20240921 (original) (raw)

明日から最高気温30度を下回る日が続くらしい。
しかし雨も多くなる。
まだ蒸し暑い日は続くのだろう。

Pythonで学ぶ数理最適化による問題解決入門

Pythonで学ぶ数理最適化による問題解決入門

非常に分かりやすい内容の本だったが、その分かりやすさゆえに、もっとこうしたらよかったのに、というポイントも明瞭に実感できる。

数理モデルの目的変数を定義するのに、

  1. 独立した変数として定義する→add_var
  2. ベクトルとして定義する→add_var_tensor
  3. データフレームとして定義する

と順番に学ぶ。1~2の流れはよいのだが、3の取り扱いが特殊だ。8~11章の練習問題を経て、それらをpandasを利用して求解するための一部としてデータフレームが紹介される。データフレームだけを独立して紹介するのが難しいことは理解できるのだが、せめて練習問題に入る前に、1~2の流れを踏襲した、独立した一章としてpandas + dataframeを紹介すればよかったと思うのだ。

現状では、12章でpandas + dataframeを紹介し、13章で、8~11章の練習問題をpandas + dataframeで解き直す、という構成を採用している。それまでの流れに比して、最後の2章は、どう考えても詰め込みすぎ、急ぎすぎ、端折りすぎだろう。