旧友の今 (original) (raw)
中学校を卒業後、50歳近くになるまで音沙汰の知れなかった旧友がどうしているかを知る機会があった。
風の噂によると、薬剤師となり小規模(3Fくらい)のビルを購入し、
1Fは自ら経営する薬局で、2F・3Fはテナントを募集しているらしい。
正直に旧友の成功を素直に喜べない。
悔しい、自分が行政書士・司法書士の資格試験に勉強しているのにはるか先を走っているように思える。
ちなみに私の幼馴染は成功というか、社会的地位が高い人が多い。
大企業の部長・東大の卒業生(今は何をしているか知らない)など。
若いころは社会的な成功を目指して税理士資格を取得し、その後躁うつ病になった経歴を持つので、そんなはずじゃなかった、俺も病気にならなければ今頃…、という気持ちはある。
若いころは他人の成功話を聞くと顔が引きつるくらい気持ちが揺れた。
でも、人間なんて人は帰れないし、結局、最終的には自分の道を行くしかないのである。
そう思え、気持ちもそれほど動揺しない中年になった。
その意味では年を取るのも悪くないかも。