レイ・ブラッドベリは大のインターネット嫌い。愛するのは「図書館」 (original) (raw)

ある Anonymous Coward 曰く、

「火星年代記」などの作品の著者であり、今年 89 歳を迎えるレイ・ブラッドベリ氏は大変なインターネット嫌いだそうだ (本家 /. 記事``Ray Bradbury Loves Libraries, Hates the Internet''より) 。

そんなブラッドベリ氏が重んじているのは、図書館だそうだ。NY Times の記事によると「ブラッドベリ氏が長年情熱を寄せるもので、図書館に敵うものはないだろう」とのことで、現在は米カリフォルニア州ベンチュラ郡の図書館が閉鎖しないよう、28 万ドルを集める募金活動を支援しているとのこと。

ブラッドベリ氏曰く「図書館が私を育ててくれた」とのことで、「カレッジや大学が良いとは思わない。殆どの生徒や学生はお金が無いんだ。だから図書館なんだ。私が高校を卒業したのは世界恐慌の真っ只中で、お金なんか持って無かった。カレッジにもいけなかったから、10 年間、毎週 3 日図書館に通ったんだ」とのこと。

また、ブラッドベリ氏はインターネットのことを「大いに気を散らすもの、邪魔なもの (big distraction)」といみているそうだ。「8 週間前、Yahoo が私の本を Yahoo に載せたいと電話してきたんだ。私は奴らに『くそくらえ』と言ってやったのさ。『インターネット共々、くそくらえ』ってね。インターネットは気を散らすものであり、無意味であり、どっか空中にあるようなものなんだ。リアルではないんだ。」と語気を強めたそうだ。

なお、最近のブラッドベリ氏は毎朝数時間、執筆活動を行っているとのこと (新作については「教えられない」と口をつぐんだそうだ) 。他にも読書や、メディアや映画関係や友人などの来訪を受けたり、大画面薄型TVで映画を楽しんだりしているそうだ。また、子供の頃に通ったというロサンゼルスのコリアタウンにある公共図書館を今でも定期的に訪れているとのことだ。

多分、インターネット上の文書は焼くことが出来ないからお気に召さないのではないでしょうか。