IRobot (original) (raw)

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曖昧さ回避 この項目では、ロボット開発企業について説明しています。類似の題名のSF作品については「I, Robot」をご覧ください。

iRobot Corporation

iRobot本社
種類 株式会社
市場情報 NASDAQ: IRBT
本社所在地 マサチューセッツ州ベッドフォード
設立 1990年
業種 ロボット
事業内容 家庭用ロボット
売上高 12億1400万USドル(2019年)
従業員数 920名(2017年)[1]
関係する人物 ロドニー・ブルックス
外部リンク www.irobot.com ウィキデータを編集
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iRobot Corporation(アイロボット・コーポレーション)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ベッドフォードに本社を置く家庭用清掃ロボットの設計・開発を行う企業。

自律型家庭用掃除ロボットルンバ」や全自動モップかけ機「ブラーバ」や全自動フローリング洗浄掃除機「スクーバ」で知られている世界的な企業。

米国マサチューセッツ州ベッドフォードBedford)に本社がある。

マサチューセッツ工科大学MIT人工知能研究所で働いていた、ロドニー・ブルックスコリン・アングル(現CEO)、ヘレン・グレイナー(現UAV開発企業CyPhy Works社CEO)の3人が設立した会社である。

iRobotは1990年に設立され、2000年に Delawareと合併した。設立から2003年まで常に赤字であった[1]。2005年11月9日に株式公開し、500万株を24ドル/株で売って1億2000万ドルを得た[2]

最初は主に、アメリカ軍SWAT爆発物処理や偵察に使用されている、軍事用ロボットパックボット(PackBot)などを開発していた。 商用および家庭用の 遠隔操作ロボット もいくつか開発したものの、こちらは全く売れなかった。

第一世代ルンバ

2002年に、家庭用ロボット掃除機**ルンバ**を発売し、その販売が好調となり、同社の主力事業となっていった。

2016年2月、かつては主力事業のひとつであった軍事用ロボット部門をアーリントンキャピタルパートナーズに4500万ドルで売却すると発表した。それにより家庭用ロボットのほうに注力するということである[3]

2021年まで業績を伸ばし続けてきたiRobotであったが、中国系企業の台頭により[4]、2022年以降は売上が急落し赤字に陥った。

業績回復への活路を見出すべく、2022年8月5日にAmazonがiRobotを16億5000万ドル(約2200億円)で買収することを発表した[5]。しかし、連邦取引委員会(FTC)や欧州連合(EU)の規制当局による審査が難航したことを受けて、Amazonは2024年1月29日にiRobotの買収を断念することを発表[6][7]した。

その後、2025年12月14日にデラウェア州の連邦破産裁判所に連邦破産法11条の適用を申請した[8]。これに伴い、中国の企業でルンバの製造を受託していたピセア・ロボティクス(杉川机器人)が全ての株式を取得した[9][10]

ルンバ 700シリーズ(2014年)

  1. 1 2 http://www.canada.com/technology/news/story.html?id=ccbb6511-0e7f-4783-ae87-7a11fdfa8a14 [_リンク切れ_]
  2. Test for iRobot - The Boston Globe
  3. 「ルンバ」のiRobotが軍事部門を売却、家庭用ロボットに注力 2016年02月05日『MONOist』
  4. “ルンバの米アイロボットCEO、倒産原因は「技術面で中国勢に4年遅れ」”. 日本経済新聞. (2025年12月18日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN170LF0X11C25A2000000/?n_cid=SNSTW005&n_tw=1766009104 2025年12月18日閲覧。
  5. アマゾン、16.5億ドルでアイロボット買収へ-ロボット掃除機メーカー”. Bloomberg.com (2022年8月5日). 2022年8月6日閲覧。
  6. 朝田賢治 (2024年1月29日). “Amazon、「ルンバ」のアイロボット買収を撤回 欧州当局の承認難航”. 日本経済新聞. 2024年1月30日閲覧。
  7. David Shepardson (2024年1月30日). “アマゾン、アイロボット買収中止 EUが反対 米も拒否の意向”. ロイター通信. https://jp.reuters.com/markets/bonds/X6E4J4C76VJQJASLTOBRWVBPOA-2024-01-29/ 2024年1月30日閲覧。
  8. Reshmi Basu、Dorothy Ma (2025年12月15日). “「ルンバ」製造のアイロボット、連邦破産法11条適用申請-近年収益減”. Bloomberg.com. 2025年12月15日閲覧。
  9. 木瀬武 (2025年12月15日). “「ルンバ」のアイロボット、アメリカで破産申請…中国メーカーの下で再建目指す”. 読売新聞. 2025年12月16日閲覧。
  10. 「ルンバ」の米アイロボット、破産法申請 高関税でコスト増大”. BBCNEWS JAPAN (2025年12月15日). 2025年12月16日閲覧。
  11. 他社も類似製品を出してきた。例えば、Sharper Image の eVac、Metapo の Cleanmate などである。
  12. http://www.fool.com/News/mft/2006/mft06102701.htm?source=eptyholnk303100&logvisit=y&npu=y [_リンク切れ_]
  13. iRobot Warrior: If Your House is Really, Really Dirty
  14. 独占取材!アイロボット 革命児が見据える未来 - テレビ東京 2023年10月26日