『書いた同人小説を売りたいのでいろいろやってみた!』倉くらの KDP 感想 (original) (raw)
あらすじ・概要
一次創作の同人小説を電子書籍で販売している著者。どうせ売るからには、たくさんの人に買ってもらいたい。著者が行った販促活動の結果や、投稿サイトによる傾向をまとめたエッセイ。
電子書籍で同人小説を売りたい女性の試行錯誤が面白い
前回の内容と被る部分はありますが、まとまった内容で面白かったです。
作者が読んでもらうためにやったことが、ハードルが低いものが多いのがいいですね。私も自分の作品を読んでもらえるように整えようかなあと思いました。
タイトルを工夫するくだりは、今からでも修正できるところなのでよかったです。
DLsiteやBOOTHなどのサイトの特徴もそれぞれ書いてあって面白かったです。
メリットやデメリット、心がけなど、面白く読みました。
この本の内容も含めてですが、電子書籍には紙書籍とは違う文化が生まれつつあります。書籍文化の未来を語るとき、電子書籍の文化も語らなければならない時が来るでしょう。
このKDPは作品をどうプロモーションするかという問題がテーマです。作品の内容についてはほとんど書かれていません。「作品を読んでもらいたいが、作品の内容は変えたくない~!!」というタイプの人にはいいと思います。
そして無理な目標や高すぎる理想の話をしないのが好きです。試行錯誤するのも大切だなあと思いました。