまらないまま向かうのは西園寺さんの元…そして、気持ちを上手く言葉に出来ずそれでも西園寺さんと話したくて、そんな楠見くんを西園寺さんは「そのままを聞かせて」と優しく包み込んでくれます。涙する楠見くんを抱きしめる西園寺さん。
ルイさんへの想い、辛さや怖さをちゃんと受け止めてくれる西園寺さん。
やっぱりエリサ様、波乱を巻き起こしてくれました、少し意味は違うけど、楠見くんの心にまた大きな変化をもたらして。大切な友達への最大の愛情を感じさせてくれました。
難しい数式を追いかけて楽しそうに話す楠見くんとルイさんは本当に幸せそうで、それが最後亡くなる前に遺した想いへ繋がるセリフが悲しくも素敵な思い出でした。ルイさんが今もずっと好きで、前に進んでもらうために数式を解かせようとしたルイさんの想いが悲しくて、楠見くん自身気持ちが揺れ動いていることに混乱し、不安なところへの妻の想い。全てが西園寺さんへと導かれているかのようなストーリー。”せめて1年は想ってて欲しい、じゃないと化けて出ちゃう”というルイさんの言葉。愛が詰まっているセリフで、想像を絶する悔しさと絶望を踏みしめて友達に託すその気持ち。胸が張り裂けそうで、でもきっとそうやって愛する人の先の人生まで考えてしまうんだろうなと納得しました。
私はやはり、偽家族のカタチを応援したかった面もありますので、そのままルイさんを想いながら、西園寺さんカップルとルカちゃんを育てながら楽しく幸せに暮らしていく未来もありじゃない?…と淡い期待を抱いていました。
ここは火曜10時のラブコメ!!そうは問屋が卸さないって話ですよね。
西園寺さんの本当の気持ちに気づいている横井さんは、果たして本当におかしな三角関係を続けたいのか!?それとも愛ゆえに西園寺さんを試しているのか!?それとも応援してくれているのか!?せっかく保護者として保育園に登録までされたグルグルさん。推しから保護者へ昇格、本彼氏へ昇格、なのに次週
西園寺さん「別れて下さい」!?
横井さん「別れません」!?
西園寺さん、本彼氏になって下さいって言ってからのその急直下は無しですよ〜。そこはやっぱりよろしくなかったと思ってしまうのですが、次週答えが出るのでしょうか?そこに愛はあるんでしょうか?リアタイ視聴班はまた火曜10時にテレビ前に集合です。
次回予告
楠見くんへの想いに気づいてしまった西園寺さんは横井さんへ別れを切り出します。しかし横井さんはそれを拒否!!楠見くんは西園寺さんが気になるも横井さんとの幸せを願う気持ちとが混在し空回り!?そんな中、西園寺さんと横井さんの関係が世間にバレる!?
前回のレビュー
「偽家族+仮彼氏」の形に戸惑いながらも支え合う関係性に一歩踏み出した楠見くん。一方、西園寺さんは出張先のニューヨークで出会ったエリサと意気投合。新たな登場人物に波乱の予感!?楠見くんは西園寺さんから自己満の過去形告白を受け今までにない想いに気づき始めたが?二人の関係はどうなっていくのか…。
前回のレビュー記事はこちらから!!
おわりに
今回のルカちゃんキュンシーンは、なんと言っても浴衣でしょうか!!
あのじぃじも困りながらもデレちゃってましたね。いや、じぃじってw
なんやかんやで西園寺さんのお父さんも受け入れてくれちゃってて、さすがに言葉にトゲはあるもののルカちゃんの可愛さには勝てなかったみたいですね。
そして花火がよく見えるという自宅に招待してくれた横井さんのおもてなし力が半端なくて、その人の良さが余計に悲しさを物語るという…。
浴衣の西園寺&ルカに褒める言葉も見つからないほど感激する横井さん。彼も本当に幸せになってくれたら良いのに。
次週、お別れを拒否する横井さんの想い、そして、偽家族のハッピーエンドはどこにあるのか!?楽しみです!!
— 【公式】「西園寺さんは家事をしない︎」❁7月期火ドラ (@saionjisan_tbs) 2024年8月28日
第7話「西園寺さんは家事をしない」
今回もリアルタイム視聴に全力を注いで参りました!!西園寺さん、可愛かったですね!!
アラフォーとは思えない可愛らしさ。反面、頼もしさを痛感、そして”偽家族”の在り方が徐々に形になりつつある?しかし!新たな登場人物が波乱を巻き起こす予感!?胸がザワザワ…モヤモヤ…
感想
第7話、新たな登場人物の出現と、新たな家族の形、心境の変化など変化の多い回だったと感じます。一人一人の心境の変化が見られましたね。
中でも印象的だったのが、楠見くんの「最近よく妻のことを思いだすんです」という会話。単純に思い出すというのは日常に溢れた当たり前の感情、まして亡くなった愛する妻を思い出さないなんてあり得ない、それは日常に余裕がある場合に限るんですよねきっと。楠見くんは西園寺さんと出会って、心のゆとりを得て、妻を思い出し、正常に懐かしんだりすることができるようになったのです。それは確かな変化で西園寺さんの存在の大きさに気づいた楠見くんの表情は晴れやかで穏やかでした。
一人で背負い込んでいた頃の、感情を押し殺し淡々と日々を懸命に過ごしていた頃の楠見くんの表情はもうなくなっています。それは、会社でも同じでした。西園寺さんが不在のレスQでトラブルが発生。残業が確定となった楠見くんは保育園の迎えの延長し、最悪会社に連れてこようと考えていました。しかし同僚の一人が「私が迎えにいきます」と、そしてまた一人、と自然に助けようとしてくれる同僚の言葉に楠見くんは今までになかった温かな環境に人知れず感動するのでした。人見知りのルカが素直に同僚と過ごしていてくれるか不安だった楠見の元にやってきたのはルカの推し「グルグル」ことカズト横井さん。横井さんはこれまでも顔を合わせている上に推しということでルカも喜んで横井さん、同僚と共に食事へ。すっかり懐いている姿を見て楠見は、「足踏みしているのは自分だけなのかもな」と感じたのでした。それは、「偽家族+仮彼氏」の構図を受け入れ始めたきっかけで、これからの物語の進展に重要なシーンでした。その後の横井さん&楠見親子で訪れるテーマパークでの楽しげなシーンはどれも微笑ましく、関係がどうであれ幸せそうな3人の姿が視聴者にとって印象的だったことは間違いありません。こんな笑顔がずっと続いてくれたら…そう思っていたところへの不穏な影…というか文字?CMへ移行する際のテロップに入った文字「みんな仲良し最高じゃん!…ってわけにはいかないよね」に、胸がザワザワ!!
このまま幸せな家族の形で良くない!?ダメ?まだ波乱がある?
そう、新しい登場人物。楠見くんとルイさんのクラスメイトで西園寺さんがニューヨークで出会った橘エリサ。エリサ様は何やら嵐を巻き起こすご予定のようです。
西園寺さんは横井さんへ誠実に向き合う決心を、そして楠見くんへ「本当は少し好きだった」と自己満の過去形告白!!無かったことにできるのか!?それによって西園寺さんへのこれまでにない想いを感じ始めてしまう楠見くん。そして、次回…楠見くんの西園寺さんへの想い、楠見くんへの想い、横井さんへの想い、それぞれの答えが出されるのでしょうか。
ただの恋愛ドラマではない、新しいフェーズの幸せの形を見せてくれることを期待してしまいます。
次回予告
西園寺さんがニューヨークで出会ったエリサが「レスQ」へやってきた!!おかげで仕事は順調、横井さんとの関係も順調な西園寺さん。そんな中、西園寺さんからの「好きだった」という言葉で楠見くんの感情に変化が…。さらに楠見に好意を寄せる様子のエリサ、そしてそんな二人の様子を見た西園寺さんの胸はザワザワ…西園寺と楠見、二人の関係は変化してしまうのか?
前回のレビュー
第6話では、カズト横井さんの積極的なアプローチと意外な一面が見られまさに横井さんの回!!”偽家族”を理解しようと”仮”彼氏となった横井さん。魅力たっぷりな第6話となりました!!
第6話のレビューはこちらから!!
おわりに
「トンデミ」に横井さんと訪れる楠見くん親子。ダメダメなパパとグルグルさんにちょっと呆れ気味のルカちゃんwこんなイケメンの残念なお姿、最高過ぎ。微笑ましくて、3人の笑顔が素敵で、本当にこのまま幸せに暮らしていってくれないかな〜と感じてしまいました。
西園寺さんが、飛行機でスマホの充電器を「充電器、充電器、聴診器!?」と間違えて持ってきてしまったことに気づいたシーンは笑ってしまいました。子供が家庭にいる家あるあるというか、想像がつく面白シーンでしたね。服や体にシールがついてる、カバンにリモコンやおもちゃが入っているという笑ってしまうシチュエーション 大好きです。毎度、西園寺さんのファッションについても話題になっているこのドラマ。今回の西園寺ファッション、かなり好きでした!しごでき女子西園寺も素敵ですが、デニムのジャンパースカートを痛々しさゼロで着こなす西園寺さん。可愛すぎです。
そして、波乱の予感のエリサ様の登場。太田莉菜さんの美しさと積極的な好意にドキドキですね!!
次回もリアタイ全力投球で視聴させていただきます!!
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ポケットWi-Fiを利用したい!と思ったことがある方はいませんか?この記事をお読みいただいているということは、少なくともポケットWi-Fiに興味をお持ちなはず!そこで私が実際に経験したポケットWi-Fi(レンタルWi-Fi)「WiFi BOX」についてレビューしていきたいと思います。
- 利用したポケットWi-Fi「WiFi BOX」とは?
- 選んだ理由
- 利用料金が明確(安さも重視)
- すぐにレンタル機器を手にできる
- 受け取り&返却が簡単
- Wi-Fiに加えモバイルバッテリーの機能もある
- サイトがシンプルで分かりやすい
- マイナスだと感じたポイント
- 利用した感想
個人の使用範囲の感想ですので、ご自身の希望の利用状況とは違う点や私個人としての便利だった点や不便を感じた点のレビューとなりますのでご承知おきくださいませ。
では、本題に入っていきたいと思います。
利用したポケットWi-Fi「WiFi BOX」とは?
今回、私が利用したポケットWi-Fiは「WiFi BOX」というサービス。「WiFi BOX」は海外や日本国内で使えるレンタルWi-Fiのサービスで、ポケットWi-Fi機器を指定した期間レンタルできるというものです。必要不可欠となったWi-Fi環境をレンタルして持ち運べるサービスはここ数年多くの方が利用する便利な必須アイテムとなっています。レンタルWi-Fiは多くの会社が様々なサービスを展開し、料金の安さを売り出しているものや利用期間についてのキャンペーンを打ち出し等があり、選ぶ側にとっても、多くの基準で個人の利用目的にあったものを探していくことになります。多くの選択肢で迷ってしまう方にとって参考になればと思い実際に利用した感想を書かせていただきました。
誰かのお役に立てれば幸いです。
選んだ理由
数多くあるポケットWi-Fi(レンタルWi-Fi)の中からこちらを選んだ理由を紹介します。
- 利用料金が明確(安さも重視)
- すぐにレンタル機器を手にできる
- 受け取り&返却が簡単(郵送などではない)
- Wi-Fiに加えモバイルバッテリーの機能もある
- サイトがシンプルで分かりやすい
下記で詳しくご説明していきます。
利用料金が明確(安さも重視)
「WiFi BOX」は利用する日数ごとに利用料金が発生するシステムで、利用する当日に受け取り&返却の場合は1日分の利用料金を支払います。今回私が利用したのも1日だけでしたので、1日分の利用料金を予約時にクレジットカードにて支払いました。
1日あたりの上限データ容量のプランは3種類あり、利用する容量によって選べます。
※下記料金は日本国内専用のプランの場合
プランの例:
500MB ¥440 /日(税込)
1GB ¥660 /日(税込)
無制限 ¥840 /日(税込)
そして、【あんしん保証 ¥220/日(税込)】といって、レンタルした機器を万が一紛失・破損してしまった場合などに弁済金(最大25,000円)を保証してくれるオプションも選べます。
今回私が選択したのは「無制限 ¥840 /日(税込)」のプランで保証は無しにしたので支払ったのは¥840のみでした。期間限定のキャンペーンや利用期間の縛りなどはありません、分かりやすく簡単な料金形態で安心です。
すぐにレンタル機器を手にできる
「WiFi BOX」の最大のメリットがこの「すぐに機器を手にできる」という点ではないでしょうか。ポケットWi-Fi(レンタルWi-Fi)を利用したい場所は大体の場合が出先です。出かけた先でついでに受け取れば良いので、郵送で送られてくるのを待たなくても良いのです。自宅に届けてくれる方がそれはそれは楽なことでしょう。しかし、すぐに使いたい!という場合、間に合わないこともあるかもしれません。そんな時に、最寄りで設置されている駅やお店を受け取り場所に指定すれば、そのまま出先で受け取ることができすぐに使い始めることができます。
今回私が受け取り&返却に選んだのは、利用する駅の改札付近に設置された機器レンタル場所。付近にいくつか同じようにレンタルできる場所がありましたが、その場所を選んだ理由は、レンタルができる開始時間がポイントでした。朝早くから利用する予定でしたので、朝5時からレンタルできる場所を指定しました。他の場所は店舗内などにあり朝10時からという場所ばかりだったのです。これは利用する方の状況によって受け取り場所を指定するのがポイントですね。主に駅や商業施設、空港などが受け取り&返却場所となっています。全国各地に約300箇所設置されていて、受け取り場所と返却場所が違ってもOK。
さらに前日受け取りが可能になり、忙しくて当日には取りに行けないという予定がわかっているなら、前日に機器だけ受け取り、当日WiFiを開通させられるので慌てずに目的地へ向かえます。
受け取り&返却が簡単
先ほども記述した通り、「WiFi BOX」はレンタル機器を自分で受け取りに行きます。郵送されてくる機器を待つことなく出先で自分の良いタイミングで受け取れる、そして返却も同じ返却場所、もしくは別の返却場所へ自分で返却します。「郵送」などは自宅で受け取れるメリットがありますが、手元に機器が送られてくるまでのタイムラグを気にすることがなく、返却もそのままできるので、急な出張や帰省、旅行などでも受け取り&返却さえ予定に組み込めればすぐに使えます。さらに、予約は当日でもOK。希望する受け取り場所の営業時間内であれば、その場で予約することも可能です。
機器のレンタル場所はスタッフが常駐しているような場所ではありません。つまり非対面・非接触での受け取り&返却が可能。予約し、貸出機のQRコードを読み込むと、スロットからレンタル機器がガシャっと飛び出すので引き抜くだけ!!
利用の流れ
⚫︎サイトから予約する
→予約完了&受け取りに必要なメールの受け取り
→受け取り場所へ行く
→メールからQRコード読み取り画面を開く
→貸出機のQRコードを読み取る
→スロットから機器を抜き出す
→利用開始!
電源を入れて数分後Wi-Fiパスワードを入力したらWi-Fi開通です!!
お分かりいただけたでしょうか?スマートフォンの利用に慣れている方ならスムーズに利用できると思います。実際に利用までの流れで困ったところは、Wi-Fiの接続に手間取ってしまった点です。機器の電源を入れてから数分経たないと立ち上がらないようで、スマホに認識されず、繋がるのか?と少し焦ってしまいました。
↓↓そんな時は焦らずに↓↓
機器の電源を入れて数分するとWi-Fi設定画面に機器が認識されるので選択してパスワードを入力します。
それでも認識されない場合は、機器の再起動をお試し下さい!詳しくはマニュアルページから。
その他では特に不便な点はありませんでした。
(後に記述致します「マイナスポイントに感じたこと」(個人的に貸出機の設置場所がわかりにくかったと感じたこと)については利用する場所によって異なる悩みになるので必要ない方は読み飛ばして下さいね)
Wi-Fiに加えモバイルバッテリーの機能もある
ポケットWi-Fi、レンタル付Wi-Fiを探している中で最も考慮したのは受け取りや返却に関して、と、利用料金が明瞭な事、でした。他のポケットWi-Fiでも多くの利点が挙げられていて、利用する人にとっての加算ポイントは様々です。そんな中で私が「あ、これはいいかも」と思ったのが、この「モバイルバッテリーにもなるWi-Fi機器」でした。
出先でのタブレット&スマートフォンの利用でWi-Fiの次に問題になったのが「スマホのバッテリー切れ問題」劣化したスマホはすぐ充電が切れるんですよねwバッテリー寿命がギリギリ…。モバイルバッテリーは必需品ではありますが、今所持しているモバイルバッテリーが使えず、外で充電できる場所を探す?モバイルバッテリーのレンタル?なども考慮していたところ、この「WiFi BOX」の機器はモバイルバッテリーにもなるというではありませんか!(そんなの当たり前?)ケーブルも付属しているので、すぐ充電できます。これは地味に本当にありがたかった点の一つです。
機器についてわからないことがあったらマニュアルで解決!!
サイトがシンプルで分かりやすい
そして最後に記述したいのが、この「WiFi BOX」のサイトがシンプルでわかりやすく使いやすいという点。世界各地に対応したプランがあり、料金形態もシンプル。私は日本国内専用プランで1日のみというお手軽な利用でしたがそんなライトな使い方から世界中を飛び回るビジネスマン、秘境をめぐる海外ツアーなんかにも対応。日数も1日から数週間の利用も可能(最大180日間)でカレンダー形式の選択画面への入力。そんな利用者のニーズから選択しやすい設計で、直感的に操作できるサイトになっているので利用のハードルもグッと下がるのではないでしょうか?
マイナスだと感じたポイント
利用に関して不満はありませんでした。しっかりWi-Fiはつながりましたし、モバイルバッテリーとしての機能も果たしてくれて貸出&返却は簡単。利用料金は一定額で安心。
ですが細かく評価をさせていただくとしたら、「設置場所がわかりにくい」という点が個人的にマイナスポイントでした。
場所によって違うのだと思いますが、設置場所の地図を詳細に載せていただけたり、周辺の写真をもう少し載せる、設置場所周辺に看板など案内を置くなど対応していただけたら初めての場所でも受け取りに手間取らないのではないかと感じました。
利用した感想
今回利用したのは、日本国内専用プラン(データ容量 無制限)1日間 の利用。
利用した感想としては概ね満足です。先述した通り、このサービスを選んだ理由の利用料金のプランが明瞭で、すぐにレンタル機器を手にできるという点が個人的にすごく気に入りました。貸出機は非対面で設置してあるものを受け取りに行くだけ。それがお手軽で良かったと思う反面、その貸出機の設置場所がわかりにくかったことが今回マイナスポイントとなっていました。これは個人的な問題ですので多くの方には当てはまらないかもしれませんが、改善されれば初めての場所で借りたい方も安心できるのではないかと思い書かせていただきました。 貸出機の設置場所は主に駅、商業施設、空港などです。主要都市では貸出機はたくさん設置されていて目立つような工夫もされています。貸出機自体は小型の冷蔵庫程(?)の大きさで、黒くてシンプルな見た目。受け取り専用のQRコード読み取りページから読み込んだらすぐにカシャっとスロットから出てくるので、こんなにもあっけなく受け取れちゃうんだ、と少々驚きました。このように手軽な点が1番の特徴だと感じます。非対面・非接触であること、予約したらその場で(所要時間は約5分程とのこと)受け取り完了できることもお手軽ですね。
総合的に、この「WiFi BOX」は大変便利だという感想となりました。
今後も利用する機会があればこちらを利用したいと感じています。
気になった方はこちらの公式サイトへどうぞ!!
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第6話 「西園寺さんは家事をしない」
実はドラマが始まる前、タイトルからの印象だけで「家事をテーマにしたドラマ」だと勝手に思い込んでおりましたm(_ _)m
新時代のハートフルラブコメディ!!レビューしていきます!!
感想
今回のお話、津田健次郎さん演じる横井さんの魅力が爆発していましたね!!
前回のラストで思わぬ恋のトライアングルが発生し混乱している西園寺さんと、自分の行動に混乱している楠見くん、そんな二人をよそに横井さんは積極的に西園寺さんへの好意を表していくのでした。
楠見くんは西園寺さんが横井さんと良い関係になることを望んでいる、が、西園寺さんがどこかへ行ってしまうと直感で感じ手を掴んでしまうという咄嗟の反応に、これは「家族愛だ」と解釈しました。それは本当に”家族愛”なのか…??西園寺さんが横井さんから告白を受けたことを知ってフリーズしてしまう楠見くんは自分でも自分の気持ちを言語化できないでいるのでしょう。
”家族愛”へと昇華されたと喜ぶ西園寺さんですが、今回のポイントは「偽家族」と「恋人」「家族以外の居場所」これまでのお話をまとめに来ていると感じました。「偽家族」の定義や成り立ち、在り方を改めて考え、必要であると感じ維持したいと考える、そして横井さんと過ごすことで居心地の良さを感じ向き合いたいと考える西園寺さんの心、家族以外にも頼れる場所があっても良い、血のつながりや戸籍だけが家族の形では無いという新しい考え方、これまでにない形での社会性を感じながらも温かさやこれからどうなっていくのかというハラハラ感を感じドラマとして本当に面白い作品だと思っています。
さて、第6話。カズト横井が大活躍!?まさに横井さんの回でした。西園寺さんをデートに誘う横井さん。改めて交際はお断りするつもりで西園寺さんはデートに向かいますが、バッチリスーツに黄色いスポーツカーで現れた横井さんに言葉を失いぎこちなくデートは進んで行きました。
デートも中盤、どこかから電話で呼び出される横井さん。西園寺さんを連れて向かったのは「子ども食堂」でした。そこは横井さんが時々手伝いに来ている子ども食堂で人手が足らずピンチだと急行したのでした。そこでの優しい顔と子ども食堂という居場所についてを語る横井さんに西園寺さんは向き合いたいと感じるのでした。レスQから大量に持ち帰っていたナッツのおやつはそこで振る舞うため、水族館でたくさん購入したぬいぐるみはそこに来る子供たちのため。そんな一面を見せられたら、そりゃあね。
さらに、デートのために知り合いにコーディネートしてもらい、車を借りて、下調べやうんちくを覚え、準備するという不器用さ。THE大人な雰囲気のイケオジが可愛く見えてくるそんなギャップに西園寺さんもハマっているようですね!!しかし…ここから問題が見えてきます。「偽家族」の存在。それは、西園寺さんにとってかけがえのない居場所で、無くしたくないから奮闘していたもので、そんな不思議な関係を理解してもらう!と横井さんに打ち明けることになるのでした。心配をよそに、横井さんは理解を示してくれます。そして「仮彼氏」として、この「偽家族」と共に西園寺さんを取り巻く関係を築いていくことになる、というところまでが今回のお話。さて、”偽”だの”仮”だの、曖昧で不思議な形の関係性はどんな道を辿っていくのでしょうか!?
次回予告
「仮彼氏」として西園寺さんと横井さんの関係がスタート。そして「偽家族」とも積極的に関わりを持っていく横井さんとは反対に、この関係性に混乱する楠見くん。そんな中、西園寺さんは急遽ニューヨークへ出張することになり…
前回のレビュー
前回の放送で一気に西園寺さんと横井さんの関係が縮まりました!!ラストには楠見くん自身も予想だにしない行動に出て…??
第5話のレビューはこちらから!!
おわりに
WEBザテレビジョン
ルカちゃん、可愛いですね本当。「いる、いる、いる〜!」と、そこらじゅうに霊がいることを教えてくれて、盛り塩の折り紙までくれて…ドラマでの子役ちゃんの存在って可愛いとか、面白いとか、演技がすごいとかいった評価が多かったと思いますが、ルカちゃんはそれだけじゃない、霊が見えるという異質な能力が物語の中に大いにスパイスを効かせてくれている役柄だと思います。ちゃんと子供感があり、楠見くんを演じる松村くんは本当にパパで、日常を描いたシーンは飾り気がなく、そこがまた素晴らしい。それぞれのキャラクターがそれぞれの味を出して、演者さんが作品を彩っているのがわかります。今期どハマりNO.1です!!次回も楽しみだー!!