お手紙をもらうとやっぱり嬉しいのです (original) (raw)

空はからりと晴れて、なぜか猫の早起きが加速する秋。

私のもとに一通のはがきが届きました。

『季節外れの残暑見舞いになってしまいましたが』

で始まる丁寧なお手紙です。

差出人は元同僚のおじいちゃま。

年齢は離れていますが、とても仲良くしていただきました。

お元気そう(°▽°

あれから何年経ったでしょうね。

つづられた近況によると、変わらず学究の徒でいらっしゃる。

そんでもって優しくこちらの身を案じてくださる。

ああ、手紙って良いなあ。

ラインだってメールだって。いただくと嬉しいです。

でもお手紙には特別感がありますね。

情報だけじゃない何かがこもっています。

はがき一枚、一枚ほどの思いやり。

重すぎないこの質量がいいのかな。ほんわり。

さて、いただいたからには

お返事書かなくっちゃ φ(°▽°

――拝啓。

キクイモに黄色い花が咲きました。

朝晩はようやく涼しくなって参りましたね。

そちらではもう肌寒いくらいかと存じます。

お手紙をありがとうございます。

お変わりなくお元気でいらっしゃる、と嬉しく拝読しました。

私は実家に通い、草刈る日々を送っております。

相変わらず猫もいます。

^・_・^ うろちょろうろちょろ。

今日は新入り猫の『またばさみ』に成功しました。

^≧△≦^ あんぎゃー。

^・_・^ もっと考えた方がいいと思う。

私もそう思います。

しかし書こうと思うと胸に込み上げるのがありまして。

どんどんヘンテコになってゆくのです。

手紙あるある。

そんでもって引き出しを開けますと

あ、便せんもはがきもなかった(°_°

なんてことに気づくのでした。

ああ、手紙ばなれ。

☆オトコ三匹オリオンの三つ星。

お返事が遅くなってはいけません。

これからどこかで入手してきます。

☆絵手紙もいいかも。