紀伊半島一周聖地巡礼の旅 (original) (raw)

3泊3日(初日は夜の移動のみ)で、紀伊半島を一周してきました。

三重県尾鷲市を振り出しに、潮岬を通って、和歌山県田辺市経由で帰るという、熊野詣の伊勢路大辺路のルートですね。

個別の訪問地についてはXのツイートで紹介していますので、リンク先をご参照ください。

1日目

・尾鷲神社

紀伊半島一周聖地巡礼の旅、初日は夜に京都を出て、三重県尾鷲市に一泊。実質的な旅の始まりは、2日目朝の尾鷲神社。地域の鎮守である古社ですが、個人的には年降水量日本一の常連である尾鷲にはじめて行けたこと自体がうれしかったです。 pic.twitter.com/PkjwUaNPdF

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月12日

・九木神社

九木神社。言わずと知れた九鬼水軍ゆかりの神社です。九鬼は本当にのどかな漁港でした。錦花堂さんの銘菓「九鬼水軍虎の巻」はぜひ食べたかったんですがお休み。浜千商店さんでは海の幸のほかにオリジナルの九鬼水軍ステッカーを購入。 pic.twitter.com/kfVobUnJfG

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月13日

鬼ヶ城

鬼ヶ城三重県熊野市)。小学校の社会の授業で使っていた地図帳に、名勝・天然記念物として記載されていて、ずっと気になっていたのですが、ついに訪問。隆起と浸食によって作られた岩壁が、ものすごい奇観を形成していました。まさに絶景。 pic.twitter.com/Q5Fvg6Jtcr

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月13日

花窟神社

花窟神社(はなのいわやじんじや、三重県熊野市)。『日本書紀』神代巻で、火の神を生んで亡くなった伊奘冉尊を葬ったと記されている、熊野の有馬村の地に比定されている神社です。高さ約70mの巨岩が御神体pic.twitter.com/f2jwKV3BLJ

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月14日

七里御浜

七里御浜三重県熊野市)。熊野川の運んできた土砂が黒潮によって北に流され、堆積してできた、長さ約22kmにおよぶ日本最長の砂礫海岸です。それ自体が奇観ですが、その北の終端が鬼ヶ城なわけで、巨岩との景観の落差がすさまじい。熊野への参詣道として史跡でもあります。 pic.twitter.com/i02WMbidQH

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月14日

・道の駅紀宝町ウミガメ公園

道の駅紀宝町ウミガメ公園。ウミガメについて学び、ふれ合うことができる水族館・資料館を備えた、とてもユニークな道の駅でした。
そしてまず「紀宝町」という自治体名が実にカッコ良い。 pic.twitter.com/QwaBkLfa80

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月15日

・熊野速玉大社

熊野速玉大社(新宮市)。熊野三山の一つです。実は恥ずかしながら今回初参詣。閉館前ぎりぎりに神宝館に入ったのですが、実に素晴らしい国宝の数々が展示されていて眼福でした。特に感銘を受けたのは、彩色が鮮やかに残る檜扇でした。 pic.twitter.com/N58vF9STvQ

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月15日

・旧西村家住宅(西村伊作記念館)

2日目最後の訪問先は旧西村家住宅(西村伊作記念館、新宮市)。文化学院の創設者西村伊作が1914年に建てたもので、現代住宅の先駆的な建築として重要文化財に指定されています。リビングを中心とした素敵な雰囲気の住宅でした。 pic.twitter.com/Rq1AicdSOq

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月16日

2日目
・大斎原

2日目夜は熊野本宮大社近辺に宿泊し、朝から大斎原(おおゆのはら)にお参り。これが大正解で、他に誰もいない大斎原の清浄な雰囲気を味わうことができて感激しました。超おすすめです。なお、境内は写真撮影禁止なので、ぜひ訪問してご自身の目でご覧になってください。 pic.twitter.com/JSgo7gW9yh

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月17日

(大斎原付近の熊野川

大斎原ともう一つ感激したのが、朝の熊野川の風景。大斎原から河原に出られるのですが、熊野川下流からさかのぼって来ると、ここが急に開けた盆地になっていることがわかって、なるほど聖地になるわけだと納得します。石が積まれていて、完全に賽の河原の光景でした。 pic.twitter.com/jXzA0OrdRT

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月17日

熊野本宮大社

熊野本宮大社。こちらも今回がはじめての参拝。先のツイートの通り、現在地に移転したのは1889年の水害後で、158段の石段を上がったところにあります。石段のとなりにあるのは熊野古道。今回熊野古道を実際に歩いたのはここだけです。なんせ暑い時期に行ったので……。 pic.twitter.com/fpMznB3DXo

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月17日

熊野那智大社

熊野那智大社。こちらは26年ぶりの再訪。見どころは何といっても那智の滝世界遺産登録20周年ということで、宝物殿では特別展が開催されていて、神像などが展示されていました。 pic.twitter.com/LaEnfyS90L

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月21日

青岸渡寺

青岸渡寺。言わずと知れた西国三十三か所の一番札所……と言いたいところですが、もはや「知る人ぞ知る」と言うべきでしょうか。もとは熊野那智大社と一体の如意輪堂で、明治の神仏分離廃仏毀釈でいったん廃されたものの、明治7年に再興されました。三重塔と那智の滝のセットは映えますよね。 pic.twitter.com/dd2c2IchXF

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月22日

・補陀洛山寺

補陀洛山寺。知る人ぞ知る補陀落渡海の聖地。補陀落渡海の際に僧が乗り込んだとされる渡海船が復元展示されています。補陀落渡海というのは、観音菩薩が住むとされる南方の補陀落山補陀落浄土)を目指し、船で単身渡海するという行ですね。 pic.twitter.com/lWFaJWlrst

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月24日

・忘帰洞

紀伊半島一周聖地巡礼の旅、3日目の見学はこれで終了だったのですが、「温泉入ろうぜ」ということでホテル浦島さんの忘帰洞へ。ホテル浦島さんへの交通手段は送迎バスか渡船かを選べるのですが、そりゃあ渡船一択でしょう。 pic.twitter.com/9G3zMvCLIX

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月25日

3日目

太地町立くじらの博物館

紀伊半島一周聖地巡礼の旅、最終日最初の訪問先は太地町立くじらの博物館。いろいろなふれあい体験ができるのが特徴で、餌あげ体験・カヤックアドベンチャーを体験しました。朝一でクジラ・イルカも食べる気満々だったのか、ものすごい勢いで寄ってきたので娘がビビっていました。 pic.twitter.com/QjZZDTZDXR

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月25日

橋杭岩

橋杭岩串本町)。「マグマが熊野層群に貫入した流紋岩の岩脈」だそうです。奇観。 pic.twitter.com/BRL1YCFoI7

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月26日

・トルコ軍艦遭難慰霊碑

トルコ軍艦遭難慰霊碑。明治23年(1890)に遭難したエルトゥールル号の犠牲者580余名の慰霊碑です。遭難者の救助が日本とトルコの友好関係のきっかけとなったことは近年広く知られていると思いますが、遭難現場は大島(紀伊大島)沖の船甲羅岩礁でした(写真2枚目)。 pic.twitter.com/cPnooalthf

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月27日

樫野埼灯台

樫野埼灯台。明治3年(1870)に建造された、日本最古の西洋式石造灯台です。現役の灯台で内部に入れませんが、上部に上がることができます。旧官舎は公開されています。エルトゥールル号遭難の際、生存者が遭難を知らせに来た先がこの官舎だったそうです。 pic.twitter.com/qoRcvPo1M0

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月28日

・トルコ記念館

トルコ記念館。開館は1974年ですが、2015年にリニューアルされました。エルトゥールル号遭難の概要、引き揚げられた遺品、イラン・イラク戦争中の1985年のトルコ航空機によるテヘラン邦人救出などについて展示しています。 pic.twitter.com/omlHD3Lnaq

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月29日

・潮岬

本州最南端、潮岬。典型的な陸繋島。潮岬観光タワーからは南に広がる太平洋が一望できます。潮岬灯台も見たかったのですが、いろいろ余裕がなかったのでタワーから。
27年ぶりの訪問ですが、前回はちょうど台風が来ていて大変だったなあ……。今もまさに台風が来ていますが、みなさまどうぞご安全に。 pic.twitter.com/H5qRSxGL8A

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年8月30日

南紀熊野ジオパークセンター

南紀熊野ジオパークセンター。潮岬に2019年に建てられた、南紀熊野ジオパークの情報発信や調査研究の拠点施設です。紀伊半島の地理学的な情報を体系的に学べて、なにからなにまで本当に面白くて勉強になりました。私のように実際に見てから学ぶも良し、きっとあらかじめ学んでから見て回るも良し。 pic.twitter.com/7EoO0vCYYp

— 佐伯智広 (@hinanofutatuna) 2024年9月1日