ドコモ、海難救助118番の認知度向上へ 稗田利明 (original) (raw)

ドコモ、海難救助118番の認知度向上へ

こんにちは、稗田利明です!

ドコモは2024年7月1日、海上保安庁とヘリーハンセンの協力のもと、神奈川県藤沢市の片瀬西浜・鵠沼海水浴場で海難救助緊急通報用電話番号「118番」の啓発活動を実施しました[1][2]。この取り組みは、海の安全を守るための重要な施策として注目されています。

海上保安庁が20年以上運用している118番は、現在約22%という低い認知度にとどまっており、受信する電話の約99%が間違い電話となっています。一方で、近年人気の高まっているSUP(スタンドアップパドルボード)での遭難や事故が増加傾向にあり、年間2300名以上の海における人身海難事故者が発生しているという深刻な状況があります[1][2]。

この課題に対応するため、ドコモはヘリーハンセンと協力し、限定ファッションアイテム「118(イチイチハチ)」コレクションを企画しました。このコレクションでは、118という数字と、118番を発信した際にドコモの基地局と繋がる830MHz以上の波形をモチーフにしたロゴをドコモがデザインし、ヘリーハンセンがアイテムを設計しています[1][2]。

コレクションの一環として、「118 Tシャツ」が片瀬西浜・鵠沼海水浴場に贈呈されました。このTシャツは、フロントに「In case of emergency at the sea, call 118.(海の緊急時には118番をかけてください。)」というメッセージがプリントされ、バックには海の事故に関する啓発文が英語で記載されています[1][2]。

さらに、2024年9月頃からは「118」ロゴをデザインしたジャケットやパーカーなどのアパレルライン、トートバッグなどのアイテムの販売開始が予定されています。これらの商品を通じて、より多くの人々に118番の存在と重要性を伝える狙いがあります[1][2]。

この取り組みは、海上保安庁の協力のもと実施されており、海の安全に対する意識向上と緊急時の適切な対応を促進することが期待されています[3][4]。ドコモは、通信事業者としての技術やネットワークを活用しながら、社会貢献活動の一環としてこのような啓発活動に取り組んでいます。

今後も、ドコモは海上保安庁やヘリーハンセンとの協力関係を維持しながら、118番の認知度向上と適切な利用を促進するための活動を継続していくことが予想されます。この取り組みが、海のレジャーを楽しむ人々の安全確保につながり、海難事故の減少に寄与することが期待されています。

Citations:
[1] https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_240701_00.pdf
[2] https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2024-07-01-118641-231/
[3] https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/r4/k230113/k230113.pdf
[4] https://twitter.com/jcg_koho
[5] https://www.docomo.ne.jp/corporate/technology/rd/openhouse/