中山道~馬籠宿から峠を越えて妻籠宿へ (original) (raw)

中山道の宿場町を歩きました。この日も暑かった!中山道は、江戸(東京)と京都を内陸経由で結ぶ、江戸時代に整備が整えられた道。岐阜県の馬籠宿からスタートして、上り坂、下り坂を歩いて峠を越え、長野県の妻籠宿まで全長9キロ、片道約3時間の道のりです。

馬籠宿は木曽路の最南端にあります。想像よりもしっかり登る!しっかり下る!「坂道の宿場町」です。電柱がない景色に感動しました✨✨江戸時代みたい。

石畳がしばらく続き、両脇には名物の五平餅やお蕎麦など郷土料理で一服できるお食事処などもあります。水車がまわる水の音っていやされます。

軒先に、栗きんとんやそば饅頭が並ぶと秋の訪れを感じます✨✨

宿場町を抜けると見晴らし台からは、中央アルプス最南端の恵那山(日本百名山▲2.191m)の絶景や美濃の平野が望めて開放的。この先は、足元の悪い険しい山道が待っていました。道中、クマ除けの鈴が所々に設置されてあり、旅人はそれをしっかり鳴らしながら進んでいきます^^。むかしも同じ道を通って江戸へ京都へと荷物を背負って歩いたんですよね、、冬場は寒さも厳しい内陸地域、着物とわらじで!?にもかかわらず往来は盛んであったそう。

ここまでくると気温が下がってかなり快適♪ 昔はここの峠に茶屋があって、栗おこわが名物だったそう。

馬籠峠を越えて坂道を下ったり、国道を横切ったり、町並みをあるいたり、また山道を登ったり、平坦な道が続いたり、階段だったり...

途中には、「明治天皇御膳水碑」が残っていて、このあたりで明治天皇が休憩されたんですね。わたしの知らない日本はまだまだたくさんありそう。旅って新鮮✨✨

峠を過ぎて妻籠宿へ向かうコースは、外国人から「サムライトレイル」と呼ばれ大変人気のようです。日本の原風景が残る、観光地化されていない土地として認知され、旅行者は現在8割が外国人。茶屋のおじさんが誇らしそうに話されていました^^。「Where are you from?」と茶屋の玄関に書いてあるので旅人は自分の出身国の国旗を色鉛筆で記して休憩所の暖簾をくぐって入っていきます。

マイナスイオンがみなぎる滝の流れや、ヒノキの香りにいやされながら...

西国と東国とをつなぐ重要な街道だった中山道。長野県南木曽町にある妻籠宿。江戸時代の風情を感じさせる美しい古い家並みが続きます。いまも人々が暮らしながら保存されている貴重な建物ですね。このあたりは明治になってから建て替えられたそうですけど、それにしても建物は地元に自生している木がふんだんに使われたのでしょうね、黒褐色の格子戸が独特な風情をかもしています!

妻籠宿は、中山道六十九次のうち江戸から数えて42番目の宿場町。妻籠の人たちは、町並みを守るために家や土地は「売らない、貸さない、こわさない」で、この土地に生活しながら江戸の町並みを後世に伝えているんだそう。

お昼は冷たいお蕎麦をいただきました。

せいろ蕎麦は、そば粉の細引き、粗挽き、あい盛りの3種類から選べます。お隣の婦人が「細引きはのど越しがよく、粗挽きはこしが強く風味が豊か!」と教えてくださいました。奥が深いですね^^。

「新栗」の看板にときめき✨✨岐阜県中津川のめいぶつ栗きんとんを軒先でいただく。おいしかったです!