苺畑より In the Strawberry Fields (original) (raw)

正式に民主党の大統領候補になってからというもの、ずっとインタビューや記者会見を避けて来たカマラ・ハリスだったが、何故かここ数日次々にインタビューを受けている。無論彼女に難しい質問をするような番組に出るはずはないので、司会者は皆リベラルでカマラ・ハリスに友好的な人たちばかりだ。にもかかわらず彼女の答えはハチャメチャで司会者たちも呆れて頭を抱えてしまった。

Call her daddy podcast(コールハーダディー)

このポッドキャストはフォロワーが3百万人とかいう若い女性がやっているものだが、彼女はいつも非常に卑猥な内容の性行為について色々話している人気者である。ここでハリスは司会者の女性と一緒に男はタンポンがどう使われるかも知らないなどと言って笑い飛ばした。

カマラ・ハリスは黒人でも白人でも男性からは人気がない。特に労働階級はハリスが嫌いだ。既婚女性もハリスが嫌いだ。唯一人気があるのは若い独身女性達の間だけである。それで結局人工妊娠中絶の話しに終始した。

しかし普段は男も妊娠するとか言ってる人たちが、こういう時だけ女性を持ち出すのは偽善ではないか?

The View(ザ・ビュー)

超リベラルな女性ばかり数人の座談会形式番組。女優のウッピー・ゴールドバーグが主司会を務める。これ以上リベラルゲストにとって安全な番組はない。この番組のなかで司会者の一人が「バイデン政権の政策の過去四年間で自分なら別のやり方をしたというものはありますか?」と質問した。質問者は明らかにハリスは単なるバイデン政権の延長ではなく、自分なりに独特な思想を持っていることをアピールさせる機会をハリスに与えようとしたのだ。ところがハリスの答えときたら、「あ~、特にこれといって思いつきませんねえ。私は重大な決断には常に参加していましたし」司会者達のがっかりした顔が印象的だった。

Stephen Colbert show (スティーブン・コルベア)

その数時間後、スティーブン・コルベアの番組でも同じ質問があった。「世論調査の結果では有権者は変化を求めてる。あなたは現政権のメンバーだが、あなたの政権になったら何を変えて何を同じにするか。」という質問に先ず「私はジョー・バイデンではない。」で始まり、アメリカ人の夢と希望となんたらかんたらと言い出した。ハリスはずらずらと全く意味のないことを続けたが質問の答えには一切答えなかった。ま、こたえようがないからなのだろうが。こういうのを最近はワードサラダと言う。

結局コルベアはそれ以後特に面白い質問をせず、最後にハリスが一般市民が親しみを持てる人だということを示すためにハリスが選んだという安物の缶ビールを持ち出し二人で乾杯した。ハリスがビールましてや安物のビールなんか飲むわけないだろ!

Howard Stern(ハワード・スターン)

ハリスは昨日の朝、ハワード・スターンのラジオ番組に出演。スターンは昔は反体制の不良という感じのDJだった。彼の番組には政治性はなかったが、あまりにも下品で卑猥な内容が多かったため、彼の番組はしょっちゅう放送規制に触れていた。昔はドナルド・トランプとも仲が良く40回以上もゲストに招んでいたくらいである。最近は歳をとって人気が落ちたせいなのか民主党に媚びを売るようになった。番組は課金制だったのでスティーブン・クラウダ―の番組で三分遅れの実況をしばらく聞いていたが、これといって面白い話題はなかったので途中で飽きて止めてしまった。

結局このインタビューはハリスがドリートスというスナック菓子が好きだとか、朝どんな運動をするかとかどうでもいい話ばかりだったようだ。

60 minutes(60ミニッツ)

いくつかのインタビューのなかで一番まともな質問をしたのがCBSの司会者ビル・ウィティカ―(Bill Whitaker)だ。彼はイスラエルウクライナ、台湾や中国など外交問題や移民政策などいくつか結構厳しい質問をハリスに投げかけた。

ハリスの外交政策はバイデンと同じ

ウィティカ―は中東の紛争についてイスラエルのベンジャミンネタニヤフ首相はアメリカの言うことを聞いていないように思うが、それは何故だと思うかと質問した。するとハリスは何時もの調子で、

「それは、ビル、私たちのやってきた仕事はあの地域でのイスラエルによりいくつもの動きの結果となって、それは私たちが強く促したことで、その結果沢山の、あの地域で起きなければならないことの代弁者として、その結果に繋がったのよ。」カカシ訳

はあああ?なんじゃそれ?これこそまさにワードサラダの最たるものだ。私の翻訳が下手なのかもしれないって?じゃあDeepLで試してみよう。

「まあ、ビル、私たちの仕事は、イスラエルによるあの地域での多くの動きをもたらしましたが、それは、この地域で起こるべきことについての私たちの提唱を含む、多くのことに促された、あるいはその結果だったのです」DeepL訳

あんまり変わりはないな。これでお分かりいただけると思うが、翻訳がはちゃめちゃなのではなく本文がはちゃめちゃなのだ。これではいったいハリスは何を言いたいのかさっぱりわからない。

ところでCBSもこのまま報道するのはまずいと思ったらしく、報道した時にはこの部分を編集して下記のように直した。

「私たちがイスラエルの指導者と外交的に行う仕事は、私たちの原則を明確にすることをめぐる継続的な追求である。(質問)この戦争を終わらせる必要性について、米国が明確な立場をとるために必要なことを追求するのをやめるつもりはない。

60ミニッツのインタビューは最初にネットで発表されてしまったので、多くの視聴者がハリスの元の回答をすでに観てしまっていた。それでテレビでの報道との差についてかえって取りざたされてしまっている。こうやってアメリカのメディアはハリスの失敗を隠して守っているのである。だからハリスは生放送でのインタビューに応じないのだ。ザ・ビューのような味方ばかりの番組でも生放送だとぼろがでてしまうからだ。

ハリスはウクライナや台湾についても質問されたが、仮説について話すことはできないと言ってきちんとした答えは出せなかった。ハリスはこれが裁判かなにかだと思ってるのか?

何故今更インタビューツアーをやっているのか

メーガン・ケリーが言っていたが、民主党内部の世論調査でハリスは不利という情報があるのではないかという。もし、バイデンが出馬を諦めてハリスになったばかりの頃の支持率を保っているのなら、これまで通りインタビューも記者会見も避けて2019年にバイデンがやったように地下にずっと隠れていればいいだけの話である。それなのにわざわざぼろが出るようなインタビューを続けているということは、隠れたままでは駄目だと考えたからだろう。

民主党がバイデンを最後の最後まで押して出馬を諦めさせなかったのは、バイデンは史上最低の候補者だということを彼らは知っていたからなのかもしれない。

こちら本日のインディペンデント(The Independent)の記事。移民、FEMA、750ドル:トランプ氏とその仲間たちは、ハリケーン・ヘレンの救済についてどのように虚偽の主張を広めているのかと言う内容。では同記事が言う虚偽の主張とはどのようなものかひとつひとつ検証してみよう。

1)トランプの主張:バイデンもハリスも居なくなっている。被災者たちは連邦政府の職員を一人も見ていない。

インディペンデント:バイデンとハリスが被災地訪問をしていないどころか、ホワイト”ハウスのメモによれば、すでに7000人の連邦職員が被災地で活動している。

事実:トランプさんは比喩的表現をすることが多いので、それを文字通り判断すべきではない。トランプ氏はバイデン政権は「居なくなった」“was gone”という言葉使いをしているが、彼はバイデンやハリスが被災地を訪問していないと言っているのではない。これはバイデン・ハリス政権が政権として十分な仕事をしていないという意味で言ったのだ。前にも書いたがFEMA職員が7000人くらいでは全く足りない。被災地はテネシージョージアノースカロライナと広域にわたる。そして多くが山奥で道が塞がり車が通れない状況なのだ。必要なのはFEMA職員だけでなく、州軍や正規軍だ。なぜバイデン・ハリス政権は地元ノースカロライナ駐屯の空挺隊82師団を出動させないのだ?彼らはバイデンがそう命令すれば、数時間以内に救助に当たれるのだ。州軍の出動より正規軍の出動の方が手続きが簡単で能率的なのである。トランプさんがバイデン政権が「居なくなった」と言っているのはこういうことを言うのだ。

2)トランプの主張:連邦政府は被災者にたったの$750ドルの救済費しか支給していない。

インディペンデント:ホワイトハウスは深刻な支援が必要であると申請すれば$750ドルを支給するとしているが、これは連邦政府が供給している様々な支援に加えてと言う意味であり$750ドルだけと言う意味ではない。この金額は今すぐ必要な食品や水や粉ミルクや薬などを買うためのものだ。被災者は他のFEMAプログラムに申し込むことができる。すでに連邦政府は生存者のために1.37億ドルの支給をしている。

事実:実はこの$750ドルというのは支援金ですらない。すでに連邦政府の支援を申し込んだ人達の話によると、この金額はローンであり一年以上に返さなければ自分の土地を連邦政府が取り上げるという約束になっている。また家も家財もすべて失くした女性がFEMA職員の視察後に救済費を拒絶されたと話しているのをきいた。つまりこの$750ドルはトランプの主張よりもひどいのだ。何度も言ってるが、何故被災者を救済するのに被災者が申し込まなければならないのだ?

3)トランプの主張:FEMAはその資金を違法移民のために使い果たしてしまった。

インディペンデント:同紙はFEMAの予算の一部が移民の住宅のために使われたのは事実だと一応は認めている。しかしイ紙はトランプ政権も2019年に1.55億ドルを違法移民の手続きをする間の一時収容所に使ったと指摘。

事実:トランプ政権がFEMAの予算を違法移民収容所に使ったことが正当な使途だったかどうかは別として、トランプ時代と比べて移民の数は桁が違う。国境警備が扱った違法移民の数は今年度だけでトランプ時代全体をとっくに超過している。またトランプは違法移民手続きのための収容所に資金を充てているのに対し、バイデンは違法移民を高給ホテルの泊まらせ生活費を支給するなど長期にわたる手厚い保護のために予算を使っている。それにトランプの主張は移民のためにFEMAの予算は使い切られてしまったというものであり、トランプがFEMAの予算の一部を収容所に使ったとしても、それによってFEMAの予算が干上がったわけではないので同率に並べるのは無理がある。

4)トランプの主張:バイデン・ハリス政権は共和党支持の州を故意に見捨てている。

インディペンデント:ノースカロライナ代表の共和党上院議員トム・ティルスThom Tillis,)氏は連邦政府は「すばらしい仕事をしている」と語る。同議員は救援活動を政治に利用すべきではないと有権者にメールを送った。

事実:共和党議員だろうがなんだろうが政治家にはそれなりの思惑がある。それにティルス議員としては、やたらに連邦政府を批判することで州への救済費が減らされても困るわけで、今はおだてておいた方がいいという考えかもしれない。しかしインディペンデント紙が本気で現場の状況を知りたいなら政治家の発言ではなく実際の被災者の声を取材したらどうなのだ?せめてXに上がっている被災者たちの声に耳を傾けるくらいやってはどうなのか。

イ紙はトランプ陣営が天災を政治活動に利用し馬鹿げた陰謀論を拡散しているというがハリケーンカトリーナの時にジョージ・W・ブッシュは「黒人の命などどうでもいいと思ってる」と言って叩いたのはどこの誰だ?コロナ禍で絶大なる指導力を見せたトランプ政権が「何もやっていない」と言って批判したのはどこの誰だ?もしこのハリケーンがトランプ政権で起きていたら、天災を政治利用するなと言ってる奴らが真っ先にトランプを批判するのは目に見えている。

私は事実であるなら現政権が批判されるのは当然のことだと思う。もし今と同じことがトランプ政権で起きたとしたら、トランプは批判されて当然だ。しかしトランプが大統領だったら、こんな状況にはなっていないと私は断言できるけどね。

今日もX上ではハリケーンへリーンの被災者や救援ボランティアの人たちによるFEMAへの批判で一杯だ。

FEMAは援助どころか民間人救援を阻止している

ノースカロライナ(NC)住まいのある女性はハリケーンで全てを失くしたにもかかわらず現場の視察に来たFEMAの職員は彼女の被災者救済申請を拒否した。拒否のメールは翌日届いたがメールが書かれた日付は視察の前日。最初から申請を受け入れる気はさらさらなかったことがうかがわれる。彼女は未だカマラ・ハリスが約束した750ドルも貰っていないという。

NCのグリーンヴィラ空港では、FEMAのヘリコプターが数台待機している。これから救援に向かうのかと思いきや、民間ヘリコプターの救援活動を邪魔するためにランウェイに並んでいるというのだ。

NCのマーシャル町、人口872人。FEMAの姿はなく、町民が油圧シャベルで自らの手で泥に埋まった街を掘り出している。

民間のヘリコプターパイロットたちは被災地への着陸をFEMAに阻止されている。救援物資を乗せたトラックが直接被災地へ行くことが阻止され、FEMAの集計所に持っていくように言われているが、FEMAは救援物資を没収し横領して違法移民に届けているという噂もある。

FEMAへの批判殺到に被害者ぶる局長

FEMA accused of playing the victim after insisting criticism of Helene handling is 'dangerous:' 'The audacity' (msn.com)

連邦緊急事態管理庁FEMA)の長官は日曜日、ハリケーン「ヘリーン」に対する同庁の対応を批判することは「危険」だと主張した。

ABCの 「This Week 」のインタビューの中で、ディーン・クリスウェル氏は、ハリケーン・ヘリーンに対する連邦政府の対応に対する世論の反発を取り上げ、ハリケーンに対する連邦政府の対応についてネット上で広まった 「誤った 」シナリオは、FEMAの復興努力を妨げる恐れがあると警告した。

被災者たちがFEMAに少しでも救われているなら、能登半島の被災者の人たちが自衛隊の人たちにしているように感謝の言葉の一つも言うだろう。ところが何日もつながらなかったネットがトランプ大統領とイーロンマスク氏のおかげでやっとつながった途端に「FEMAはなにもしてない」「FEMAは救援作業を邪魔している」というポストばかりなのは何故なのだ?

NCの州警察はFEMAにこれ以上救済作業を阻止するなら逮捕するぞと警告を送ったという。地方保安官たちはFEMA職員に町から出ていけと命令しているくらいだ。

テネシー州(TN)でも人々から寄せられた救援物資をFEMAが没収しているので、FEMAのいるところへは来ないでくれと地方の慈善グループがボランティアのパイロットに連絡している。

FEMAは仕事をしたくないならせめて民間の救援活動の邪魔だけはしないでくれ。

まるで他人事のカマラ・ハリス

被災地への訪問が遅れていると批判され、やっと重たい腰を上げたカマラ・ハリスは今朝ノースカロライナFEMA事務所で救援物資を詰め込む作業をしている振りをして被災地付近でボランティアをしている女性の話を聞きながらうなづいていたが、「へえ~、大変ね~」とまるで他人事のようだ。

大変ね~じゃないでしょ、あんたが責任者でしょ、なんとかしなさいよ!なんで軍隊出動さえないんだ!なんで仮設避難所作らないんだ!なんで民間組織の救援を邪魔するんだ!

Debris is strewn on the lake in the aftermath of Hurricane Helene, Wednesday, Oct. 2, 2024, in Lake Lure, N.C. AP Images © AP Images

そしてなんとカマラ・ハリスは自分のXで昨日レバノンに支援金1.57億ドルを送ることにしたと発表。これは26.2百万人が読んだが、リプライ欄のハリス批判は凄まじい。そりゃ当たり前だ。これだけ国民の空気を読めない人間が今後、指導者をやろうなんて本気なのか・

大手メディアはどこに?

それにしても何故かこのハリケーンの悲惨な状況は一般市民がXなどのソーシャルメディアでしか見られない。あれだけ批判されたハリケーンカトリーナの10倍ともいわれる100年に一度の洪水とすら言われているこのハリケーンの惨状を何故大手メディアは報道しない?

スターキャスターを送り込んで現地ルポやりなさいよ!

今朝から私はハリケーンへリーンについて色々書きたいことがあった。でもXで地元の人や救援活動に携わっている民間人の話を聞くにつれ、あまりにもひどい状況で感情が先走りきちんとした文章を書くことが出来ない。

バイデン・ハリス政権は本当にどうしようもない。バイデンはもう耄碌爺さんで何も出来ないのは仕方ないとして、だったら余計にそういう時こそ副大統領のハリスが大統領に替わって采配を振らなければならないはず。ハリスは今事実上の大統領なのだから!それなのに被災が起きてから8日も経ってから被災地を訪れ、申し込めば人る750ドル払いますと言っただけで、はい終わりとばかりにすぐに選挙ラリーに行ってしまった。

こういう状況だから選挙運動は一旦停止して先ず救援対策をとるべきだろう。緊急時対策期間のFEMA内部告発者によるとFEMAは待機している何もするなという命令が出ているそうだ。そして救援資金の支給もできるだけ遅らせろと言われているそうだ。

Xでは一般市民が現地に救援に行くのをFEMAに阻止されたという話をいくつも聞いた。それで車で行くとFEMAに止められるからと道路を使わず山道をラバを引き連れて通ったり、徒歩で物資を運んでいる人たちのビデオが上がってきた。

Good morning! My spotlight heroes of today are the Cajun Navy mule team, who are basically saying F FEMA and delivering supplies on the ground via trails by their beautiful mule team.

Not all Heros wear capes 🫡❤️🇺🇲🙏 pic.twitter.com/LKdRddcjk0

— ×Punkness× (@Punkness1) October 4, 2024

トランプ前大統領は被災地ではネットが繋がらないと聞き、イーロン・マスクに電話してなんとかしてもらえないかと頼んだところ、マスクは有無も言わずにすぐに手配してくれたという。トランプ自信GoFundMeで何百万ドルという寄付を集めている。「こんな時に選挙運動をしている場合ではない」と言って救援物資の前で記者会見を行っている姿を観た。

いったいどっちが大統領なんだ!

本日のベニー・ジョンソンのポッドキャストのゲストにマイケル・フリン将軍が登場。さすがキャリア軍人だけあってこういう場合にはどうすればいいかという話が非常に現実的。

こういう時は正規軍を出動させるのが一番いいと語る。フリン将軍は世界中でこういう救援活動を行ったことがあり、軍隊はそういうことが得意だという。すぐに軍隊の建築部CBを出動させること、ノースカロライナを拠点としている82空挺隊を出動さえない意味が理解できないと語る。

ハリケーンカトリーナの時は時の防衛庁長官ラムスフェルドは空挺隊を含め75000人の兵を出動させたという。今回のハリケーン被害はカトリーナの数倍だ。にもかかわらずロイド・オースティン局長は一週間も経ってからたったの1000人出動させただけだ。

我が夫ミスター苺は昔、確かハリケーンヒューゴ(1989)だったかアンドリューだったか(1992)の時に現役海軍兵として救援に携わったことがあると言っていた。アンドリューで出動した別の海軍兵が被災二日目にはカリフォルニアからフロリダまですぐに出動したと言っていた。

フリン将軍によれば、軍隊を出動させ仮避難所を建設すれば多くの人を救うことが出来ると言っている。

被災地が共和党支持の地域だからカマラ・ハリスは同じアメリカ人なのに見捨てようとしているのではないだろうかと人々は言っている。理由は何にせよ、彼女が大統領として失格なのは誰の目にも明らかである。

FEMAがボランティアたちの救済活動を邪魔してばかりいるので、州警察はもし連邦職員がボランティアを逮捕しようとしたら州警察が連邦職員を反対に逮捕すると言っている。

文章がまとまらなくてすいません。感情に任せて殴り書きしているもので。明日はもうちょっとましな投稿をします。

先日お話したトヨタ自動車のDEIに関して今日になってやはりDEI政策を大幅に削減すると発表した。一応アップデートには書いておいたのだが、改めて紹介しておこう。

トヨタ自動車はLGBTQイベントのスポンサーシップを停止すると発表した。多様性、公正性、包括性(DEI)に対する企業の取り組みを巡る「極めて政治的な議論」を理由にDEIプログラムに改めて焦点を合わせるとした。

米国の従業員5万人とディーラー1500社宛ての3日付のメモで、米LGBTQ団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)による注目度の高いランキングなど企業文化調査への参加も停止すると明かした。「STEM(科学・技術・工学・数学)教育と労働力のための準備に沿ったコミュニティー活動に絞る」という。

このメモは、DEIに反対する活動家ロビー・スターバック氏がLGBTQ関連イベントなどへの支援を理由に不買運動の呼びかけをソーシャルメディアトヨタは当時、標的となったLGBTQプログラムは従業員グループが主導したものであり、会社は直接関与していないと説明していた

トヨタの広報担当者は3日、スターバック氏の批判を受けて、従業員から数百件の問い合わせ、ディーラーから「少数の」質問、顧客からコールセンターへの約30件の電話があったが、その影響は「無視できる程度」と述べた。

スターバック氏はここ数カ月にわたり、「ウオーク(WOKE=社会問題などに対する意識が高いこと)」方針を掲げる企業としてトヨタを含む数社を批判してきた。

二輪車メーカーのハーレーダビッドソンやホームセンター運営ロウズ、フォード・モーターはLGBTQグループ対象プログラムの縮小などDEIへの取り組みを抑制する方針を示した。フォードと農業用品小ラクター・サプライなどはHRCのランキングから撤退した。一方、HRCはここ数週間、企業に対しLGBTQの取り組みを後退させないよう警告しているほか、支持者に対し企業平等指数(CEI)への参加を停止した多くの企業に対する不買運動を呼びかけている。

原題:Toyota Curbs DEI Policy After Activist Robby Starbuck Attack Over LGBTQ

スターバック氏の運動がかなりの効果を上げていることもあって、HRC (the Human Rights Campaign)も金づるをどんどん失ってかなり焦っているようだ。これは9月のUSA Todayの記事でトヨタの話が出る前だがちょっと読んでみる。Anti-DEI activist targets LGBTQ index. Companies are listening. (usatoday.com)

DEIというのは人種及び性的少数派を積極的に支持する運動だが、LGBT活動家のドリュー・ケラーによると、スターバックの攻撃対象の半数以上がLGBTQ+に向かっており、人種に関する批判は若干9%だという。「これはDEI全般を標的にしているというよりも、LGBTQの包括性への攻撃です」とケラー。

消費者によるボイコットの波に乗ってスターバックはソーシャルメディアを使って企業に圧力をかけている。

モーニングコンサルトの世論調査によるとアメリカの大人の約3/5がDEIを支持しているが、男性、共和党支持者、年配の大人はDEIを支持していない。また同調査は右寄りの消費者はDEIをウォーク(WOKE)と言って嫌っていることがわかった。「企業は保守派消費者にも商品を買てもらう必要があることを覚えておいたほうが良いでしょう」とスターバックはUSA TODAYに述べた。

HRCによると、現在、フォーチュン500企業の93%が性的指向性自認による雇用差別を禁止しており、約4分の3がトランスジェンダーを含む福利厚生を提供しています。また、企業は同性婚を公然と支持し、**トランスジェンダーの人々の公衆トイレの利用を制限する法律に反対したHRCの企業平等指数**は、その社会変革を先導する上で重要な役割を果たした。

DEIを支持すると答えた大人のどれだけが、DEIが男性が女子トイレを使えるようになること奨励している事実を知っていたのだろうか。

HRCが創設された2002年に319の企業が評価されそのうちの13社しか100%の成績を収めていなかったが、去年は1300社が参加し何百という企業が100点満点だったという。それらの企業はフォード自動車、モルソンくアーズ(ビール)ローズとブラウンフォーマン(ホームセンター) などが含まれる。今年はさらに参加企業は1400に増えた。

しかしバドライトやターゲットのボイコットが発端となり、多くの企業は同じようにボイコットされてはたまらないとDEIへの参加を縮小するところも増え、HRCと手を切る企業も出て来た。

とはいえ長年に渡るDEI方針を企業がすべて廃止するとも思えない。何らかの形でLGBTQ+の従業員を守る方針は保たれるだろうとLGBT活動家たちは考えている。それに、LGBTQ+にも相当な購買力があるため、彼らがDEIを縮小した企業をボイコットすればそれなりに効果があるのではないかと考えている。

LGBTの消費者セグメントを調査するLGBTキャピタルによると、米国のLGBTQ+の人々の購買力は推定1兆4,000億ドルだ。

同時に、米国の成人の7.6%、若年層の5人に1人が、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダークィア、または異性愛者以外の性的指向であると認識している。

最近のHRCの調査によると、LGBTQ+の成人の10人に8人が、DEIの取り組みを縮小した企業をボイコットし、半数以上が他の企業にもその企業をボイコットするよう促すと回答している。

さらに、LGBTQ+の成人の5人に1人は、DEIをロールバックした会社で働いていた場合、辞めるか新しい仕事を探し始めることが調査で明らかになった。

いや、LGBTQ+を自認する人たちが多いとは言っても一般の消費者のごく一部である。それにスターバックがこれまで対象にしてきた企業はもともとその顧客や従業員が保守益なところが多い。LGBTQ+のどれだけの人達がホームセンターで買い物したり農業器具を購入したりするだろうか?

もともとLGBTの人達はこれらの企業の顧客対象ではない。もしLGBTがこれらの企業で幅を利かせていたのなら、そんな従業員が辞めてくれるなら企業としては願ったりかなったりだろう。

HRCは自分らの力を過剰評価している。HRCがこれまで企業を鼻であしらうことができたのは、企業はLGBTに迎合しておいたほうが商売に良いと考えていたからだ。自分らの企業がお目覚め主義であることを世間にアピールした方が儲けにつながると考えていたからだ。

しかしバドライトやターゲットや最近ではハーレーデイビッドソンの例でもわかるように、DEIは害会って益なしであることが多くの企業に知れ渡った。

HRCはUSA TODAYに対し、インデックスに情報を提供していない企業は引き続きスコアリングを行うと語った。DEIへの取り組みから撤退した企業は、スコアから25ポイント削減されました。HRCはウェブサイトで、「これらの反ビジネスの要求に臆病にも屈した」企業幹部に抗議のメッセージを送るよう支持者を呼びかけている。これまでに、約14万人のHRC支持者がメッセージを送ったという。

LGTBQ活動家たちの抗議と一般消費者のボイコットの声と企業はどちらに耳を傾けるだろうか?

Xでハリケーンへリーン(Helene)[ヘレナだと思ってたらへリーンと発音するのだそう。]に被災したノースカロライナテネシーの様子がいくつも上がってくるので、それについ書きたいと思っているのだが、これらの動画や人々の話を聞いていると涙が出て来てしまう。そしてバイデン・ハリス政権のあまりの無能ぶりに怒りがこみあげてくる。

民間人のボランティアを阻止するFEM

こういう非常時にはFEMAFederal Emergncy Management Agency連邦緊急非常時対策機関)や赤十字や州軍などが出動して被災者の救援に向かうことになっているが、被災から何日経っても被災地にはFEMAが出動していないと地元と連絡の取れた人達が口々に言う。しかも一般の民間人でヘリコプターやトラックを持っているひとたちが現地に救援物資を運んだり孤立している人を救助したところ、FEMAの役員から追い返されたり逮捕の警告を受けたりしているという。持って行った救援物資が決められた業者からの物ではないからと受け取ってもらえなかった人も居る。

さっきXでみた投稿では、自分のヘリコプターを飛ばして山奥で孤立していた人たちを助けて、やっと麓のホテルまで運んだところ、ホテルがFEMAの職員で満室だと断られたというのだ!なんでFEMAの職員がホテルなんぞに泊まっているのだ。仮設テントでも作ってそこで寝るべきだろう!だいたい避難所の建設はどうなってるんだ。

移民にお金を使い過ぎて被災地に欠ける資金がないFEMA

本日カマラ・ハリスは被災者一人にわたり$750を支給すると発表した。$750?オハイオのハイチ移民はひとりあたり$15000のデビッドカードを受け取っている。なんでアメリカに来たばかりの違法移民にそれだけ支給できて、100年に一度と言われる大災害を被災したアメリカ人に支給出来るのがたったの$750なんだ!

本日FEMA国家安全保障局のアレハンドロ・マヨーカス局長は違法移民にお金を使い過ぎたせいで被災者に充てるお金がないと発表した

外国の戦争に送る金があるのにアメリカ人に使える金はないのか

読者諸氏もご存じのように私はイスラエルの防衛はアメリカの防衛にも関係があるので、大いに援助すべきだと考えている。しかしアメリカ政府が最優先させるべきなのはアメリカ市民の安全だ。何故ウクライナイスラエルに多額の支援金を送る前にアメリカ市民を助けない?

人びとはテネシーノースカロライナウクライナイスラエルと改名したらお金を送ってもらえるのではないかなどと皮肉を言っている。

SHARE THIS FAR AND WIDE‼️

Eyewitness NC Hurricane damage update:

From a fellow active duty brother in arms in the path of destruction in NC. He finally establishd coms with me via Starlink @elonmusk
It is FAR worse than you are being told. Share widely.

"This entire area is a… pic.twitter.com/X3TDlx1ft8

— 🆁🅰🆈 🅷🅴🆂🆂🅴🅻 𝕏 (@ray_hessel) October 3, 2024

現地からのリポート

レイ・ヘッスルのXポストより。

ノースカロライナに居る俺の現役の戦友から届いたメールだ。彼はやっとスターリンク経由で俺と連絡を取り合えるようになった。事態は言われているよりはるかに酷い。連邦政府や州の対応はほとんど無力だ。広く拡散してほしい。

「この地域全体が、洪水による直接的な「破壊」でなくとも、戦場となっている。水も衛生設備もなく、飢えている男女や子供たちがいる。燃料もない。燃料がないため、人々はどの配給ポイントにも行くことができない。人々は徒歩で、荷車を引きずって歩いている。. .

連邦政府および州政府の資産の大半は、アッシュビルやブラック・マウンテンなどの市街地に流用されており、地方の非法人地域にはまだ意図的な取り組みがなされていない。

人々は苦しみ、地域社会は急速に孤立化し、自己防衛や取り締まりに移行している。川には死体が流れている。樹木のてっぺんに死体が突き刺さっている。壊滅的な被害を受けた地域に入った清掃員たちは、泥の中を裸同然で歩き、親を求めて泣き叫ぶ3歳くらいの子どもたちや、壊れた材木にロープをくくりつけられたままの子どもたちを発見している。

コミュニティ全体がなくなってしまった。消えてしまった。修復するものは何もなく、一部の地域では、もはや助ける人さえいない。

ただ死体があるだけで、悪臭は日に日に増している。死者の数は数千人になるだろう。絶望は増すばかりで、ほとんどの帰還兵はライフルを持って屋根の上に横たわっている。地方のガソリンスタンドや市場などでは、ごった煮の装備とライフルを持った男たちがパトロールする民兵隊が結成されている。私たちは今、自警している。

事態の全容は、率直に言って、戒厳令とまではいかなくても、近い将来、大規模な統制と封鎖が行われることを正当化するかのように描き続けている。

昨日、ライン工と話していたんだが、瓦礫が撤去されるたびに頭や手足が見つかっているそうだ。

人々のために祈ろう。

違法移民による被災地泥棒

被災して誰も居なくなっている家から物を盗んでいる違法移民が十数人捕まったが、そのほかにも救援物資を運んだトランクのタイヤが切られたり、物資がぬすまれたりしているという。

上記で退役軍人たちが民営の警備員になったりしているのはそうした理由からだ。地元警察も現場まで駆け付けることができないからだ。

こういう状態であるのに交通省のピート・ブタジェッジは被災地へのドローン飛行は規制すると発表。救援の邪魔になるからという言い訳だが、本当はFEMAが何もやっていない現状を人々に知らせたくないのではないかと私は疑っている。

私も寄付したいが、FEMA赤十字には絶対に送らない!

9月1日

朝食:お爺ちゃん、パンもう一枚食べな。「要らない」ほんと?お腹すいちゃうよ。「いらない」 昼食:お爺ちゃんお昼食べな。「いらない」ほんと? 夕方:「お代わり」は?もう三杯目だよ。「朝から何もくわせてもらってない」それはだれのせいですか!

9月2日

今朝6時にお爺ちゃんが歩き回る音で目が覚めた。どした、トイレ?「ふむ」結局昨夜はどこで寝たのかは不明。

気が付いたらもう10時を過ぎてるのでお爺ちゃんを寝かしつけようかと思ったのだが、お爺ちゃんはスタートレックの映画に見入っている。別にそれなら夜更かししたっていいか。早起きしてやることがあるわけじゃないし、朝は私も寝坊したいもんな。 Big Lizard's wife(カカシ姐さん)

9月3日

日が暮れてやっと気温が下がったので散歩に出た。夜なので人通りの多い繁華街を歩いたのだが、一軒韓国系のカウンターだけの居酒屋風のお店を見つけた。すごく混んでたが若者ばっかりだった。お爺ちゃんが入りたいと駄々をこねたが、我々は完全に場違い。

近所に自称カツサンドKatsusandoのお店が出来たので、凄く期待して行ったのだが、不味かった、、しかも高い。ただのカツサンドとフライドポテトで16ドル。一応試しに一つだけにしといてよかった。結局全部お爺ちゃんにあげた。

9月4日

お爺ちゃん「つんつん」アップルパイに触っちゃダメ、まだ熱いんだから。お夕飯食べてからね「ふむ」お爺ちゃんお夕飯もう食べないの?お腹一杯?「ふむ」じゃパイは食べないね。「食う!」デザートは別腹だもんね。お爺ちゃんパイを二切れ食べた。

9月5日

お爺ちゃん、いつまでも食卓に座ってないで居間でテレビでも観たら?そこに居られると片付かないよ。「朝飯を待っとる」あ~また始まったよ。じゃあ支度するからできるまでテレビ見ててくれる?「ふむそうじゃな」これでお昼まで待たせよう。

9月6日

最近気が付いたこと。冷凍食品や出来合いの食品を出すとお爺ちゃんはあんまり食べない。私が作った中華や日本食は沢山食べるので東洋料理が好きなのかなと思ったらそうじゃなくて、メキシカンでもイタリアンでも私がちゃんと最初から作った料理だと沢山食べるということが判明。面倒くさい人だなあ。

私の料理が上手とか自慢したかったわけじゃないのですが😅。お爺ちゃんには何故か冷凍や既製品だとばれるんですよ。私の手料理に慣れてるせいかな?

「そわそわ~」なに?トイレ?「いや、そうとも限らんNot necesarily」そうとも限らないってどういう意味よ。行きたいの?行きたくないの?「ふむ、状況によるThat depends」うっせえわ!早くトイレ行け!変な時だけ理屈っぽくなるお爺ちゃんであった。

昔のトップギアで列車と車で日本列島を競争するエピソードをお爺ちゃんが観ていた。綺麗だね、行きたいね。「どこじゃ」日本だよ。「日本て何処じゃ」私の祖国だよ。「そうか」と考え込む。「祖国って何じゃ?」

ぐずるお爺ちゃんをトイレに行かせて寝室に誘導。メラトニンのグミを食べさせておとなしくなる。午後11時25分、寝室を覗くとお爺ちゃんが居ない!あれ~と思ったら真っ暗なリビングのカウチで座ったまま寝てた。ま、いっか。今夜はそこで寝な。

9月7日

友達と長電話していてお爺ちゃんのことをすっかり忘れていた。テレビの音はしているが、なんか静かだなと思って居間にいくとソファに寝そべってグースカ寝ていた。ま、いっか。無理に起こすよりそこで寝ててもらった方が助かる。

お爺ちゃん「痛い」とお腹を抱える。どした?トイレ?「違う」なんか変なもん食べた?グレープとアボカドとベーグルだけだよね。「痛い」ふ~む、困ったね。

9月9日

パイ食べなよ。「嫌じゃ」あなたが食べたいというから買ったんでしょ。おいしいよ、食べな。「嫌じゃ」お腹空いてないの?「要らない!」お口あーん「むぐ!」美味しい?「おいしい」食べな「ふむ」お皿の上に何が乗っているのかが解らなくなってるようだ。

味見した後、お爺ちゃんはパイをちゃんと食べた。そりゃそうだ。好きなんだから。認知症患者が食べたくないという時は必ずしも空腹ではないと言う意味じゃないらしい。お皿の色などをかえて食品と皿のコントラストを付けるのも大事らしい。

9月13日

お爺ちゃんのアボカド好きは変わらないが、前は大好きだったリンゴを食べたがらなくなった。小さく切れば少しは食べるけど、昔のような八つ切りではだめ。大昔はリンゴを丸かじりしてて、家でリンゴを切らせたことはなかったんだけどなあ。

9月17日

お爺ちゃんが朝食に手をつけない。洋ナシおいしいよ、アボカド好きでしょ?「どうやって食べろと言うんじゃ!」手でつまめばいいじゃん。いつもやってるでしょ。「食べれん!」フォーク使う?「ふむ」フォークあげたらちゃんと食べた。なんなんだこれは。

9月18日

夜9時半、いつものようにお爺ちゃんを寝かしつける。10時に台所の片付けを済ませてお爺ちゃんの寝室を覗くとお爺ちゃんが居ない!そしたらお爺ちゃんは居間のソファでグースカ寝てる。そんなに居間が好きなら、もうそこで暮らせば?

9月19日

お爺ちゃん「おお、カカシ、久しぶりじゃな」は?ずっとうちに居るよ。「いや、姿が見えんかった」別の部屋にいただけだよ。「そうか」最近目の前に立ってないと見失う傾向がある。

お爺ちゃん、トイレ行く?前に行ってから2時間以上経ってるよ。「ふむ、行っておくかな」今日は素直だな。

お爺ちゃん、もう寝な。今夜は居間のソファで寝ないでちゃんとベッドで寝てよね。お爺ちゃんがそこにいると私がテレビ見れないんだから。

9月20日

お薦めにアラジンが上がって来たからてっきりディズニーのアラジンだと思って観たら出演が全員日本人だったので、まずいこれは日本語のプロダクションなのかと焦った。そしたらミュージカルじゃなくてバレエでお爺ちゃんがすっごい魅了されててずっと凝視してた。お爺ちゃんバレエ好きだったんだあ。

私はバレエ苦手なのだがこれは非常にいいプロダクションだった。お爺ちゃんが感動していてカーテンコールになったら一緒にお辞儀してた。あなたが踊ったんじゃないのよ。

9月21日

男女共用の個室トイレがなくて仕方なくお爺ちゃんに付き添って誰もいないのを見計らって男子トイレに何回か入っているが、男性が後から入って来たとき男性はとても嫌な顔をするよ。当たり前だけど。男性だって女性とトイレを共用したいと思ってない。そう思うのは変態だけだ。

@meow_meow923 ·

最後の一文🤣🤣🤣朝から笑い過ぎてお腹痛い🤣🤣🤣

9月22日

朝6時起床。朝ごはんの支度をしてお爺ちゃんをトイレに行かせ薬を飲ませて朝ごはん。むせたのでインヘイラーを吸わせ鼻スプレーを使う。一口づつゆっくり食べること一時間。歯を磨かせた後またトイレに行かせてやっと居間に座らせる。台所とトイレの掃除が終わったらもう11時。お昼の支度をする時間。

9月23日

六時起床。あれ~お爺ちゃん、なんで居間のソファで寝てるの?何時からそこ居るの?「しらん」トイレに行こう。「行こう」お爺ちゃん下着替える前にシャワー浴びようね。「やだ」やだじゃない、バスタブ入って。「やじゃ~」お風呂がいやな3歳児みたいだな。

お爺ちゃん一々抵抗しないでよ!おとなしくしてて私が水浸しになっちゃうよ。「眼が滲みる~」髪洗ってるんだから眼を閉じてよ!お爺ちゃん暴れないでよ!はいはい終わったよ。バスルームが水浸しだけど。

お爺ちゃんをお風呂に入れて足の爪切って服着せて、水浸しの風呂場を拭いて台所に戻ってくるまで一時間。やっと一息ついたら、まだコーヒーを飲んでなかったことに気づいた。お早うございます。今日も一日頑張ろう!

アマプラでスタートレックのドキュメンタリーのシリーズをやってた。三時間も爆観してしまったので続きは明日にしようと思ったらお爺ちゃんがまだ観ると頑張る。そうだ、お爺ちゃんはスタートレックの仕事をしてたことがあるんだよね。お爺ちゃんの案がエピソードに採用されたこともあったんだっけ。

ドキュメンタリーのなかで脚本家がどれだけ虐げられたかという話が出てくるのだが、いつになくお爺ちゃんが熱のこもった様子で「そうじゃ、そうじゃ!」と怒ってるんだよね。お爺ちゃんの書いた案は採用されたのにクレジットもらえなかったことが何回もあったんだよ。

スタートレックは番組のほかにファン向けにスタトレ小説を発行してた。お爺ちゃんはそれを何冊も書いてた。いいアイデアが多かったのでスタジオでピッチと言ってエピソードを提案するわけ。でも「いやあ、それはちょっと」と拒否されたアイデアが使われたことがあったとお爺ちゃんは昔文句いってた。

9月24日

私が自室で保守派のポッドキャストを聴いていると、お爺ちゃんが入ってきてPCの前で「そうじゃ!そうじゃ!」と興奮してる。何ってるか解ってんの?「わからん」ただ私が観てるので一緒に観たかっただけみたい。

認知症患者に健康食を食べさせようとしてる自分が悪いと気づく。好きなスイーツをたべて何が悪い?さっそくマリーカレンダーのダッチアップルパイを買って来た。お夕飯はアップルパイだよ。

9月25日

お爺ちゃん出かけるから靴履いて。「どこじゃ?」手にもってるやつ。ちゃんと履いて。靴をもったままうろうろ。手で持ってるだけじゃだめなの!

お爺ちゃんは昨日の朝食の後、お昼も夕飯も手をつけなかった。それで今朝はさぞかしお腹がすいているだろうと思ったが全く食べようとしない。無理やり口に食べ物を突っ込んだら吐き出して大騒ぎ。でもアイスクリームは食べた。 Big Lizard's wife(カカシ姐さん)

結局お爺ちゃんが今日食べたのはアップルパイ一切れとストロベリーショートケーキのアイスクリームだけ。ま、いっか。

9月26日

お爺ちゃん、着替えよう。「嫌じゃ!」朝ごはん食べな「嫌じゃ!」薬飲んで「嫌じゃ~!」なんで今日はそんなにききわけないの?「お前はわしを追い出そうとしている!」昨日あんまりぐずっていたのでホームに送るよと言ったのを根に持ってるな。ご飯食べたことも忘れる癖に変なことは覚えてるな。

またまた朝ごはんを食べないと言い張るので、居間に座らせスタートレックディスカバリーをかける。テレビに夢中になっている間にTVトレイに朝食を乗せて置いておいた。スタトレ観てる間にパイもアボカドも消えていた。

お爺ちゃんによるハンガーストライキはBJのステーキランチのせいで難なく終わりを告げた。でも毎回外食なんかしないからね、食べたくないなら食べなくていいよ。

9月27日

お爺ちゃん、朝ごはん食べないんなら勝手に飢えろ!私はジムへ行く!一時間後帰宅するとしょんぼり食卓に座っているお爺ちゃん。お腹空いた?ホットドッグでも食べる?「食べる」ホットドッグふたつあっという間に食べた。もう無理やり食べさせずにお腹すくまで待つしかないな。

9月28日

今月のエントリーを読み返してみて思ったのだが、お爺ちゃんは最近食べなくなった。今までは朝食はベーグルと果物と決まっており、何も言わなくても食べていたのに、最近は「食べな」と食事の最中に時々促さないと途中で手を止めてしまう。ここ2~3日は朝食に全く手を付けない。本日などは今までなら熟してもいないのに待ちきれずに食べようとしていたアボカドを剥いて出してあげても食べようとしない。

以前にもあったことなのだが、お爺ちゃんはそれまで凄く好きだったものを突然食べなくなる。1年前までは朝はシリアルと果物が定番でスーパーに行く度にお気に入りのシリアルを買っていたのに、ある日突然シリアルは嫌いだと言い出した。ピスタシオナッツやオリオクッキーやリンゴなども大好きだったのに、ある日突然食べなくなった。お夕飯もトウモロコシがないと機嫌が悪かったのに、昨晩は手を付けなかった。一時期特定の銘柄じゃないと駄目だといって、スーパーをいくつも探し回ったこともあるサンドイッチ用のハムも、今は全く興味を失くしてしまった。

お爺ちゃんが食べると思って買いだめしてしまったものが戸棚に置きっぱなしになり、結局捨ててしまったことも一度や二度ではない。

問題なのはこういうことが徐々に起きるのではなく突然起きるということなのだ。だからその時になってみないとお爺ちゃんの気まぐれがどうなるのか全く予測がつかないのだ。

食べろと言っても食べないのでサンドイッチなどを作っておいてお爺ちゃんのお気に入りのソファの前のTVトレーの上に乗せて置く。お腹がすいたらいずれたべるだろうと思ってそうしているのだが、食べる時と食べない時がある。

食べたくないなら無理に食べさせなくてもいいのかなと思うようになっている。