あれもマーチ!これもマーチ ♪♪ (陳情令オーケストラコンサート) (original) (raw)

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オリンピックと言えば「平和の祭典」。

2022年2月4日に開幕した北京冬季五輪が幕を閉じたのは、2月20日。それからわずか4日後に、突然ロシアがウクライナに攻め込むなんて…。

TVで、あるいは携帯で目にするニュースの映像は、まさに「天国から地獄」の変わり様。その有り様に憤りを覚え、胸を痛めつつも、結局は…

いつも通り朝起きて出勤し、夜には帰宅する

そんな至極当り前の毎日を繰り返すしかない自分に、何ともやるせなさが募って…。このところモヤモヤする気持ちを持て余したまま暮らしていましたが…。

美しい音楽と映像に、ほんのひと時でしたが浮世の憂いを忘れ、少しだけ救われた様な思いです。

3月23日(水)AM9:45

『陳情令』オーケストラコンサート(WOWOWにて再放送)

録画していませんので、曲名を見逃したり、記憶があやふやなところも多々ありますが、できる範囲でまとめてみました。

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「一番好きな音楽のジャンルは?」

もしも誰かにそう問われたら。

わたしの場合、それはロックやポップス、あるいはクラッシックという言いまわしではどうしてもくくれない。あえて言うとするなら、やはりそれは…

映画音楽♪

という事になるのだろうか。

要はまず映像なりストーリーがあって、そこに言わば「あてがき」された様な楽曲。途切れる事無く移り変わる一瞬一瞬の絵面に、これ以上は無いと思えるくらいにピタリとハマる音がちりばめられている…。そんな楽曲にたまらなく心が揺さぶられてしまうのだ。

たとえば『ラストエンペラー』や『戦場のメリークリスマス』の坂本龍一。あるいは『ニュー・シネマ・パラダイス』のエンリオ・モリコーネ。または数々のジブリ作品を彩る久石譲の楽曲の様に。

もちろん『陳情令』は映画ではなくドラマだが…。わたしにとってこのドラマの楽曲は、どれひとつ取ってもまさしく…

♪♪ 優れた映画音楽そのもの ♪♪

そういう意味でillya的に「これぞ代表曲!」と思うのは、なんと言っても毎回番組冒頭で聞いていたオープニングテーマ『陳情令♪』!

思い返せばあの日あの時。深夜にたまたまつけっ放しにしていたTVで、放映されていたドラマ『陳情令』。何の予備知識も無かったわたしの目を、TVの画面へと向けさせたのは、耳に飛び込んで来たこの曲だったのである。

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やっぱりオーケストラコンサートも、この曲でスタート!

嬉しいわぁ…(♥∇♥)/~♪♪

https://youtu.be/d4uW1PkL6z8

もうね、この曲の何が素晴らしいかって…。約2分の演奏の間にTVの前のわたしを、ドラマ『陳情令』の世界にガッツリ引き込んでくれる事。オープニング曲として最高に…

♪♪ イ~イ仕事してますネ~~ ♪♪

って感じ♪

作曲の林海(リン・ハイ)先生、脱帽です!!

舞台の上部から吊るされた巨大なスクリーンには、演奏の進行に合わせて次々と名場面が映し出されて行く。

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クラッシックのコンサートなんて日頃はとんとご縁の無い人種なもので…《汗》

↓ こんな楽器を目にすると「おおっ!さすがはオーケストラ!!」とか思ってしまう《笑》

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そして楽器と言えば…。『陳情令』だからこそ欠かせないのが、主役のふたりが愛用する横笛と古琴だが…。

横笛奏者の方の衣装…

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「この黒と赤の色使いは!」 Σ(°∇°@)

ひと目で魏嬰(ウェイイン)をイメージしてくださっているのだと分かる!演奏そのものももちろん素晴らしかったけれど、この粋な心遣い!!陳情令ファンのひとりとして、ただただ嬉しい限りである。

となると…当然対をなすポジションにいらっしゃる古琴奏者の衣装は是非…。

♥♥♥藍湛(ランジャン)を彷彿とさせる白装束で♥♥♥

などと言いたくなるのは、ひとえにカズヒロ君演ずる藍湛ファンならではのワガママでしかないと自覚しつつ…。

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「白が無理なら、せめて淡い水色とかのチャイナだったら…」

なんて、尚も未練がましく思ったりする《笑》

しか~~し!そんなわたしのちっぽけな不満など、彼女のあまりにも美しくかつ見事な演奏が、アッと言う間にどこかへ吹き飛ばしてくれたのであった!

♪♪ ブラボ~~~~~♪♪

『忘機♪』

印象的な琴の音色が単独で響き渡ったと思ったら、巨大スクリーンには…

含光君 登場!!(@♥∇♥)/~♪♪

少年仙氏達の呼び出しを受け、夜空を駆けて孟家荘へ。屋根の上にふわりと舞い降りるあのシーン。美しいわぁ…。

『御笛♪』~『忘羨♪』

怪し気な笛の音をバックに今度は…

鬼将軍 参上!!

力強くかつ大音量の打楽器の響きとともに一気に緊迫感が高まるも、一転笛の音が『忘羨♪』の旋律を優しく優しく奏で始めると…。

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スクリーンに映し出されているのは、大梵山でのシーン。16年の時を経て、今やっと愛しい人に再びめぐり会えたのだと気づく藍湛。黙って魏嬰の腕をしかと握りしめる彼の表情が…。何度見ても胸が熱くなるあのシーンである。

『狡童♪』~『忘羨♪』

温晁(ウェン・チャオ)様 登場《笑》

さすがに最期は哀れだったが、とにかく横暴で憎たらしかった温晁。『狡童♪』ってタイトルの字面からして、そんな彼のための言わば…。

「温晁のテーマ曲」

になるのか。テンポは良いので結構軽やか。重々しいと大物感が出ちゃって、イメージ違っちゃうもんね。結構明るくてどことなくユーモラスにも思える旋律が、ところどころに見え隠れしてる。

そういえば…。オーケストラバージョンじゃない方の陳情令コンサートに、出演されていた温晁役の賀鵬(ハー・ポン)さん。リアルな彼は存在自体からお茶目さが滲み出ていて、とってもチャーミングな青年だったな ♪♪

あの温晁の本編での悪人面…。それだけ彼の演技とメイクさんがイイ仕事してたんだって事に、あらためて気づかされたっけ《笑》

『♪』←曲名、ウッカリ見逃した!

スクリーンに流れるのは、蓮花塢が温氏に滅ぼされるあの悲劇のシーン。

もはやこれまでと覚悟を決めた虞紫鳶(ユー・ズーユエン)は、江澄(ジャン・チョン)と厭離(イェンリー)を魏嬰とともに船に乗せて逃がそうとする。

彼女にしてみればこの時、魏嬰は温氏と同じくらい憎かっただろうな…。それでも彼にあえて生きて、二人を守り抜けと命ずる…。この凄まじいばかりの母の愛。本編でも泣けたなぁ…。

そして最期の最後に、夫の江楓眠(ジャン・フォンミン)と手を握り合って息絶えるあのシーン…。その女心にも泣かされたっけ…。この場面で二人に手を握らせてくれた楊夏(ヤン・シア)さんの脚本。やはり登場人物への深い愛を感じるわ。

楽器の音以外に効果的に使われている高音の女声ボーカライズが、このシーンの「悲劇性」を否応無く高めていて、楽曲として本当にお見事だと思うのだが…。

この女声ボーカライズはもしかしたら…。

「虞紫鳶の悲しみそのもの」(←母としも女としても)

を、曲に重ねて聴かせているのかもしれない。

たった今これを書きながら、ふとそんな風に思った。

『乱葬崗♪』

笛の音に太鼓の音が重なって…。とにかくオドロオドロシイ一曲。

『射日♪』

のっけからデッカイ太陽がゆっくりゆっくり沈んで行く…。そんなイメージが、ありありと脳裏に浮かぶ。それは多分、このドラマの物語を全く知らなかったとしても。この曲を耳にしさえすれば、きっと…。そういう意味でも、実はとてもスゴイ作品だと思う。

『出会った頃に戻れたら♪』

もうタイトルからして、何てせつない曲なんだろう…。

そしてスクリーンに流れるのは…

魏嬰「藍忘機(ラン・ワンジー)よ。俺はお前の何なんだ?」

藍湛「私はお前の何だ?」

魏嬰「……かつては生涯の知己だと…」

藍湛「今もそうだ!」

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ふたりのこのやりとりも、せつないわぁ…。

心はお互いを思い合っているのに、今は心のままに手を取り合う事ができない。

はぁぁ…やっぱりせつないわぁ!

『疎林の訴え♪』~『赤子♪』

「阿寧!」と弟の名を泣き叫びながら、温情(ウェン・チン)が温寧(ウェン・ニン)を捜していた。それでなくても夜の闇と土砂降りの雨とで真っ暗な窮奇道のシーンと…。

それぞれに悩みを抱えながらも、互いに慈しみ合いながら穏やかに暮らしていた頃の、姉と弟の笑顔のシーンと…。

ひとつの曲に耳を傾けている間に、見事なコントラストを成すシーンを両方とも見せられると…。余計悲しくて。

こんな穏やかな生活が、このまま続いてほしかったのに…

そう思わずにはいられなかった。

そして『赤子♪』と言えば、温寧のキャラクターソング。オーケストラバージョンを聞きながら…。別バージョンのコンサートで温寧役の于斌(ユー・ビン)さん自ら歌われていた、その表現力の素晴らしさに感動した記憶がよみがえる。

『夜奔♪』

同じ土砂降りの窮奇道でも、こちらは魏嬰と藍湛が相対するあのシーン!

そう、魏嬰の…

「藍湛

戦いが避けられないのなら…

お前と勝負したい

死んだところで

少なくとも…

含光君の手で死ねるんだ

悔いはない」

のセリフのあのシーンよ!!

もう今となっては記憶がごちゃ混ぜで…。どこからどこまでがオーケストラコンサートで観た映像だか、本編で観た映像だか…。正直自分でも分からない《滝汗》

『永隔♪』

読んで字のごとく「永遠の隔たり」。

冒頭は鬼将軍と化した温寧の手によって、金子軒(ジン・ズーシュエン)の命が奪われるショッキングなシーンから始まり…。古蘇の渓流沿いの岩場で足を滑らせ、後ろに倒れそうになった師姉を子軒が抱き止めるシーン。百鳳山の狩場での公開告白シーン。「金の若様」が泥に塗れて「師姉のための蓮花塢」を作ろうとするシーン。生まれたばかりの息子の『選び取りの儀式』で、父として母として互いに喜び合うシーン。ひとつの曲の演奏の間に、それらのシーンが次から次へと映し出され…。最後はまた子軒の死のシーンで終わる。ここでも幸せと不幸せのコントラストがあまりにも鮮やか過ぎて、悲しみがいや増してしまった。

ただ…できる事なら個人的には…

「確かにここは蓮花塢じゃない。だが私が…ここに君のための蓮花塢を作る。」

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と、泥だらけの子軒が師姉に告げたあのシーン。あそこで流れていた曲を、一曲フルバージョンで聴かせてほしかったなぁ…。何たってあの曲こそが、わたしの中では…

♥♥♥本編中で最も甘美な愛のテーマ♥♥♥

だったりするので。(←残念ながら今の時点では曲名未確認!)

これは、わたしの思い込みに過ぎないかもしれないのだが…。林海先生や楊夏さんや制作の方々が(←叶わぬ夢と知りながら)、この二人にどれだけ幸せになってほしいと願っていたのだろうかと…。この曲を耳にした時、思わずにはいられなかった。やはりここでも…

作り手の登場人物に対する愛を感じるのよねぇ…♥♥

『御笛♪』

今更だけどこの『御笛♪』、多分シーンによって色々なバリエーションがあるんだろうな…。いずれまた本編を見直す際に、そういうところに注目してみるのも、面白いかもしれない ♪

『あきらめきれず♪』

何たって師姉こと江厭離のキャラクターソングなんだから、ゆったりとして、とにかく優しくて温かい旋律。バックには蓮花塢や古蘇の座学での三姉弟やら、不夜天での最期やら…。いくつものシーンが映し出されていたハズなのだが、正直記憶があやふやで…《滝汗》

そんな中、なぜか他のシーンよりも印象に残っているのが…。(多分ここは阿澄ではなく、阿羨なんだろうな《笑》)疲れたのか具合が悪いのか、いずれにしてもそこに横たわっている誰かの目線をアングルとして捉えた、寄り添う師姉の佇まいとその表情。

♪♪ カメラさん、イイ仕事してるな~~ ♪♪

なんて《笑》

ウン、やっぱりこういう時の師姉が、一番師姉らしいかも。特別ドラマチックなシーンというわけでは無く、何気ない日常の中のひとコマっぽいシーンだけど。だからこそこの曲に。ピッタリだったのかな。

『♪』←またも曲名見逃し!

でももしかしたら、これも『御笛』の別バージョンだったりするのかな? 笛の音が響き渡る中、不夜天で崖落ちしていく魏嬰。ここでコンサートは前半が終了。

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とんでもなく長くなってしまったので、後半はまた後日あらためて…。

To be continued !