ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA(3日目) (original) (raw)

9/21(土) 国営ひたち海浜公園

前日まで別に行く気なかったのだけど、仕事が休みになったりして、当日券もあるしせっかくなら行くかということで初のロッキン。21日か22日どちらにしようか悩んだけど(どっちも組み合わせが微妙)。翌日を休息日にしたかったので21日で。ワンステでチケット料金1万3000円もたけーなと思いつつ、ラブシャも4組しか観てないけど1万4000円払ったしまぁいいかと思ったり。仕事でもないのに、5時とか早朝に起きて、上野駅うどん屋で朝食とって、特急ときわに乗って勝田駅まで。途中でトイレ行こうと思ったらめっちゃグラついて、特急ってこんな揺れるんだと新幹線の違いを感じる。勝田駅に着くと涼しいというか風が強くてもはや寒くてタオル忘れたのも問題なかったし、上着のシャツ持ってきて正解だった。シャトルバスの売り場も乗り場もほぼ待ち時間なくスムーズで、このホスピタリティに惚れ惚れ。流石日本一のフェス。先週のベイキャンプとのギャップね笑。会場につくと大きな看板にテンション上がりつつ、会場の広大さや遊園地のある感じ、ステージのデカさにグッときて、蘇我の100倍くらいロケーションがいいから来年もここでやった方がいいなと来た瞬間に思った。今回はグラステージ一つ(各45分)のみ。開演が迫って海津さんの前説。フェスの朝イチなんだからもっとブチ上げていこうぜと思うけど。

・櫻坂46(10:30〜)

メンバーの紹介付き映像がOvertureと共に流れた後、1曲目「Start over!」のイントロが流れると、メンバーが登場前にも関わらず「オイ!オイ!」のコールと共にオタク共がジャンプしまくりで、その画は壮観。メンバーが登場して藤吉センターでライブはスタート。2曲目はアップテンポにかましてくる山﨑センターの「何歳の頃に戻りたいのか?」。3曲目はドームでも聴いてお気に入りになった守屋センターの「桜月」。アイドルJ-POPとしていい曲すぎだし、れなぁの美しさにハマってる。客はもっとみんな手を振ってもいいんじゃないと思うけど。4曲目と5曲目は低音サウンドが響く森田センター曲。合いの手が特徴的な「承認欲求」、ヒップホップ的なアプローチがありつつサビはJ-ROCK的なカッコよさのある「マンホールの蓋の上」を披露。6曲目は初期からの定番代表曲「Dead end」で、ここは3期生ので披露。7曲目は 「もう一曲 欲しいのかい?」で、初めて聴いたのだけど、今日イチの最速BPMで自然と手拍子を煽られる激カッコいい曲。ジャイガとかでやったら「ラッタッタ」てとこで、モッシュダイブが起きそう。最後は新センター山下の「自業自得」でシメ。衣装はオーバーオールのズボン風で、森田はポニテ、田村はデカツインテ、守屋はお団子系、山﨑はハーフアップツインテ、増本は前髪が顔をかすめて隙間から見える目力に惹かれる、という感じでほんと可愛かった!前方指定のオタクはもっと絶叫して手振ってジャンプしろやと思いつつ、ワンマンで観たことはあったけど、フェスは初めての櫻坂。ワンマンみたいにMC挟まずに繋いでやってもええんやでとも思ったり。

〈セットリスト〉

1.Start over!
2.何歳の頃に戻りたいのか?
3.桜月
4.承認欲求
5.マンホールの蓋の上
6.Dead end(三期生)
7.もう一曲 欲しいのかい?
8.自業自得

ノーベルブライトは宗教上の理由で観ることができないので、近くの海でも見にいこうかと、会場を出て歩く。お供は今日ずっと聴いてる10-FEETのアルバム。ちゃんと聴いたことなかったのだけど、2008年の『VANDALIZE』から覚醒してる感じでこのアルバムはマジハズレ曲なし。これ以降はサウンドの方向性がくっきりした印象。海が近いと思いきや30分くらい歩く。緑茶パック片手に。海に着いたはいいものの、浜辺には入れないようになってたのでそそくさと引き返す。ショッピングモールにフードコートがあるからそこを目指そうとしたら残り50分と表記。しかも緑茶の利尿作用で膀胱が限界。マジで今日イチのピンチで、ほんとに漏らすかと思ったし、立ちションしてやろうかと思ったけど、耐えた。TOHOひたちなかがあったので急いで入って用を足す。マジ危なかった。てか、TOHOシネマズで時間潰しても良かったかも。近くに飲食店は結構あって便利。フードコートの海鮮丼は不安はあったけど、そこそこ豪華で良かった。フェス飯って大体ステーキ丼しか食わないし、なんか搾取されてる感じがあって嫌なのでこういう飲食店でちゃんと食べれるのは嬉しい。会場に戻って思ったけど、ロッキンの簡易トイレ、大便用も洋式なの凄すぎ。JO1が 「WOW WAR TONIGHT」のレゲェカバーをしてて謎すぎた笑。

10-FEET(15:10〜)

リハでタクマが「涙のキッス」のサビ前までやっててウケる。今回のセトリはJ-POP色が強めの曲選。J-POP色というのは、サビにハッキリとしたメロディがあって、歌詞にメッセージ性がノっていること。今回アルバムを一通り聴いてみて、ぼくにとって10-FEETの強みは色んなジャンルのカッコいい要素をまんま取り込んでサウンドのカッコよさとノリで引っ張るとこだと思ってる。だからこそ10-FEETがフェスでやる曲が固定化されてるのはモヤるし、もっとカッコいい曲たくさんあるのにと思う。そんな中でも、3曲目と4曲目はテンフィの今のモードを示す新曲。けど、新曲の中なら今日やらなかった「gg燦然」が一番好みだけどね。5曲目は僕が中学生のとき、何度もYouTubeで再生して大好きな名曲「その向こうへ」。6曲目は客がジャンプしまくり「おーおー」と叫びまくりのアンセム「第ゼロ感」。ここから客のギアも入って「蜃気楼」「ヒトリセカイ」とシンガロングしまくり。ここまでJ-POP的な選曲が続いた後で最後は高速パンクチューンの「goes on」。もう最後の開放感でめっちゃカッコよかったな。今までダイブモッシュが禁止ということで、客にピラミッドを作らせたり、靴を投げさせたテンフィ。その度に怒られてたらしいが、今日は「goes on」で客に後ろを向かせてジャンプさせる。J-POP的な選曲が悪いわけじゃない。むしろみんながちゃんと歌えるからこその「蜃気楼」のシンガロングは感動したし、今のリギュレーションのあるロッキンではそういう選曲にするのは当然だろう。ロッキンオンのフェスでトリをつとめるといえば、僕の中ではアジカンとテンフィの2強。それくらい邦ロックのチャンピオンという感じがある。そんなテンフィのタクマは「やっぱりロッキンはここやろ!」と言い放つ。今日初めてきたけどホントに賛同するよ。最後に客を全員しゃがませてジャンプさせるかと思いきや、そのままハケて「ゆっくり休み」。笑えるし優しいよね。邦ロックのチャンピオンは変わらないまま。

〈セットリスト〉

1.RIVER
2.ハローフィクサー
3. Re:方程式
4.helm'N bass
5.その向こうへ
6.第ゼロ感
7.蜃気楼
8.ヒトリセカイ
9.goes on

マキシマム ザ ホルモン(16:20〜)

今回のお目当てなのでなるべく前の方で。秋の主催ライブを全く当たらず行けないのでフェスで観るしかない。ジャパンジャムも思ったんだけど、ホルモンのライブ、ボーカルが聞き取りづらいのだけど。今回は特に3曲目までがそんな感じ。亮君はPAが上手く行ってない気がしたけど、ダイスケはんの方は本人の声があまり出てないように聴こえるが、そんなことはないはずなのを確かめにライブハウスで観たいのだけど当たらないから(以下冒頭にループ)。ホルモンの楽曲はどの曲でも客が合いの手的に歌えるとこがあるなと思う。「メガラバ」は「プレイガール」のとこ、「F」はフリーザのとこ、「ホルモン2」は「HELL」のとことか。「ホルモン2」は歌詞全部出しで、周りでちょっとウケてる雰囲気を感じたし、ダイスケはんがアウトロの台詞部分全部歌っててヤバ!となる。ナヲのパートはドラムを放棄して前に出て踊ってた。ちょーカッコいい新曲「殺意 VS 殺意」も聴けて嬉しかったし。ナヲパートで客が「FOOOO」と言ってたのがウケる。なんだか周りの客のノリがヌルい。あのホルモンが演奏してんだぞ!モッシュダイブが無いのもそうだけど、ノリがこんな感じならロッキンでホルモン観る意味ないんだよな。もしかしたら前方指定で観た方がアガるかもな。もうこうなったら周りなんか知らんぞと5曲目からは勝手にブチ上がりまくり。イントロから客のテンションが上がる代表曲「ぶっ生き返す!!」でヘドバンしまくってたら、間髪入れずに「爪爪爪」がきて、マジヤバイ!もうノリノリよ。しかも今の演奏がソリッドな感じでたまらなくカッコいい。デンジャー太のくだりをやるかと思いきや、やらずに上ちゃんが「上原太!」と叫んで激しいベースからスタートした「上原 〜FUTOSHI〜」。やってくれるだけでもアツいのに、後半加速するアレンジ付きでかっこよすぎから続けて「暴力 -BOURIKI-」でホルモンファンなら誰でもブチ上げのヤバすぎな流れでしょ。ラストは「恋のスペルマ」。「スペルマ」と客が叫ぶのもヤバいし、「前立腺」という歌詞で客が手を振ってイイ感じになるのもホルモンの悪意と下品さのセンス。ホルモンがロッキンに初登場したのは2005年。なんとそれがホルモンにとってオープニングアクトを除いて数万人のフェスに呼ばれた最初とのこと。だからロッキンオンフェスのホルモンはいつも盛りだくさんでやってくれるのかなと思う。そう考えるとロッキンで観るホルモンも悪くない。テンフィに続いてホルモンもサザンネタで、「真夏の果実」のイントロだけ流してた笑。

〈セットリスト〉
1.恋のメガラバ
2.「F」
3.殺意 VS 殺意
4.maximum the hormone II 〜これからの麺カタコッテリの話をしよう
5.ぶっ生き返す!!
6.爪爪爪
7.上原 〜FUTOSHI〜
8.暴力 -BOURIKI-
9.恋のスペルマ

・Alexandros(17:30〜)

ここで小雨が降り出して、傘はさせないし、カッパは無いし、タオルを忘れたのが仇となる。スタンディングのかなり後ろで自由に動けるエリアから観ることに。こうやって遠くからでかいステージ眺めるのも雰囲気あっていいよね。ドロスは偏見があったけど結構かっこいい曲多いなと思って改めて聴き直したバンド。「Burger Queen」のSEからカッコいいのだけど、あの「1.2.3.4」っめカウントする音声のサンプリング元って何か古い映画だったよね。確か。それは川上さんが映画好きだから?1曲目から大好きな「Girl A (:D)」で自由にジャンプしまくり。2曲目もドラムが印象的な「Waitress, Waitress!」。というか、ドロスはリアドの力強いドラムがほんとに機能してるよね。3曲目はドロスの真骨頂である壮大さと疾走感を兼ね備えた「Starrrrrrr」、4曲目も同じアルバムから「Kick & Spin」。5曲目と6曲目は記念すべきひたちなかだからこその新曲初披露。黒沢清の新作のテーマ曲でもある「Boy Fearless」は「Girl A (:D)」にも通じるデジタルサウンドのアゲ感でジャンプさせまくり、「Backseat」は夏をイメージした楽曲らしく、日本語詩と爽やかなサウンドと甘いボーカルがハマってる。7曲目は邦ロックの大アンセム「ワタリドリ」で、客がこれまたジャンプしまくり、ラストは新たな代表曲かつアンセムである「閃光」で、客が拳あげまくり。この2つはやっぱ聴きたいなと思っていたので良かった。川上さんがことさらに何度も「ロック」を強調していてそれがなんだかシンプルに好感が持てた。曲の壮大さは夜にピッタリだし、どれもカッコいい!あと顔もカッコいい!

〈セットリスト〉
1.Girl A (:D)
2.Waitress, Waitress!
3.Starrrrrrr
4.Kick & Spin
5.Boy Fearless
6.Backseat
7.ワタリドリ
8.閃光

宗教上の理由でウーバーは見ずに帰る。初めてきた会場なのに帰るときなんか寂しくなった。それくらいにいい会場。だから来年またひたちなかでやって欲しい。そう願いながらヘルシンキを聴きながら帰りの特急でこの文章を書いている。

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