占ってみた 日本でも学生の就活規制は撤廃されるか (original) (raw)
こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
10月になって新卒就職活動で内定が出せる時期となりましたが、事実上の
就職活動は従来から少しずつ協定が緩まって、大学だと2年くらいから本格
的な活動を行うようになってきました。
国際的には規制があって一定の範囲内でこうしたルールを設けている国は少
なく、大手を中心に撤廃を求める声もあって度々経団連が申し入れを行って
きた結果として、規制が緩まっている状況になっています。
高卒でも一律一社に絞った就活から少しずつかわりつつあり、事前に検討で
きる状況も出始めていますが、大手企業に有利な緩和として反対論もあるの
が実態です。
今後日本も国際ルールの中で採用を行っていかざるを得ない状況を考えると
規制自体に課題があることも事実です。
果たして就活にかかる規制は撤廃される方向になるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、世界のカードの逆位置が出ています。
世界のカードの逆位置は衰退や堕落、低迷や未完成、調和の崩壊や不調とい
った意味があります。
規制を緩める方向には進むことはできても撤廃には至らないというのが実情
のようです。
政治的な考え方からすれば献金の多くを大手中心の大企業が賄っている反面
、集票の多くかが中小規模の事業者が抑えている一面もあり、大手だけにい
い顔はできないために大きく踏み込めない実情があります。
現状のように安定を欠くような政治実態を考えれば集票を無視した政策転換
ができるはずがありません。
また、自由に就活できることによるコストメリットの検証や学生側の対応な
ども未知数のところがあります。
就職に手を付けられずに卒業が先に来るケースや学年のスタート自体にも国
際ルールを適用する話もあり、国際基準での会計などに合わせるなどまで考
慮すればどういう形が本来双方にメリットがあるのかもわかりません。
そうした中では少しずつ規制が緩む中で企業間の争奪戦だけが激化するとい
う形になって、企業間の採用力の差で勝負が決まる点も強くなります。
いずれにしても規制を撤廃して自由にやりたいという話に合理性があっても
日本の実態が追い付かないというのが正しいかもしれません。
次に環境条件ですが、死のカードの逆位置が出ています。
死のカードの逆位置は新展開や上昇、立ち直りや再生、再構築やリセットと
いった意味があります。
やはり構造的に無理があったり、全体的な合理性に欠ける対応には意味がな
いため、社会システムや経済システムから見て進める方向を決めなければ意
味をなさないことを暗示しています。
ただ、今のルールが良い訳でもないので、もう少し規制自体に意味があるよ
うな形として、力による差ではなく学生側にも企業側にも全体的なメリット
が感じられる形にしなければなりません。
双方に力の差がある実態を考えれば更に格差が拡がるリスクもあります。
また、大企業も一律ではなく、人気のある業種とブラックなイメージがつき
まとう業種との格差もあって、ルールがないから好き勝手できるということ
でもありません。
事実上の売り手市場は今後も続き、更にその傾向は強まっていきます。
ルールの撤廃よりも企業が目指すべきなのは成長性や待遇面の改善であった
り、事業を更に上に向けるための努力になります。
為替の影響や原材料高など厳しい実態のある中で、将来に向けての投資や戦
略をどう描いて実行するかが更に問われ、企業規模に関係なく評価される時
代になります。
投資家も金融機関も顧客も就活者も同じ指標で評価していきます。
ルールの撤廃よりもまずは自身の成長をどう考えるかを企業側がしっかり示
す方が先にあることを意味します。
鑑定結果