【Microsoft365参考書】ブロックリストとは? (original) (raw)

Microsoft365 では、マイクロソフト管理のブロックリストとサードパーティ製 (Spamhaus) の ブロックリストを使用し、スパムメールの送信元となっている特定の IP アドレスからの受信を制限してます。

サードパーティー製とは、マイクロソフト以外の他社で提供しているものです。

ブロックリストの登録条件につきましては、セキュリティ情報のため開示されていませんが、一般的にはメッセージの大量送信を繰り返しおこなっている送信サーバーや、スパム送信の踏み台となる様な不正中継が認められるサーバーなどは、ブロックリスト登録の対象となる場合があります。

※外部に判定基準を漏らしたら、悪い人間からOffice365にスパムやらウィルスやら送りたい放題になりますから、開示されていないのは当然のことです。

ブロックリストに登録されている場合は、送信者に以下の配信不能通知が返されます。

マイクロソフトのブロックリストの場合

550 5.7.606 Access denied, banned sending IP <送信元 IP アドレス>. To request removal from this list please visit https://sender.office.com/ and follow the directions.For more information please go to http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=526653

Spamhausの場合

550 5.7.1 Service unavailable; Client host < 送信 IP アドレス > blocked using Spamhaus; To request removal from this list see http://www.spamhaus.org/lookup.lasso

なお、マイクロソフトで管理しているブロックリストに登録された場合につきましては、Exchange 管理センターの [接続フィルター] の IP許可一覧に送信元の IP アドレスを登録することで、ブロックリストを回避しメールを受信することが可能となります。

登録しておくことで、今後はブロックリストに登録された場合でも受信することができます。

spamhausは、回避ができないため、登録を解除していただく必要があります。

手順につきましては以下にご紹介します。

接続フィルターの IP 許可一覧の構成手順

  1. 管理者権限を付与したユーザーにて、Office 365 ポータルサイトにサインインします。
  2. 画面左側の [すべてを表示] をクリックします。
  3. [Exchange] をクリックし、Exchange 管理センター (EAC) を開きます。
  4. 画面左側のメニューから [保護] をクリックします。
  5. 表示された画面中央のメニューから [接続フィルター] をクリックします。
  6. [Default] をダブルクリックし、表示されたウィンドウ左側の [接続フィルター] をクリックします。
  7. [IP 許可一覧] の下の [+] をクリックします。
  8. 表示された [許可する IP アドレスの追加] ウィンドウに、送信元 IP アドレスを入力し [OK] をクリックします。
  9. [許可する IP アドレス] に送信元 IP アドレスが表示されているのを確認いただき、[保存] をクリックします

※ 設定が反映されるまで、ある程度時間(約 1 時間程度)がかかります

technet.microsoft.com

ブロックリストについては、送信者で登録を解除することで再度、送信することが可能です。

どちらのブロックリストもサイトにアクセスし、解除する流れとなります。

以下にサイトのURLをご紹介します。

マイクロソフトのブロックリストの場合

https://sender.office.com/

SPAMHAUS のブロックリストの場合

http://www.spamhaus.org/lookup/

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