造形教室な日々 (original) (raw)

子供に図工を教えることになった。(まっ、例によってアルバイトだね)

前に木工の講座をやったところで、新しい教室を開設する人間を探していたので、ひとつやってみようかなと、そういうことなんだけど、生徒さえ集まれば、けっこうわりのいいお仕事になりそうなので、少し気合いが入っているのです。

で、何を教えるかということなのだが、高校生ならいくらでもあしらえるのだけど、小学生相手のノウハウがないことに気がついたのです。(最初に気づけって話ですな)

2週に1度の、1時間半。小学生は低学年。条件から考えて、一回で仕上がり、そこそこ連中の気を引くものでなくてはならない。考えてみるとけっこう難しいのよ、これが。
例えば自分が子供の頃、図工の時間は何をしていたかと考えてみるのだけれど、ぜーんぜん思い出せない。確かに週に2時間、とっても楽しみにしていたんだけどなぁー。

それから子供達のパトロンであるところの、お父さんお母さんの受けも考慮しなくてはならない。
たとえ子供が喜んでいても、作ってきたものに親が納得しないと、やっぱりまずいらしい。ふーん、いろいろ難しいねぇ。

時間配分とか、予想される完成度とか、そういうテクニカルな部分も、考えなくてはならないし、そうなると、子供の気持ち思い出さなきゃいけないな。
たとえば大人の場合、一番大切なことは、作品の出来なんだけれど、はたして6〜8才の子供は、どの辺に喜びを感じるのか? 作ってる時が楽しければいいのかなぁ? おじさんわからないよー。

とにかくしばらく、小学生の教材研究が続きそう。
クレヨン買って、紙粘土買って、色紙買って、さぁ何を作ろうか。