1型糖尿病のトライアスロン、血糖値、栄養日記-アイアンマンコナを目指して- (original) (raw)
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こんにちは.
前回は琵琶湖マラソン2週間前の投稿でした.
それから約2ヶ月が経とうとしています.
タイトルにある通りトライアスロン活動を休止することを決めました.
その理由や今後についてお話しできたらと思います.
ちなみに琵琶湖マラソンは無事完走
タイムは3:23:51という結果でした.
ペースは終始安定しタレずに走りきれ楽しく走れました.
ただ、余裕は感じるのにペースを上げようにも上がらない感覚
中々トレーニングができていない中でsub3.5で走り切れたのは良かったです.
さて、本題に入っていきましょう.
この数ヶ月、栄養管理(マネジメント)をサービスとして展開し、ヘルスケア、糖尿病をはじめとした生活習慣病の予防改善、スポーツ栄養マネジメント、もちろん1型糖尿病の管理も含めて、食事と栄養の可能性を信じ管理栄養士として、様々なライフスタイルに合わせた食事管理を提供することでQOLの向上に繋げられるような事業を立ち上げようと考えていました.
結論から申し上げますと、その目標が叶わなかった.
事業内容としては、食事提供付きの栄養マネジメントサービス.
言葉だけではイメージつきづらいと思いますが、個人の身体状況や生活レベルに応じた必要栄養量を算出して、栄養計算した献立のもと、毎日の食事まで完全サポートするといったサービス.
このシステムは結構複雑で練りに練って考えついた内容だっただけに形にできなかったのは本当に悔しかった.
ただ逆に複雑であるが故に設備投資が予定の倍ぐらいになってしまった.
でもここまでのサービスで、システムとしては素人じゃ中々真似できないし、普通に管理栄養士で栄養サポートしていましたとかそういうレベルじゃ出来ないと思います.
かといって大手企業が資金力と人事力でやるかといったら絶対手を出さないような絶妙なラインで攻めたのですが、金融機関の専門外の人間には理解を得られなかった.
実績やら、資金力やらそこばっか.
まあ要するに最大の要因は資金力と合わせて実績を含めた社会的信頼性の問題でした.
まあ、先輩管理栄養士にも理解は得られなかったけど😂
そのほか色々と要因はあるけど全て自分自身の判断力、必要な知識、能力が乏しい事の結果=資金力、社会的信頼性の問題にもつながるって事..
よくクラファンを提案する人がいるけれど、私の性格上、合わないと思うのと仮に検討するにしても今のタイミングではないと考えているからです.
その融資の決断が下されたのが3月の半ばですが、1ヶ月以上経った現状でも、この先のことが整理がつかない.
ここまでに至る経緯として7年ぐらい前から、ちょうど30歳になるかならないかというぐらいの頃、大きく2つの事を目標に、いろいろな犠牲の中、積み重ねてきたものがあったけど、結局何もかも成し遂げられなかった.
その2つの目標とは
1つは個人事業主として栄養やトレーニングによるサービスを展開する.
2つ目はこちらのブログも活動の一つではありましたが、トライアスロンのアイアンマン(ロングカテゴリー)で世界選手権(アイアンマンKONA)へ年齢カテゴリーで出場すること.
コロナの前まではなんとかフリーランスで基盤作りも含めて活動して、最低限生活はできていたけど.コロナで色々な予定や計画を狂わされ、八丈島へ移住しトライアスロンの活動だけでもなんとか目標達成をと思うも肝心な所でトレーニングが滞る事ばっかりで、
事業に関しても自分の計画性の問題もありとも思われている...
でも一言言わせてほしい
こんな事は予測もできない、計画したところで3年間閉鎖的な環境で日常生活の2/3を奪われてたら、どっちかしかないでしょう...
人のせいにしたくないけど、完全に悪意ある嫌がらせに、どう対処すればよい?
しかも島という完全に閉鎖されたアウェイの状況下で、誰も味方もいないし、信じてもらえない、ただ仕事が忙しいとかではないからね.
もう過ぎたことを言ってもしょうがないし、こればっかりは誰にも理解されないしというか、できないだろうし、なんなら私に非があると思われるのも重々承知の上で言っているけど.
引きずっている訳ではないけど、悔しさはまだまだ拭い切れていない.
引きずっているのか・・・笑
怪我や自己管理の問題ならまだしもね、
八丈から帰ってきて、事業立ち上げの準備で仕事もほとんどしていなかったし、すぐにフリーランスで生活ができるような仕事の依頼も無く、また今後の仕事の方針も定まっていないため、最低限生活ができる収入源がないと何も手につかない状態のため、とりあえずトライアスロンの機材も全て売却し少しでも金銭的な面を補うようにと考えた結果です.
この半年間、検討していた店舗物件が住居付きであったため、当分の間はそこに住みながら事業を展開していこうと考えていたのですが、事がうまく運ばず結論が出るまでに約半年もかかってしまった.
そのため、住居も定まらず落ち着いて寝泊まりできる場所もなかった.
当然食事もコンビニなどが多くなってしまい血糖値もそうですが、生活費も結果的に無駄にかかってしまった.
落ち着いた拠点もなかったため、トレーニングも計画通りにできる訳もなく.
しかも今現在無職.
6月のアイアンマンフィリピンに向けて、ベースもできていない状態ではやっと完走できるぐらいの結果が目に見えている.
金銭的な余裕や安定した生活が確保されているならそれでも楽しめますが、あと2ヶ月を切って、お金の余裕もなく、トレーニングもできていない、結局見送るしかない状態まで追い込まれました.
まあそんなこんなで、今回事業立ち上げに至らなかったことから金銭的な事情もあり、トライアスロンの活動は休止しようと思います.
金融機関も含めて、管理栄養士という立場や学歴を含めた経歴から社会的な信頼性がない.事業の軸となる栄養管理という概念がそもそも理解されなかった.
栄養士会にも大口叩いて、色々敵も作ってきたから少なからず病院栄養士なんてできないでしょう.
どれだけ自分の知識や経験に自信があっても、結局経歴などで判断され潰される.
栄養士の世界では正義は多数派(色んな意味で)にあるということも痛感した.
そして今では時代が変わり、SNSなどの発信が全てのようにも感じられる.1型糖尿病でインフルエンサーみたいになれる時代になったんですね.モデルの方や芸人のように色々とチャレンジし発信力のある方々が日本中の1型糖尿病の人達に希望を与えている.
このブログで少しでもと思ったけど、私の影響力では何にもならない.
だから、アイアンマン世界選手権目指そうとかそう言う発信も今後は彼ら、彼女らがいずれ成し遂げられ、私はその役割ではない..
そういうことがはっきりした.
だから、まずは自分のことを立て直し、トライアスロンとか栄養士だとか、1型糖尿病だとか、そういうものを全部捨て一から出直すことにします.
特に1型糖尿病におけるスポーツをはじめとした日常生活への適応は、もっと発信力のある人たちに任せるとして、しかしながら、それが自分たちのエゴではなく色々な人たちを巻き込んでもっと現実的な観点から企画を考えて発信してほしい.また、色々と資金や機材を提供されるならせめて私以上の結果を残して欲しいね.私は本当に色々犠牲にして全て自分で勉強して、自分の資金を削って本気でやってきた.
コーチがついたり、スポンサーを受けているなら、それ相応の結果を残せて当たり前でしょ.
ドラマチックな演出をして完走して頑張ったアピールで、チヤホヤされているのは不快でしょうがない.そんなんに資金提供している企業もまたくだらないし、そんなんに未来も感じない.
少なからずスポーツの場においては.
また大学院などの専門機関や関連組織で、もっともっと1型糖尿病のについての管理方法を研究して頂きぜひ論文などにまとめてもらえれることを願っています.
正直1型糖尿病を治る病気へというような遠い未来の希望みたいなメッセージより、もっと現実をみて日常生活に落とし込んだメッセージで発信してほしいものです.
まあ偉そうに言って、じゃあ「お前がやれよ」というかもしれませんが、今まで仕事選びでも、そういう機関や組織には受け入れられなかったし、そこの土俵に立たせてもらえなかった訳で、だったら逆にお前らもっとしっかりやれよと言いたいし、自分でやろうとしても今現在ではそんな余裕やコネもない.発信や行動しても理解を得られなかったわけで.
最後に1型糖尿病の皆様へ
(まあこんな私の言葉は響くわけないかもしれませんが)
SNSを見ていると治療に悩んでいる方の多くは発症して間もない方々が多いのかなッという印象.
最初はすごい不安だし、理解されない事に強い憤りを感じるでしょう.
私もそうでした、だけど10年、20年もすると注射打って、ある程度食事管理とインスリンのバランスとって、血糖値300、400の高血糖、30、40の低血糖、こんな事は日常茶飯事で、「あっまたか」みたいに補正してという毎日が当たり前になり、それで合併症なく生きて来れたし、身体的なポテンシャルも健常者と同じく、プロセスに基づいて積み重ねれば、負けないくらいのポテンシャルになる!
プロやそれに近いポテンシャルに引き上げようと思ったら、そのプロセスは1型糖尿病は関係ない!
結果には繋がらなかったけど 私はそれが見えた。
仮にハンデとなっていたとしてもそんな事思っていたら勝てるわけがない!
ハンデと思う前に、対策を考えれば今の時代情報なんていくらでも手に入る。
気付いたら血糖値の事なんか良い悪いは別にしてコントロールする事が当たり前になっていると思います.
そりゃあ、1型がなければとか思うことは何百回、何千回、何万回思ったことか.笑
でもそこで、負けずに上手く向き合ってみてください.
頑張らなくていいです.
理解しようとしなくていいです.
理解を求めようともしなくていいんです.
理解を求めても結局やるかやらないかは自分自身だから、偏見を持たれようが何を言われようが、結果が全てです.
仮に1型糖尿病の病態的理解が社会に浸透したら解決するんですか?治療に何か好天的な要素が生まれ合併症を免れるんですか?
ダイアペティスだかなんだか知らないけど、笑
そもそも医療従事者ではDM(diabetes mellitus)て訳されて認知されているんだからそれでいいじゃん笑
それは置いといて
ここで具体的に何がよいとは言いません、というか言えません.正解がないから、だからこそ、少しずつでも自分自身の身体と向き合うこと、目を逸らさずにその都度その都度、自分なりの答え方で身体へ答えてあげられれば、少しは楽になるのではないでしょうか.
私もこれから必死で人生を立て直し一歩ずつ歩んでいきたいと思います.
でも1型糖尿病を表に出して何かやろうとかは卒業かな😅
ではではここまでグチグチとした内容を読んでいただきありがとうございます.
それでは
こんばんわ.
2024年2月25日(日)
仕事で九十九里に来ています.
久しぶりの九十九里、仕事の要件は明日なので前乗りしてバイク&ランのトレーニングでもと思ったのですがあいにくの大雨.
ランだけでもと思ったけどかなり強い雨となり断念.
最近のトレーニングの状況ですが、全くできていません.
Ironman Philippine2024に向けた投稿では週20時間以上のトレーニング量を目標としていましたが、この数ヶ月間は週5時間もトレーニング出来ていないのが現状です.
完全に口だけの人間になってしまいました.
Ironman Philippine2024出場は最後まで諦めずに果たしたいと思います.
どちらにしてもKONA出場には資金面でも厳しさを感じてきています.
ただし、それ相応のポテンシャルまで引き上げることは目標として持ち続けようと思っています.
今後は国内のレースを視野にアイアンマンジャパン目指すのもありだし、ショートやミドルへカテゴリーのフォーカスを変えても良いのかと感じています.
色々と思うように事が進まず、焦りを感じていますが少しずつですが創業に向けては前進しています.
今おかれている状況でなんとかここまで来れたということに自信を持って一歩一歩前進していきたいと思っています.
まだ、計画が経過途中のため詳細は控えておきますがある程度結論が出たら詳細を報告したいと思います.
可能性としては創業も白紙になるかもしれないけれど、この数ヶ月費やした時間はとても大きなものになったと思います.
そして今考えていることが形になったら数年後にはとても良いサービスができるようになると想像するとワクワクしてきます.
私自身が一型糖尿病として20年、管理栄養士として12年不器用ながら積み重ねてきたものの中から構想は出来上がっているので、それを形にできるか出来ないか.
社会に必要とされるのか否か.
そこで認められなければ、自分の思い過ごしだったと言うだけの事.
それがはっきり出来れば悔いはない.
そして、そんな中2週間後に琵琶湖マラソンを予定しています.
サブ3を目標にしていましたが今回も難しいと感じています.
ただまだマラソン単体での完走は未だ経験ないので、完走目指して楽しく走りたいと思います.
事業の目処がつき落ち着いたらトレーニング再開し、それまでできる限りポテンシャルを落とさないようにすることが今できる精一杯のことなのかな.
それでは
あけましておめでとうございます。
今年もできる限り更新できるように少なくともイベント毎に記事にしていこうと考えています。
今回は昨年の2023シーズンを少し振り返ろうかと思います。
昨年はIRONMAN KONAに向けたIRONMAN マレーシアを目標にしていましたが、仕事の都合で断念。
しかしながら、毎月時間外労働80-100hの中、諦めずできる事に取り組む事を考えていました。
ひとまずは今年一年のトレーニング量を振り返りたいと思います。
まずは週ごとのトレーニング量のデータですが、これはGarminの習慣運動量としてのデータで一応ここでの目標は1000分/週と設定しています。
1000分となると16時間強にはなりますが、このガーミンの運動時間は負荷に応じて2倍に計算されたりするので実質は1000minで10hぐらいの運動時間となる感覚です🤔
全体的な総運動量としては4月から佐渡のレースまでの期間はある程度目標を達成できていたのかと思います。
これはストラバのフィットネスの変動をグラフ化したものです。
このフィットネスというのはストラバでは以下の様に解説されています。
【『フィットネス』は、相対的エフォート(心拍数データまたは『主観的運動強度』の入力に基づきます)やパワーメーターのデータを使用して計算されます。これにより、自身のトレーニングのパターンを認識し、すべてのトレーニングが長期間にわたってどのように蓄積されているか、全体像を確認できます。フィットネススコアは、完全にあなただけのものです。過去2年間の任意の日付と比べて、現時点のポイントを示すことができるベンチマークとして機能します。】
これにより今の自分のパフォーマンスの状態を客観的に確認する事ができると考えられます。
また、PC版やiPadなどのデバイスだと疲労の蓄積具合なども確認できます。
このフィットネスレベルを見てみると週間運動量と概ね相関しています。
私の今期のフィットネスレベルの最高点は7月上旬に107という数値となっていました。
5月の連休から佐渡もレースまで90-100ぐらいの間で推移していましたが、正直6月の廿日市のレース後仕事が激務となりその辺りがピークとなっていたかと思います。
各パートの記録は以下のとおりです。
総評すると結果に結び付きませんでしたが、一日平均12時間ぐらい働く中で一日2〜3時間のトレーニングをしたことになりますので、よく頑張ったと言ってあげたいです。笑
トレーニングやレースの詳細は各大会出場時に記事をまとめてますのでそちらを参照していただけると幸いです。
見ての通り、9月の佐渡のレース以降、燃え尽き症候群かの如く全くやる気が出ませんでした。
というよりも仕事が忙しすぎて私生活のことは何一つ考えられず・・・
ただ、10月ごろにはある程度仕事が落ち着く目処が立ち、、、
八丈島から地元の東京多摩地区へ戻る方向で話が進んできたので、そこからストレスから解放されてきました。
10月までは相変わらず仕事は忙しかったのですが、吹っ切れた事もあり、この頃から少しづつトレーニングも再開してています。
昨年10月に予定していたIMマレーシアの出場権を今年6月のIMフィリピンへ移行したことでIMフィリピンに向けベンチマークとして都内某所にあるスポーツ医科学センターで持久力テストも実施いたしました。
持久力テストは昨年10月にランとバイク両方を別日で行い、テストの結果としては少し正確さにかける結果となっていましたが、ランは思っていた以上にパフォーマンスの低さを感じました。
逆にバイクは思っていた以上にパフォーマンスは高い値だったので、数値の目安としては大まかな参考値として考え今後のトレーニングの指標としました。
この持久力テストを行なった目的はLT値の確認でもあるのですか、一番は脂質代謝効率を確認したかったということ。
今後の食事管理とトレーニングが脂質代謝へどのような影響が生まれるのかを確認する為に行いました。
今年の3月ごろを目処に再度テストを行い変化を確認する予定です。
10月のテストから3ヶ月が経った2024年1月初旬ですが、当初の予定と大きく乖離が生じており、中々思うような管理ができていないのが現状です。
というのも、現在、自身の新規事業を行うための準備を行なっております。
事業に関しては、また改めてご紹介できればとお思っておりますが、少しづつ形が見えて一歩一歩前進しております。
言い訳になってしまいますが、当初のトレーニング計画をこなすための安定した生活の確保が中々困難な状況であるため、できる限り計画に沿ってと思っておりますが、まずは生活の安定の確保を優先せざる負えないのが現状です。
ということで、簡単ではありますが2023年シーズンの振り返りと現在の進捗状況のご報告でした。
トライアスロンの活動といたしましては3月に琵琶湖マラソンに出場予定です。
今シーズンはラン強化を優先に考えており、琵琶湖マラソンまであと2ヶ月。
目標はsub3!(正直自信はありませんが・・・)
今年もよろしくお願い致します。
では、次回の投稿でお会いしましょう。
こんにちは。
今回は前回に引き続きIRONMAN PHILIPPINE 2024へ向けて、トレーニング計画とその内容についての考察をしていきたいと思います。
前回は1型糖尿病の私がトライアスロンのロングカテゴリーに対する日々のトレーニングを進めていくにあたり、今シーズンの反省点を振り返りながら重要な要素として血糖コントロールの大切さとその理由をテーマに記事にまとめました。
よろしければ、こちらの前回の記事をお読みください↓
https://ifags-g-g.hatenablog.com/entry/2023/09/23/224522
今回は血糖値をコントロールしながらIRONMAN PHILIPPINE 2024までの期間どのようにトレーニングを積んでいくかをテーマに記事にまとめていきたいと思います。
まずはIRONMAN PHILIPPINE 2024をどのような目標で出場するか?
それはもちろんIRONMAN KONA 2024の出場に向けてです。
ではIRONMAN PHILIPPINE 2024をどのくらいのタイムでゴールできれば良いか?
これは2023と2022のIRONMAN PHILIPPINE のリザルトです。
2023年はオランダ人選手が優勝、2位が南アフリカの方3位の方の国旗がどこの国かわかりませんが、4位はイタリア人、5位が現地のフィリピン人でした。
タイムとしてはsub10で優勝ということで欧米のレースがエイジカテゴリーでもsub8や9というタイムの中、9時間台後半で優勝ということはコースがかなり起伏が激しいのか?そもそものレベルが少し落ちるのか?
コースを見てみると
スイムは2周回、波や潮の感じはこれでは分かりませんが、平均水温が28℃となっているのでウエットなしになるであろうと。
バイクコースは4周回起伏があるように見えますが、150mぐらいまでのの登りが最大でそれを2回と100mぐらいの登りを3回そのほか小刻みに登って下ってって感じなのでしょうか?フラットではないけど、長いヘルクライムの登りではない?
ランコースも4周回でこれもフラットではないにしても15mくらいの上り下りを繰り返すようなコース
コースプロフィールを見た限り、欧米のエイジトップ選手たちが出場していたらトップ10はsub9で埋まりそうな感じでしょうか?
私のアイアンマンの目標タイムとしては、現時点で実現できそうなタイムはsub10。
過去のリザルトから2024年も同等のレベルであれば、sub10が出せれば十分にKONAの出場も可能性があると思われます。
しかし、競技レベルが急速に向上している現状では、それ以上のポテンシャルを目指す必要性も感じます。
ひとまずは、どこまでのポテンシャルというよりは、下記に記載したある程度のトレーニングの目安とその内容を計画しレースに臨んでいけたらと思います。
①トレーニングの時間の目安として週平均20時間。
まずアイアンマンのようなマラソンを超える競技時間の持久系スポーツであるとトレーニング時間は特に重要な要素と考えています。
そのため、内容や質もそうですが、この目安の時間をクリアできなければ、どんな高負荷トレーニングをしたとしてもレースで勝負ができないと思いました。
完走が目標であれば、今くらいの練習量でも十分なのかもしれませんが、IRONMAN PHILIPPINE 2024では順位は最低でも年代別3位以内が必須。
おそらくエイジグループで常に上位に食い込むような選手は仕事をしながら20時間以上の練習量は当たり前、さらに30時間を超える練習量の方もいると思っています。
そう考えるとこの20時間、最低でも週15時間という練習量を目安にベーストレーニングを行なっていくことが重要と考えています。
②血糖値のコントロールのための食事管理。
食事管理の要素として考えていることは2つ
⑴血糖値の安定化によるトレーニングの効率化
⑵脂質代謝率の向上
⑴については前回のブログで目的をまとめた通り。(気になる方はそちらをご覧ください)
⑵脂質代謝率の向上について
これは気になる方も結構多い内容ではないでしょうか?
結論からお話しすると、糖質制限が鍵となります。
なので糖質制限を中心とした食事管理により血糖コントロールと脂質代謝能力の向上を図って行こうと考えています。
今シーズンつくづく思ったことは結局結果がすべてと言うこと。
特に、エンデュランススポーツで糖質制限となると批判的な意見も多いと思うので、ぐだぐだと理屈を述べるのはやめ、以上の点を考慮しつつIRONMAN PHILIPPINE 2024へ挑戦し、その結果として食事管理の様子は報告できればと考えています。
それでは。
皆さん、こんにちは。
前回は佐渡Aタイプ結果そして2023年シーズン振り返りのような内容でした。
今回は来年に向けた話をしたいと思います。
まず仕事の都合で今年最大の目標であったIRONMAN Malaysiaを辞退し、IRONMANへの挑戦をどうしようかと考えていました。
IRONMAN Malaysiaの辞退を検討している際、色々調べていると同じアジアのレースであれば1年以内に開催されるレースへ参加権を移行できる事が判明。
移行出来るレースは、70.3のフィリピン、韓国、台湾そしてIRONMAN フィリピン。
フルディスタンスのIRONMANはフィリピンしかなかったため、KONAの挑戦としてIMフィリピンへ参加権を移行する事としました。
特に手数料なども無く、参加費に差額がある場合は差額分を支払うのみでした、
IRONMANレースはエントリー費だけで10万円を超えるので、キャンセルとなると30%しか戻ってこないこととなっていたため、経済的にすごい助かりました。
もし、IRONMANのレースにエントリーしたけど都合が悪く辞退を余儀なくされた方いましたら、「IRONMANTransfer」で検索すると公式サイトから手続きできます。
恐らく、IMフィリピンは6月の第1週の日曜日の開催。2024年KONAの出場権も用意されていると思われます。
改めまして、IRONMAN PHILIPPINE 2024で2024年IRONMAN KONAを目指します!!
ただ懸念されるのは仕事の影響。
このままズルズル八丈で生活していても難しい様に感じますが、そこは抜きにしてトレーニング計画を再度考え直す事に。
昨今トライアスロンのロングカテゴリーでパフォーマンスアップを図るとなると注目されるのはノルウェーチームのトレーニング理論。
また、ベーストレーニング重視で高強度や中強度のトレーニングの割合を少なくする事が重要視されているようですね。さらに強度としては血中乳酸値を測りそれを指標としながらトレーニングを計画する事がトレンドのようです。
おそらくそこまで徹底した管理のトレーニングは一部のトップアスリートでしょうが。
血中乳酸値より手軽なものとしては深部体温の計測と暑熱順化もトレンドになっているようですね。
しかしながら私の場合は、あくまで血糖値のコントロール目線ではあるので、まずはそこから考えなすことが必要と思っていました。
今シーズン血糖値に関して一番気になっていたことは、以前と比べ運動時の高血糖になる頻度が多い事。
言い方を変えると、ちょっとの糖分の補給でも血糖値が上がってしまうという事。
以前は高濃度のジェルやドリンクを常に摂ってないと低血糖になってしまう事が多く、運動時に限ってはどれだけ糖分から補給を摂っても高血糖になることは滅多になかった。
大体バイクで100kmを超える時やハーフ以上の距離を走る時は1000Kcal以上は持っていないと不安でした。
しかしここ1〜2年補給は大体余る。上記の距離ぐらいであれば200〜500Kcalあれば十分。何ならこれでも高血糖になってしまうという感じ。
今シーズンのレースはミドル1レースに、ロング2レース。
ミドルの廿日市宮島のトライアスロンでは、成績はまずまずでしたが、レース中の血糖値は200を超えていたし、皆生では最終的に300を超えてパフォーマンスの低下を感じた。佐渡の時はしっかりと測定できていなかったのですが、恐らく200前後で推移し、後半さらに上がってきた印象。
まずはこの血糖値のコントロールをどうするか?
この1~2年で血糖値について一番強く感じたこと。
それは、レース中よりも日々のコントロールの重要性。
レース中の血糖コントロールも重要なことは間違いありませんが、日常生活でいかに血糖コントロールを良好に保てるかがとても重要に思うようになりました。
具体的な要素を上げるとすると
①スケジュール通りにトレーニングを行えるか否かは血糖値のコントロールが鍵を握る。
②血糖値の変化がエネルギー代謝の基質に大きく関わっている。
③レースの補給戦略をより確実なものに。
以上の3点が私が考える理由
それでは以上の3つの要素について解説していきたいと思います。
①スケジュール通りにトレーニングを行えるか否かは血糖値のコントロールが鍵を握る。
これはここ1~2年で一番感じたことです。
特に感じた時期は糖質を主体に食事管理をしていた時です。
日本スポーツ協会のアスリートの栄養摂取と食生活やNSCAのニュートリションガイドには持久力競技者の中~高強度のトレーニング時には1日の炭水化物の目安量として7~10g/体重(㎏)の摂取が推奨されています。
私の体重は平均すると65㎏前後、競技としての主観的なベスト体重は62㎏。
62~65㎏の体重と考えると1日当たり500~650gの炭水化物の摂取が目安となります。
ご飯で換算すると3合から4合のご飯が目安になりますが、食事には主食を抜いたとしてもおかずだけで20~30gの炭水化物が含まれている場合が多いためそれを差し引くと1食あたり1合というのが大体の目安になります。
1型糖尿病の場合、炭水化物1gあたりで血糖値が5㎎/dlの上昇があると糖尿病専門医の江部先生著「糖質制限食パーフェクトガイド」に書かれています。
これはあくまで目安で、科学的根拠がないようなガイドラインとおもわれるのですが、私の経験上結構当てはまっているので私は参考としています。
それを目安に考えるとご飯1合で650㎎/dlの血糖値の上昇が考えられます。
このくらいの炭水化物量になるといくら炭水化物量で血糖上昇の値を推定しそれに対してインスリン効果値を目安にインスリンを投与しても、その日その日で血糖値が高くなったり低くなったり...
また、食後1時間、2時間値で変動の幅が大きく、また下がりきらず、200㎎/dl台の時や逆に下がりすぎて食後に低血糖になる時も多く、この食後の低血糖がかなり厄介で、低血糖からの反動でその後高血糖になり、この大きな変動が体調不良や回復の遅れ、身体のだるさにつながりトレーニングが滞ることがありました。
特に夕食後の時間にそのような傾向がみられ就寝中に高血糖になり尿意で目が覚めて追加打ち、追加打ちが効きすぎて明朝低血糖になることや、そのまま目が覚めず300㎎/dl前後の高血糖で目が覚め朝のトレーニングが滞ることも多くありました。
仮に血糖値が200㎎/dl以上の時に無理にやろうとすると、筋肉の強張りが強く、体が硬くなり、特にランニング時には関節の負担が懸念されました。
忙しい時は時間もないので、結構無理して血糖値を無視してトレーニングをすることもあり、膝や腰などの関節や筋肉そのものにもダメージをおってしまうことがあり、昨シーズンからこの点は反省点と感じています。
一般アスリートとなるとグリコーゲンの回復を考え要所要所で炭水化物を適量摂り、合わせてたんぱく質の補給も行うことが重要と考えられるのですが、1型糖尿病の場合この点に関してどう対策をとっていくか?
ただし、これはインスリン投与との兼ね合いもあるので、一概に炭水化物の摂取量の問題と断定できないですし、上記の炭水化物量でもコントロールするすべもあるでしょう。特にインスリンポンプであれば管理がしやすいのか?なんてことも考えたこともあるのですが、インスリンポンプを使用したこともなく、今更ポンプに変えるのも面倒だなと感じます。
いずれにしても、いくらHbA1cが良い数値でも炭水化物の摂取により血糖値の変動幅にの影響に振り回されていた事は少なからずありました。
そのため血糖値の変化をフラットすることにし、高血糖、低血糖を無くすことが、トレーニングの回復にも繋がりますし、何より、倦怠感や体のむくみや筋肉の強張りによるトレーニングのスキップの防止、ケガの予防にもつながり、今までよりトレーニング効率が上がると考えています。
②血糖値の変化がエネルギー代謝の基質に大きく関わっている。
エネルギーの基質として、大きく分けると糖質、脂質の2点があるのは多くの方が理解していると思います。
しかしながら、両方とも効率よく使いこなせればよいのですが、中々そういうわけにもいかないのが現実。
①では炭水化物の摂取がグリコーゲンの回復に重要な役割を果たしていると話しました。グリコーゲンというのは身体が直接エネルギーとして使えるグルコース(ブドウ糖)が下記のようにいくつも連なった状態のもの
要するにグリコーゲンは身体に蓄えられている糖質エネルギーということになります。しかしながらグリコーゲンは身体の中に蓄えられる量が限られており、主に筋肉や肝臓に概ね400gしか貯蔵できません。エネルギーに換算すると糖質は1gあたり4Kcalのエネルギーとなるので体に蓄えられているグリコーゲンのエネルギー量は1600Kcalとなります。
持久系スポーツでは消費カロリーはひとレースで1600Kcalを大きく上回り、日々のトレーニングでも1600Kcal以上の消費は日常的にあると思われます。
そのため、運動中の炭水化物の摂取によるエネルギー切れの防止と運動後の炭水化物の摂取により早期にグリコーゲンの回復を促さないとエネルギー切れにつながることが考えられます。
その反面脂質は体脂肪として多くの蓄えができます。
そして、脂質エネルギーは1gあたり9Kcalで糖質エネルギーの倍以上のエネルギーを持っています。
少ない量でより多くのエネルギー源となる実はとてもエコなエネルギー源なのです。
さらに言ってしまえば脂質は体脂肪として無限に蓄えられることができます。
仮に体重60㎏のアスリートで体脂肪7%の方であっても4.2㎏の脂肪が蓄えられ4.2㎏の脂肪を脂質エネルギーとした場合37800Kcalものエネルギー量になります。
糖質エネルギーと比較すると23倍のエネルギー量になります。
これだけのエネルギーがあるのになぜ運動中にエネルギー切れを感じるのか?
それは運動中は主に糖質エネルギーが使われているからです。
そして、これは炭水化物の摂取が多いことで糖質エネルギーが主に使われるようになることがわかっています。
これは想像の話ですが狩猟民族や原始人では主な食料は果実や木の実、草花や獣や野鳥の肉などで栄養素でいうと、食物繊維とたんぱく質、脂質、ビタミンやミネラルが主な栄養源で、炭水化物は果実などから少量しかとっていなかったことが想像できます。
また、その日に食事にありつけるかどうかもわからず飢餓に備える必要があったと思います。
そういった環境要因から本来グリコーゲンをはじめとした糖質エネルギーは飢餓や生死の危機に備えた最後のエネルギー源の役割のはずなのです。
おそらくエネルギーの代謝の変化に関しては運動負荷による変化のほうが情報として多いかと思います。
運動強度が高ければ高いほど糖質エネルギーを利用する割合が増えてくる。なので運動強度の高い瞬発的な運動、原始時代であれば生死にかかわる一瞬の動き。
しかし現代では生成された糖分やお米や小麦製品があふれていてそれが主な食事のエネルギー源となっています。
そういった環境の変化に伴う食習慣の変化が身体のエネルギー代謝の変化にも繋がていることが示唆されます。
また本記事の初めのほうに記載しましたが血中乳酸値の測定による運動強度の設定についてはエネルギー代謝との関連も考えられます。
脂質を効率よく代謝できるようにトレーニングを通じて図っていくことは、多くのアスリートやトレーナーが考えていることと思います。
しかしながら、本質的には脂質を効率よく使用するには上記の通り食事管理が重要な要素であり、血中乳酸値による運動強度の決定と食事管理を行うことで脂質代謝の割合が増えてくることがいくつもの研究の結果でわかっています。
その食事管理とは糖質を制限し、インスリンの分泌量の減少に伴う血中インスリン濃度の低下を促すこと。
これは①で記載したグリコーゲンの回復をはじめとしたアスリートの栄養管理としてのガイドラインに反しているものとなり、今日でも多くの栄養士、スポーツ医師、トレーナーなどが否定的となっているのは周知のとおりと思われます。
これについては、また後に詳しく解説していこうと思いますが、少なからず血糖値の変動をできる限り抑えることが脂質代謝効率を高めることを示唆し、またそれには短期間の制限では効果は見らないことがわかっています。
以上をふまえ日々の食事管理を通じた良好な血糖コントロールを続けることの重要性を感じているということです。
③レースの補給戦略をより確実なものに。
今シーズンレース中の血糖値については、参加した3レースすべて、低血糖どころか200㎎/dlを超えて推移していたという事。
これは今までの経験から運動中の果てしない血糖値の低下を懸念しての対処であり、レースにおいてはどうしても低血糖を懸念して糖質の補給を優先に考えてしまう頭になってしまいます。
よくよく考える日々のトレーニングでは上記の通り100㎞3時間程度のバイクトレーニングでは200~500Kcalあれば十分ですし、ランにおいてもハーフくらいであれば200Kcalで事足りることが多い。スイムにおいてはほぼ無補給。
ただそれでも、日によっては低血糖になることが多くなったりもするのですが、これはおそらく糖質主体の食事とそれに応じたインスリンの投与量の影響が強く感じられます。
そのため、一定した血糖コントロールと食事管理と併せて、トレーニング時の補給量と血糖の変化をモニタリング、アセスメントを繰り返し最適な糖質濃度と量を明らかにしレース中の高血糖、低血糖によるパフォーマンスの低下の防止につなげていくことが課題となってくると思っています。
以上の3点が日常的な血糖コントロールの重要性についての考察であって来シーズンのKONA出場に向けてのトレーニングを計画するにあたり重要な要素になってくると思っています。
記事が長くなってしまったので次回以上を踏まえたうえで具体的なプランについてまとめた内容について記事にしようと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
それではまた。
参考文献:日本スポーツ協会 アスリートの食事・栄養/NSCAスポーツ栄養ガイド/糖質制限食パーフェクトガイド(江部康二著)/PRIMAL ENDURANCE(MARK SISSON著)/LOW CARBOHYDRATE PERFORMANCE(JEFF S. VOLEK,STEPHEN D. PHINNEY著)
こんにちは。
まずはじめに、今年ようやくアイアンマンKONAに向けた挑戦ができるとシーズンインからワクワクした気持ちで10月のマレーシアのランカウイ島で開催されるレースを目標に励んでいました。
6月の広島県の宮島、廿日市でのレースでは良い感触でレースを終えることができ更なる飛躍と思っておりましたが、前回の記事にあった通り宮島のレース後、仕事が激務となりトライアスロンどころではなくなってしまいました。
元々5月には有給消化に入り7月には地元多摩地区へ帰る予定年内には事業を立ち上げる予定でしたが、後任の栄養士が仕事をばっくれてしまい辞められない状況になってしまいました。
八丈島に移住して3年近くになりますが、仕事ではこんなことばかりが続き自分の時間なんて限られています。
島暮らしはのんびり好きな事やってとか思っていませんか?笑
確かにそういう人も多いのかもしれませんが、この3年のんびり出来たことなんてありません。
全然東京の方がストレスフリーだと思いますよ!
島へ移住を考えている人いましたらよく考えて下調べが重要だと思います。
すみません、話が少しそれましたが、
皆生のレース後、睡眠不足で回復も遅れている感じ、ストレスからか血糖コントロールは乱れるし中々思うようにトレーニングが進まない事にさらにイライラし、この調子ではKONA出場をかけてアイアンマンマレーシアに挑む事に疑問を感じ始めました。
決断は早い方が良いと思い、7月末にアイアンマンマレーシアを辞退する事を決断しました。
しかし、佐渡はどうしようかと思っていましたが4日程度なら若干の無理でなんとかなるかなと思いそのまま出場する方向で。
8月の超勤は90時間を超えるなか、できる限りの血糖値のコントロールと隙間隙間でトレーニングをと思っていました。
しかし8月上旬に、その隙間隙間が仇になってしまいました💦
ちょっとの時間にケトベルでワンハンドのスナッチをやったら軽めのぎっくり腰をやってしまいました。
そこで1週間トレーニングできず、さらに良くなったと思ったらノロノロの台風がきて、その1週間海は荒れていたのでスイムができない。
8月のトレーニングはこんな感じ
仕事で多い時は15時間ぐらいぶっ通しで働いて、冷静な思考になれず、トレーニングしなきゃって感じで余裕なく、とにかくやらなきゃ佐渡を走れないという焦りと今シーズンの積み重ねてきたトレーニングをできる限り納得のいく結果で締めたいという思いでグチャグチャになっていたと思います。
そんな中9/1佐渡へ出発。
1日は新潟駅で一泊し、翌日ジェットフォイルで佐渡へ行きました。
去年に続き2回目ということもあり、レンタカーを借りてまずは選手登録をしに会場へ向かいました。
選手登録が済み、ホテルへ行くもまだチェックインできる時間ではなかったため、外でバイクを組み立てることに。
特にトラブルなくバイクを組み上げ、軽く30分ぐらい試走をし後はホテルでゆっくりしながら、レースの準備をして早めに寝ることに。
レース当日、3時ごろに起床。
朝ごはんを食べて、なんかゆっくりしちゃっていて笑
というのも、8月の忙しさで、恐らく精神的に混乱していたんだと思うですが島を離れた途端一気に力が抜けた感がありました。
それでなのか、準備をしていてもレースをやる実感が全然湧いてこない。
車に荷物と自転車積んで会場へ着いた頃にはチェックギリギリの時間になってしまいました。
トランジションのセットを終えるとスイムのウォーミングアップの時間ギリギリでトイレを我慢してとりあえず、入水し試泳。すぐにスタートライへ移動となり開会お挨拶が始まる。
ポジションはアウト前方よりやや真ん中よりスタート。
swim(4km):1:17:43(196位)
スイムはトラブルなく意外と泳げました。
佐渡はバトルもなく比較的泳ぎやすい印象。
2周目になると同じくらいの泳力の方達ばかりなのでペースを保ちながら思うように泳げました。
目標が100m/2:00min以内の平均タイムで泳ぎ切る事だったので自身の中では順調でモチベーションがグッと上がりました。
T1:7:41
トランジション相変わらず遅い
トイレに行っていたこともあるけど5分以内で終わらせたいですね😅
Bike:(190km):6:18:48(76位)
バイク開始後55km過ぎたあたりまで平均スピード34kmぐらいで推移。平均パワーは176Wと予定では180〜200W平均でと考えていたため、やや抑え気味?
でもその割に、脚が、特に股関節周りが重だるい。
特に無理しているつもりもないのに30km過ぎたぐらいから臀筋、ハムストリング始め股関節周りが段々と張ってきて症状として現れてきた。
走っていくうちに楽になるかと思ったが常にキツかった。
踏みすぎているのかと思うとそこまで出力は上がっていない。
なんなんだ?と思いながら最初の峠、ゼット坂なる登りに向かう。
明らかに登りでも力の入り方がいつもと違う感じがして嫌な感じ。
その後がさらに股関節周りがキツかった。
でもまだ1/3程度しか終わってない。
その後はある程度平坦が続きちょうど半分の100km地点のエイドステーションでお腹ハイドレーションに水を足す。
容量が1.5Lなので半分で飲み切ってという感じで考えていたので予定通り。
ちょうどその場で通過時の順位を告げていて、エイドに着いた時に通過した選手の順位が40位前後だったのですが私がエイドで水分補給を終え出走した時には60位くらい。
たった数分で20人ぐらいに抜かされた?
結構僅差なんだなと感じました。
そこからはノンストップでと思うが、ちょっとの登り坂でかなり脚にくる。
ペース的にはそこまで悪くないと思いこのままいけばバイクは5:30から5:45の間で行けると
そうするとバイク終了時で7時間前後
ランが上手くいけば10時間台でゴールもできる!と計算していました。
その反面、昨年最後の160km地点での坂で一気に踏みすぎて失速したのを思い、今回は押さえて押さえてとはやる気持ちを押さえながらいざその関門へ
入りがかなり勾配きつくその後緩やかに登る感じ。
出しすぎずに抑えめに登り今回は大丈夫!足も残っている。
数キロ登った先でコース上で45位と順位を告げられる!
よしこのままなんとか順位も守りたいと言う思いもあり少し経つと下り坂となる。
一旦下って後は平坦路を進んでゴールかな?と思いきや小刻みにアップダウンがあり、向かい風を感じる。
結構長めの登り坂があり、その坂を登った先で一気に向かい風に吹かれた感覚があり、必死で抵抗する感じになると一瞬で全身の力が入らなくなりオールアウト
時速15kmぐらいで走るのもキツイ。
今まで追い抜いた方Bタイプの方にも抜かれドンドンと抜かれ、Bタイプのおじさんにフラフラじゃねえかと嫌味を言われる。
それに対してもなんの感情も湧かず。
とにかく、バイクのフィニッシュエリアまで行こうと
途中足を止めて休んでそれでも変わらず。
なんとかバイクフィニッシュまで辿り着き、歩くのもやっと。
残りの10〜15kmを40〜50分かけていたと思います。
ランに行こうかリタイアか?
迷いましたが、とりあえず出走してみようと
走ってみたら意外と走れるとなるかもしれないと思い、ダメでもとりあえずランのコースを少しでも堪能しようと思いランパートへ
Run:7-8kmウォーキングでリタイア。
でも何度か走ろうとしてもまったく力が入らない。
腕持ち上げるのですらしんどい。
やっぱり走れない。
なんとか1往復してトランジションエリアに帰ってきたところでリタイアを決意。
悔しさもありましたが、なんか重荷が少し取れた感覚の方が大きかったです。
佐渡は去年完走していて、出るからには去年より良いタイムを内心10時間台でのゴールを目指していました。
10時間台でのゴールができれば佐渡より少しだけ距離が短いアインアンマンなら10時間切りができるかもしれないと言う勝手な指標もあったので。
仕事とトライアスロンと最低限の日常生活を整える事とで7月、8月は混乱状態でした。
仕事では責任ある立場なだけに、今後の改善策を色々考えて経営会議でプレゼンしたり、食品メーカーと色々やりとりしたり、日常業務も追いついていないのに更に考えること、やる事が多く睡眠も取れず、レース前は準備もあり、さらに落ち着く暇もなくなる。
新潟駅で一泊した時に本当に力が抜けました。
それとレースの結果が関連しているかわわかりません。
結果は結果として受け止めるしかない。
だからと言って、これで終わりという感じでもない。
レースから1週間経ち、さっきIronman world championship ニース大会を観終えた所。
悔しさもあるけど、どちらかというと虚しさの方が強い。
そして、トレーニング欲が湧いてくるのはなんなんだろう。
帰宅してから3日間くらい39℃以上の熱が出る中、それでも仕事もしなくてはならず、やっとこの1、2日で回復。
色々無理していたのかなと思い9月はなんとか仕事を乗り切りトレーニングは抑えようと思っています。
今後についても、またアップしようと思っています。
それでは。
2023年7月16日(日)
鳥取県米子市で行われた「第41回全日本トライアスロン皆生大会」へ出場してきました。
皆生トライアスロンは日本で初めてトライアスロンが行われた歴史ある大会。
灼熱の皆生という異名があるほど、時期的にも暑さが厳しいトライアスロンのレースの一つ。
当日の気温は35℃以上になり、灼熱の皆生を存分に味わう事となりました。
コースは
スイム3㎞
バイク140㎞(累積標高1782m)
ラン40㎞
合計183㎞のレース
結果からお伝えしますと
総合54位(10:06:06)
スイム:1:02:05(214位)
バイク:4:48:40(37位)
ラン:4:15:21(83位)
今回は暑さの影響からか、完走率が60%ぐらいとかなりタフなレースになりました。
各パートを振り返ると
【スイム】
スタンディングスタートの一斉スタート。
スイムのコースはこんな感じ↓
スタートして、最初のブイまでド真ん中の位置で泳ぐことになってしまい、完全に位置取りを間違えました。
こんなにもみくちゃなバトルというバトルは初めてで良い経験になりましたね。
とにかくゴーグルを外されない様にだけ気を付けて泳ぎ、基本息継ぎは横ではなくヘッドアップで前を見ながら呼吸をしてという感じにしました。
GPSの不具合でしたが(笑)
序盤は心拍数も高めに推移していました。
もともとスイムの時は心拍数が上がらずいつも120ぐらいで推移しているのですが、やはりレースでしかも今回は常にほかの選手にもまれながらという感じだったので尚更でしょうか。
往路はタイムとして28分くらいだったのでペースとしては、私の中ではなかなか良い感じでした。
スイムのタイムは1時間2分程度だったので復路でペースが落ちたと思われるのですが、
復路については他の選手が外に寄ってきてそれを避けようとさらに外に行った結果途中かなり大回りしてしまっていることに気づきました。そのためガーミンのログでも300M以上多く泳いでいた結果となっていました。(見ての通りGPSの不具合もあったので実際はわかりませんが)
血糖値に関してはスタート前リブレの数値で112㎎/dlでした。
今回のスイム時は血糖値に対する不安はあまりありませんでした。
やはりスイムは課題が多く、今回は特に他の選手との位置取りの影響も強く感じたのでこの辺りは次回の佐渡のレースで意識していきたいところ。
【バイク】
バイクは1番順位が良いパートで私自身得意パートでもあるのですが、今回は本当に調子が悪かったです。
数値からしてNPのワットも182Wしか出ていなく、特に中盤にある大山のヒルクライムでは全く力が入らず200Wぐらいを維持するのがやっと。大山の山頂付近では、リタイヤが頭によぎりました。正直この時点で今回のレースは完走も厳しいと感じていましたが、ペダルを回し続けなんとか登り切りました。
バイクパートに入る前、トランジションでリブレで血糖を測定すると血糖値は200を超えていたこともあり、トランジションにインスリン注射のルムジェブを用意しておいたので1.5単位射ちました。
バイクパートに入ってから、平坦であるものの向かい風を強く感じ比較的250Wぐらいでこぎ続けていた感じがします。少し抑えようと思いながら、ヒルクライムに入り、だんだんと力が入らなくなって頂上付近で低血糖の可能性も感じ、とにかく補給を意識していくと少しづつ調子も上がってなんとかという感じ。
あとは今回レース前にバイクのCANYON SPEEDMAXをオーバーホールに出していたのですが、島から移動のため必ず飛行機輪行となることもありヘッド周りの不具合があったようです。
ショップでは何とか調整してもらったのですが、戻ってきてからも不具合が続き結局自身で調整する破目に・・・
そしてレース当日もハンドル回りの不安定さを若干感じ、特に下りのコーナーではアンダーステアになりがちで一度路肩の排水溝に落ちそうになりました。あと数センチってくらいギリギリでした・・・
血糖値は大山の頂上付近で思った通りゴール後リブレを確認すると低血糖気味だったようですが、その後は200㎎/dl以上で推移していた様。
今回は今までにないくらいバイクパートは不調。暑さもあったと思いますが、おそらく血糖値の影響が大きいと感じています。
色々問題があってメンタルも落ちかけていたけど何とかバイクパ―トも無事走り切り、ランパートへ
【ラン】
ランのラップは以上の通り
走り始めはそこまで不調を感じずペースとしては5:20/㎞ペースを維持することを意識して走りました。
ランはとにかく暑さとの勝負。
そして、バイクのヒルクライムで感じた不調は補給を摂ることで回復した感じがあったので低血糖だと認識し、とにかく補給を切らさず走ることを意識していました。
ドリンクはモルテンを用意しており、途中にスペシャルドリンクとしてもう1つモルテンを用意していました。
前半は順調でちょうど半分の時点でモルテン500mlを飲み切る感じでこれは計画通り。
エイドでは水を中心に摂り、エイドごとに水をかけてもらいながら走っていました。
概ね半分を過ぎたあたりで、スペシャルドリンクのあるエイドにつくと私のスペシャルドリンクがない!?
いくら探してもなく、ボランティアスタッフもわからないと。
おそらく2-3分足踏みをして諦めたのですが、そこから頭によぎるのは昨年の佐渡の時の常に低血糖ぎりぎりで走っていたこと。その時はいくら糖分をとってもすぐに血糖値が下がってしまう感じで、今回も大山での低血糖があったので、とにかく低血糖を起こさないようにという意識が働いてしまいました。そこからリズムも狂い始め、エイドでは常にコーラを飲み、持っていた500mlのフラスコにもコーラをmaxで入れおそらくラスト15㎞ぐらいでコーラは1L以上飲んでいたかもしれません。
ラップを見るとラスト10㎞過ぎたあたりからどんどんペースが落ちています。
そのあたりからとにかく身体が動かなくなってきて地獄でした。
エイドにいる時間も長くなりましたがとにかく次のエイドまでは走り、歩くことはしないように耐えて耐えて耐えました。
私の頭の中は低血糖の予防だけ。まさか高血糖になっているなんて走っているときは全く頭になかったです。
ラスト3㎞は6:00/㎞超え。
そしてなんとかゴール。
ゴールした直後もうフラフラで倒れこみました。
ゴール後、預けていた荷物をもらいリブレ、実測ともに血糖測定をすると300㎎/dlを超えていました。
リブレを確認するとおそらく1時間ほど250㎎/dl以上30分ぐらいは300㎎/dⅼ以上の血糖値で走っていたことがわかりました。
今回は宮島のレース後、3週間前から諸事情で仕事が激務になり寝不足、血糖コントロールの乱れ、とにかく余裕のない生活の中で、レース前のコンディションが最悪でした。レース前にトレーニング量を落としても内側広筋の痛みが取れず、足の疲労が全然とれていない状態。
私の中では結果として、仕事が落ち着いてテーパリングも思うようにできればもっと良い結果になったのではないかということで悔しさに溢れていました。
日常の余裕のなさでストレスもかなり強く感じレース中も不調を感じたことでイライラもしていました。
なんでこんなに余裕がないのだろう。
そんな訳で、8月に入った今も仕事が落ち着かない状態で、もうレースから3週間ほど経っての投稿になってしまいました。
もっと楽しい報告をしたいのですが、読んでいただいた方には申し訳ないです。
また、今後のトライアスロンの活動についても報告がありますので、それについてはまた改めて報告したいと思います。
来月の佐渡もトレーニングが滞っているため、正直自信を無くしております。
ですが、今あるポテンシャルを最大限発揮できるように、あと3週間ぐらい出来る限りコンディションを整えていけるように負けじと頑張ります。
それでは。