カスタムカプラーは隙間を埋めてくれる価値が高い存在 (original) (raw)

模型界における互換性

DCCだのNEMカプラーポケットなど、NEM規格は色々なメーカーのインターフェースを定める重要な規格ですが、それを満足して様々なメーカーの車両を混在させて楽しむことが出来ます。

連結器もメーカーが異なると連結できないという、実にくだらない現象を発生させないためにも、混結できる構造にすべきパーツなのですが、そのような優れた発想については日本においては後進国です。弱小メーカーの寄せ集めで成り立っている産業なので、つまらない思想をぶちまけて己がメーカーの製品を拡販することを優先し、倒産やら廃業などをしてユーザーを困らせる歴史が続きました。

TNカプラーは安定した供給と欧州並みのショートカプラー構造を採用し優れた製品で安定した使用感を得られるカプラーですが、唯一? 穂のでん的に残念なところはパワトラを装着すると干渉するという位置関係になってしまうということです。

これは天ぷら製品の致命的な欠点であり、それをクリアするために天ぷら連結器が発売されたのですが、不完全なショートカプラー構造とTNカプラーと連結できないという仕様で出来上がってしまったのと、未だ灰色モールドしか発売されていないというスピード感の無さにより、イマイチ使い勝手の悪い製品になっています。

そこに、今回満を期して発売されたカスタムカプラー。

締結感は良好で、着脱性もTNカプラー並で素晴らしいです。

当然のように天ぷら連結器とは結合できず・・・・

TNカプラーとは、ビックリするほどの連結ができます。

これによって、TNほどでは無いですが、スペースメリットを確保しつつ構成されたカプラーポケットの長手方向の切り詰められた寸法を生かすと・・・

パワトラとの共存も可能になるという按配です。

取付面高さは同じようなので・・・

床板を少し削れば、うまい具合にプラム屋の115系キットに使えるということで、パワトラ動力車に採用しようとしていた・・・・

天ぷらカプラーを撤去してカスタムカプラーに置き換えても良いのですが、今回はDT21のブレーキテコロッドを取り付けしているため、そのままとしておきます。

多分115系についてはパワトラを使うことを止めてしまうかもしれないので、今後の検討ですね。

まあ、今回のカスタムカプラーはクモヤ145やらクモル145、東急7200のカプラーの置き換えに使えるつもりで、比較的沢山使う予定です。

もちろん天ぷら185系の先頭カプラー交換にも使えるかもです。