【鉄印の旅】樽見鉄道 大垣⇔樽見(根尾谷淡墨桜でお花見) (original) (raw)
鉄印参加社の一つ、樽見鉄道の終着駅・樽見駅は日本三大桜の一つ「根尾谷淡墨桜」の最寄り駅。
という訳で、お花見がてら鉄印を貰うために、樽見鉄道に乗車してきました。
なお、淡墨桜の開花状況は本巣市のHPで、毎日更新されています。
大垣駅から本巣駅へ
樽見鉄道は大垣駅と樽見駅間の34.5キロを運行する鉄道です。
改札はJRと同じ。
樽見鉄道は6・7番乗り場です。
それより気になる、やたらとでかい「5」の存在。
JRから乗り変えた場合、改札を出ずに樽見鉄道に乗車できるので、ホームに切符売り場があります。
終点樽見駅までは、大人片道930円。
1日フリー乗車券が1,600円なので、往復するだけでもフリー乗車券の方がお得です。
私は事前に「RYDE PASS」というアプリから1日フリー乗車券を購入しておきました。
大垣駅の改札も、駅員さんにこのアプリのチケット画面を見せて通過。
樽見鉄道の谷汲口駅は、西国三十三所巡礼の最後、第三十三番札所・華厳寺の最寄り駅です。
西国三十三所札所巡礼やっていたので、7年ほど前に華厳寺に行くために乗車したことあったみたい。忘れてたけど。。。
アムロ・レイを彷彿とさせる車体の色あい。(彼の服は、水色じゃなくてもっと青・・・かな?)
協賛されているのでしょうか?
日本一のサボテン村 株式会社岐孝園の恐らく社長さんと思しき方がヘッドマークに。
ってか、何だ?日本一のサボテン村って。と思って調べたら、サボテン販売会社さんでした。(広告効果、大あり)
私が乗車したのは、大垣駅8:41発 本巣駅行きの列車。
鉄印記帳駅が本巣駅のため、一旦途中下車します。
淡墨桜の最寄り駅、終点・樽見駅までは行かないので、列車はかなり空いていました。
一番乗りで乗車。
(運転手さんにも「本巣までしか行きませんが、大丈夫ですか?」って聞かれたし、放送でも何度も「樽見駅までは参りませんので、淡墨桜へ行かれるお客様は次の樽見行きをご利用ください」ってアナウンスしていました。)
十数人は乗車していたのですが、皆さん途中の「モレラ岐阜」駅で下車したので、
最後は貸し切りになりました。
モレラ岐阜って・・何?
って駅名見てずっと思っていたんですが、駅前のショッピングモールの名前でした。
そして、大垣駅から30分 9:11に本巣駅到着。
本巣駅で鉄印をもらう
地方ローカル線にありがちな、こじんまりとした駅舎。
駅舎前の自販機は、ちゃんと樽見鉄道カラー。こういう細かいこだわり、好きです。
期間限定で、このような観光列車も走っています。
体によさそう、薬草弁当。
窓口で、鉄印を購入。桜が描かれた春限定バージョンもあったんですが、私が購入したのは
桃鉄バージョン(300円)。桜よりも、織田信長公に惹かれた。
次の樽見行き列車は9:38発。30分弱ありますが、この駅の周辺には時間を潰せるような所が何もありません。
ゆえに、
駅の隣にある車両基地?の建物を見たり、
駅前で咲き始めていた桜を愛でたり(ここの桜はまだ開花前のようでした。昨日の強風で全部散った訳ではないはず。)
ダイヤ改正のお知らせを見たりして、時間つぶし。
桜の時期(2024/3/23~4/7)は、桜ダイヤで運行されています。
で、そのあと4月8日からダイヤ改正・・・と。ふむふむ。(知ったところで、今後乗る予定今のところないですが。)
樽見鉄道オリジナルグッズもありました。
駅舎内がひんやりと寒かったので、ホームで待つことに。
大垣行の「うすずみ観桜号」が停車していました。
ホーム内に立っていた観光マップも色薄め。
ホーム幅が狭すぎて、後ろに下がれず全体を撮れませんでした。
駅舎とホームをブラブラして、待つこと30分。ようやく、樽見駅行の列車到着。
9:38 本巣駅を出発です。
根尾川の眺めを見ながら樽見駅へ
先ほどは1両編成でしたが、今度は2両編成。
駅員さんが大垣駅で「樽見駅行は混雑しますので、途中からお乗り頂けない可能性がございます」なんて言うもんだから、相当混んでいるかも、と覚悟していましたが、全然大したことなかったです。
座席は全部埋まっていたので、座ることはできませんでしたが、立ち客は10人もいないぐらい。
大阪の御堂筋線の通勤ラッシュに比べたら、こんなん混雑のうちに入りません。
週末はもっと混雑するのかもしれませんが。
列車の床にいたキャラクター「もとまるくん」
さくらの「さ」じゃなくて、ももの「も」?
と一瞬思いましたが、恐らく「本巣(もとす)」の「も」と思われる。
本巣駅から樽見駅までは、34分。
織部駅を過ぎた辺りから、根尾川沿いを列車は走ります。
乗車した列車は、特別観光列車という訳ではなかったと思いますが、渓谷ビューがいい所を徐行運転してくれました。
近くのドアから、覗き込むように景色見ていたら、隣の方が
ここから景色見ていいよ
と見やすい場所を譲ってくれました。(地元の方だったぽい)
優しいおば様のおかげで、渓谷ビューをカメラに納めることができました。
そして、10:12 樽見駅到着。
乗車していたのは、桜色の車両。樽見鉄道、色んな色の車両があって、デザイン性豊富です。
ちなみに、前の車両はオレンジカラーでした。
日本三大桜・樹齢1500年の根尾谷淡墨桜
樽見駅から、目的の淡墨桜までは徒歩約20分。
桜の時期以外には、ほとんど観光客が来ないと思われる樽見駅周辺には、お店などはほぼなし。
のどかな景色が広がります。
ちゃんと案内してくれます。
たった1本の桜を見るために、わざわざ皆来るんだから、本当に日本人って桜、好きよね。(自分もその日本人の一人ですが。)
途中の桜橋から見た景色。
この橋より手前の車道から、ずらーっと駐車場待ちの渋滞ができていました。
こういう時期は、多少不便でも公共交通機関を使った方が、結果時間有効活用できる気がする。
駐車場横を歩き、後半の上り坂を上がって、淡墨桜がある淡墨公園に到着。
公園内は入場無料です。
ちょうど、満開!!
本巣市のHPで事前にチェックはしていましたが、旅行を決めたのは数日前だったので、ちょうど満開に当たるかどうか、微妙でした。
でも、結果バッチリでした。私、持ってるな、今年は。
根尾谷淡墨桜は、国の天然記念物にも指定されています。
彼岸桜の一種で、地元では、樹齢1500年と言われているそう。
昭和23年には、枯死寸前まで衰えていましたが、根接ぎなど様々な保護を行った結果、見事回生し、2024年現在もこれほど美しい花を咲かせるに至っています。
この碑の隣に、協力金を入れる箱があったので、綺麗な桜が今後も見られるように、少しばかり寄付させてもらいました。
タダで見せて頂くだけでは何だか申し訳なくて。
枝を支える多数の木々。
伝説によりますと、この桜は、今から1500余年前、この地にいた男大迹王(のちの継体天皇)が都に迎えられた際、この地を去るに当たり、形見として植えられたそう。
・・・継体天皇って、越前の方にいたんじゃなかったっけ?
ま、いいか。伝説ですからね、あくまでも。信じるか信じないかはあなた次第です。
展望台があったので、上がって上から桜を眺めてみました。
淡墨桜が有名ですが、その横に立つ桜も凄い立派。
遠目で見ると、むしろそちらの桜の方が目立ってる。
桜の後方に、二つの小さなお堂があったので参拝。
淡墨大師弘法堂
そして、もう1か所、淡墨観音。(参拝客の方が多くて、うまく写真撮れず・・・)
この観音堂の前に、もう1本の大きな桜の木があります。
少し離れた場所に空いているベンチを見つけたので、昨日大垣駅近くの和菓子屋さんで購入したどら焼きを食べてのんびりお花見。
桜の周囲には、写真撮影をしている人がそこそこいますが、公園自体が広々としているので、それほど大混雑、という感じもなく、ノンストレスでお花見が楽しめました。
帰り際、公園の駐車場付近の桜も綺麗だったので、そちらにも近づいて撮影。
帰りも、樽見鉄道に乗って今度は一気に大垣駅まで戻ります。
1時間に1本程度しか列車がなく、混雑して万が一乗れなかったら困るので、早めに戻ったら30分ほど前に駅に到着。①から④ぐらいまで待合スペースに番号が振られていて、到着した順に、席に座って列車を待つよう、駅員さんに指示されました。
私は①の列に座っていたので、帰りは座ることができました。
帰りの列車は1両編成でしたが、十分皆さん乗車できたので、それほど焦って早く戻らなくても良かったのかもしれません。
どうせなら、沿線も楽しみたい鉄印旅。樽見鉄道は、桜の時期をおススメします。
おまけ
生まれて初めて見た看板。モンキードッグ飛び出し注意。
・・・モンキードッグって、猿?犬?(犬やろ、どう見ても)
リンク