ノマ黒グッドスタッフ (original) (raw)

ここ最近擦っていた黒バド構築の解説とレギュGの雑談を少し。

レギュG雑談と構築経緯

・水ウーラオス最強説

Fと比べてバレルの減少+ライコに弱くない枠が増えた(禁伝)&禁伝の大部分と仲がいいとかで構築に入れない理由を探す方が難しいと思った

強いノーマルが増えたことでインファが偉い

迅雷で縛られている+毎試合一般枠に耐性テラ切る余裕はないので襷が丸く強い

・タケルライコ最強説

こちらもFと比べてハバカミと化身ランドが特定の構築以外に入らなくなったことで電気・竜の範囲を止めるのが難しく対面性能がとても高い

貴重なミラコラを触れる一般枠

最強であるが故に相手に三浦ライコ使われた時も対応しなきゃいけないので、こいつらに強い枠誰だ?→CSライコじゃん、となり襷三浦とCSブエナライコから構築スタート。

2匹はその対面性能の高さから前後ろどっちにおいても強かったので、雑削りとスイープを兼任できる禁伝と合わせたらもっと強いだろうなぁと最初の段階でぼんやり考えていた。

・禁止伝説の選択

求める要素を列挙すると

・雑削り適性◎(全体技)

・テラスに依存しない(三浦ライコにテラ切れなくなる)

・スイープ適性◎(速いorスイッチトリル)

これら全てを高水準で達成しているのが両バドレックス

両方試した結果黒バドの方がしっくりきた。やはり速さは正義

・ゴリランダーほぼ必須説

なんでもそつなくこなせる為使いやすい構築に仕上がる

一番偉いのはフィールド書き換え、EF下のミライにダメージレース勝てるやつが環境に存在しないのでいるだけで貢献度が高い

ひとまず四体を固定して良さげな構築を見つけるべくNAICの結果を眺めていると推しプレイヤーの一人、marcofieroの構築が目に入った

Marco Hemantha Kaludura Silva's 2024 North American International Championships Open Team List (pokepast.es)

Day1の配信に映ってはいたが他の構築に埋もれていたので触ってみたところ、自分の考えていた動きができる+指枠の炎ポン採用が秀逸で好感触。

炎ポンが他の指枠より優れているところ

1.攻撃参加可能(挑発で止まらない)

2.テラ無しでバレルに強い

3.速い

4.エルフーンを触れる(環境でも貴重な炎打点)

特に1が秀逸で、対面構築の要素と指バドレックスの要素をいい塩梅で詰め込み成功。

使っていて感じた点をまとめる

・バドの火力不足&相手のアスビ通り放題

→ノマテラ+悪巧み+呪いのお札に変更

・ガエンの型が弱い

構築単位できついカイナキリン白馬(炎以外)をちゃんとケアするなら鬼火は欲しい。黒バドいるからと言ってザマゼンタ舐めたらダメ

・積みデッキへの耐性がない

→バドの火力を上げる+オーガポンにアンコールを採用。

黒バドミラーはノマ黒で勝つ。それ以外はアンコールで頑張るという形に

アンコガポンの採用に踏み切れたのは6月末のあいオフでじーんさんに話を聞けたのも大きい

以上で構築の大部分は完成。何匹かきついポケモンは居たが対策はほどほどにあとは自分が頑張る。

marcofiero Caly Shadow (pokepast.es)

個別解説

水ウーラオス@きあいのタスキ

特性:ふかしのこぶし

テラス:ステラ

性格:いじっぱり

176-200-120-x-80-149

H4 AS252

水流連打/インファイト/アクアジェット/まもる

一回動くバリューが高すぎるので襷で採用。ステラはテラパゴス意識で環境的にもインファの通りがいいので間違いのないテラスだった。

タケルライコ@命の珠

特性:古代活性

テラス:電気

性格:ひかえめ

201-x-111-207-109-127

H4 CS252

10万ボルト/竜の波動/迅雷/まもる

対晴れ構築に強く出る為に珠で採用。ミラー意識と火力の両方を取り準速で採用したがランドの減少とカミがブエナ型に移行したこととテラスも相まって即死することは極めて少なかった。

環境があえて流星を打たせてCを下げる流れにシフトしていると感じたので連発できる竜波に変更。一撃で倒せなくともバドの圏内に入ればあまり問題はなかった。

黒バドレックス@呪いのお札

特性:人馬一体(レイスポス)

テラス:ノーマル

性格:おくびょう

198-x-105-190-121-222

H180 B36 C36 D4 S252

アストラルビット/ワイドフォース/悪巧み/まもる

テラス水流or水流+アクジェ大体耐え

+2PFワイフォでH振り黒バド確定

最速

雨水流を受ける機会がほぼなかったので最低限の耐久を確保、ミラー意識でノマテラ最速、足りない火力は持ち物で補強と欲張りセット。

特筆すべきはワイドフォースで、ミラーで相手のイエッサンにタダ乗りしてワンチャン掴めるようにしており、そもそもないと土俵にすら上がれないと感じた。

妥協点でありこの型が結論ではないと断言できる。が、今の自分の限界はここだと納得もしているためどんな型が勝つか世界大会が楽しみだ。

ゴリランダー@突撃チョッキ

特性:グラスメイカ

テラス:ほのお

性格:いじっぱり

207-176-111-x-98-115

H252 A116 B4 D60 S76

ウッドハンマー/蜻蛉返り/グラススライダー/ねこだまし

最速ガチグマ抜き

色々考慮するとこのぐらいの数値に落ち着く印象。テラスほのおは晴れやカミユイに自信をもって出せるがオーガ*アマージョ意識で水にしても良かったなと思った。

ガオガエン@防塵ゴーグル

特性:威嚇

テラス:ゴースト

性格:わんぱく

202-135-137-x-128-79

H252 B116 D140

叩き落とす/鬼火/捨て台詞/ねこだまし

ランス+馬力耐え

以前ほど絶対的ではないができれば採用したい。振り返るとガエンの作り出した1ターンで勝ってる試合が結構ある。怒りの粉にデバフを吸われるとつらいので防塵ゴーグル。ドーブル相手にもやれるようになる。

炎オーガポン@かまどの面

特性:かたやぶり

テラス:ほのお

性格:ようき

187-141-108-x-117-173

H252 A4 B28 D4 S220

つたこんぼう/この指とまれ/アンコール/ニードルガード

コジョンド抜き

使用頻度の少なかったグラスラをアンコールに変えたおかげで積みデッキと猫詰めに耐性が付き構築の完成度を1ランク上げることができた。

構築の核である三浦ライコ黒バドが不利を取る草タイプ全般に圧をかけられるのも噛み合いが良かった。

不利を取りがちな晴れ構築相手に強気に投げられるのも地味に嬉しい。

選出

基本①

Shadow Rider

ウーラライコで削ってバドでスイープ。

基本②

or

バドで削って三浦を通すかクルクルしてからバドで全抜き。

黒バドミラー

大体出す

選択

ノマ黒ミラーなら三浦を連れていってそれ以外はガエンが多め。フェアリー相手にライコ出すとおやつになるので注意。

白バド
大体出す

あんま出さない

電テラライコで相手を削ってバド三浦を通す。逆も可能だがペリウーラケアでライコから投げることが多め。

ミライドン

大体出す
選択

ミライエルフとキリンアウラの選出択。その場合は初手で三浦合わせないときつい。

コライドン

大体出す

選択

あんま出さない

基本は相手の晴れを利用して戦う。途中で急に三浦出すと相手にインファの一貫ができていることがある。

ザマゼンタ

大体出す

選択

あんま出さない

鬼火でザマ止められれば結構楽だが、できない場合はザマ倒してから最後にガエンで詰ませるイメージ。

テラパゴス

眼鏡

大体出す

あんま出さない

猫二枚でパゴスを封じながら的確に相手を削り最後に三浦とパゴスのタイマンに持ち込むのを意識する。

瞑想

大体出す

選択

あんま出さない

バドでパゴスの隣を全員倒して三浦とタイマンさせる。猫瞑想に適宜アンコールを差してバドの行動回数を増やす。

カイオーガ

大体出す

選択

あんま出さない

潮で殴ってくる系にはゴリラ、瞑想なら炎ポンを選択。瞑想ならパゴスとやることは一緒。

最後に

レギュGはOTSBo3が主戦場+スタン系が順当に強く比較的得意なフォーマットだったこともあり

VR spring Challenge 11位
VR to Honolulu#1 25位

えるオフ 3位

と優勝こそできなかったものの安定して成績を残すことができた。近年、打ち込みの成果もありTier1構築を使ってもちゃんと強い人たちと勝負できるかな~くらいの地力がついてきたと感じているが、まだ粗削りな部分が多いので今後はもっと細かいミスを減らしていこうと思う。

自分が頑張る系の構築は練習に打ってつけだと思うので気が向いたら真似して遊んでみてください。

終わり