年齢=障害者家族歴な主婦のドタバタのほほん日和 (original) (raw)
さて、前回は高一の冬に三者面談にて進路について(母と先生が)話し合った話でしたが、今回はその後の急展開(?)について。
当時は、知的障がい持ちの人専用の職業訓練校に頑張って入校して社会人になる練習をゆっくり積めばいいと、私は思っていました。
特に将来について何か考えている訳ではないみたいだし、勉強はよく頑張ってきたけどこれ以上はついていけるところなんてないだろうし。
だからと言っていきなり社会人になるっていうのも心の準備ができてないだろうなー・・・。
この職業訓練校は大学や専門学校じゃないからって簡単に入校できるものではないっぽく、最近は2.0以上の倍率らしく。
見学に行ったり面接の練習をした方がいいよなー、とか内心計画していたのです。。。
なりたい自分
年度末に再び三者面談がありました。
あれ?この間したばかりのような??
まぁ、いっか。
そこではやっぱり、というか当然の如く再び進路の話に。
相変わらず何も話さない1番っ子。
しかし、私が
「大学や専門学校は学力的に厳しいから職業訓練校で就労の勉強でもしてー」
と話していたら、ハッと顔を上げて片手を差し出したのです。
私の言葉を遮るように。
そして机の上に置いてあった白紙に何やらサラサラと書き始めました。
そこには
①「やりたいことがある」
①「話や劇を作りたい」
と。
ん??
話や劇を作る??
そういえば仮面ライダーセイバーが大好きで、中学生の時は小説家になりたがっていたね。
でも作文が苦手で( ̄▽ ̄;)、でも見せてくれた詩は瑞々しくて素敵な感性だなーって思ったこともあったよ。
ライトノベルを少しずつ読んでいるのは知っていたけど、まだそっち系を目指していたんだ〜。
私の問いに首を傾げる1番っ子。
そして紙に更に書き続けます。
①「小説家でもいいし、はいゆうでもいい」
はい!?!?俳優???
①「裏方でもいい」
①「真ん中に立てたら凄い」
①「声優とかもあり」
なるほど!
何かしら「物語の世界を作る人」になりたいわけか。
でも俳優とか声優って、あなた声ほとんど出ないじゃん。
喋っているところなんて、ここ数年見てないわよ、あたしゃ。
予想外の回答にどう返事をするべきか
これにはビックリ!
1番っ子がそんなことを考えていたなんて。
できたらそれらを学ぶための学校に行きたいんだとか。
先生もちょっと驚いていたような。
その日の面談はそれで終了しました。
しかしまぁ、選択肢のひとつに「俳優」が入っていたとはね。
実は1番っ子の父親であるマイダーは、二十代前半の頃に演劇に興味を持ち劇団に所属していました。
またそれとは別に都内で芸能プロにスカウトされ、でも親の会社を継ぎなさいと家族から猛反対され諦めたという過去があり(約10年後に多額の借金を抱えて倒産しましたが)。。。
こんな話、したことないのに。
更にもっと話したことがないのですが、実は私も中学生の時に演劇部に所属してたりして。
独身の頃は夜勤明けとかでもよく舞台を観に行ったなー。
さすご親子だわ(⊙_⊙)
と、そんなことに驚いていた次第です。
1番っ子を連れてヒーロー系ステージショーとかにもたくさん行ったし、去年も仮面ライダーのファイナルステージの観覧して本物の俳優さん達のキラキラ具合に心射抜かれ(私が)、そんなこんなで今年もチケットゲットしたし。
himawari0growing.hatenadiary.jp
それがこうなるとは予想だにしなかった(ーωー;)
さあ、どうすべきか。
「学校に行きたい」ってことは専門学校に進学希望ってことでしょ?
親や先生たちが考えていたことの斜め上を行ってくれたわね。
ここはきちんと話し合わなきゃ、先に進めないステージだな ( ・ᯅ・ )
応援と役割
まぁ、あれだ。
親は子どもの幸せを願っているもので、やりたいことがあれば応援してやるのがイマドキだわな。
しかし何がなんでも希望に応じて背中を押してやる訳にはいかないのです。
色々な体験をして、自分の「好き」を得て、趣味や夢を抱いて生きていってほしい。
大人になっても持ち続けられていたら素晴らしい。
日常の中にそれがあれば、きっとご機嫌で前向きな日常を送れることでしょう。
心からそうなってほしいです。
でも大人は、それも含めた日常を自分自身の力で築いていかなければならないのです。
自分自身で築くためには、社会人となり自らの経済基盤を持つ必要があります。
多額の借金を背負って何年も昼夜問わず休み無しに働き続けた経験がある身として、これは絶対だと断言できます。
金がないと心の余裕を無くす!
趣味や夢なんか感じる余裕も無いくらい大変!!
そもそも趣味や夢で経済基盤を築くことはかなり難しいでしょう。
それができるのはほんのひと握りの人のみ。
否定はしないですよ。
素敵なことだし、夢を持てたこと自体が喜ばしいのだから。
でもその為の学校に行ったって、障がいを持っている君が生活基盤を築くだけの仕事につけるかは、、、まぁ、限りなく無理なわけで。
卒業=ゴールではなく、寧ろそこからどうスタートをきるか、自分で考えて行動しなきゃいけない。
でも君は就職活動とか就職後とかも、支援してくれる人がいないとキツいよね?
それじゃ五年後には趣味だー、夢だー、言う余裕なんてなくなっちゃってるよ。
そしたら好きなことを嫌いになったり後悔したりすることになるかもしれない。
それを防ぐためにも、もうすぐ大人になるんだから趣味や夢を一生懸命満喫しても困らないだけの自分になろう?
それができれば、身の丈に合わせた「好き」をいくらでも追求できるよ!
そんな風になれたら凄いし、心から応援する!!
それが親の役割だと思うから。
だから母さんと父さんは、君が希望する進学の為にお金を出すことはできないよ。
やりたいんだったら、自分の稼いだ金で行きな!
そうなってみせてよ!!
①「了解!!」
理解したかどうかは分かりませんが、一度の説明で納得した様子の1番っ子。
①「じゃあ就職する」
そう紙に書いて返してきました。
①「特例子会社」
①「先生と相談」
①「働きながら通えるスクールも探したい」
これまでと違う方向に話が進み始めた!!
展開が早すぎて、もはや母はついていけません。
そ、そうか。
分かった。
私はとにかく応援する!
そして私も色々調べてみるよ。
一緒に頑張ろうぜ!!
まだまだ、スタートすらしていないんだから。
続く☆
現在高校二年生の1番っ子(軽度知的障がい、自閉症)はとある技能連携校(商業)に在籍しています。
こちらは軽度レベルの知的障がいを持っているお子さんも複数人通っている学校。
幼児期に療育手帳を取得し義務教育は最初から最後まで支援級在籍だった1番っ子は、本来なら支援学校に進学・卒業が相当でした。
一昔前は。
しかし一部の専門教育と高校教育を実践する学校同士が「技能連携」という制度を活用し門戸を開いてくれたことにより、彼らが彼ららしく学生生活を送りながらも、高校卒業資格を得るチャンスを握ることができるようになりました。
普段は高校の勉強をしながらビジネスマナーとか簿記等の商業系授業も受けているそうです。
知的障がいがある為、1番っ子は頭の中で複雑にアレコレ考えるのは苦手。
それでも無事に進級できたのはどの生徒でも一人一人が達成できる、相当易しい内容なのでしょう( ̄∀ ̄)
しかし商業系といってもこちらの学校は卒業後に大学や専門学校に進学する子もそこそこいるらしく、みんながみんな就労を目指している訳ではない様子。
大学の指定校推薦枠もあるし。
休日に学校で進路セミナーが開催されたり、放課後に先生引率の元で近場の進路フェスにお邪魔させてもらったりと、一年生の時から卒業後の進路について考える機会はそこかしこに設けられていました。
参加は任意にして本人の主体性に働きかけながら、それでも一年生の時から手厚く面倒を見てもらった印象です。
一年生から模索は始まる
時々学校から大学や専門学校のパンフレットをもらって帰ってくることもしばしば・・・。
それを見て
1番っ子や、あんた勉強できんやろー。
と内心突っ込む私。
進路フェスとかに行くと色んな夢を描けるみたいで、声優になりたいとかイラストを描く仕事をしたいとか、俳優の勉強もいいなとか思うこともあったようです。
母はあなたがまともに喋っている姿を何年も見てないし、絵下手じゃん(_△_;)
あと、保育士さんとか動物トレーナーにも興味を持ったみたいです。
イルカとか
・・・へ?イルカ!?水族館とか全然興味ないじゃん Σ\( ̄д ̄;)ォィォィ
まぁうんアレだ、色々関心を持てることは素敵。
夢はいくらでも描いていい。
でも今回は「現実的な進路」を考えなきゃいけないからね。
本気で、勉強してその道に進みたいの?
勉強ありきだよ?
義務教育じゃないし、いまの学校よりもずっとずーっと本格的な授業を受けて試験に合格しないと卒業どころか進級もできない世界だよ?
卒業できても分野によっては就職は狭き門で厳しいぞ。
なんだかんだ言って、障がいを持ってるってだけで弾かれることは現代社会でも普通にあるからね。
それでもやってみたいかい?
挑んでみるほどの熱意はあるのかい?
と聞いたら首を傾げる1番っ子でした。
親の願いと役目
私たちの「親の願い」は、子ども達が生を受けたその瞬間から一貫して同じです。
幸せな人生を送っておくれ✧︎*。
これは皆同じ、人類共通の願いです(きっと)。
障がいの有る無しに関係なく、のびのびと自分らしく前を向いて歩いていってほしい。
人並みに至らないものがあるからって、それをネタに蔑まれ傷つけられ、他人を満たすための道具にされることなく、皆と同じように大切にし尊重されてほしい。
そして自分自身も同じように他者を大切にし尊重して過ごしてほしい。
それが当たり前の人生でありますように。
のびのびと自分らしく前を向いて歩くためには、やっぱり「好きなことを見つけて」「夢や趣味を持って」「日々に希望や楽しみを感じる」ことが大事でしょ!
ってことで幼児~義務教育時代は色んなところにお出かけして、とにかく楽しんでみました。
そして蔑まれ傷つけられ、他人を満たすための道具にされることなく過ごせるように、イジメには断固として立ち向かいました。
相手がどんなに口達者な良い子風で、ほとんどの人に信じてもらえなくても、後ろ指指されて白い目で見られ、こちらが分かるようにあからさまなヒソヒソクスクスをされようとも。
昭和の終わりから平成初期にかけて、いまよりも露骨な障がい者やその家族への差別や嘲笑を赤の他人から受け、その反動から過度なプレッシャーや自分らしさの制限を家族から与えられた元きょうだい児として。
突然保育園の先生から呼び止められて「この子がいまも握り箸なのは、問題のある家の子だから」と指さされ言われたことを、いまでもうっすらと覚えています。
小学校の国語の授業中、物語に出てくる子どもの言葉遣いがおかしいと誰かが笑って、他の子が大声で「障がい者のようだ。こいつの兄弟のようだ」と私を見て言いみんなが賛同するように笑い、その中には担任の先生もいたこと。
「障がい者の家のくせに一軒家に住んでムカつくって、パパがあんたを虐めていいって言ってる」と言われた帰り道。
私よりももっとたくさんの中傷を受けていた親のストレスを発散するために怒鳴られたり泥酔い状態で殴られた夜。
目の周りが腫れたり口の端が切れたり、パニックになったきょうだいに噛みつかれた翌日に首元に内出血つきの歯型をつけて学校に行ったときも何も変わらなかった。
抵抗しても反抗しても「冗談も通じないの?」「こっちはそんなつもりはないのにいちいち怒る方がおかしい」「反抗すると嫌われて虐められるよ」「いつも仲良くしているんだからこれくらいいいじゃん」「甘やかされて育ったんでしょ」と抑え込まれた子ども時代。
きょうだい児だからという理由で、日常的に各々の憂さを晴らしや皆で面白可笑しく楽しむ為の道具にさせられ、多勢の前では無力で堪えるしかなかったから自分を守る為に影を薄くして少しでも人目につかないように、成績も学校生活も静かに無難にこなし、気にかけたり慰めてくれる友達もいたから心強かったし笑って過ごしていられたけど、でもやっぱり大人の誰かに助けてもらいたかったです。
かつて子どもだった私がずっとしてほしかったことだから。
彼女が、こんな理不尽に晒して一人で耐えさせることはしないでと、親になった私にずっと訴えているのです。
だからこそ守り、笑顔多い明るい家庭で育ててあげよう!それが私の役目!
と殊更凛とした優しい母的理想を掲げることもありましたが、現実は昔の話を掲げながらそんなことばかり言っていたらタダのヤバい親・・・。
そもそも私が「優しい母」かどうかは別にどうでもいいわけで、理想は我が子の為のもの。
自分自身も同じように他者を大切にし尊重して過ごしてほしい。
そして、のびのびと自分らしく前を向いて歩いていってほしい。
この場所、この道は、ほとんどが家の外にあるのだから、自分もマナーやルールを守り他者に不快感を与えず負担や迷惑をかけず、できることがあれば手を差し伸べられる人間にならないと!
しかもこの「過ごす」「歩く」は自力だから!
自力ってのは生活面も経済面もだよ!!
ってことで、極力妥協は許さずビシバシやったり。
おかげさまで1番っ子から早々に「鬼ババア」の称号を授けられました。
我が子が幼き日に抱いた「笑顔多い明るい家庭像」はどこいったんだか ┐( ´−∀−`)┌
不平不満があるからっていじけたり癇癪おこしたりキレるような態度を見せて察してもらおうとしたら、その心根をへし折るつもりで「分かってもらいたいなら自分なりに相手に受け入れてもらえる形で言葉にして伝えんかい!!」と断固譲らず、不平不満の解決よりも「受け入れてもらえる形で言葉にして伝える」に時間をかけて注力してみたり(=嫌なことがあっても誰かが気を使ってせっせと取り除いてくれるなんて思うな!そんなの他人から見たらタダのめんどくせー奴だからな!!)。
「支援級にいてもやりたくないことから解放される訳ではない。集団授業が苦手なら個別でゆっくり教えたる!だから課題の提出は全教科するんだよ!!」と中三までゲンナリする本人を他所に毎晩勉強みてみたり(=苦手や面倒なものでも背中を向けず、自分なりにできる形で達成しなさい!)。
「冠婚葬祭とか体調不良以外での、遅刻欠席は親として絶対許すまじ」を一貫したり(仕事をするようになったら、慢性的な勤怠不良は解雇に相当するからね!!)。
子どものうちなら大体の「苦手」「やりたくない」も許してもらえるけど、子どもを終えたあとはそうもいきません。
ならば自分なりにできる範囲で頑張れるように、それで社会の中で顔を上げてのびのびと生きていけるように、子供のうちに促してあげることが鬼ババアたる私(親)の役目。
1番っ子はいわゆる「育てにくい子」だったのでしょっちゅうぶつかり合い、激しくヤバいケンカは日常茶飯事な時期もあったけど紆余曲折を経ていまはそんなことは一切ない「穏やかで平和な普通の家族」になりました。
一つ普通と違うことは「親とは口をきかなくなった」ことくらいです。
それでも毎日笑顔を見せてくれるし、日常会話は筆談やLINEでできています。
本人もなんで話せないのか分からないみたいだし生活で困ることは何もないので、そこはあえてどーこーしようとはせず、それを普通にして暮らしています。
一緒に趣味のヒーロー系イベントに出かけたりもよくしていましたが、最近は自信がついたようで都会でもナビを片手に一人で行けるようになりました(でも今度の仮面ライダーガッチャード ファイナルステージは二人で行くので、久しぶりにウキウキワクワクな私( *´艸` )。
そしていまは世間的に無意味なものになりましたが、おかげさまで小・中学校は毎年精皆勤賞、高校も入学以降は無遅刻無欠席です。
授業はソコソコ真面目に受けているみたいだし、宿題もギリギリまでやっているけど期限を守って提出してるし。
集団活動やグループワークにもきちんと参加して、友達とも仲良くやってるみたいだし。
たくさんの経験や関わりから、多くの学びを得た1番っ子。
これまでの積み重ねとその延長が、これからの彼を守ってくれるでしょう。
私が防御壁になる必要は、もうないのです。
どうか親がいなくなってものびのびと自分らしく生きていけるように、その土台を若いうちにしっかり築いておくれ。
進路はどうする?
話は結構遡り、高一の冬。
学校で三者面談がありました。
話題の中心は、卒業後の進路について。
高一とはいえ、のんびり構えてはいられません。
この学校は障がい者就労を選ぶ生徒もそれなりにいて、1番っ子は生粋の療育手帳所持者。
そして先生は
「いまの1番っ子さんなら(障がい者)手帳就労はできると思いますよ」
と。
( °◊° )ホォ!
そうですか!
先生の話によると障がい者就労を希望する場合は、在学中に希望する企業に出向いて「実習」という名の働く練習をするらしいのです。
企業側は実習中の様子を見て、採用するか否かを判断するとな。
実習開始は大体二年生からで、三年生になってからでは時すでに遅し・・・。
特例子会社は特に狭き門で、なかなか採用されないとな。
やるなら早いうちに意思表示しないと。
そりゃ大変だ ᐠ( ᑒ )ᐟイソゲー!
希望する場合、あと数ヶ月で企業の目星まで絞らなきゃいけないってことじゃん!
就労のことなんて全然分からない (°°;))。。オロオロッ。。・・((; °°)
どこの企業に特例子会社があるのー?!
でも当の本人は私の横の席に座り、先生の話を無表情で聞いています。
まぁ、この前まで義務教育の中にいたから、社会人になる心の準備はまだできないって感じ?
なんだかちょっと戸惑っているみたいです。
そこで先生が取り出した資料は国や自治体が設置している職業訓練校のパンフレットでした。
職業の内容によってカリキュラムや期間(数ヶ月から一年)は異なり、授業料は無料であること、障がいの有無は関係なく受け入れてもらえること等が書かれていました。
また、他に知的障がい者対象の職業訓練校もあり、こちらも国や自治体が設置したものですが期間は二年と長く、その間は寮に入ることや、授業料はかからないけど月々の寮費や食費・水道光熱費等はかかることなどを話し合いました。
いきなり社会人になることに戸惑いがあるのなら、先ずは職業訓練校に行くっていうのも手だよね!学生と社会人の間みたいでいいんじゃない?候補に考えてみようよ!!
と乗り気な私に対し、それでもウーム( ´・∞・)?という表情の1番っ子。
何を考えているかは分かりませんが、齢15・16で学生以外の自分像を描くことは難しいようです。
自閉症って「頭の中で想像する・考える」が苦手と言いますしね。
ここからは本格的に模索する1番っ子の日々が、しばらく続きます。
早いもので、あれから四年。
当時、中一で部活動入部を控えた1番っ子は、自分の「剣道部希望」という気持ちと学校の「支援級の生徒は運動部に入れない」というルールを狭間で悶々としていました。
自分で書いた入部希望届けの提出を拒まれ、下校する日々。
学校側の理由は
①部活動にまで支援級の先生はつけられないから、何かあってもサポートできない。
②運動部は集団活動が多い。支援級の生徒にはできないでしょう。
③顧問は遠征時の往復におらず、部員のみで行動することもある。同様に遠征先では他校の先生や生徒に部員のみで挨拶回りをすることもある。支援級の生徒がいるからと言ってそこに先生をつけることはできない。
④休日の学校にいる先生の人数は限られている。休日練習で何かあっても(以下省略)。
と、まぁこんな感じでした。
その説明だけで支援級生徒にどんなイメージを持たれているのか、分からんでもないなー(^-^; )アララって感じでした。
うん、分からんでもないよ(あえて二回言う)。
しかし当時の1番っ子は、部活動に自分専属の支援者を求めたりはしておらず、そもそもそんな必要性などなく、自力で公共交通機関を利用することも可能でした。
それを伝えても「だったら支援級に入級する必要はないはずでしょう」と突っぱねられ・・・。
!?!?!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?!?!?
支援級入級の根拠は、入学前に提出した書類にも書きましたが、幼児期から療育手帳を所持する知的障がい児だからであり、集団活動や公共交通機関を一人で利用できないとかは関係ないというか。
そもそも知的障がいを持っていてもそれくらいはできる子なんて普通にいるんですが。
軽度なんて特にね・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。。
こりゃ根底から話が噛み合わないかも。。。
困惑したものの、せめて戸惑うまでに留めようと精一杯踏ん張りました。
もしかして何か理由があって、支援級の生徒の運動部入部を拒んでいるのではなかろうか?
と色々妄想して、自分を納得させようとしてみたり。
過去に問題を起こした生徒がいるとか??
もしかしてその子はいまも在学中で、1番っ子が剣道部に入部したら色々マズイことになるとか???
でも何も知らない、説明もない、聞かされないから、本当のところは全く分かりません。
しかしとにかく、先生たちには「なんとしてでも支援級生徒の運動部入部は阻止する!」という強ーい信念があるということだけは理解できました。
一緒に入級したお友達も部は違えど運動系を希望していましたが、最後は大泣きして諦めた、と。
だから1番っ子さんも諦められますよ!
頑張って諦めさせてくださいね!!
と。
……うん、じゃあやめとくか。
正直訳分からんし納得いかない。
1番っ子に決定的な理由があったり何か問題を起こして拒否られた結果とかならまだしも、支援級生徒全員に向けての対応だなんて意味不明にも程がある。。。
そこにいる子どもたちをなんだと思っているんだ・・・って。
しかし、それでも見えない「絶対拒否」の圧がスゴすぎる。
このままじゃ先生たちから反発を食らって、学校内に1番っ子の居場所すら無くなりそうだ。
と私は思ったのですが、入部を希望している当の本人は納得せず。
まぁ、当たり前か。
はっきりとした理由もなく、自分から何度意思表示してものらりくらりとかわされて。
私だって説得しろと言われても、何をどう説明すればいいのか全然分からなかったもん。
何故拒否されているかの根拠は皆無なわけだし。
結局諦めきれない1番っ子が一ヶ月ほど粘りに粘って、条件付きのもとで入部を許してもらいましたが。
条件とはこちらから提示したもので
①部活動のなかで先生によるサポートを求めることはしない。
②遠征にも昇給審査にも休日練習にも参加しない。
③人間関係でトラブルが生じた場合は即退部する。
これら条件はもちろん1番っ子も了承の上。
支援級の生徒が部活動をする、しかもそれが運動部というだけで、こんなにも警戒されるのかー、と当時は入部書類を眺めながらゲンナリしたっけ。
という、今は昔の話。
今度は2番っ子の番だ・・・
さて、また一からやり直しです。
どうなることやら。
中学生になったら何部に入るの?
去年から当の本人に時々していた質問です。
親として、必要ならば対応を考えとかないといけないからね。
②「うーん、分かんない」
特別興味を感じるものはなく、家の床に電車のおもちゃを走らせ、ノートに駅名を書きなぐっては自作の路線図を披露する毎日。
鉄道研究部とかあれば迷わず入っていただろうに、残念ながら君の学校にはないんだよなー。
そして考えた末、結局入学後に2番っ子が選んだのは帰宅部でした。
|ε=ε=ε=ミ( ノ_ _)ノ=3 ズコ-!!
ま、まぁ、いいんじゃない?
でもせっかく体力も時間もあるし、そしてなによりも若いんだから、これらを活かして「教わる経験」をしないと勿体ないと思うんだ。
大人になればなるほど、他人から教えてもらえる機会は減るものだし。
誰もが認める「未熟な時期」だからこそ、大いにできる経験だよ。
色々教えてもらえるって、何気にすごい貴重な経験なんだから〜。
なによりも「教わる姿勢」を身につける為にも何かやってみようよ!!
という話をしていたある日の晩。
横からマイダーが
(ダ)「柔道がいいんじゃない?駅のそばに気になる道場があってさー、平日の夜にやってるんだよー」
と口を挟んできました。
柔道には興味無しな2番っ子でしたが、「駅そばで習い事」=「バスで通う」=「バス好きドリーム!!」となり
②「やる!柔道やる!( •̀ω•́ )✧」
と即決。
中学には柔道部もないし、ちょうどいっか。
そんなこんなで週末は空手、水・金は下校してから柔道に通うという、まるで武道家な生活を送ることになりました。
そんなこんなで支援級の連絡帳に報告がてら
「2番っ子は帰宅部にするみたいデース」
と書くことに決定。
これで先生たちも内心ホッとできるでしょ。
そして記入しようと2番っ子が学校から持ち帰った連絡帳を開くと、支援級の新一年生保護者に向けて配られたお便りが挟まっていました。
それは
「どこの部活動に入部しますか?」
という、さりげないお伺いでした。
運動部に入部できるようになっていた
部活動にまでサポートの先生はつけられません。
休日は支援級の先生がいない日もありますし、いても部活顧問等やる事があるので対応できません。
お便りには、デジャブ感満載の諸注意がつらつらと並んでしました。
ハイハイ、ソーデスネ。
しかしその後は、
それでもきちんとやれるのならどこに入ってもいいです。
かつては運動部に所属し、休日の活動は無しで平日練習のみに参加する生徒もおりました。
ご家庭できちんと話し合って決めて下さい。
文責の名前は現在の主任、1番っ子の二・三年生時の元担任でした。
かつての生徒とは、まぎれもなく1番っ子のこと。
いつの間にか支援級の生徒にも、門戸は開かれるようになっていたようです。
この四年の間にだいぶ変わったんだなぁ。
手紙を読みながら、先生たちが支援級生徒への対応を彼らのために変えようと頑張ってくれたのだと、しみじみと有難く感じてみたり。
多分色々あった何かが、先生も生徒入れ替わったし、「もう大丈夫」になったのでしょう。
こんなことなら、1番っ子と2番っ子の入学時期が逆だったら良かったね(笑)
柔道が楽しい!
父親の勧めで始めた柔道。
道場の穏やかな雰囲気があっているのか、2番っ子は毎回楽しく通っているようです。
師範の先生も
(師)「最近痩せている体型ばかりだけど、久々にいいのが入ってきた」
と喜んでいるよう。
そして
(師)「柔道はデカければデカい方がいい!」
(師)「まだまだ痩せている!米だ!米を食え!!」
(師)「120kgを目指すんだ!!」
と2番っ子を奮い立たせ(?)ているそうで。
・・・今までにないキャラだ(^_^;)
あの、小二から食べ過ぎ病で通院してるんですけど。。。
まぁ、練習頑張って上手いことやりなさいと2番っ子には言っています。
BMIは増やさないでね。
そうさ、頑張るんだ。
まだまだ始まったばかりなんだからね。
ファイトー☆
新生活がスタートして、早一ヶ月。
2番っ子の卒業式からずっとバタバタしておりました我が家も、やっとこさ落ち着きを取り戻し始めました。
大好きな6年3組&小学校の支援級から無事に旅立った2番っ子ですが、いまでもたまに「小学校に戻りたくなることがあるんだよなー」とボソッと呟いています。
去年の今頃は、6年3組の担任の先生が嫌だと、悪いことをする子に大きな声で怒るから苦手だとグチグチ言っていたのにね。
しかし日を追うごとに
②「あの先生は6年3組のお父さんだ〜」「6年3組になれて本当に良かった〜」
と絶賛の対象に。
そうでしょうそうでしょう。
だってこのご時世によろしくないことをしでかす子を必死に注意するのはその子の将来の為でもあるけれど、周りにいる子たちの今を守る為でもあるんだから。
みんなが安全で平穏に、安心して過ごせるように一生懸命頑張ってくれていたってことなんだから。
その先生はきっとかなりの平和主義者で、みんなを大切にしてくれる良い人だよ。
②「先生は神だ〜」
六年生が終わる頃には、先生への見方は180°変わっていました。
②「先生、元気にしてるかな。今度あったらLINE交換するんだー」
と最近は張り切っています。
うーん、先生は異動しちゃったから難しいんじゃない?
ってかLINE交換の仕方、知らないでしょ?
まぁ、いっか。
そうそう、卒業式会場にあった祝電ボードには1・2年生の時の支援級担任の先生からのメッセージも飾られていました。
当時、この学年での支援級児童は2番っ子だけ。
表向きは卒業生全員に向けたメッセージだけど、この気持ちは君が一番に受け取らなきゃいけないんだよ。
なんて話したら
②「そうなの!?だったら持って帰りたいなぁ」
と驚きつつも名残惜しそうに、マジマジと眺めていました(⊙д⊙)
もちろん、4・5年生の時の初恋先生からも届いていました。
当時はこの人にプロポーズをするか真剣に悩んでいたような。
成人した子がいる既婚者を好きにるのはアカンと止めたけど、いま思い出すとなんとも甘酸っぱいことで。
良かったね。
色々あったけど、温かい小学校生活を満喫できたね。
たくさんの素敵な思い出を胸に、中学生にステップアップした2番っ子。
これからの中学校生活もいっぱい楽しんでほしいです。
連休は静岡旅行をエンジョイしてきた四人と一匹我が家。
えぇ、楽しかったです。
道中は雨でも楽しめるスポットが色々とあって、立ち寄りながら宿を目指すことができました。
茶の都ミュージアムで1番っ子好みのティーパックを爆買いしたり、しみしみ静岡おでんを味わったり、雨の合間に有名な神社にも寄ったり、日帰り温泉で一息ついたりもして。
おかげで長い移動時間も苦にならず。
旅行はやっぱりいいものですな。
また行こうね!と、喋りながら笑顔で帰ってきたのですが・・・。
スマホが行方不明
相変わらず2番っ子が、やらかしておりました。
最近は親の管理を卒業し、自己責任を基本とした主体性を発揮するように促されているところですが、しかししかし。
行動力はピカイチな割に注意散漫なところがあり、日々危なっかしさを感じさせてくれる今日この頃。
そんななかで今回は
②「スマホどこかなー(•́ω•̀;≡;•́ω•̀)見つからないなー」
と帰宅後に探し回っており、その姿を見て
(私)「またか・・・(›´÷`‹ )」
とゲンナリした次第です。
でもまぁ、あれだ。
コレは前回の「父の財布からお金をコッソリ取ってもうた事件」とは全然違う。
誰にも迷惑かけていないし他者を傷つけたり欺いたりするものでないから、私にとっては別にどーでもいい類だわ。
他者に迷惑をかけたり傷つけたりした側が「反省して次から気をつけます!( •̀ω•́ )✧」「今回の失敗を今後に生かします(*`・ω・´)」とかなんとか言ってたら、それこそ激おこもんです。
「嫌な思いをさせられた側は次どころか今のあなたがすでにダメだし、これからもそれは変えられないの。謝罪や反省さえすれば間違いの前に戻れるなんてことはないの。相手はずっとあなたに不信感を抱き続け、それは絶対に消えない」
「自分基準のOKにすればいい」みたいな自己中にはなってほしくないです。
その感覚で他者と関ろうとしても良好なものは築けないだろうし、できたとしても脆く薄い、ちょっとした事で呆気なく壊れるものにしかならないでしょう。
そうなると待っているのは後悔ばかり。
たまに後悔しない前向き風自己中もいますが、普通の人はそういうタイプには警戒して近づかない&近づかせないです。
後悔ばかりや孤独な人生なんて送ってほしくないから、他者に迷惑をかけるような行いをした時はガッツリ叱り、「二度とこんなことしない」と心底感じてほしいのです。
しかし今回のケースは、己の失態にガーンとショックを受けつつも行動を振り返り反省して、次からどうすればいいか考えるだけでOKかと。
スマホ紛失は誰に迷惑をかける訳でもない(気づくのが遅いとヤバイこともあるけど)。
本人はショックでしょうけど、いざとなればAndroidデバイスマネージャーの遠隔操作で初期化しちゃえばいい。
そして本当に失くしたのならば、そこでおしまい▷▶当月中に契約解除。自己管理できないなら持たせられん!
という流れにしようと頭の中で計画を立て、私は説教せずに「頑張って探しなよ〜」という態度を通すことにしました。
GPSは便利だな
トーンモバイルには簡易的なGPS機能がついているので、私のスマホからすぐに位置情報を確認できます。
慌ててスマホを探し回っている2番っ子を横目に、スマホが静岡のどこかにないことを願いながらググッてみると・・・。
ジャーン!
スマホの所在を示す印は、我が家の駐車場を指していました。
コレって車の中に落ちてるってことでしょ?
ってことで、サラッと
(私)「車の中も見てみればー?」
と2番っ子を向かわせました。
しばらくすると
②「助手席の下にあった!!(´இωஇ`)ホッ」
と半泣きで戻ってきました。
その手にはスマホと・・・まぜご飯の素。
そんなの、最近買った記憶ないけどなぁ。。。
とよく見たら、賞味期限は2022年の表記。
多分これは、一昨年のゴールデンウィークの長野旅行で買ったやつでは。。。
椅子の下の見えづらいところに入り込んで、これまでずっとソコにいたんだね。
②「スマホはまぜご飯の素の上に乗っかってたよ!!」
さよーですか(꒪⌓꒪ ガーン)。。。
ではとりあえず反省しましょう
呑気な態度で構えてみましたが、スマホを失くすなんて結構リスキーなことです。
いまはまだ大した利用はしていませんが、今後は個人情報を管理したりお財布代わりにだってなるでしょう。
安易に紛失しないように気をつけさせなければ。
そうだ、今こそこれを反省して今後に生かす時ぞ!!
(私)「どうしたらなくさずに済むかな?」
②「うーん、、、気をつける?」
(私)「どういう対策が気をつけることになるの?」
②「ずっと握ってるとか、カバンから出さないとか?」
いいかもだけど、実際にやろうとしてもでは無理じゃない?
でもよくよく考えたら1番っ子はそれに近い生活をしているような。。。
スマホ紛失対策からのより良き人生を
1番っ子はスマホカバーにストラップをつけて、自宅外では常に首から下げています。
そしてカバーは真っ赤で所々に星マークがあるThe☆ハデハデ。
自宅では使用や充電時以外は通学鞄の中に入れています。
そして派手なカバーのおかげで鞄の中に埋もれていても速攻で見つけることができます。
ありきたりで単純だけど、先ずはこういうのからしっかり整えていくか?
2番っ子は暗めの青でシンプル・シックな感じがお好みだからコレなら目立つ!というものはなかなか見つからないだろうけど、一緒に探してみよう。
後悔することはせず、でも反省はたくさんして、「昨日より今日。今日より明日」と、より良き日々を歩んでいこうね。
小学生ももう少しで終了です。
次のステップに向けて、頑張ろうぜ!
おまけ
これを書いた後に2番っ子のランドセルから毎日小学生新聞(2018.3.3)のコピーが出てきました。
道徳の授業でもらったのかな?
運転シミュレーターが好きな2番っ子。
普段は自宅プレイステーションで「電車でGO」と「東京バスガイド」の運転に取り組み、日夜運転技術の向上(?)に励んでいます。
しかしテレビ画面上での鍛錬には満足できなくなったようで、様々な機械に触れたいと話すようになってきました。
そこでお出かけ大好きが幸をなしてか、各地の鉄道系ミュージアムを毎月親子で楽しむように。
ちなみに今月の前半は鉄道博物館に行ってきました。
これも立派な社会勉強。
「楽しいお出かけ」は公共交通機関を利用したり、外食や買い物をしたり、順番を守って静かに並んだりetc…良質な学びの宝庫です。
元々注意力散漫で危なっかしい子でしたが、積み重ねた体験のおかげで外を出歩く分には大分安心感が持てる振る舞いをできるようになってきました。
四月からは中学生。
そろそろ一人で近場なら行かせてもいいかなぁ、と思えるようになってきた今日この頃です。
ところで、そういうところには必ずと言っていいほど立派な運転シミュレーターがあります。
タダで利用できるところも多く、お財布的には大助かり。
しかし最近はそれもマンネリ気味な様子です。
そこで、折角だからいつもとは違う乗り物に挑戦してみない?と軽い感じで話題にしてしまったのが運の尽き。
旅行大好きマイダーと2番っ子がノリノリになってしまい、「どこにあるの?!なんの乗り物!?」の騒ぎに。
一応知ってはいるんだけど・・・
行く?
遠いよ?
関東じゃないし。
と念を押すと
(ダ)②「二月の三連休に行くぞ!٩(.^∀^.)งLet's go」
とさらに盛り上がってしまいました。
(私)①「・・・(°Д°(´°д °`))マジカ」
航空自衛隊浜松広報館エアーパーク
飛行機のシミュレーターができるところはそうそうありません。
浜松市にあるこの施設は、資料館の3階に四台の簡易型シミュレーターがあり、ちびっこでも操作可能。
お隣の建物1階にもシュミレーターが一台あり、こちらは本格的且つ時間予約が必要です。
しかし資料館3階の方は並んで順番が来ればすぐにできます。
もう一度プレイしたければ、再度列に並べば良し!
展示物や映像資料を見たり戦闘機に乗ってみたり、訓練のVR体験ができたりとシミュレーター以外にも楽しむことができる凄い施設です。
私的にはVRがドーンと来ました_(›´ω`‹ 」∠)_
座っていた椅子から落ちそうになったもんなぁ(恥)。
自衛隊さんはいっぱい大変な思いして頑張ってくれているんだなあ。
勉強になるし感謝の気持ちでいっぱいにもなる感慨深い施設です。
ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ
もうひとつは磐田市にあるバイクのヤマハの施設。
広いフロアの中にバイクや車、船など、そのなかでも特にプレミヤムなアレやコレやが展示されています。
マシン好きには眩しい場所でしょう。
一部のバイクは跨ってOK。
もちろんシミュレーターもバイクに跨って操作をするタイプです。
早速張り切って乗ってみた2番っ子。
しかしすぐに戸惑う様子が。
②「・・・出発できないんだけど(汗」
そうだよね、クラッチとか左足での操作とか分からないよね。
ならば説明してあげよう!
母は実は二輪車中型免許持ってんだぞ〜。
1番っ子を妊娠してすぐに、問答無用でバイク処分されて以降乗ってないけど。
と得意気に教えようとしたら、先にマイダーがバイクの横に立ちテキパキと説明していました。
二輪車免許持ってないくせになんでそんなに詳しいんじゃ、まったく。
不完全燃焼した私は、2番っ子の次に親なしで単身挑戦しようとしたけどやっぱり発車できず戸惑っていた少年に手とり足とり説明しときました。
いきなり子どもひとりでは難しい機械のようですね。
それでもなんとか操作を理解できた2番っ子は楽しかった様子。
何度も並び直してトライしていました。
聞くところによると、200キロ以上の速度を出せるそうです。
隠れ画面暴走好きにはたまらないとのこと。
なんだその趣味は( ̄▽ ̄;)
他に船の運転や魚釣り(何故?)のシミュレーターもありましたが、2番っ子はひたすらこのバイクタイプに没頭していました。
まとめ
シミュレーターの写真を撮り忘れてしまいました(*´・人・*)
どちらも駐車場代も入場料もシミュレーター利用料も無しのコスパ最強施設です。
ちょっとでも気になった方は実際に施設を訪れて、是非本物を見て触れてお楽しみください。
リンク
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被害者マイダー(マイダーリン)は、1月終わり頃から利き手側手首の痛みを訴えて通院中。
負傷した覚えは特にないものの、痛みの他に腫れやむくみなどの症状も見られました。
え?リウマチ?神経痛?それとも夜に酔っ払ってふらついて壁とかにぶつけたんじゃないの?
よく分からないけど、リウマチも見てくれる整形外科で診てもらいなよー。
なんて勧めてみたけど、当の本人は「めんどくせー」と気が乗らない様子。
しかしやはり利き手の痛みが続くと生活しづらいようで、渋々受診することにしましたとさ。
そしてある日の夜
(ダ)「明日病院行くからATMでお金おろしといた」
と夕飯の席でみんなに受診宣言をしていました。
( ˙³˙)( ˙³˙)( ˙³˙)フーン
「なんか、一枚足りないんだよね」
病院では問診後にレントゲン撮影をしたとのこと。
Dr.は一目見て「これはリウマチではないよ」と即答 (*´∀`)=3 ホッ
レントゲンの結果、骨の異常も無し。
とりあえず湿布を処方され「2週間後にまだ痛かったら、また来てね」と言われて終了しました。
問題は会計時。
財布の中に入っているお金が、思っていたより少なかったそうです。
詳しくは、前日にATMから引き出したお札の枚数が一枚足りないと。
それでも支払いには足りていたので事なきを得たのですが、帰宅してから
(ダ)「なんか変なんだよなー。出金金額を間違えたのかなー」
と、しばらくブツクサ言っていました。
通帳記帳していなかったから直ぐには確認できないけど、多分間違えてたんじゃない?
たまにはそういうこともあるよねー。
スマホで残高見られるようにアプリをダウンロードしとけばー?
なんて会話をしながら、その時の会話はおしまいでした。
それから2週間後の夕飯時。
(ダ)「明日は午後から仕事だから午前中に病院行く。そんでついでに税金払ってくる」
と、再度翌日の予定を宣言したマイダー。
帰宅前にATMからそのためのお金を引き出してきたと。
(私)「現金派なんだねー。いちいちATMに行くのがめんどくさい私はクレジット派だよ〜。HAHAHA」
なんて会話をしていたような。
そして翌日。
仕事中の私のLINEに不穏なメッセージが来ました。
(ダ)「昨日おろした金、一万足りない」
病院での会計時に気づいたそうです。
はい?!
一万?!?!
また金額間違えたんじゃない?
(ダ)「通帳記帳していたから間違いない」
ATMの後にお店に寄って買い物した時に使ったんじゃない?
(ダ)「昨日はどこにも寄ってない。帰ってから今日の病院会計まで財布に触っていないし。これじゃ税金払いに行けないよ」
聞けば前回と今回使用したATMは同じ機械とのこと。
一枚少なく出すATMなんじゃない?
怖いねー!
もうソコ使うのやめたら!?
と真剣に返信していました。
・・・が、冷静に考えてみたら、ンなわけない。
そういうことじゃないゾ、チャント考えろ!!と頭の片隅で警告音が鳴り響いていました。
ダレカ、トッタ?
盗人は誰?!
マイダーは帰宅後、財布が入ったリュックをリビングの椅子に引っ掛けます。
そして寝るまでリビングで過ごします。
主にテレビ前のコタツか、テレビ横のソファにいます。
要はテレビ人間。
テレビばっか観てて、リビングから出る時はお風呂とトイレくらい。
その時のリビングには大体私がいます。
子供たちは22時頃には自室に行ってしまい、私も直ぐに眠くなるため最後までリビングにいるのはマイダーです。
そして夜明けと共に目覚め、誰よりも早く元気ハツラツとリビングに登場するのもマイダー。
そんな状況で財布からお金を抜き取るなんて、誰ができる?
私?
いやいや、やってないし!
自分ちの税金用のお金なんて取ってなんになる?
支払いできずに督促状が来て詰むだけじゃん。
えー、じゃあ1番っ子?
いやいや、ありえない。
1番っ子は小学校中学年の時、我が家の200円を盗ったことがありました。
テーブルの上に置いてあったそのお金は、2番っ子がせっせとお手伝いをして(50円/回)稼いだものでした。
お金の意味がまだ分かっていない2番っ子は、テーブルの上に置いて眺めているだけ。
それをこっそり持ち出した1番っ子は、友達と一緒にジュースへ交換、なんてことを。
しかしそれは直ぐにバレて、私にこっぴどく叱られました。
そこで反省すればいいのですが、当時の1番っ子は「叱られたら取り敢えず逆ギレor相手をバカにする態度」をかまして強がるタイプでした。
要は「非を認めたら、もうこれ以上はかもしれない」と感じ、抗っていたのです。
そこを
「大丈夫。そんなことないから、安心して改心しましょう·̩͙꒰ঌ( ᐛ )໒꒱·̩͙キラキラ」
というタイプでは無い私とかち合えば、アカン化学反応を起こすというのが当時の常でした(ꐦಠہಠ)٩(`ω´٩ꐦ)
2番っ子が稼いだお金をジュースに変えたことを注意された1番っ子は、その場で私に向かって半笑いであっかんべー┏(ꒉ:)و ̑̑
①「やーだよー。聞いてやんないよー」
と半笑い顔で首を左右に振ったのです。
ピキーンッ。
その姿を目の当たりにした私は無言で1番っ子をビンタ。
1番っ子は驚きながらも
①「何すんだよ \٩(`ω´٩ꐦ)///」
と私に速攻でやり返してきて、互いに胸ぐら掴み合い殴り合った・・・ということがありました。
当時の1番っ子は私よりも小柄だったとはいえ力は強く、なかなか良い勝負だったなぁ。
・・・じゃなくて、みっともなく殴り合い、互いに複数の痣をつくる結果となりました。
勝ち負けではなく、それくらい他者から怒りを買う行いをしたのだと自覚を持ってほしくて、その後3日間は一切口をきくことなく過ごしました。
それは殴り合うよりも強烈なダメージを与えたようで。
当時担任の先生からは、連絡帳に
(先)「1番っ子さんは反省しています。学校でも一日中元気がないので、許してあげてください」
と連絡帳に書かれてしまうくらいでした。
3日後にはいつも通りの親子に戻りましたが、その後も似たような出来事は高学年まで続き・・・。
世間から見たら、ただのヤバい虐待親だったんだろうな(苦笑)。
それでもめげずに(?)ダメな失敗をやらかし、注意に対して反抗的態度を示すがために親からこっぴどく叱られることを繰り返した1番っ子。
その甲斐があったのかどうかは定かではありませんが、1番っ子は
中学生になってからは、他者を軽んじるような行いをすることはなくなりました。
逆に軽んじられる側になることもありましたが、それでも
支援級だからって否定されたりバカにされることは何も無い。真面目に生きていれば、理解してくれる・味方になってくれる人は必ずいる。
そう言い続けて、いじめを乗り越えた中学時代。
いじめっ子を反面教師としたのか、高校生になった現在は「他者を軽んじる行為=恥」「他者を見守ったり尊重する行為=正義」「正義の自分=カッコイイ!!」と認識したようで、不器用ながらもなんとか正直・真面目をモットーに生きようと頑張っています。
そんな姿を見て、日々誇らしく感じている母は、「1番っ子は絶対やってない!!」と言い切れるのでした。
じゃあ2番っ子は?
2番っ子は幼少期からとても良い子でした。
母にブチギレられ、怒鳴られ、時には殴られ、さらに時には父にも以下同文な1番っ子の横で「ああいうことしたら、こういうことになるんだ」と学習しながら育ちました。
そのおかげか、幼いうちから同じ轍を踏まないように、要は聞き分けよく、従順で愛想が良い子でした。
学校でも同じで、できる限り主体的に生活し、お友達とも仲良くし、平和に過ごせる日々を心から愛していました。
だからなのかそれはもう、どこに行っても可愛いがられました。
たまに調子に乗ってやらかすことはありましたが、厳しく叱られることはほとんどなく。
あっても一切口答えせず、目に涙を溜めて「はい。ごめんなさい」と呟くのです。
そんな態度をされたら、母も父もそれ以上叱れないではないか ('ω' ;)
多分2番っ子は、1番っ子の10分の1も叱られることなく、そのくせ何十倍もチヤホヤされて大きくなったのだろうと思われます。
これもひとつの才能。
不器用な1番っ子から見たら、2番っ子はそれはもうキラキラと輝やく羨ましい存在だったことでしょう。
しかし最近母はふと思ったのですよ。
こやつ、いまさらながら「大人はチョロイ」って、ちょっと思ってない?
って。
小学六年生というと理想化から脱却し、大人を小馬鹿にするようになる時期です。
反比例して自信過剰な様子が見られますが、その自信の根拠となるようなものは大してないため精神的な揺らぎやすさをあわせ持つという、なんとも面倒くさい時期でもあります。
それに加えてホルモンの影響で、衝動性が高くなる&心のブレーキがかかりにくくなっちゃったりもして。
ダメと分かっていてもやりたいことをやって「なんでそんなアホなことしたんだよっ」とツッコまれてしまう、周囲を呆れさせる行動が目立つ時期でもあります。
しょーもないのですが、これは概ねみんなが通る道。
そして2番っ子は御多分に洩れづ、ここ一年ほどの会話で「(食べ過ぎ病で通院しているのに)あれもこれも食べたい!こっそり買い食いしちゃうぞ」「真面目な顔してすっとぼければ、なんだかんだで大人は誤魔化せる」「ダメだったらおちゃらけて逃げきってみせる!」という思惑が、時々見られるようになってきました。
おうおう、知的障がいを持っていながら大人を誤魔化せる方法をよく身につけたねー。
でもやっぱり詰めが甘いからバレバレよー。
怒られている時はしおらしくして、でも終われば直ぐに寝っ転がってテレビ見てガハハ笑いしてれば分かるっつーの!!
なんて内心思いながらも「決定的なダメ」を押さえられる場面がなかったのでスルーしていました。
⇧数ヶ月前のコレもそのひとつだよな。
2番っ子の最近の動向
某テーマパークの年パスを、お年玉で購入した2番っ子。
冬休みが開けてからしばらくは放課後にも出かけ、アトラクションやテーマパークグルメを一人楽しんでいました。
交通費や入園料、アトラクション代はタダです。
でもテーマパーク内で毎回グルメを楽しんでいたら、あっという間にお金なくならない?
テイクアウトの唐揚げだって一皿600円から800円くらいするんでしょ?
お年玉やお小遣いの残りは1月半ばで五千円を切っていました。
なんで知っているかって?
2番っ子はお金の計算が苦手なので、お小遣い全額を交通系ICカードに入れているからです。
自販機で飲み物を購入する時もそれを使うので、表示される数字をそばでチラ見していたので。
以前観光地に行って食べ歩きグルメを楽しむ2番っ子に
(私)「そんなに買ってばかりいたらお金なくなっちゃうよ」
と忠告しました。
すると
②「大丈夫だよ。お札を出したら丸いお金をくれるんだ!丸いお金がいっぱいになったから今もお金持ちだよ♪」
と小銭入れに入っている一円玉や十円玉の山を見せてくれました。
それはお釣り・・・。
2番っ子は端数の硬貨を使用することがてんで苦手。
だからピッタリの金額があっても百円玉以上のお金を出して精算していたのです。
そんなことをしていたから、財布から硬貨を出すのが一苦労になってしまい(汗)
そんな中、キャッシュレス決済という素晴らしいツールを知ってしまった昨年冬。
青天の霹靂とはこのこと。
2番っ子にとってはまさに救世主でした。
残高はその辺にある自販機やコンビニATMで気軽に確認できる。
いくら持っているかをひと目で分かる!!
嬉しさのあまりお小遣いを貰うと直ぐに入金するようになり、手持ち現金は0の日々が続きました。
念のため緊急時用に少しは現金を持ちなさいと、お小遣いとは別に千円札を渡しても数日後には入金され・・・の繰り返し(´-д-`)ダメダコリャ
これがあればいつでも美味しいものを買える!
テーマパークの売店は交通系ICカードでお会計できるんだよ!
と喜ぶ2番っ子に「使いすぎないでねー」とやんわり忠告しながらも、ここ最近は一抹の不安を感じていたのです。
「今日はソフトクリームとポテトを買った」と話していた日もあり、結構金使ってるなーと思い、心配している風を装って尋ねてみたところ
②「間違えた!本当はソフトクリームしか買ってないよ」
と慌てて訂正したり・・・。
うん、どー見ても怪しい。
なんでそんなにお金があるの?
話は、マイダーから一万円足りないと連絡が来た直後に戻ります。
マイダーはこれから出勤する、いまは自宅にいる、とのこと。
(私)「だったら2番っ子の財布から交通系ICカードを拝借して、コンビニに立ち寄って残高確認してみてよ。財布なら棚の上に置いてあるはずだから」
まだお小遣い日にはなっていないから、残高は五千円を切っているはず。
どうかそうであって・・・。
夕方、マイダーからきたLINEは私の願望を見事に打ち砕いてくれました。
(私)「最近なくなった一万円たちはここに移動したんだね」
という私のコメントにマイダーはただただショックを受けていました。
悪いことした時はどう注意する?
私は遠回しな物言いは嫌い。
相手に探りを入れているようで、下手したら信頼関係を壊してしまうような気がして上手くできません。
なのでやんわり目のストレートで、2番っ子に問いただしました。
(私)「ねぇ、最近お父さんの財布からお金が無くなったんだけど、なんでか知らない?」
②「し、し、知らない。そうなんだ (⊙⊙)」
口調がおかしいし、表情からして怪しすぎる。
(私)「君のPASMOに9000円以上入っているんだけど、どういうこと?」
②「お、おとしだまだー、ですよ(✘﹏✘)」
(私)「年パス買った時には、もうそんなに残ってなかったよね?一緒に買いに行ったんだから、母さんは分かってるよ」
②「・・・・あやややや」
(私)「お父さんのお財布から無くなったお金は盗まれたものかもしれないから、警察に連絡して犯人を捕まえてもらいます」
②「・・・そ、それは、やめてください」
(私)「なんで?自分がとったってこと?」
②「・・・はい」
一瞬「今時は、こういう時ってどう注意すればいいんだろう?」なんて言葉が頭をよぎりました。
- 子どもを否定しない
- 落ち着いて冷静に話す
- いけないことだと教える
- 「そんなことをされたら、悲しい」と感情を伝える
うーん、、、マジか?
そもそも悪いことって知ってた上でやらかした子に、そこまで気を使う必要はあるの?
そりゃあ、やらかした本人からすれば理想的な対応だろうけどさ。
児童関係の仕事をしていると「今の子どもたちって大人の事情をよく分かっているなー」とつくづく感じるのです。
大人の事情、即ち「叱るはいいけど、怒るはダメ。なんなら諭すが一番良い対応」「大層な理由があって子どもを怒った場合でも、怒った大人の方がダメ」「ダメな大人として認定されたら謝罪コース」。
コレって、やらかす子たちにとっては都合のいい理論じゃん?
これまで、わざと負担になるようなことをしたり悪いことをして相手の反応を伺い、相手が「優しく諭してくれない」、「自分の言い分を聞いてくれない」、なんなら「自分が満足しない反応ばかりだった」くらいで親に泣きつき、クレームを言わせようとする子を複数人見てきました。
彼らは、そうすればあとは大人間で話し合って、自分の都合のいいようにことが運ぶって何度も経験し、しっかりと学習・認識していたのでしょう。
「自分のために他人の負担になるようなことを意図的にしながらも、その相手には自分が満足するような対応をすべきと求める」
それは即ち、自己愛的甘え。
私はこれが大っっっっっ嫌いです!!
最近、多すぎません?
なんなの、アレ。
自己愛的甘え
これは稲垣氏(2007)によると、「『甘え』が満たされず、甘えたくとも甘えられないがゆえに、一方的で要求がましい自己愛的要求を伴う『甘え』」と定義されるものです。
健全な甘えとは、良好な人間関係のもと相互的に、ごく自然に成り立つもの。
しかしこの自己愛的甘えでは、一個人の甘えたい願望を、他者が叶えるべきであると一方的に求める姿が現れます。
稲垣氏が作成した自己愛的甘え尺度は、モンスターと揶揄される方々と複数回向き合ったことがある人ほど「いるいる、こーゆーの!(ΦωΦ+)ホホゥ….」と感じるものではないでしょうか。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/16/1/16_1_13/_pdf
この中にある「屈折的甘え」とは、信頼関係が形成できず、そのせいで他者に上手く甘えられないためにやたらと怒ったり拗ねたり僻んだり不貞腐れたりするなど、理不尽で歪んだ態度を他者に示す傾向を指します。
「配慮の要求」は、他者は自分に対して特別ひと際に配慮するものだと認識しており、それがされなかったりチヤホヤしてくれる取り巻きを準備してもらえなければ心理的に不安定になる傾向を指します。
「許容への過度の期待」は、どんなに迷惑をかけても結局許してもらえるでしょー☆自分の欲しいままにさせてくれるるでしょー♪という安易で世の中舐め過ぎの期待を指します。
「屈折的甘え」や「配慮の要求」の裏には、普段から他者と良好な人間関係を形成できないことによる不安や疎外感があり、自信の乏しさや傷つきやすさが内在されています。
また自分自身の未熟さや自己像の不安定さも相まって、それらの埋め合わせを甘えの対象である他者が察し自主的に取り繕ってくれるものだと期待し、一方的に求めている姿でもありもあります。
現代のモンスター○○や一部ハラスメントによる攻撃行動は、自分の期待や要求を都合よく他者が叶えてくれないことに対する怒りや苦しさの表出であり、幼少期から甘えられなかった・甘えさせてもらえなかったことによる欲求不満の表れなのです。
それらとは異なり「許容への過度な期待」には、「自分ならやっても見逃してもらえる」「自分が謝れば広い心で許し、受け入れるのは当然」という有能感や優越感、または甘え対象への一体的願望が内在していると言われています。
バイトテロのように面白半分で迷惑行為をして周囲の反応を伺っている、迷惑行為が露呈すれば怒られ処罰されるのは当然なのに、いざそうなるとショックを受けて弱り、しまいにはいじめ被害者のように振る舞い他者を責めだすというタイプもコレなのでしょう。
ちなみに自己愛的甘え行動は親子関係のあり方が変わり始める思春期頃から、次第に第三者に向けられやすくなるそうです。
それは学校の先生とか、多分その辺の近しい第三者ですかね。
中学生まではそれを「甘え」と自覚することは少ないそうですが、高校生以降から次第に気づくようになります。
それに伴い、社会の中で堂々且つあからさまにこのような行動をする人は徐々に少なくなっていくとのこと。
ナルホド、中学生やその前後のお子さんに社会生活の中で不安定さが目立つのは、そういう理由もあるのね。
たまに成人以降もやめられずにいるタイプもいるし、小学生のうちから親に見切りをつけて他人に向かっちゃってるタイプもいるけど。
またその態度は「屈折的甘え」を主軸とします。
そこに「配慮の要求」「許容への過度の期待」のどちらか、または両方が付随するという形で表出されるのです。
そもそも基本的な信頼関係を形成して、健全で相互的な甘えを自然にできるように育てられていれば、こんなことはしないんだけどね。
これは自己愛的甘えなのか否か
先述した通り、2番っ子は以前から叱られるとさっさと謝ります。
その謝罪姿勢は本当に見事。
とても反省しているように見えるので、叱る側はそれ以上注意できません(汗)
でも叱られたあとはあっけかんとしており、その姿もまた叱った側を驚かせます。
この行動は「許容への過度の期待」のほとんどに当てはまると思うのです。
但し、屈折的甘えのような態度を見せることはないし、第三者に対しても同様です(・・・多分。今まで保護者面談とかで指摘されたことないし)。
「注意されたことを、その後も繰り返す」とか、注意に対して被害者ヅラすることもありません。
そう考えると、この時期特有の「心のブレーキよりも欲求が強くなってしまった状態」なのではないか、そうであってくれと願わずにはいられない。
じゃあどうする?
どう注意すればいい?
お父さんのお財布からお金を盗んだら、お父さんもお母さんも悲しい、って言ってみる?
2番っ子がやったんじゃないか?と疑ってから数時間、グルグルと私の頭の中を回っていた「今どきの大人風叱り方」の数々。
仕事でもやってきたじゃん!
簡単だよ。
こんな注意の仕方をしても、悪いことって知ってるけどやっているこの子には意味が無いって分かっていても、自分やチームを危機に晒さないためにやってるアレ。
その場を丸く収めた風に終了時間に持ち込み、これくらいなら保護者への説明も事勿れでできるやつ。
自己愛的甘えをする子たち保護者のモンスター率は異様に高い故、負担感がハンパない。
子だけならまだしも保護者とも対峙して疲れるくらいなら、「安全に今日という一日を終えるを優先にしよーぜ♬」でやっていたアレさ!
分かってるよ。
分かってるけどさ。
我が子にまでそんなこと、できるかっつーんだよ!!!
この期に及んで、気にすべきは保身や世の中の目じゃないでしょ!
私は親なんだから、2番っ子の将来を第一に心配しなきゃいけないのよっ。
他人の財布から金を盗んで注意で終わるなんて、社会ではそんなことないからっ。
学校や職場でそんなことやったら、みんなから軽蔑され距離を置かれ、居場所をなくし、場所を移したとしても噂があとから追いかけてくる。
信頼も人間関係も居場所も、呆気なくなってしまう。
許容してくれる都合の良い人間なんて、どこにもいない。
だから、二度とこんなことをしてはいけないと心の底から感じさせるべきなんだ。
次はないのよ。
今しかないのよ!
ってことで、胸ぐらを掴んで
(私)「ふざけんじゃないわよ、このバカチンがーっっっ」
と悲鳴のような怒鳴り声を、2番っ子の顔めがけて浴びせました。
(私)「他人の財布に入っているお金は、あんた以外の誰かが努力や苦労をして稼いだお金なの。軽い気持ちでもらっていいものではない。ましてや盗むなんて絶対しちゃダメなのよ!人の努力や苦労を馬鹿にする行いなの!そんな奴は絶対に許さないし認めないし、受け入れられない!!!」
そう言いながら右手に力が入りました。
もしこれがかつての1番っ子だったら、このままぶん殴っていたでしょう。
でも2番っ子はそうはいきませんでした。
だって震えながら目に涙をためて黙って唇を噛み締めているんですもん。
甘いかもしれないけど、そんな子を殴るなんてできませんでした。
1番っ子の時だって、互角かこっちの方がやられる側だからしていたわけで。
その後、2番っ子は上の階の自室に一人引っ込みました。
それと入れ替わるようにリビングにやって来た1番っ子。
①「ハテ?(。・_・?)ドシタノ?」
父、怒る(?)
21時、お仕事から帰宅したマイダー。
ちょっと元気がありません。
(ダ)「なんであんなことしたんだろ?」
(私)「あのくらいの年頃特有の、誘惑に負けちゃったってやつ?」
(ダ)「これからどうするの?」
(私)「とりあえずPASMOから全額回収し、カードはそのまま破棄」
(ダ)「えー、厳しすぎない?PASMOなかったら2番っ子困るじゃん」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜キー!( `ᾥ´ )
マイダーは厳しい父親風の外面ですが、中身はガムシロ人間です。
交通系ICカードなんて、なくても別に困らないでしょっ。
この辺のバスは自治体が発行する障害者用フリーパスでタダだし、電車だって現金で切符を買えばいいだけだし。
もう少しお金について理解させてから、その後ででもいいんじゃない?
そんなことより、いまは「なんであっても盗みはいけない。分かってるくせにやるんじゃねぇっ」って叱ることが先じゃないの?!
あなたの財布から抜き取ったんだよ。
そこをあなたが教えないでどうするの!
このまま事勿れ的に世間に合わせて「イケナイコトだと教えました!親ですからっ」で済ませたら、2番っ子の将来はグダグダになるかもよ?
それでいいのか、いいのかそれで!?!?
(ダ)「はぁ〜。。。そうだよなぁ。仕事で疲れてるのに帰ってからもコレなんて、めんどくせぇなぁ。。。」
ウンザリしたように呟いて、マイダーは階段を登っていきました。
①「 ┐(´-д-`)┌ 」
リビングに私と残った1番っ子は会話から察したようで、何か言いたげな表情で父を見送りました。
(ダ)「2番っ子ー!お前なぁ、●☆!■▷▼」
直ぐに上の階から怒鳴るマイダーの声が聞こえてきました。
先程の私の叫びよりもよく通る声です。
そういえばあの人、20代の頃は劇団員だったんだわ。
そんなことを思い出していたら、すかさず
スパーン
という音が上の階から響いてきました。
あらヤダ、殴ってるよ。
(ダ)「██✕¥〒◎!!」 スパーン
開いていた階段横のドアをそっと閉め、空気を読んでしょんぼりしている愛犬の頭をナデナデする1番っ子 (๑´•ω•)۶”(ᐡ• ﻌ • ᐡ)
2分ほどして、マイダーはリビングに戻ってきました(早っ)。
右手首を握りしめて肩を落としています。
(ダ)「ちきしょー。靭帯損傷した方で平手打ちしたら痛てーよ!」
(私)「え、そんな診断されてたの?お気の毒サマ」
(ダ)「2番っ子殴ったの、初めてかも。なんで今さらこんなことさせんだよー。あいつ、ふざけんなよー」
痛いくらいじゃ泣かないマイダーが、若干涙声でした。
翌日、マイダーと2番っ子は二人で最寄り駅に行って、窓口の駅員さんにお願いして交通系ICカード内のお金を払い戻してもらいました(デジポット500円も含)。
払い戻し手数料は220円。
払い戻しをしたら「このカードは不要」という意思表示になり、そのまま回収される決まりです。
現在半導体不足で生産されていないため、何度も駅員さんから「本当にいいんですか?」と念押の確認をされたそう。
片頬を腫らした2番っ子は緊張した面持ちで何度も頷いていたとな。
しかしマイダーの厳しさはここまで。
その後はいつも通りの「口と態度は堅焼きせんべい・中身はガムシロップ親父」に戻りました。
事情を知っている1番っ子は何ら変わらず。
①「(〜 ̄▽ ̄)〜(オレはもっとすごい怒られ方してたから、アレくらい大丈夫だろー)」
三人揃ってのほほんとゲーム三昧。
コレでいいのか?
と悶々としていると、私の気持ちを読んだマイダーと1番っ子が「ちゃんと母さんに謝れ」と2番っ子をせっついたようです。
緊張した面持ちで謝罪の予行練習をしながら私の横1mをずっとついてくる2番っ子と、無言で二時間過ごすという謎の時間を過ごした後、観念を決めたように
②「あの、、、すみませんでした。もうしません」
と頭を下げられました。
(私)「謝ったところで許されることでは無いけど、次やったらこの程度では済まないよ。そして謝るのは私にではなくて、父さんにでしょ?」
そう言われて、すぐそばにいるマイダーの方を振り向き
②「すみませんでした!もうしません」
その姿にマイダーは
(ダ)「はいはい」
と、飄々としているのでした。
叱っておしまいにはしたくない
親の財布から万札を盗むということをしておきながら、4~5年前の1番っ子に比べて甘々な対応で済んだ2番っ子。
かつての1番っ子はチマチマと色々してくれたけど、なんだかんだでそこまでやらかすことはなかったのにね。
まぁ、厳しく叱ればいいってわけではないしなー。
ここはしっかり躾・教育に力を入れるフェーズではなかろうか!
そういえば担任の先生も2番っ子の食べ歩きの金遣いを気にしており、「そんなにお金あるの?」と探りを入れてくれていたそうです。
すると2番っ子は
②「PASMOがあるから大丈夫だよ」
と謎の返答をしていたとな。
行動力があってどんどんやってしまうから分かっているように見えるけど、肝心なところは相当ダメダメっぽい(激汗)
と、いうことでしばらく動画視聴は禁止にしました。
最近アレだけで一日何時間使ってるんじゃ(汗)と突っ込みたくなる休日もあったし、自分へのセーブが緩々になってきているような気がしていたのです。
それならもっと有意義な時間を過ごしましょう!まだ小学生なんだから、と。
トーンモバイルは保護者端末からアプリの利用制限が可能です。
YouTubeは観れないように、サクッとしちゃいました。
ちなみにゲームはOKにしときました。
我が家のゲーム機はプレステのみなので、これまで通りゲーマーの父と1番っ子と譲り合って平和に使ってね。
ルールやマナーを実現できることならご自由にどうぞってことで。
で、ここ数日間の2番っ子は自由時間にゲーム以外で何をしているのかというと、専ら鉄道雑誌を読み漁っていました。
小六にしては漫画も読まない2番っ子ですが、鉄道雑誌だけは目を皿のようにして読んでいます。
大人向けの字が小さいものも(*○-○*)
これは一応「本を読める」ということなので、お金に関する本を買ってみました。
リンク
「そばに置いておけば読むかなー」と思って、試しに2番っ子の枕元に寝かせておいてみましたか1cmも動かした気配なく2日が過ぎ・・・。
3日目に「大事なことだから読みな」と改めて手渡しましたが、快い返事が返ってきたにも関わらず「やっぱ読んでないだろヽ(*`皿´*)ノキィィ」と言いたくなるようなご様子が5日続き・・・。
購入してから1週間が経ち、「埒が明かないっ。音読するぞ!」と夜の学習教材として活用することに決めしました。
この本は見開き1ページで要点と解説が完結しているし、小1の国語の教科書程度の文章で分かりやすく書かれています。
しかし侮ることなかれ。
簡潔な文章はストレートで分かりやすいし、最後の一文には「そう!こういうことを教えたかったんだよ!!」と思わず唸ってしまう内容のCHAPTERもチラホラ。
最初にある保護者向けの導入文からしてズバリ的を得ていて「あぁ〜、もっと早くに読ませておくんだった( ºΔº )」とちょっと後悔するくらいです。
一日1CHAPTER音読しようぜ。
読み終わった時、2番っ子は生きていく上で非常に重要な価値観を得ていることでしょう。
リンク
あと、やっぱり電車好きということで桃鉄は欠かせない!
・・・と言いつつ、実は桃鉄未経験の2番っ子。
プレステ2にソフトがあるらしい。
これは買わなきゃ(中古で)。
その暁にこの本を枕元に置けば・・・(学習してない)。
借金の怖さについても触れてくれているので是非読んでもらいたいです。
お金のことだけではなく、他者と関わり生きていく上で大事な教えが書いている本も一緒に読みたいところです。
リンク
こちらも見開き1ページで要点と解説が書かれている良書。
順番に、確実に身にしていきましょう。
やらなきゃいけない事はいっぱいだぁ!
12月吉日。
1番っ子の学校で三者面談がありました。
軽度知的障がいを持つ1番っ子は技能連携校に通う高校一年生。
少し早いようにも感じますが、そろそろ卒業後の進路についてある程度は目星をつけなければならない時期です。
君はどうしたい?
今回の面談は進路について話し合うためのものです。
しかし先ずは何より1番っ子の気持ちが一番大事。
卒業したらどうしたい?
①何かを学びたい?
②就職してお金を稼ぐ?
③療育手帳を持っているんだから、障害者雇用枠も検討できるよ(特例子会社もあるね)
受給者証をもとにした福祉就労という選択肢もありますが、今回は敢えて外すことにし、それについては本人からも同意を得ました。
障がいを持つ人が働く場としてA型やB型、はたまた就労移行支援といった就労支援的福祉事業所は、全国各所にたくさんあります。
万を超えるくらい。
しかし1番っ子の現状は
- 身体的困難はない
- 精神面は安定している
- 自律して日常生活を送っている
- 学校や学級という組織に属し、衝動的な行動や危険なくルールを尊重して生活している
- 集団活動に参加できる
- 出された課題に主体的に取り組める
- 他者とのコミュニケーションは可能
- 友人はじめ人間関係も概ね安定を維持している
等などから「障害福祉サービスの利用者として働く場所を得る」ではなく、もっと他の段階からスタートしても良いのではなかろうかと。
但しやはり理解や考察する力の弱さ、こなせる課題の質については、本人がいくら頑張ろうとしてもどうにもできない面があるわけで・・・。
これらを踏まえた上で「三年後にはどのような道を選び、何をして過ごしていたいのか」を、面談前に尋ねてみました。
この手の質問は秋頃からそれとなーくしていたのです。
学校でも「卒業後に向けた進路の説明会」を夏頃からやってくれており、休日開催のものにも参加していました。
だから何となくは意識はしてるでしょ?
ちなみに休日開催の進路説明会は、親も参加OKだったのですが、2番っ子の土曜参観と被ったために私とマイダーは行きませんでした。
当日は障害福祉サービス系就労支援事業所や専門学校、大学等の職員さんが来て、色々話してくれたみたいで、たくさんパンフレットをもらって帰ってきました。
それ以降も、大学や専門学校のパンフレットを持って帰宅することがたまにあり。。。
文系・理系問わず、難関国家資格取得を重点的に目指したり、調理師さんやトリマーさんになるための専門学校、なかにはデザイン系や声優さんの学校もありました。
まさに多様性じゃ〜٩( ᐖ )و٩( ᐖ )وイエーイ
って、違うか。
(私)「まだ、一先ずコレっていうのがなくて色々調べているってとこ?」
① (*꒪꒫꒪)( ._.)コクコク
まぁ、そうだよね。
いままで「当然のごとく与えられる立場(児童・生徒)」があり、それで10年以上やってきたんだもの。
それがもうじき終わるからって、これからは自分で自分なりの目標や適切な場所・立場を決めてやっていきなはれなんて言われても、そう簡単に決められやしないよね。
だからこそ一年生のうちから考えなきゃいけないわけで。
親として
中学三年生まで1番っ子の家庭学習を支援してきた(というか、やらせてきた)身として一言。
大学と専門学校は無理でしょ、勉強苦手なんだから。
中学以降の問題集なんて、ほぼほぼ自力で解けなかったじゃん。
そんなストレートには言わなかったけどさ。
パンフレット内のカリキュラムには、○○論とかナンタラ概論とか、いかにもな科目名がたくさん書かれています。
学力的な入試なしで入れる学校があったとしても、進級・卒業はできないでしょう。
いまの学校生活のように、必要ならば特性に応じた配慮やサポートをしようとスタンバイしてくれる先生達がいるわけでもないし。
小学校入学時から支援級に在籍していた1番っ子には難しいことが多々あるはず。
でも「やりたいことがあって勉強したい」という気持ちがあるならば、それを否定することはしません。
勉強に限らず社会のルールを守り他者に迷惑をかけなければ、やりたいことには遠慮なくどんどん挑んでいってほしいです。
それこそが主体性だから。
自分の足で進んでいく力。
それをずっと持って、生きていってほしい。
でもこの話と進路をごっちゃにはできないです。
我が家は、大人になってからも、自分で選び、やりたいことをやって、それでも困ることなく生活していける力を身につけさせることが、子どもに対する親の仕事だと認識しています。
✕ ⇒ いまやりたいことをサポート
〇 ⇒ これから先、やりたいことがあれば自力でできるようするための「基盤作り」をサポート
と考えたら、卒業(入学も)できないだろうと予測される場所に「そっかー。じゃあ挑戦してみるー?!」と先の見えないサポートに手出しするのは、ナシです。
それよりもいまは「社会に出て、生活できる収入を稼ぐ青年」になれるよう背中を押さなければ。
収入基盤を自力で確立できれば、「楽しむ」をできる範囲で思うままにすればいい。
仮面ライダーのイベントにも好きなように行けるよー。
去年はWヒーロー夏祭りに行ったり、本物の俳優さん達が出演する舞台も見に行って楽しかったね!
映画だって気になる作品があれば色々観れるよ。
イオンのデビットカード作ったし、イオンシネマとかならネットでチケット取れるからいいじゃん!
自分の収入があればもっと参加できるようになるよ。
きっと母がいなくても、よっぽど遠方じゃなければどこにだって行ける。
なりたい職業ができて勉強したくなったら、自分で稼いだお金でやればいいさ。
新しいことに挑戦する時だって、収入基盤があるかないかで精神的な余裕はだいぶ違うんだぞ。
それが大人ってやつ。
自己責任に基づく生活をするからこそ自由を手にできるんだぜ!!
母さんは君ならできると思っているよ!!
先生の見立て
で、三者面談でのこと。
机に書類を広げた先生が最初に切り出したのは、出席日数についてでした。
(先生)「入学してから無遅刻無欠席です。すばらしい」
いえ、入学式当日にバス時間間違えて駅まで猛ダッシュ(めっちゃ長距離)したけど集合時間に間に合いませんでしたよー、この人 (̨̡ ᐛ )̧̢アホ
喉まで上がってきた言葉を押し込み、親子二人黙って頷きました。
皆勤を称えたりはしない昨今だけど、社会人になったら急な欠勤は最低限、決められた時間までに出勤して仕事に取り組むというタイプの人材になった方が良いわけで。
「大人としての信頼」における基本中の基本だもんなぁ。
周囲があーだこーだしなくても、1番っ子はいまの時点でちゃんとそれを身につけているということですね。
良かった良かった。
で、その後に見せられた書類はテストの点数表。
難易度はめっちゃ簡単なものなのでしょうが
(先生)「最近のテスト結果は夏の点数より下がっていますね〜」
らしいです。
まぁ、そうでしょうね。
1番っ子は中学レベル以上の勉強、特に思考を必要とする問題は全然解けません。
暗記は・・・単純なものくらいならできるかな?
文章中の【 ⠀】に入る単語を書きなさい
みたいなやつとかね。
漢字二文字程度の答えまでなら、まぁなんとか。
しかし数学とか国語の読解問題、理科の計算、英語の文章題等はてんでダメです。
中学時代にマンツーマンで教えても自力で解けるだけの力は得られなかったので、この指摘は当然の結果なわけで。
思わず本人を前にして
(私)「この人にとって、勉強は難しいですよねー」
とストレートに言ってしまいました、私。
先生は否定せず。
そして本人は無表情で微動だにせず。
みんなで「うん、そーだね」という暗黙の了解を醸し出していました。
必然的に話題は大学以外の進路に。
(私)「自宅に専門学校のパンフレットがいくつかあるけどコレをしたい!という目標はないみたいです。専門学校って言っても入試に合格できるか微妙だし、推薦とかでうまいこと入学できたとしても進級や卒業はできないと思うんです。でも就職についてもあやふやでまだ大まかな道筋もできていないみたい」
なんてことを話すと、先生は
(先生)「専門学校は多種多様だから入れる所もあるかもしれない。でもそういうところは卒業後の就職先が見つからないことが多いんですよね」
と。
ムム、それは困る ( ˘•ω•˘ ).。oஇ
結局元も子も無いという展開ではなかろうか。
(先生)「進学ではなく就労するならば、一般就労と手帳就労・福祉就労という手があります」
先生が言う手帳就労とは、障害者雇用や特例子会社への就職を指しているのでしょう、多分。
(先生)「まだ、就労するのは不安だなーと思うならば、訓練校という手もありますよ」
先生が見せてくれたパンフレットは、最寄りの障害者能力開発校のものでした。
この学校は障がいを持つ人を対象とした職業訓練校であり、国や自治体が設置や運営をしています。
授業料は無料(その他費用はあります)。
コースは障がい種別や習得したい技能別に別れており、各期間は数ヶ月から一年以上など様々。
就職活動やその後のフォローアップ支援もしてくれます。
それ以外に、障がいの有無を問わない職業訓練校(授業料有)についても話してくれました。
当然、障害種別に分けることもしていないので、本人の関心ややる気さえあれば受講コースを自由に希望することができます。
(先生)「訓練校はいくつかあるけど、1番っ子さんなら職業実習をすれば、すぐにでも手帳就労は可能かと思いますよ」
この高校は商業系技能連携校なので、実習という名の企業等体験がカリキュラムにあります。
一年生の冬から徐々に始まるそうです。
なぬ?
ということはつまり「このままの調子で授業に参加し学校を卒業すれば、社会人になっても大丈夫じゃないか」ということ?
すごいじゃーん!
いまの君を見て、ちゃんと社会人になれそうだってー(ノ∀`*)ノ))Å`)
長いこと頑張ってきて良かったね。
しかし当の1番っ子はひたすら無表情・無反応。
そういえば中学の三者面談でもこんな様子だったな。
そういう自分設定モードでもあるのか?
こういうところが自閉症たる謎(?)なんだよなー。
まぁいいや。
結局どうする?
1番っ子そっちのけ(無反応だからそうせざるを得ない)で私と先生の二人で話を進めてしまいましたが、結局
「高校選びと同じく、決めるのは本人」
ということで面談を締めくくりました。
但し、高校選びとは状況が違います。
中学生の時はこちらの希望日時に合わせて高校見学をさせてもらったりできたけど、今回はそれを受け入れてくれる企業等はありません。
そりゃそうだ。
将来の仲間を募集すると言っても、学校と企業じゃ全然立場が違います。
訓練校の見学はあることはありますが、「来年度入校希望者のみ」で日程指定もされているケースばかりだし、日数も少なく。。。
いまできることは、「限られた情報で先ずは話し合い」「イメージの共有をしつつ、学校の授業や実習を通して考えを深めていってもらう」くらいしか思い浮かびません。
とりあえず選択肢が複数あるというのは素敵なこと。
より良い未来に向けて、幸せな人生に向けて自分の足で歩むための更なる一歩を、しっかりと踏み出そうぜ!
まだ時間はあるから大丈夫。
母は全力でサポートするぜよ☆。.:*・゜
リンク
お年玉をゲットした2番っ子(と1番っ子)。
昨年までは1番っ子と同様に、ポチ袋に入れたまま、現金を部屋の隅に保管しており(放置?)、使う用事があると都度そこから取り出していました。
一度に使い切ることはなく、事前に予算を決めて観光先で食べ歩き。
我が家はマイダー(マイダーリンの略)がお泊まり観光大好き人間なので、三連休があるとほぼほぼお出掛けをします "(¥_¥)"汗
私は日帰り観光も好きなので、電車好きな2番っ子の家庭療育として、週末に二人で関東圏へ出掛けることもあり。
その都度予算三千円くらいにして、月々のお小遣いと併せて買い物させるのですが、それでも夏にはスッカラカン。。。
そう、2番っ子にお金を渡すと、それはほぼ全て胃袋に消えていく運命なのです。
しかもお金の計算は苦手と来たもんだ。
小銭も一円玉とか五円玉は使用しないので、お財布の小銭入れはどんどんパンパンになっていくし(^_^;)
しかし昨年は、教えていないのにPASMOのチャージ&支払い機能を使いまくっており、おかげさまで小銭がたまる問題はだいぶ解決しました。
ただお小遣い額は世間より少なめなのに、PASMO内に五千円とか入っていた時はちょっとドキッとしましたが。
そんなに入金してどうするの?
あなた、不注意強めで失くし物しやすいよね?
お財布やPASMOや療育手帳を失くしたことはないけど、洗濯は何度もしちゃってるよね?
自分にとっての大金全てを入金せずに、半分は現金のまま手元に残しておこうぜ。
確かにお財布・PASMO・療育手帳は紛失歴ZEROな2番っ子。
片付けが苦手で、部屋の端にどんどん私物を積み重ねては何処に置いたか忘れるのが常なのに。
話し合いをせずともこれら3点を自分できちんと保管しているのは、命の次に大事な「お出掛け三種の神器」だからなのでしょう(たまにポケットに入れたままにしてしまうけど)。
大丈夫だろうとは思うけど、交通系ICカードを使えないところだってあるわけだし、トラブルで急に使えなくなることだってあるかもしれない。
いざと言う時の保険として、念の為の現金を持つ習慣は付けさせておきたいところです。
グルメ以外の楽しみにも使おうよ
楽しみがあるって素敵なこと。
「お出掛けしてグルメを楽しむ」は、2番っ子のエナジーです。
これがあるから日々が潤うのだ!!
いいんだよ、それ自体は別にいいんだよ。
でもあなた、肥満児だよね?
楽しみの度を超えて、やりすぎちゃうんだよね?
身長170cm超えながら肥満って、どんだけ体格でかいんだよ!?
先日中学の制服を作りに行ったけど、試着用に差し出されたのは近隣高校のもの。
店員さん曰く
「いまここにある中学生用で着られるものはありませんねー。高校生の平均も超えてますからねー(・∀・)笑」
・・・・・・小六なのに。
穏やかな平和主義者である2番っ子は何事にも我慢強い人ですが、何故か食に関しては自己抑制ZERO。
そこに迷いなど皆無。
一期一会は儚く尊いからこそ逃すわけにはいかないのです。
欲求が少しでも生じたらお財布片手に猪突猛進一直線。
マナーを守り、自分の持ち金の範囲でのびのびと好きなことを楽しみなさいと言ってきましたが、果たしてこれでいいのだろうか?
ちょっと前は私と同じくらいの目線になってきたと感じていましたが、今や私の顔の高さに肩があります。
筋肉もしっかりあるようで、「球体」と言うよりは「縦長で太めな立方体」のような巨漢体。
これ以上横幅が拡大しないように、グルメ欲求を「楽しみ」から「リスク」にしないように、親として援助しなければならないような気がします。
と、言うことで、2番っ子さんよ。
以前某テーマパークに行った時に「また来たい」「年パス欲しい」と帰り際に言っていたよね。
バスを乗り継いで一時間弱。
君なら一人で通えるでしょ。
買っちゃう?
地元のバスは障害者用フリーパスがあるから、タダで乗り放題だし。
年パス買っちゃえば、一年間はお金気にせず大好きなゴーカートと観覧車に乗りまくれるよ。
三月までなら小学生料金で購入できるから、今がお得チャンス!!
なーんて説明をしたところ、速攻で乗り気な2番っ子 «٩(*´ ꒳ `*)۶»
そして先日、二人で一緒に買いに行ってきました。
これでグルメ以外の楽しみができたね。
乗り物も大好きだから、一人で路線バス乗り継ぎ旅もできるし一石二鳥。
素敵じゃないか!
以来、下校時間が早い日はバスのフリーパスとテーマパークの年パスを下駄箱の上にセットしてから登校し、帰宅後はランドセルを玄関に置いてお出かけしているそうです。
当日は朝からワクワク、なんなら数日前から
②「○曜日は遊園地に行くぞ〜٩(ˊᗜˋ*)و♪」
と一人ルンルンしています。
楽しそうで何よりです。
日常の社会生活は「楽しい ❯ 努力」
このブログは学習と共に「我慢」や「努力」を推す記事が多いです。
でも当然ですが、それは最重要ではありません。
子どもが我慢や努力をしてまでやり遂げなければならない場面なんて、通常そんなにはないのです。
あるとしたら、病院とか?
順番を待って、診察受けて治療してもらったり予防接種受けたり。
どんなに幼い子が「やりたくない」って喚いても「観念せんかーい」と言って大人は逃がしてくれません。
子ども本人のためだもん。
ここで頑張らせないで後々病気になっちゃったら大変だから、いまは大嫌いでもいいから頑張ってやり遂げなきゃいけない場所。
家庭はこれとは逆です。
家庭は「安心できる場所」。
頑張って嫌な思いをしても、家庭に帰ればホッとできる。
脱力して一息ついて、「そんなに頑張らなくていい自分」になれる安全な場所。
それがあるから、その後は英気を養って再び外の世界に出かけられるのです。
ところで、「外の世界」のもっと日常寄りな場所は?
学校とか学童とか、日々を過ごす社会的居場所は?
みんなで授業したり勉強するとかは、めんどくさい。
クラスメートとの関わりも億劫。
好きなことをして過ごしていたいのに、そうじゃないから楽しくない。
やんわりと「なんだか気が向かない」「家の方がいい」と表現したのを察してほしい。
でも大人から「とりあえず行ってみなよ」と諦め&努力前提で促されたら?
子どもの心は結構簡単に折れやすいものです。
または諦め&努力をするから、その代わりに自分を支えてくれる大人を設定するよう求めることもしばしば。
どちらにせよ将来に向けて自立の練習をする時期を逃してしまう結果になり、それはただただ勿体ないです。
逃した分先伸ばしができる猶予なんて、実はそんなに長くないですし。
猶予期間の範囲を超え自立すべき年齢になると、周囲から気にかけてもらうどころか声もかけられないし見向きすらしてもらえなくなります。
「お高い代金を払った上でのサービス」としてならしてくれる場所もあるでしょうけど。
自立できないなら自分でサービスを買えるくらいまで稼げないでしょ?
障害者手帳を所有していても軽度程度ならそうなってしまうのに、所有すら対象にならずに「外の世界での自立」を逃した子たちって10年後にはどうなるんだろう?
成人まではあっという間なのにな。
児童福祉法は、大前提に心身の健やかな成長・発達を保証しています。
そして学校教育法第八十一条は、障害による学習上又は生活上の困難を克服するための教育を行うと明記しています。
障がいを持っていても克服できるものはしましょう、ということ。
結局は如何なる子どもも、すくすく成長できる今のうちに困難を克服できるよう頑張っていこうぜ!と社会は求めているのです。
「困難があるためアレコレできないんです」と、いつまでも立ち止まってはいられません。
それでも、潰れる可能性があることを知っていながら「覚悟を決めなきゃ将来あかんことになるから頑張って!」なんて子どもに言いたくないですよね。
こんな時に注目すべきが、その子の「日々を楽しむ心」の発達状態です。
「何気ない楽しみを見つけられる感性」ってすごいんです。
それができたら、いま目の前のことがつまらなくても大丈夫でいられることが増えるから。
気が向かない気持ちを乗り越えて、やり遂げる原動力になってくれたりもします。
だから「家の外でちょっとした楽しみを見つけられる」は、子どもにとってとても重要なのです。
「登下校で見かける路線バスが好き」
「給食の匂いがするだけでワクワクする」
「ここからの景色が好き」
「図書室の漫画に面白いのがある」
「係の仕事に特別感を感じちゃう」
「ゲームの話で盛り上がれる子がいる」
「帰ったら出掛けたいところがある」
そんな何気ない楽しみを外の世界で見い出せる感性は、その子の「いまと未来を前向きに乗りきる力」に影響します。
「楽しい」を見つけられる感性は、頑張る場所で生じる億劫さや不安を溶かしてくれる力だから。
楽しく過ごせるように大人に配慮してもらうのではなく、少しずつでも自分で見いだせることがとても大事なのです。
楽しいを見つけられる感性を育む
私はこれまで正看護師の資格を活かして働いてきましたが、実はもうひとつ国家資格を持っています。
それは保育士。
この資格をもとに就職したことはないのですが、現在のお仕事をする上でとても役に立っています。
保育所保育指針の乳児に関する項目では、身近な環境に興味や好奇心をもって関わり、感じたことや考えたことを表現する力の基盤を培い、興味関心が育まれることの大切さを説いています。
3歳以上児の環境に関する項目では、自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付くことに触れています。
また、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿として、自然との関わり・生命尊重 自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考えること、身近な事象への関心が高めること、そして心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する喜びを味わい、意欲をもつようになることをあげています。
つまり身近にある様々なものと触れ合い、気づき、興味関心を持ち、経験し、親しみ、感じ、楽しむことが大切であり、子ども時代はこれを培う最適な時期だということなのです。
このブログでは我が家の公園訪問や観光の体験記をいくつか書いてきましたが、ここに書かれていないものも含めて全ての経験が、子どもたちの「生きる力」となっています。
思い通りにならなくても挫けぬ
テーマパークでのお休みは、冬休み明けの平日に多いです。
寒いし、客少ないし。
そのため放課後にバスのフリーパスと年パスを握りしめて向かうも休園だったことが何度かあったそうです。
ネットで開園日かどうか調べてから行きなって言ってるのに 〜、まったくもう┐(´ー`)┌
仕事から帰宅してやってなかったと話を聞き、その度に「それは残念だったね」と慰めの言葉をかけるのですが、当の本人は
②「代わりに近場バス旅をしたの!バス停横にコンビニがあったから途中下車してジュース買ったぞ♪」
②「バス停横にスーパーがあった時も途中下車するの。それで交通系ICカードで買い物できるか調べるの。今日はできるところがあってイートインスペースもあった。あそこ最高!!」
②「終点まで行ったらほとんど畑で家ちょっとしかない場所だったんだ。自然だった」
②「神っぽい焼き鳥屋さんとパン屋さん見つけた!」
と嬉しそうに話していました。
って、結局飲み食い楽しんでんじゃねーか(#゚Д゚)ゴルァ!!
まぁ、予定外の事態になっても楽しめる感性があるって強みだよな。
羽が生えてしまったようでして
デイサービスに行かない日の2番っ子は、下校するとそんなこんなで楽しみを満喫しようと一人で出かけてしまいます。
我が家は共働きなので、細かい行動管理まではできません。
数ヶ月前は、下校後に駅前のゲーセンに一人で行く⇒電車でGOをする⇒駅に向かい、遠く離れた新宿駅まで移動して電車を眺めて過ごす、なんてことを誰にも告げずに実行していました。「連絡手段がない状態+暗くなっても帰宅しない」で、それはそれは心配しました。
結果的にトラブルなくエンジョイして帰ってきたから良かったものの。。。
危なっかしいことこの上ない。
もうこんなことはしないで!と懇々と話したのですが、半分くらいしか伝わっていない。多分(汗)。
というわけで、中学までは渡さないでおこうと粘っていたトーンモバイル を2番っ子にも授けることにしました。
とりあえずこれで連絡し合える。
なんなら私のスマホ画面から所在地確認をできるから一安心です。
動画やゲームばかりになるんじゃないかと一抹の不安もありますが、トーンモバイルはアプリ単位で使用可能時間を親スマホから設定できるし、使用できるアプリそのものも調整できます。
勿論いかがわしいサイトに繋がりにくくもしてくれるし。
安易なスマホ依存やトラブルを予防してくれるのはとても有難いことです。
羽を生やして飛び立とうとしている姿は大変頼もしい。
しかしもう少しだけ親子二人三脚でいこう。
ここまで来れたらあとちょっとだから。
動画やゲームと感性の育成
動画やゲームは面白いものが沢山あるし、効率よく学びを得ることもできる素敵なツールです。
楽しくスムーズに情報や知識を得られるなんてとっても便利。
昭和生まれの私には、効率良い学びができる現代っ子たちが羨ましい限りです。
ただこれらから得られるものは、その画面の中にあるものだけ。
そして「得る」で止まります。
先述の「子どものうちに身近にある様々なものと触れ合い、気づき、興味関心を持ち、経験し、親しみ、感じ、楽しむこと」には、得るだけでなく「表出」や「拡大」も含まれています。
この「表出」や「拡大」する経験を、子どものうちは大切にしたい。
それがしなやかに生きる力に繋がるはずだから。
お出かけ先に悩んだときは雑誌で探すのがお勧めです。
地域やテーマ、年齢別で考えることもできますし、プロの方たちから見た楽しめるポイントが盛りだくさん。
リンク
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月々定額読み放題の電子書籍なら、上記本等を組み合わせてより多くの、そして新しい情報も調べられるのでお勧めです!
⇒Kindle Unlimited ☆まずは30日間無料体験を使って調べてみよう☆
とはいっても、2番っ子もなんだかんだあと数年で「子ども」を卒業します。
それまでにスマホとの付き合い方を一緒に調整しつつ、楽しい日々を送る術を絶対に身につけるぞ!!
取り敢えず、食べ過ぎ厳禁じゃ!!!
健康第一にいきましょう♪
お年玉をゲットした1番っ子(と2番っ子)。
昨年まではポチ袋に入れたまま、現金を部屋の隅に保管しており(放置?)、使う用事があると都度そこから取り出していました。
一度に使い切ることはなく、ネットで欲しい玩具を検索・リストアップし、後日買いに行くことを何度かしたり。
ここ数年は私に相談して、母用Amazonアカウントから注文してゲットがお決まりのパターンでした。
それ以外は時々安いジュースを買ったり、観光に行った先で大好きなソフトクリームやたこ焼きの食べ比べをしたり ƪ((ƪ ˙๏˙ )ʃ ウマー
月々のお小遣いと合わせながら、そんなこんなで大体秋頃には使い切っていたっけ。
デビットカード作ってみた
そんな1番っ子。
四月から始まった高校生活も難なく過ごし、日々をエンジョイしている様子。
このお年頃で現金だけの生活は時代に合ってないのでは?と思うところがあり、先ずはデビットカード付銀行口座を作ってみてはどうかと提案してみました。
というのも、先述「母用Amazonアカウントから注文」のお支払いは、当然私名義のカード決済。
相談して手続きを済ませた後に1番っ子の財布から現金を出して私に手渡す、というやり取りをしていたのですが・・・
これがそろそろめんどくさいな〜、となりまして。
このやり取りを数年間してきた結果、1番っ子は「それなりに計画的に考えて欲しいものを購入している」ということと「なんだかよぅ分からん変なものは買ったりしない」ということが分かりました。
じゃあもう母に相談なんてしなくていいから、自分が困ることのない範囲で持ち金を自由に使いなよ。
ってなことになったんですが、だったら「自分用の支払い方法が必要だね」となりまして。
それでデビットカードを作るに至ったのです。
しかしこれが結構大変でした。
やっぱり自分用なら申し込みも自分でしないとねー!
という私の考えで、スマホから申し込みをチャレンジさせたのですが、軽度知的障がい持ちの1番っ子ではなかなか上手くいかず・・・。
何回か挫折して、都度諦めて、しばらくしたらまた一から入力し直す・・・を繰り返して通算三日くらい掛かりました (*´﹏`)
パスワード設定だけでも3種類あるし、なんのパスワードなのか、なんのためにパスワードが必要なのかも知らないし、忘れたら大変だから覚えておけるようにスクショやらなんやら記録すべしとかも説明しなきゃだし。
さらにそもそも我が家の住所を知らなかったし( ꒪Д꒪)!!
っていうか自分スマホの電話番号すら知らないって(汗)∑(๑º口º๑)マジ!?
「何故にこの口座を開設するの?」という旨の質問にも、選択肢に困っていたし。
こちらから手助けはしないけど求められたらするスタイルでいたら、かなりの時間を1番っ子の横で拘束されておりました ʅ(˙𐃷˙)ʃヤレヤレ
受け取りも自分でしなはれ!
後日佐川急便さんから完成したデビットカードが届いたのですが、受け取りは本人のみ・その際は配達員さんに確認書類提示必須。
もう高校生なんだから自分でやってごらん。
本人確認書類はマイナンバーカードで大丈夫だよ!
ってなことを言っといたら、1番っ子が一人留守番中に届いたようで、しっかりと受け取っていました。
ちなみに今回申し込んだのは「イオン銀行キャッシュ+デビット」。
デザインは赤地にミッキーのイラストが描かれているオシャレ若者系(?)。
一緒に「何処のカードにしよかー」とネットの比較を見ていたところ、イオン銀行ならイオン系のお店にあるATM=入出金手数料無料ってあったので。
少ないお小遣いを入金するだけで手数料取られるなんて勿体ない!我が家のそばにあるイオン系のお店なら開店時間帯に行けば夜でも祝日でも無料で利用できるみたいだよ٩(ᐖ )و
と説明したら
①(* '-')(* ,_,)ウンウン(これにする)
ってことになりました。
早速入金だ!そして速攻失敗だ!!
早速お年玉とこれまでのお小遣いの残りを手にして
①「(入金しにお店に行ってくる)」(〃 ̄ω ̄)σ
と身振り手振りで伝えながら出かけて行った1番っ子。
しかしその後、困惑顔で帰ってきました。
(私)「上手く入金できた?」
①((ヾ(・д・。)フリフリ汗汗
片手を左右に振って「出来なかった」を表しました。
ん?なんで?
するとスマホに何やら入力し、画面を私に見せてきました。
書かれていた文字は「間違ってチャージした」。
チャージ???
それじゃダメなの?
確かに1番っ子が自分でダウンロードしたイオン銀行アプリ内は「残高0」。。。
二人で調べたところ、イオン銀行のチャージとは「電子マネーWAONへの入金」とのこと・・・
① (๑°△°๑) ソウダッタノカ。ガーン
まぁ、人生を自分の力で歩いていこうとすれば、誰しもがなんらかの失敗をするんだよ。何度もね。
でもお年玉の一部をチャージしただけで、現金はあるんでしょ?チャージした分だってイオン系のお店で買い物に使えるんだから大丈夫だよ。これくらいの失敗は「より良い人生を歩むための勉強」だよ!
ってことで、「電子マネーとは何か」を分かりやすく噛み砕きながら説明し、機会があったら使えばいいんだよ!とフォロー。
コウイウコト( ˙꒳˙)( ˙꒳˙ )ナルホド!
更に、次にATMに行ったら「チャージ」じゃなくて「入金」するんだぞ!!と念をおしました。
そして後日無事入金。
そのお金で仮面ライダーのガンバレジェンズカードをネット注文。
念願のゲットもできたみたいです(*゚▽゚︎ノノ゙☆︎パチパチ
そろそろスマホを乗り換える?
1番っ子は中学入学以来、ずーっとトーンモバイルを愛用してきました。
使用歴はかれこれ四年になろうとしています。
トーンモバイルの良かったところは、保護者のスマホ端末から利用調整ができるところ。
利用できる時間帯やトータルの時間数の他に曜日なども設定可能です。
ダウンロードするアプリも許可制に。
動画以外ならデータ無制限だけど、動画は1GBまで。
これら機能のおかげで、1番っ子は「スマホと調度良い距離感をキープしながらの利用」が可能となりました。
スマホ依存症とまでにはならず「夜中までスマホをいじり、生活リズムが乱れる。やるべきこともやれなくなる」という状況にもならず。
欲求コントロール力が未熟な子どもの自分スマホデビューとしてはとても良い商品だったと思います。
しかし欲求コントロール力が未熟だと思っていた点は、いま思えば小中学生時代に身近にいたいじめっ子達への防御的攻撃反応が主だったのかも。
幼少期は確かに未熟さが際立っている子でしたが、小学校高学年以降は引き金となる子たちが積極的に寄って来ては挑発行動をし、それへの抵抗として短絡的な反応をする1番っ子の姿をみんなで観察して楽しむ・・・なんてことをされていたので。
高校入学後は環境にも同級生にも恵まれて、そのような場面は全くなく毎日を平和にのんびりのほほんと過ごしています。
そして自分の責任・判断で行動するように促しているので、この一年はたくさんの経験と失敗により獲得した慎重さが随所に際立って見えていました。
となると、1番っ子はもうトーンモバイルでなくてもいいかな……。
なんて考えるようになってきた私。
どちらかと言うと「自称陰キャの遊び人」2番っ子の方が、トーンモバイルガッツリ必須な様相です(汗)
そこで「せっかくだから自分のデビットカードや口座から利用料金を支払える格安SIMを契約してみてはどうか」と提案。
いままではトーンモバイルの利用料金1100円を私の銀行口座から毎月引き落としていましたが、これからはお小遣いの範囲で自分でやりくりしなさい、と。
お小遣いはこれまでと変わらず大した額じゃないけど、お年玉の一部を12分割したものも充ててみるとか。
社会人になる前に「先のことを考えながら計画的にやりくりする練習」もした方がいいと思うし!
未成年が契約者になれる格安SIMは限られています。
成人してからでもいいかなと内心思いますが、1番っ子はかなり乗り気。
もう子どもじゃないもんね。
「自分は大丈夫!」ってどんどん証明していきたいよね。
スマホも成長に合わせて変更する時期になったようです。