こと子の日々の暮らし方 (original) (raw)

朝晩は空気がひんやりする秋が、やっと来てくれました。

先週までは(袷なんてとても)と思っていたけれど、今朝はすんなり、

和ダンスから袷の着物を出して、襦袢も本式の?(笑)

正絹の単衣を襦袢用のたんすの引き出しから出してやることができました。

今日のお稽古に

はて?

前姿と後ろ姿でどうしてこうも色が違うんでしょう⁈

同じ場所から三脚でタイマー撮影したのに。

(最近、スマホをさかさまに、カメラを下にして撮影する技を覚えました、って、今更?)

実際は後ろ姿の方の色味が近いです。

蔦の地紋が入った反物に江戸小紋の鮫文様の染め。

紋はついていません。

画像で、ところどころ柄がとんでいるように見えるのが地紋の蔦。

帯は登場回数が比較的多い白地に三色の扇面が織り出された九寸名古屋。

帯芯が柔らかすぎてお太鼓を作る時にちょっと頼りない感じがする帯ですけれど

手持ちの着物に合わせやすい色柄なので困ったときはつい手が伸びてしまいます。

帯まわり

帯揚げは金色に近い辛子色

帯締めは着物の色に合わせて、と思い薄抹茶色の平にしたのですがイメージと違って色目がちょっと違ってました。

今日は奥の点前に特化したお稽古日。

炭点前から始まって、唐物・盆点・天目台などご指導いただきました。

1年に1か月だけ、10月だけの中置という点前をします。

11月、色々寒い季節が到来し、お茶の世界では初夏にお茶壷に仕込んだ新茶が熟成されて美味しくなる、そのお茶壷の封を切って新しい年のお茶を石臼で挽いていただく、口切という行事をするのですが、それとともにそれまで畳の上に風炉釜を置いてお茶を点てていたのを、畳に炉を切る、炉開きという、茶人の正月、と言われる行事をする季節でもあります。

その11月になる前の月、10月は名残を惜しむ月であり、それまで

「火はお暑いでしょう」とお客様から一番遠い位置に置いていた風炉釜を

「そろそろ肌寒くなってきましたから火を近づけましょうね」という気持ちを込めて

点前畳の真ん中まで炭の入った風炉を客付けに近づける点前に変わります。

その点前を「中置」と呼びます。

年に一か月だけの点前、忘れかけていた所作を思い出しながらのお稽古です。

お稽古の帰り、いつもの花屋さんで今週の花を求めてきました。

ダイニングのテーブルには華やかな組み合わせにしてみました。

優しいピンクのバラ・白のトルコ桔梗・ピンクのカーネーション・赤紫のダリア 緑の葉はベビーハンズ(木苺の葉です)

キッチンカウンターには秋色の組み合わせを。

こうやって見ると少しハロウィンカラーと言えなくもない?

黄色のバラとそれよりももっと薄い黄色のカーネーション

オレンジ色のピンクッションと(ちょっと自信がないんですけど、たぶん)ケイトウの仲間の穂のような植物……

ハロウィンカラーのおかげでキッチンが秋らしくなってちょっと嬉しい!

この週末から来週にかけてとても忙しくなりそうなので花にパワーを貰って頑張ります。

昨日の日曜日、天気予報では気温は高いけれど雨が降る、と。

朝、出かける支度をしていた時はエアコンを付けなくても着付けが苦にならない程度の気温でした。

お茶のお稽古、何を着ていこうか、前の夜から考えていて、

さすがに袷は暑そうだし、

そうだ、しばらく袖を通していない(と、ここまで書いて自分のブログで確認してみたら、2年前の9月に着ていました)白大島にしよう、と箪笥から出して衣紋掛けにかけて準備をしておきました。

袷だったものを2年前に単衣に仕立てかえた白大島。

流水のような模様が織られています。

帯は紬地、藍染に更紗模様の名古屋。

一昨昨日の金曜日も紬(ぜんまい紬)で、昨日も紬(白大島)

お点前のお稽古なのに、それでいいのか!私! と心の中で言いながら、何となくこの週末は紬の気分だったんでしょうねぇ……

帯まわり

薄茶の七宝絞りに濃い茶色の丸の飛び絞りが入った帯揚げ。

帯締めは、何度も登場する「なんにでも合う帯び締め by こまもの七緒」

朝、出かける支度をしていた時はエアコンを付けなくても着付けが苦にならない程度の気温でした。

単衣仕立てとはいえ、平織りの大島紬。 透け感がなく、柔らか物の反物と比べると織が密な分、着ていて暑い……

30度超えの日にはたとえ単衣仕立てといえども大島はチョイスミスでした。

何やってるんでしょう、金曜日と言い、昨日の日曜日と言い、

着物選び、二連敗。

そもそもお茶のお稽古にカタモノを着ていったことそのものに無理があったんですよね、

なんかちょっと「やらかした感」のあった週末のお稽古でした。

昨日(10/4・金)のお稽古の時の着物を記録の意味でサクッと更新です。

昨日は月に一度の研究会。

本来なら10月は袷の季節ですけれど、朝から雨が、やみそうな気配はあったのですが空はどんより)降っていたのと、

その割に気温が高くて蒸し暑かったので袷で雨コートを着る勇気が出なくて💦

単衣のゼンマイ紬で出かけました。

紬はやはり、その名の通り、カタモノ。

袖の振りが所作の最中にお道具に当たってしまいそうで緊張しました。

このゼンマイ紬は花織の模様に織ってあって、ぜんまい花織紬と反物の端についた証紙が残っています。

ぜんまい紬は植物のぜんまいの綿毛を絹糸に混ぜて織り込む技法で、保温・防水・防虫の特徴があるらしいです。

ただ、最近はこのぜんまい紬を織る方が少なくなっているとのことで新しい反物を見かけることはなくなりました。

帯はおそらく量産された西陣織。

大丸の呉服の売り出しで求めたものです。

手ごろなお値段だった割には軽くて絞めやすく、お太鼓を作る際に意識しなくてもたれとの柄がピタッとあってくれるのがありがたい帯です(笑)

帯まわり

帯揚げは小豆色の縮緬。 うさぎと尾花(すすき)が白抜きで染めてあります。

帯締めはただただ色目だけで選んだ平。

帯に使われている何色かと同じ色糸で組まれているので馴染みがいいかとこの帯締めにしてみました。

この日のお稽古は四ヶ伝の一つ、軸飾り。

久しぶり(多分、4.5年ぶりか?)で前回の事はうろ覚え。

お床の中央にお軸が立て掛けてあるので(あぁ、今日の掛物は「宸翰」(しんかん)なんだわ)という、軸が置かれている場所で中身を予測する、そういう事しか覚えていない体たらくでした。

「宸翰」(しんかん)とは、天皇の書かれた書状や歌などを軸にしたもので、大変貴重な掛物です。

軸が床の中央ではなく下座に立て掛けられていると恐れ多いものではあまりない、ただ、その日のお茶事にとって、また亭主や招かれた客にとって、意味のあるお軸を見せる趣向という事になります)

さて、明日の日曜日もお茶のお稽古に出かける予定です。

天気予報は30度超えでまた暑い日が戻ってくるとのこと。

何を着てゆこうか、悩ましいです。

千利休さんが亡くなったのは天正19年 旧暦2月28日

菩提寺である大徳寺塔頭 聚光院では毎月28日に法要が行われます。

三千家表千家不審庵・裏千家今日庵武者小路千家官休庵)持ち回りで、私がお稽古している流派が担当するのは3月 6月 9月 12月の年4回です。

利休忌には午前10時半から法要が営まれ、利休居士とともに、流派所縁の物故者のお位牌にも掌を合わせます。

聚光院本堂に流れる僧侶のお経を聞きながら、時折吹き込んでくる風がとても快かったです。

とはいえ、今日も日中は30度超えの京都。

お家元が聚光院に到着され車から降りてこられたところ、たまたまお出迎えするような場所にいたのですが、真っ白の麻のお着物( ゚Д゚)

で、言い訳のように「わしはまだ真夏の姿や、夏の着物!」と仰りながら笑って院内にお入りになりました。

もちろん、法要の際にはきちんと十徳を召されてましたよ(笑)

今日の着物

アッ、ゴメンナサイ。今日も思いっきり時計が写ってます💦

正絹 単衣 藤紫の色無地 背に一つ紋(縫い紋)

この着物、以前は白と若草色の角通しの江戸小紋だったものを色抜きして色無地に染め変えてもらったものです。

江戸小紋、かなり着込んでくたびれた印象になってきていたので思い切って抜染し、好みの色に染めなおして仕立て直してもらいました。

hibinokurasikata.hatenablog.com

この時着ていた江戸小紋が色無地になりました。

着物の下は、さすがにお稽古の時のように麻では憚れたので久しぶりに洗える正絹の水色の長襦袢を着て出かけたのですが、やっぱり暑かったです。

帰宅して着物を脱いですぐに長襦袢は洗いました。

帯は生成色にアラベスク模様が織りだされた九寸名古屋。

この帯、絹と指定外繊維(紙)で織られているので軽くて、しかも比較的暑くないんです。なのでこういう時期に重宝します。

帯まわり

帯揚げは鴇色に若草色のぼかしが入ったもの。

帯締めは着物と同じような藤紫に白が一筋すーーーっと入った平。

本当なら利休忌のような場面では無地のしぼの大きくない縮緬帯揚げ、一色で組んだ冠組がふさわしいのでしょうけれどね。

着物の色に合わせて帯揚帯締めを選んでしまいました💦

法要の後、お茶席で美味しい栗のお菓子とお抹茶をいただいて、ご一緒した仲良しのお稽古仲間と四条河原町高島屋でお昼を食べて解散しました。

帰宅すると、冷蔵庫に置いてあった牛肉の付け焼き(昨夜の残り、残りと言っても軽く300gはありました)をお昼に平らげてしまったらしく、「胃が疲れて気持ち悪い」と情けない顔した夫が待っていました。

…… 全く あきれるしかないですわ。

能登が大雨で大変なことになっていますね。

元日の地震からやっと立ち上がって生活が戻ってきた方も大勢いらっしゃるでしょうに、

今回の線状降水帯がもたらした大雨、

我が身に置き換えるともう気力がなえてしまうだろう、と被害にあわれている方々のお気持ちを考えるとやり切れません。

温暖化のせいで春と秋が短くなって、いかにも春らしい・秋らしい気持ちのいい季節はほんの短くなってしまっている日本。亜熱帯のようなこの数年。

この先どうなっていくのか心配になります。

そんな不安定なお天気の今日でしたけれど、9月最後のお茶のお稽古に行ってきました。

利休七則の『降らずとも雨支度』 で、履物は雨草履、バッグには雨コートと傘を忍ばせて出かけました。

単衣 紺色縞模様小紋

長襦袢は相変わらずまだ本麻を着ています。

麻は滑りが悪いので気を付けていないとどうしても袖口から襦袢がのぞいてしまいます💦

画像撮影する時に両の肘を曲げて前で手を重ねているので余計襦袢がのぞいてしまったようです(←いいわけです)

帯は紬地で花車、もしくはこれは鼓でしょうか?

何かはっきりしない柄ですよねぇ……

帯まわり

帯揚げは紅色の無地

帯締めは薄灰色で細手の冠組。

うーーーん、こうやって見るとやはり車かしら?

でも組紐も染められてるし、やっぱり鼓?

お稽古の帰り、いつのも花屋さんで白系の花を買ってきました。

クリーム色のバラ(夫は「バラ業界ではこの手の色をアイボリーカラーというんだ」と言ってました)と 八重咲でフリル咲のトルコ桔梗

トルコ桔梗は「花が開いてしまっているから」と言って2本おまけで付けてくれました。 ちょっと嬉しかった(^^♪

添えの青物、ゴショイチゴの葉に似てるんですけど葉脈の様子が少し違ってます。

なんでしょう、名前不明です。

なんだか白い花を集めて飾るとウエディングブーケみたいです。

9月もあと1週間余り。

早く10月になって涼しくなってくれるのと、そして夫のメインの勤務先の仕事が再開されるのが待ち遠しいです。

先日に続いて、この前の週末に食事に出かけた時のお話しです。

久しぶりに予約してインド料理を食べに夫と出かけました。

最初に、サラダと炭焼きケバブの盛り合わせ。

サラダはたっぷりの量で二人で半分こ。

ミニサイズのドーサ(豆と米を発酵させて作った生地をクレープ状に焼いたもの)とザクロジュース

ドーサはこの後運ばれてきたカレーをつけて食べました。

骨付きビーフカリー 右はバターハニーナン とてつもない大きさです。

インド料理のカレーは脂がたっぷり使ってあるので少ないかな?と思う量でも食べきれないくらい。

このお店に通うようになったのは15年前くらいの事。

本場のインド料理がこんなにおいしくて、こんなにも種類がたくさんあるという事をこのお店で知りました。

それから、お茶のお稽古の帰りにランチしに行ったり、夜に思いついて食事に行ったり。

コロナがパンデミックになって、お店も休業されて、それまではされていなかったウーバーイーツをされるようになって。

しばらく我が家も自然と足が遠のいていました。

この日、久しぶりという事もあってあれこれ頼みたかったのですが

コロナの間に我々の胃もそれなりに加齢したようで、以前なら私が食べきれなかったものを、残さず平らげてくれた夫がオーダーしたカレーを残していました。

実はね、以前大好きでぺろりと食べていたドーサ(この日のサイズの4倍くらいの大きさ)がどうしても食べたくて注文したのですが、運ばれてきた時に、少し???と思ったんですよね。

焼きあがり方が、コロナ以前によく来店していた時と感じが違ってたんです。

でもカレーはおいしかったし、ナンもケバブも美味しくいただきました。

お勘定を済ませて、お店を出て少し歩いた時に、夫が

「味が落ちたな」と言ったんです。

私がオーダーしたカレーはおいしく思ったのですけれど、夫がオーダーしたカレー、以前と比べるとスパイスの使い方が違ってる、というのです。

そう言われて、ふと、そういえばドーサも焼きあがり方が違ってた、と思いました。

家に帰って、何となくそのお店のことをネットで見ていたら、お店の名前も場所も経営者も同じだけれど、メインのインド人シェフが変わってたことが分かったんです。

夫の舌、恐るべし。

きっとね、夫はもう二度と、あのお店に行こうとは言わないと思います。

お気に入りだったお店だったのに。

コロナで色んな飲食店が閉店したりして、飲食業も大変な思いをして頑張ってきて、

やっとコロナも落ち着いて、インバウンド効果もあって業績が上向きになってよかった、と思っていたけれど、こんな風に目に見えないところで色んな影響が出てることに、ちょっとショックな出来事でした。

京都の老舗のお料理屋さんなども、暖簾はそのままで経営者が変わったところも色々あって、お商売の難しさを改めて感じた夜でした。

今日(9/15)じゃなくて昨日のお稽古の時の着物です。

昨日は濃茶のみのお稽古日。

盆香合、濃茶の平手前から唐物、台天目、盆点など。

まだまだ暑い京都。

昨日も36度超えでした。

本当は薄物にしたいけど、頑張って単衣。

鶸色の一つ紋 色無地

背の紋は縫いで梅鉢です。

この色無地は10数年前、私が『着物でお稽古』を再開した時に母がご近所のどなたかからいただいたもので、昔和裁を習ったことがある、と言って母が裄と身丈を私サイズに直してくれたもの。

初秋に着るのにちょうどいい色目なのですが、とにかく今年の初秋は「暑い!」

洋服でお稽古に参加のメンバーが口を揃えて

「えらいねぇ、着物」と着物メンバーに言ってくれました。

帯は塩瀬で流水に菊の刺繍。

重陽節句も過ぎて、本当ならぴったりの取り合わせなんですけどね……

帯まわり。

帯揚げは辛子色に紅色や白がぼかしで入ったもの。

帯締めは真紅の平。

帯の菊の刺繍はこの帯締めよりももう少し赤紫気味です。

この帯の、銀糸で丁寧に刺繍された流水の様子や、この菊の花が好きでお気に入りの帯の一本です。

さて、この日、久しぶりに大好きなかき氷を食べさせてくれるお店に立ち寄りました。

www.wa-konohana.jp

北野天満宮の大鳥居の傍の『古の花』

お素麵やにゅう麺、蒸し寿しなど、軽食もメニューにはありますけれど

なんといってもここが有名なのは「桃のかき氷」

ここに来たらば桃のかき氷を食べるのが王道でしょう!というお店ですけれど

私はいつも桃にしようか迷いつつ、結局、宇治ミルク金時

ふわふわの氷に濃厚お抹茶、追い抹茶もついてます。

以前の住居に住んでいたころは思いつくと自転車に乗ってしじゅう通っていたのですけれど、引っ越してからは初めての訪問、でもお店の方は顔を覚えてくれてました(^^♪

ここのかき氷を食べるととても幸せな気分になれます♡

という事で、本日は昨日のことをサクッと更新。

今日の事はまたこの次に。