これさえあれば、あなたも明日からロボコップ「ロボコップ2」ピーター・ウェラー(主演)/アーヴィン・カーシュナー(監督)/感想 (original) (raw)

少し前に、今は亡きトイガンメーカー”MGC”のM93R-AUTO9を手に入れてから、無性に見直したくなっていたロボコップ。

アマプラやネトフリにあったら良いなと調べるも、サブスクには含まれておらず、この際別途有料でも構わないかと思いつつも我慢していたヘタレの前に、BSテレ東と云う救世主が現れ、軽く運命感じてしまった俺でした。先週気付いていれば、もっと嬉しかったけど(真顔)

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舞台は企業が市警を経営するまでに至っているディストピアなデトロイト。ヌークと云う薬物が蔓延し、警官にまで魔の手は伸びている始末なのに、企業とそれに反発するはぐれ者の横行は止まらず、一歳頼りにならない政治屋達。警察官がストライキする事態にまで発展しているため、最早希望の星はロボコップのみ、くらいの腐敗っぷりである。

なのに2では早速ロボコップはバラバラにされる。見るも無惨にバラされる。特殊効果も現代に比べればしょぼい物ではあるものの、生身を利用したメカであるだけに、なんとも言えないエグ味があり、子供の頃に見た時も、なかなかにショッキングな作品だと感じたものだった。脳に始まり脳に終わる映画だと言っても過言ではないほどに....

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作り物なのは理解してるのに....

死んだ者の脳を使う。その禁忌さだけでもサイバーパンクな気がするが、少々行き過ぎなほどの取り締まり方もなかなかに弾けていて痺れる。主役がロボである旨味をしっかり活かしている絵作りがやはり良い。今ではわざとらしいまである主役の機械的な立ち振る舞いも、当時は本当に新鮮だった。もっさりなのに、何故かかっこいいのである。どん底状態からの爽快感あるストーリー展開もヒーロー物として王道。いつ見たか忘れるほど昔に見たっきりだったせいもあるけれど、ラストまであっという間の出来事に感じるほど楽しめた。2時間近く尺があっただなんて意外すぎる。

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ロボコップが使うオート9。トイガンではあるものの、実物を見るとデザートイーグルよりもでかく派手で、映画で見るよりかっこいい。MGCのオート9は固定スライドガスガンなので、実射姿は地味そのものだが、小気味良い発射音と存在感だけで顔が自然とにやけてしまう。あまりにも気に入って、バリを研磨したり、内部を加工してインナーバレルを長い物に交換したり、細かなパーツをガンメタで手塗りしたりと、一気に弄り倒してしまった。箱のイラストも最高で、MGCと云う滅んだ会社の遊び心を、今更受け取っていることが残念でならない。

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生まれる時代間違えたなぁ......