デーライトなスナップ (original) (raw)

怒りも原動力

娘が生まれて以来、初めて外でお酒を飲んだ。

Oさんとじっくり飲む時間はとても楽しい。
仕事のことをいろいろと話して、少しほろ酔いで帰宅。

わりとブログでは淡々とした文章しか書いてないような気がするけど、日常はわりといっつも怒ってます。

昔から好きやった写真家さんがいて、ブログをよく拝見してるわけやけど、これからもその方の写真も文章もとても好き、
っていう前提でなんだか腹が立ったことがあった。

紙媒体が減退していて、若いフォトグラファーやデザイナーがどういうところにビジュアルの最終形を見出してるのか、
っていう難しい文章やった。

ご本人はもちろんそんな意図で書かれたんではないんやと思うけど、正直ムカッときた。

あらゆる紙媒体が、コスト削減でいろんなところにしわ寄せが来てて、本当にしんどい仕事がものすごく増えてる中で、
現場もどんどんクオリティが下がりそうになるのを、日々なんとか少しでも良いものを作ろう、って、クライアントにまで、
ガーガー言いたいことを言いながら、「これではあかん」って言いながら、なんとか持ちこたえようとしてる現状の自分がいて、
そういう日常を過ごしてる自分にとっては、文章が俯瞰しすぎてたんやと思う。

クライアントの方々も疲れ切ってる方が多くてホンマに苦労されてるのを目の当たりにしてる。

高みから見下ろされて現状を語られる、っていうのは、渦中に居る自分からすると激しく腹が立った。

自分自身気をつけようと思ったのは、自分がもっと年を取ったときに、したり顔で若い人たちにものを言うのは、
できるだけないようにしよう、ってこと。

自分はそれほど頭が良い方でもないし、一生物事を俯瞰して見る、なんてできんような気もするけど、その方が好き。
クライアントにまあまあうるさがられながら、「もっとこうしようや」とか暑苦しいことを言いながら、そのうち嫌われながら、
それでも現場仕事をやっていきたい。

もちろんそうあるべき、とか思ってる訳じゃなくて、そういう性分なんやけど。

そういうわけで、普段はわりと怒りっぽくて言いたいことをいっぱい言ってるわがままな自分の話でした。

by iidacamera | 2014-08-27 09:58 | 日々 |Comments(6)

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