社畜のアメリカ拘禁録 〜 アメリカナイズドされつつある (original) (raw)

相変わらずアメリカ出張中である。到着してから3週目に突入している。いままでどこかの外国に滞在した経験は、最大で半月だった。半月以上も滞在するのは人生で初めてのことになる。

不思議なことに自分自身が変わってきている感じがする。

人と話をするときは、アメリカ人がしているような挨拶の仕方をしたり、明るくポジティブな態度をとるようになってきた。日本の陰湿で陰険な感じから自分が遠のいているような感覚がある。

アメリカの食べ物も、物にもよるが少しずつ口が受け付けるようになってきた。日本から持ってきた日本のレトルト食品は、結局あまり食べずに残っている。アメリカ料理と言ってよいのかわからないが、タコスがおいしくてはまっている。帰国後にタコスの特集記事を書きたいとネタ集め中。

クルマ社会というのにもすっかりなじんだ。運転はまだまだ怖いところもあるが、普通にレンタカーであちこち走り回り、フリーウェイ(無料の高速道路)にも平気で乗り、スーパーのバカでかい駐車場に止めて買い物に行ったりしている。慣れたら日本よりアメリカの方がはるかに運転しやすい環境だと思う。これもまた記事にしてみたい。

アメリカにくるのはこれで三度目ということもあるが、少しずつ自分の細胞が入れ替わってアメリカナイズドされているような感覚におちいる。現地の空気を吸って、現地の物を食べて、現地の人と現地の言葉でなんとか格闘(!!)する。そんな日々の中で、古い細胞が消えて新しいアメリカナイズドされた細胞が生まれてくるのだろう。

そして私の英語は、滞在中のカリフォルニアの英語を真似した感じになってきている(たぶん)

今までなかなかこんな経験はできなかったので、とてもおもしろいと思っている。帰国までもう少しある。残りの期間、自分の変化を楽しもう。

↓この写真は夜の町で、警察のヘリが一点をライトで照らしながらグルグル回って、スピーカーで何かを呼びかけている様子。おそらく立てこもりか何かだろうか? こういう国です。(本当は夜に出歩くのは危険なので避けるべきだがこのときはやむを得ず)

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