ヒロ・ヤマガタ (original) (raw)

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ヒロ・ヤマガタ/HIRO YAMAGATA1948年5月30日 - )は、画家美術家である。滋賀県米原市出身。アメリカ在住。本名山形 博導(やまがた ひろみち)。

国内ではカラフルなシルクスクリーンアーティストというイメージが今なお強いが[1]、世界的にはむしろレーザーホログラムを使った現代美術家として知られ、先端的なイリュージョニストとして2007年までは活動していた。

同じ日本人の画家である、ビン・カシワがヒロ・ヤマガタの師匠であると言われており、ヒロ・ヤマガタの画風に強い影響を与えている。

ヒロ・ヤマガタ制作「レーガン大統領肖像画」についてロナルド・レーガンとヤマガタが対談した。(1988年3月16日)

以後、ロサンゼルスへ移住するまでパリを拠点に様々なサロンへ出展すると同時に、ヨーロッパ各地で個展を開催。この頃の作品は大半が水彩や油彩で、後に一世を風靡するリトグラフシルクスクリーンなどの版画はほとんど制作されていない。また、渡仏中の間章をはじめ、スティーヴ・レイシーなどの音楽家、ブライオン・ガイシンなどの詩人らの仲間と共にジャズに熱中。オーガナイザーメンバーとして公演開催のため私財を投げ打ち奔走。当時たまり場だったカフェでは詩人のアレン・ギンズバーググレゴリー・コルソーとも出会う。1974年には、レーザーを使ったインスタレーションをパリ市内の劇場で初めて実施している。

レーザーやホログラムを使った現代美術家としての面を強調した公式ウェブサイトはすでに消滅しており、現在の彼の活動は不明である。

  1. ^ 中ザワヒデキ. “ヒロヤマガタ問題、ラッセン問題”. www.aloalo.co.jp. アロアロインターナショナル. 2024年4月19日閲覧。
  2. ^ 銀座おいだ美術. “作品について”. www.oida-art.com. 2023年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月18日閲覧。