小倉の街の音楽の (original) (raw)

2024/10/13

昨日の熊本から、ソウイチロウ君宅で一夜明け、昨日買った菓子パンを貪っていました。今摂取するエネルギーは、今日という日においては本当に死活問題となり得るでしょう。何せあと3時間でライブなのですから。リハーサルではありません、本番なのですから。

そう本日は小倉市街にて、随所で音楽が氾濫し、それを浴びる人たちが潮流のように波立つであろう日。それが小倉のサーキットフェス、「Live Go Round」であります。

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我々の出番は初めましてのクレバーサウンドにて2番手。出番が早いのが今の我々にとって良いのか悪いのかはよくわかりません、昨日の疲れから遅い方がいい気もしますが、もういっそ勢いで早くやってしまった方がいい気もします。何にせよ我々に選択権はなく、ただ与えられた役割を貫くだけでありました。

機材の搬入を終えたらリハーサル待機、リハーサルをしたら、すぐに本番となります。このスピード感はやはりサーキットフェス。心情を整える時間もありませんが、リハからそのままできるわかりやすさはとても良いですな。

SEが鳴り、入場すれば、結構なお客さんがいてくれてとても嬉しかったです。もちろん人がいなくとも全力を出しますが、いてくれれば余計に嬉しいもんですし、ダイレクトに力になります。初めてのクレバーでしたが、頭の中はもうクレバーではいられませんでしたぜ。叫び散らして蹴散らして、大いに楽しんでやりました。我々の楽しみが、皆さんの楽しみになると信じて、それで大いに楽しみましたね。ありがとうございました。

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写真は運営の方々に撮って貰ったものなんですが、使って良かったのでしょうか。ダメなら言って下さい。消します。

「ライブが終わったのにお昼」というのも、サーキットフェスならではのモノですね。抜けるような青空と、適正な温度の秋風が心地よかったです。手拭いを首に下げ、しばしの間はクールダウンしておりました。

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その後は、色々とライブを観に行っていました。沢山のライブを観て思ったことは沢山ありますが、何を観て何を観てないかがバレるので書きません。そうサーキットフェスは選択の連続、何かを観るということは何かを切るということに直結します。ある意味ではえらくサッパリとしたお祭りです。当たり障りない範囲で言えば、後輩が頑張っているのを観たり、先輩が示す格の違いを観たり、半裸の中年男性が踊りながら歌っているのを観たりしました。そうですね、クリトリック・リスは観ました。これだけは言っておきます。クリトリック・リスは、観ました。最高でした。感動って、一体何なんだろうな。

その後は先輩方に連れられて焼き鳥を拝領していたり、打ち上げで懐かしい人と話したり、懐かしくない人と絡んだりしていました。ふと見渡せばFUSEのホールに、歴代の小倉の音楽人達が犇き合っていて、何というか本当に「小倉の夜」といった感じでしたね。この街に深く深く、重なった歴史を感じます。人間の想いと繋がりが、時間をかけてゆっくりと伸びた大樹のようです。それは金や技術では決して作り出すことのできない、紛れもない小倉の街の財産。私なんてまだまだ若輩者でありますが、いずれその一部として恥ずかしくないよう、しっかりと生きていきます。これからもよろしくお願いします。

ありがとうございました。

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