飛んでイスタンブール その4 (original) (raw)

イスタンブールは、街の外側を囲むローマの城壁から始まって、そこら中に遺跡だの歴史的建造物だのがあるところです。
また、歴史的とはいわないまでも、100年、200年前の石造りの建物は、もういくらでもありますし、
場所によっては、ヨーロッパでは珍しい木造の民家なども見ることができます。

で、そういう街に人が住んで、生活しているのですな。

入り組んだ昔ながらの路地を、普通に車が走っているのですが、
これが乗入れ規制とか、片道通行なんかをまったくしていないので、ちょっと奥まったところに入ろうとすると50m進むのに、平気で10分20分とかかります。
また、そういう道にやたらと路駐の車があったりして・・。
さらに、進まないのがわかっていながら、クラクションなんか鳴らしたりして・・・。

結構混沌としているわけです。

もちろん広い幹線道路もありますし、便利なトラムやメトロも走ってますから、そんなに不便はないのでしょうが、
なかなか異国情緒をかき立てる雰囲気ではありますね。

さてさて、観光はまず何といっても、トプカプ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクの三カ所からですね
これらの建物、歴史地区と呼ばれるあたりにきれいに三つ並んで立っています。

まずはブルーモスク。
ここは現役の宗教施設なので入場料はいりませんが、
当然ながら時間になると地元の人がお祈りを始めます。

モスクに入る時は靴を脱ぐのが伝統で(というかトルコはもともと家の中では靴を脱ぐ)
入り口では、日本でお寺の見学をする時のように、レジ袋のようなものを渡されて、それに靴を入れて持ち歩きます。
これはなんか懐かしい感覚です。
(ちなみに室内で靴を脱ぐために、トルコ絨毯が発展したのですね)

他のふたつは博物館扱いで、けっこうな入場料をとります。

トプカプ宮は、トルコのスルタンの住まいで、宝物だのハレムだの見所が多いところ。

アヤソフィアは、もともとローマのキリスト教会だったのを、モスクに改修した建物なのですが、
どう考えてもキリスト教時代のモザイクが素晴らしいですね。

トルコの偉いところは、大仏を破壊してしまった某タリバーンなどとは違って、
異教徒の遺跡もしっかり修復して見せてくれることでしょうか。
まぁイスラムというのは、他宗教に寛容な人たちですから、こっちが本来の姿なわけです。

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トプカプの図書館かなにか

このあたりは他にも大小の遺跡があり、
観光客相手の怪しいガイドなども出没します。

トプカプ宮では
自分は日本に留学経験があり早稲田で「オオマエケンジ」に経済を学んだのだという
怪しい男の人が近づいて来たのですが、
そりゃ「大前研一」だろ?と突っ込むのも面倒なので、無視していたら
「アナタトルコ人キライ?ソレトモ中国ノ人?」と食い下がって来るので、ちょっと閉口しました。

で、今思いついて検索してみたらいるんですね「大前研二」さん
しかも早稲田には関わっている!
もっとも、経済を教えてるわけでもなさそうだけど・・・

さて、真実はいかに?
もし本当にただ日本人と友好を深めたいだけだったのだとしたら、ちょっと悪いことをしたけれど、
でも多分違うだろうな(笑)

飛んでイスタンブール その4_f0008597_18424.jpg

疲れ果てた観光客

その後、お決まりの絨毯屋ショッピングに連れて行かれ、ありがたく品物を拝見し、もちろん買わず。

ここの店の店員の方は、かつて埼玉にいたことがあって(これは多分嘘じゃない)、
かつてレッズに所属していた、アルパイというトルコ人選手が「変な人ね」と
しきりにいっておりました。

まぁ、トルコ人とレッズサポーターの私たち夫婦にしかわからん会話でありました。

by | 2010-09-12 18:22 | つれづれ |Comments(0)