インターン関係の事をちょっとやってみた感想 (original) (raw)
はじめに
なんかもう大学三年生の夏になってしまいました。早いものです。
こんな時期なわけで、否が応でも将来のことを考えないといけないわけです。というわけで今回は、この夏インターンに応募してみた感想を書いていこうと思います。
一応院進する予定なので、本格的には就活をしない予定ですが、社会を知ることは非常に重要だと思うので、インターンに応募してみました。
インターン先を探す
ここから探しました。これは技術系の企業のインターン情報がまとめてあるスプレッドシートです。
とりあえず長期は厳しいかなということで、一週間以内の短期のインターンを探し、良さげなところに応募していきました。
応募したところ
この記事を書いている時点で応募した所にはほとんど落ちています。通ったところは後に書きますが、インターンというよりセミナーやワークショップに近いもので、有給インターンには全て落ちてしまったということになります。
以下、応募した会社を列挙していきますが、名前をそのまま出すのはあまり良くないような気がするので、どういう系の会社か、どのような選考方式だったのか、ということだけを書いていきます。
企業1:買い物系サービスの会社
- 期間:3日間
- 選考:書類選考→一次選考→二次選考
- 形式:対面
- 内容:チームでの課題解決形式のプログラム
- 報酬:あり
- 結果:書類選考落ち
最初に応募した所です。書類選考で落ちました。結構報酬が良かったので、人気だったんだと思います。
企業2:大手ゲーム会社
大手企業だったので、激戦区だったんだと思います。オンラインテストはちゃんと正解したので、エントリーシートが悪かったのか、他の人がすごかったかのどっちかだと思います。また、期限ぎりぎりに提出したので、それも原因かもしれません。
テスト内容は、C++で要件通りの関数を実装する問題でした。
企業3:コンテンツ系の会社
- 期間:3日間
- 選考:書類選考→Webテスト→面接
- 形式:対面
- 内容:チーム開発
- 報酬:あり
- 結果:面接落ち
書類選考が通ったので、Webテストを受けました。国語と数学の問題であんまりプログラムが関係なかったです。それも通ったので面接を受けました。なんとなく良かった気がしたんですが結果落ちました。それなりに期待していたので、残念です。
企業4:会計ソフト制作会社
- 期間:1日間
- 選考:コーディングテスト&プロフィール提出
- 形式:対面
- 内容:コーディングインタビューなるものの体験
- 報酬:なし
- 結果:落ち
コーディングテストが全然できなかったので、落ちて当然かなって感じです。コーディングテストは競技プログラミングみたいな問題でした。
企業5:サービス開発会社
- 期間:1日間
- 選考:ES提出&アンケート回答&Webテスト
- 形式:オンライン
- 内容:設計グループワーク
- 報酬:なし
- 結果:参加
企業6:某新聞社
- 期間:5日間
- 選考:ES提出→面接
- 形式:対面
- 内容:新機能や新サービスのペア開発
- 報酬:あり
- 結果:書類選考落ち
報酬が良いのと、誰もが知っている企業というわけで書類選考も通らなかった感じですね。残念。「合格したら連絡します」ってメールに書いてあって、二週間くらい待って連絡が来なかったので、落ちたんだなと思います。連絡くらいくれてもいいのになと思いました。
参加できたインターン1
参加できたインターンですが、これはインターンというよりセミナーに近いものでした。参加先は先ほど書いた「企業3」です。落ちたよ~ってメールにこちらに参加してみてねと書いてあったので、参加してみました。
- 期間:1日間×2回(連日ではない)
- 選考:なし(参加希望アンケートフォームへの回答をするだけ)
- 形式:オンライン
- 内容:取引システムの管理とリスク回避、開発の進め方
- 報酬:なし
1日目
時間は1時間半、オンラインでの開催でした。内容は以下の通りです。
- 会社の紹介:どんな会社か、何をしているのか、どのような価値を生み出しているのか
- 会社の目標:ミッション・ビジョンは何か、どのような事を目指しているか
- どんな人材を求めているのか
- 研修制度はどうなっているのか
- どのようなリスクに対処する必要があるのか
- 品質担保の上で重要な要素は何か
- テストはどのように組み立てられるか
- エンジニアはどのような業務をしているのか
- 品質管理において、エンジニアはどのような役割を果たしているのか
内容はかなり興味深いものが多く、特にリスクを回避するためのテストの計画などの話が面白かったです。テストの計画にエンジニアが積極的に参加することで、テストを意識した開発ができるようになり、設計力が向上するという話は非常に興味深かったです。また、テストケースはツールを使わずに、経験則で組んでいるという話も面白かったです。
2日目
1日目と同じく1時間半、オンラインでの開催でした。内容は以下の通りです。
- 会社の紹介や目標:ほとんど1日目と同じ
- システム開発の進め方について
- 実装する機能の例
- リリースまでの流れについて
- 要求分析について
- 様々な要件について
- システム設計について
- 開発チームの動きについて
- マネージャーの役割について
- どのような経験が役に立つか
今回は実際にどのような流れで業務が行われているのか、という内容の話を聞きました。自分としては、やはりどのような経験が役に立つのか、という話が非常に興味深かったです。開発言語などの話も聞くことができたので、今後の勉強に役立つかな、と思います。
参加できたインターン2
企業5の1dayインターンです。まともにテストに通って参加できたものですね。
事前学習として、最低限の設計知識とmermaid記法の勉強をしてね、という趣旨のページが送られてきました。
インターン当日はワークショップ形式で、オンラインでの開催でした。もちろん報酬はないです。
しかし、昼ご飯を送ってくれるという謎のサービスがありました。それだったら対面でいいのにとも思いました。
ただ、昼ご飯が届いたときにインターンのガイダンスを受けており、荷物を受け取ることができず不幸にも再配達してもらう羽目になりました。
やったこと
午前中はレクリエーションということで、グループのメンバーと自己紹介をしあったり、ゲームに取り組んだりしました。
午後は、注文システムの設計というテーマで、以下のトピックについて話し合い、渡されたnotionのテンプレートに記入していく形式でした。
RESTful APIの設計を主に担当しましたが、エンドポイントなどの設計についてはほかのメンバーと相談しながら設定していくという感じでした。
メンターとして、実際に開発に関わっている方が適宜アドバイスをくださったので、非常に進めやすかったです。
一通り設計が済んだ後に、メンターの方に作ったものを発表し、レビューしていただく時間もあり、自分たちの成果の相対化ができてよかったと思います。自分たちではわかっていても、使う人がわからなければ意味がないということで、エンドポイントの名づけ方や、HTTPリクエストの形式を考慮した設計、リソースを考慮した設計などといったことを考える必要がある、ということがわかりました。
作業の時間は4時間ほどありました。APIの設計などは非常に興味深い分野で、設計のコツなども教えていただいたので、有意義な時間となりました。
その後はグループごとに成果を発表しあうという時間がありました。自分たちのグループの設計についてほかのグループメンバーやメンターの人に質問を受けたり、改善点を挙げてもらったり、良い点を指摘してもらうなどができ、非常に参考になりました。
ほかのグループの発表を聞いていると、経験値の差から発送のレベルが違うな、と感じることもあったのですが、取り入れられる良い点を見つけたり、自分たちの設計の良さを再確認したりする時間にできました。
最後にグループの反省会があり、今後どのように改良していけるのかということを話し合いました。
感想
非常に有意義な時間だったと思いました。APIの設計などに関してはとても興味深い体験ができたと思います。設計者として考えなければならないことなど、様々なことを学ぶことができました。
また、自分の興味ある分野だったとはいえ、実際に設計をしてみると知識が足りてないな、ということがわかったので、今後もっとAPIの設計などを学んでいこうというモチベーションになりました。
昼ご飯は遅い時間でしたが配達されしっかり食べることができました。おいしかったです。
反省点
まずなんですが、「もう少しやっておけばよかった」ということが多すぎましたね。意外と自分は能力がないんだなと実感させられました。今気づいただけよかったかもしれませんが。
プログラミング・開発の経験
情報系の大学に入って、この二年半くらい結構プログラミングはやってきたつもりだったんですが、やはり不十分でした。開発の経験が圧倒的に不足していたと思います。
GitHubなどで成果物を見せる際、あまり自分のリポジトリに碌なものがありませんでした。これがかなり痛かったと思います。積極的に開発をして、その成果物を残しておくべきだと思いました。
というか、「何が得意ですか?」と聞かれて自信をもって答えられるものが特にないのがやばいですね。何か一つでも得意なものを持っておくべきだと思いました。
あと、FE取るのが遅すぎました。1年次から勉強をして、早く取っておくべきでした。次のAPも頑張ろうかなと思います。
競技プログラミングの経験
これも大事だと思いました。コーディングテストはだいたい競技プログラミングと同じような問題なんですね。与えられた問題を効率よく解く方法を素早く実装する、ということが求められるので、競技プログラミングの経験があるとかなり有利だと思います。
サークルの先輩は、コーディングテストを満点で通過したとかなんとか言ってました。その人は競技プログラミングをやっているので、やはり経験が大事だと思いました。
コードテストの難易度は企業によってかなり異なりますが、ある程度の実装力は不可欠だと思われます。
ブログを書こう
ブログは書きましょう。それは自分たちが生きた証、つまりポートフォリオになります。自分の考えをまとめることができるし、自分の成長を振り返ることができるので、やっておいた方がいいです。
特に技術者を目指す場合は、QiitaやZennを使って技術記事を書くと良いと思います。自分が挑戦したことや解決したこと、学んだことをまとめなおして定着させることもできるし、覚書としても使えます。そして何より、自分が何をしてきました、ということを端的に示すことができます。
自分はブログを2つ持っているのですが、失踪していたので、慌てて再開したところです。これからはちゃんと続けていこうと思います。
おわりに
というわけで、インターン関係の事をちょっとやってみた感想でした。インターンをやってみようかな、という人や、大学一年生とかで「将来インターンとかやることになるだろうけど、今からやっておいた方がいいことはあるかな」ということを思っている人には、何かしらの参考になれば幸いです。
今の時点で、どれくらいインターンの応募に通用するのかなということが分かったのと、やはりこのままだと就職が厳しいなということがわかったので、二年後に本格的に就活をする時を見据えて、どんどん技術力を高めないとな、と思いました。自分の無能さに気づけただけでもいい経験だったと思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。