鴎庵:私信 (original) (raw)

鴎庵:私信 2024-10-18T00:44:36+09:00 wavesll カモメとは特に関係のない話をする縁側サイト Excite Blog 四十になって惑 http://kamomelog.exblog.jp/33595812/ 2024-10-18T00:28:00+09:00 2024-10-18T00:44:36+09:00 2024-10-16T10:14:17+09:00 wavesll 私信
”未だにこんなにガキみたいなアティチュードなのにおっとろし”とか”体力ゲージがすぐ減るし腹も出てきて使い古されたリチウムバッテリーのように身体がなってきてしまった”とも想って。

「不惑」とはいうけれど逆に社会における「アップデート」が凄くて、自分が若いころの価値観と異なる価値観が各所で勃興して、逆に四十にして戸惑うことも増えて。時代による社会の価値観の変化は若い人はそれがデフォルトだから「時代関係なく当たり前のことが当たり前になっただけでしょ」と思うかもしれませんが。

社会学や何かの定義だと「若者」というのは30代までで、自分自身がもう若者ではなくなったのが確定するんだなとも思ったり。

独り身で好きに遊びつつ、”SNSなどでの面白いことの体験の顕示って逆に実生活で満たされていないことの証かも、「俺は愉しい!」と誇示する人ほど満たされてないというか”と内なる声がしたり。ただ満たされてないことは悪いことばっかりでもなくて、逆に“この負からのハングリー精神で やっておきたい藝術の享受をやってしまいたい”とも考えたりして。

とまぁ、バリバリに「惑」っすね、自分の四十になった実感で言うと。

ただ個人的には読書を今年また始めたというか、紙メディアってやっぱいいなぁと想ったり。あと東南アジアの音楽シーンが熱くて。これらカルチャー面では新世界紀行って感じでフロンティアをみつけたワクワク感はあります。

直近のSNS上でのトピックで、今の若者は「批評」を含む否定的な意見への忌避が凄いという話題がありました。

私も中高の頃は筑紫哲也が常に政権批判しているのにムカムカしたのもありましたが、あれは子どもという立場だと上から否定される・抑えつけられる社会的状態にあり、政治家やエンタメ人含む人たちへの批判を自分自身の立場と重ね合わせているのではないかなとも思ったり。

さらに言えば、SNSにより1億総評論家時代が来たと同時にYoutubeを含め誰でもCGMなエンタメサプライヤーになれる状態になったことで、”自分でSNSやYoutubeやってみたからこそプロの表現者の凄さが体感できた、あの人たちは凄い努力している”という気持ちが若い人に広がっているのかもなぁと想いますね。故に「自分でつくらないで評論だけする者」へのムカつきが生まれてるのかなぁとも思ったりも。ひろゆきではないですけど「それってあなたの感想ですよね?」は社会人も数字などのエヴィデンス無しでは意見は通らないのは経験している話で。

私も年齢的にも「若者」から外れるようになってくると、老害といわれてしまうかもしれませんが”批判・指摘・批評”は”誹謗中傷”とは別のもので、政界や社会の仕事全般に於いて適切な指摘や批評などはないと水が澱み腐ってしまう、と適切な意味での批判精神の必要悪な重要性は認識したり。まぁ若い子が”親世代とTVをみると出演者を腐す発言ばかり聞かされて苦痛”というのも分かるのですけどね。

個人的にはこの鴎庵では、日々の中で面白いことを掬って、みにきてくださった方々に数分の興味喚起な楽しさを書けたらいいなぁとやっています。

時代は変貌をし続けていますが、やれるところまではこんなスタイルでやっていきたいですね。

浅井健一「Fantasy」

]]>

「愛されキャラ」からの卒業 ジャンポケ斉藤の件によせて http://kamomelog.exblog.jp/33589163/ 2024-10-07T18:41:00+09:00 2024-10-08T02:38:49+09:00 2024-10-07T15:56:23+09:00 wavesll 私信
彼は過去にも幾度か不倫やらなんやらがあって

いじめられっこだった過去の吐露からも好感度が高くて色々な番組に出ていた彼ですがこれは相当厳しいというか、表舞台から消えるのではないかと思います

まぁ、人間、弱者の時はいくらでも綺麗ごとを言えるもので、その人間の本性が出る、倫理が試されるのは権力や財力などのパワーを得た時ですね

非モテの奴がモテ期になったらドクズになったりするのはよくある話で

その上で、斉藤氏は、「愛されキャラ」という資質から暗部が増長されたのかもしれません

「ダメ人間でも愛される」ことに自覚的になると、「ダメな方がウケる、いかにクズになるか、なっても問題ない」なんて螺旋に堕ちてしまったり

先日ノブコブ吉村がマクラーレンを愛車にしているところをみてドン引きしたのですが、芸能界の少ない椅子に座れれば適当にメシ食ってるだけで何千万も儲かる宝くじに当たったようなものなのに、そのポジションの貴さに気づけないというか、そのポジション故に勘違いを引き起こしたりしてしまうのかあ…という感じ

逆に自分自身の実力の無さに自覚的であれば、面白くないかもしれないけれど、落とし穴に堕ちずに芸能界を渡世出来るのかもしれませんね。

渡部がちょっと復活しつつありますが、結局TVのゲタを外されたときに、自分自身の地力が試されるというか、これから彼には真っ当さが求められる人生になると思いますが、もし藝を今後もやるのであれば、もう”いいひと”ではいられないのだから、地獄の使者として「本当に面白い藝」を斉藤氏には突き詰めて欲しいなぁ

最高に愉しかったグレイトフルデイズは終わりを告げたけれど、故に暴かれた真の世界が斉藤氏の目の前には広がっていると思います。実は世界って狭い村社会の外にも幾らでも広がっているし、ヨゴレても腐らず生き抜いてくれ!
]]>

フワちゃんへの私信:地獄の住民がニュートラルに差別的なクソ「普通人」の社会で不悪句にどう暮らすか http://kamomelog.exblog.jp/33431497/ 2024-08-05T19:06:00+09:00 2024-08-07T14:55:42+09:00 2024-08-05T14:33:30+09:00 wavesll 私信
やす子に「死んでくださーい」と言ってアウトのラインを越えてしまったみたいで

今SNSなんかはフワDIS真っ盛りで、おそらく今後フワちゃんの仕事に影響は出るんだろうなぁ

ただ、私自身はなんかフワちゃんにも悲哀を感じてしまうというか

「発達障害」なんて差別的な名称の域かどうかは分かりませんしスペクトラムは様々ですが、この日本社会では「普通にやってるはずなのになんか嗤われる役回りになってしまう人」っていますよね。自分も、中高まではそんな意識も無かったのですが、大学でモロにそうなって

日本語で言う「普通」って実は「完璧」を意味するじゃないですか。「普通の人から劣る人」になってしまった自分は、逆にそれを活かしてピエロ、お笑いキャラとして大学時代を過ごしたんですよ

ただ、笑いをとればとるほど、私はしょうもない人間だと軽んじられるようになっていきましたし、刺激は摩耗するものですから「もっと、もっと」と過激化していったものです

で、私にもカタストロフィは訪れて。私は普段自分のダメなところを自分で嗤いにしていたのですが、会社で鬱になったときに”今まで笑わせて来たのだから、今度は誰か俺に笑顔をくれよ”と周りの人間に嗤いを求めると、ものの見事に総スカン食らったんですよね。まぁ、普通の人は他人を嗤うのは好きでも、自分が嗤い者にはなりたくないものですから。普段から道化として嗤われていた自分は、自分のことも大切にしなくなっていたし、自分を大切にしていない人間が他人を大切に扱うなんてことはしなかったのだろうなぁと今は思います。地獄の住人ですねw

そしてその「普通の人たち」にそれでプチンとキレてしまった私は当時のSNSであったmixiで大暴れしてしまって、学生時代までの人間関係を焦土と化すことに相成りました

さて、”みんなを楽しませるダメな人”の心の内にヘドロのような闇が積もっていくことは、ありますね。「普通にしているのにバカにされる存在」であることが性格をひん曲げていくというか。そして自分が成しているのと同じレベルの「面白さ」を他人に求めたら総スカンになるという。まぁ『七人の侍』の農民もそうですが、「普通の人」なんてのはそんなもんです。さんまも言ってましたが素人さんに笑いのクオリティを求めたらダメなんです

それでも芸人というフィールドでは嗤い嗤われるバーリトゥードなアジールが展開されるはずなのですが、やす子の場合「芸人枠」というより「いい人タレント枠」なので、「面白さ」で勝負してないので、トーシロとして扱うべきところをフワちゃんは過激な弄りをしてしまって、イマ世間に叩かれているという。まぁ、M-1の時代にお笑いが日本人に浸透しすぎてイジメとして使われ、いじめられっ子が生まれてしまったのは、本来笑いはネガポジ反転だったはずなのに悲劇でしたね。今はお笑いにすら道徳が求められる時代だという、世も末だw

ところで、人間関係が焦土と化した後の私の顛末をお話しすると「本当に面白い藝を探求」するようになりました。時期は忘れましたがゴッドタンでフルポン村上が「一度ポンコツ売りをしたらもうそういう立場になるのは当たり前なんだよ、お前が選んだんだろ?」と詰められていて。”じゃあ、本当に俺が『ダメで嗤える』でなく『真に素晴らしい』と想える藝を探そう”として。以降の流れは休止後のこのBlogを観ればわかるかと想います。

そうして本当に面白い藝を探すようになると、昔の大学などの人間関係の連中は文化的に本当にクソみたいにつまらない連中だったな、とか、話が全く通じなくて面白くもないのに俺は我慢してたな、とか思ったりも。ほとんど自然と絶縁していきました。またSNSでネタやる緩い繋がりも萌茂ることになっていきました。彼女が出来ていた時分には「もっとちゃんとかっこよくなってくれ」と半ば期待的に扱われ、”あぁ普通の人も大変なんだなぁ”なんても想いましたね。「変人芸」も天然なら面白くても狙い始めると地獄の始まりだし、まぁ、ネタをやっていくと過剰にインフレ化・チキンゲーム化していくのは人の業だけど、修羅の螺旋から解脱は可能だと想うんだよなぁ

だから、フワちゃんにはもうやす子のようなつまらないと想う人間、自分が下に見る人間と関わるのはNGにして、本当に面白い藝、素直な心で心底楽しめる藝を探求していってほしいなぁなんて思いましたね。「悪句」を言っていては心根が濁る、「不悪句(フアック)」の心で世を生きていきたいものです。

cf

]]>

芸術家へ、愛を伝えよう それがこの世界へ生まれ落ちた理由だから http://kamomelog.exblog.jp/33357682/ 2024-05-20T23:42:00+09:00 2024-05-21T00:28:19+09:00 2024-05-20T15🔞38+09:00 wavesll 私信 20代半ばって、人によっては思春期並みに精神が不安定状態にあることもある

そもそも藝を創っていくという営為は、もし成功をしても”次はもっと、次はもっと”とインフレーションを求められるというか、自分に課してしまい、キツいものだ

ましてや「闇」や「ネガポジ反転」を創作の一つの源に使っていると「狂ったところ」を生業にしていると、まぁ、それは、不安定になるものだ。ましてや「攻めた表現」を突き詰めるというのは今のコンプラや反ハラスメント社会では、周りが急に豹変して一気に批判してきたりも。何も生まない連中は気楽なものだ。面白いものを生むというのは、本当に精神を削るし、寝不足の中でも(成功していると)どんどん活動量は増やされて行って、体力的にもキツし(し体力減退は気力も削っていく)

また、藝が上手くいっているときに精神が躁気味になって大口を叩いて、躓いた際にそのビッグマウスが逆ネジになってどん底の鬱になったり。人間関係もそれで壊れたり。藝の道は荊の道だ。

藝をやろうとしている人のことは、みな愛を伝えて支えて欲しいな、と想

浅井健一さんがBLANKEY JET CITYの活動の途中でソロ・プロジェクトとして始めたSherbetというバンドで、後にブランキーでも「水色」という題名でセルフカヴァーした「水」という楽曲はこんな一節で始まる

もしも誰かを愛したら 素直なその気持ちを その人に伝える それがこの世界へ生まれ落ちた理由だから

精神が不安定な時、ネタをやってウケるかウケないか本当に不安になっているとき、愛するアーティストに送った文章や言葉が、その芸術家にとってとても大きな支えになると想う。素直なその気持ちをその人に伝える、それはとても、重要なことだと想。

個人史的にはロックからファンク、そして民俗音楽へ抜けて行って、心體が前よりか太くなった気もしたり
]]>

道化非モテのホモソ的価値観からの一つの解脱の芽吹きの噺 松ちゃんを想って http://kamomelog.exblog.jp/33220555/ 2024-01-16T01:05:00+09:00 2024-01-18T00:34:56+09:00 2024-01-15T16:28:12+09:00 wavesll 私信
松本人志の方のまるで非モテをこじらせたような態度がイマイチわからなくて。若いうちからモテていただろうに。

ただ、そこでホモソ(homosocial)という補助線を引くとみえてくるものがあるかなと。

私自身の話をすると、私はかなり非モテを大学でこじらせていた男で。もっと言えば中高は共学だったのですが、ほとんど女子とはしゃべらず男子校的な仲間内で遊んでいて。その流れで大学でもサークルの男共とつるむことが多かった。

まぁ、学生位までのノリだと”男にウケる「面白いヤツ」”と”女性が想う「面白いヒト」”って異なるんですよ。
男にとっては”どれだけ狂っているか、ダメか”が「面白さ」の基準であるのに対して女性は”小粋で、気が使えて、しっかりしていて素敵で、ユーモアもある”みたいなのが「面白さ」の基準で。まぁこれも一種のステレオタイプな見方ではありますけれども。

私はこの「面白い」の男女の差異を理解していなくて、”俺が想う面白い人”の道化道を邁進したのですが、全くもってモテずw”おかしい、世の女性は「面白い人」が好きなはずなのに…”。いやいやそらそうだろw

これも語弊というかステロタイプではありますが、特に若い女性には”強さ・牙”を示すこと。つまり自分の能力の高さを示すことがモテに繋がると個人的には想いますね。そこいくと”いかにクレイジーになるか”とか”いかにダメ人間か”をやってた自分は逆走していたようなものでした。

また、これはコミュニティの関係もあるのでしょうが、女子とは全く話が合わなかった。というか、ここは私自身が大いに反省すべき点なのですが、女性をまともな話し相手であると想ってなく、”どうせ本当に面白い話をしてもわからないのだから、これくらいのおためごかしを話しておけばいいだろう”みたいな態度をとっていました。そして女性の方からも”ちゃらんぽらんな頼りない奴だ”と軽んじられていた私は、結局大学の時には女性とは深い、肚を割った話をできてなかったように思います。

吉本芸人の間では女性蔑視と女性をモノとしてみる風潮があったなんて記事がありましたが、結局彼らも”どうせ女には「本当の面白さ」なんてわからん”と、女性を対等の存在とみていなかった、性的魅力しかクライテリアを置いていなく、敬意がなかったということではないでしょうか。

中高大と段々とつるんでいた周りにも恋人ができ結婚になり、となっていくと、男の間でも女性を包含した価値観になっていくというか「欠点がネガポジ反転する」でなく「いいものがいい」となっていくのを感じて。

さて、私も血気盛んな輩でありましたから、性欲の関係もあったし、”彼女が出来ないなんて情けない”なんてまた別の問題のあるマチズモな思考からの焦りもあって。でも現実はこれ。辛うじて保っていたプライドが社会に出て鬱になり会社を辞めるに至ることで爆発し、mixiで大学の連中なんかを「資本主義の豚!」と罵って。結局小学校から大学までの交友関係をそこで失って。笑ってしまうのはどちらかといえば遊興をやりまくってた私自身の方が資本主義の豚だったという点でwまぁ笑えないけどw

さて、私は職を色々と移りながら、プライベートでは前から嵌っていたtwitterに没頭するようになります。

そこでのフィロソフィーは「本当に面白いものを探し求める」。つまり、「いいものはいい」をやろうと。それは学生時代にさんざん私を小馬鹿にしてきた連中への焔というか、”お前ら俺が話すことをくだらないと言っていたが、俺が本当に面白いと想うことを探求したらお前らのクソつまらない話などカスになるような面白い噺があるぞ”という、捻くれた復讐心もあったのかもしれません。

そして、それは思いもよらぬ効果を上げたというか、twitterという場で「本当にしたい噺」をしていたら、twitter上のやりとりをする女性が出来てきたということ。それは”どうせこんなん通じないだろう”と不誠実な態度で話していた時には起こらなかった、”本意気の話”をしていたからだからこそだと思うんですよね。

と、同時に、私は趣味の大きなものには音楽リスニングもあるのですが、音楽趣味で上には上がいることを知って。それは質的量的にもそうだし、音楽への向き合い方の真摯さという意味でも私より遥かに「ROCK」してた人が多い。そのフォロイーさんの中には私より若い女性もいました。

たとえ話をすると、不良少年は学校の教師から諭されてもなんの感慨もないけれど、自分が志向するプロの格闘家とかの「強さ」には衝撃を受けるしリスペクトをする。という感じというか。ようやく以て私は自分の小ささを自覚したというか、本当の意味で女性に、性的魅力以外の点で尊敬の念を強く抱くに至ったのでした。

それからまた時が経って、彼女が出来、話が通じる、ディスカッションをして楽しい女性との日々も体験して。残念ながらすれ違ったり別れたり出逢ったりもあって今に至ります。(余談ですが、ここに至ってようやく私は女性と付き合う上で「自分の話をする」より「傾聴する・質問することで話を引き出す」方が遥かに重要なことを知りましたw)

だから、松ちゃんに想うのは、笑いという彼が信奉する強さの面で彼を凌駕するような対等の関係の女性に出逢えなかったのは、松ちゃんの不幸だったのかもなぁと。あまりにも偉くなりすぎて、M-1審査員とか「支配人」的な立場になって、”本意気で面白い噺”をぶつけられる場や人が松ちゃんから遠のいたのも、もしかしたらあったのかも。

例えば昭和の大スターなんかはもっとえげつない噺もありますが今は「伝説」になっているのに対し、松ちゃんが違うのは40年間玉座に君臨し続け、社会の価値観が変遷しても現役のままで昔のアレをやってしまったこと。本当の意味で女性の持つ価値観を共に生きる仲間として自らに取り入れることが出来なかった、アップデートできなかったこと。

希代のお笑い芸人のこんな形の退場は残念無念ですが、まぁテレビの枠は、大樹が消えれば別の枝葉が伸びてくることでしょう。松ちゃんにはまた紳助に会うなり、或いは全く新しいお笑い道を開拓するなり、”この先”を生きて欲しいです。私自身はホモソ社会なゲームから降り、ホモソな価値観やからは全く外れた辺疆に今は暮らしていますが、そこにもまた新しいコミュニケーションやコミュニティのカタチがありました。

椎名林檎 - 病症パブリック

]]>

坂本さん、どうか安らかに http://kamomelog.exblog.jp/32937786/ 2023-04-03T01:24:00+09:00 2023-04-03T01:35:43+09:00 2023-04-03T01:24:23+09:00 wavesll 私信
また、私の公転軌道と交わることが幾度も幾度もあって欲しい。

そうしたら『夢十夜』のように「百年はもう来ていたんだな」と言おう。

RADIO SAKAMOTOの最後の「またね!」というメッセージを心に、あなたに遇うためにあなたの音楽をこれからも聴いて生きます。
]]>

白楽の蕎麦屋の名店、山森の閉店 http://kamomelog.exblog.jp/32900194/ 2023-02-18T21:15:00+09:00 2023-02-19T05:26:40+09:00 2023-02-18T21:15:05+09:00 wavesll 私信 _c0002171_21094077.jpg東横線、白楽の蕎麦の名店「山森」が閉店したと聴いて。ここの山都蕎麦、絶品だったんだよなぁ…。本当に美味い蕎麦を出す店で…。

電車内でノーマスクの奴をみると憎悪で殴り蹴り殺したくなるし、コロナ禍以降両手も外食してないが、一方で見知った名店が閉店ということを如実にみると、心身が切り裂かれそうになる。

政府は公共交通機関内マスク義務化車両の設置と共にHEPAフィルターの空気清浄機への補助金を出すなど、実効力のあるCOVID-19対策をしてくれ…。
]]>

成長スピード http://kamomelog.exblog.jp/32847791/ 2022-12-22T03:12:00+09:00 2022-12-22T05:32:31+09:00 2022-12-22T03:12:48+09:00 wavesll 私信
非モテ男の卑屈偏見から毒舌あるなしクイズ暴走愚痴男とより射程を広く取って、ある意味あるある系と偏見ボヤキを突き詰めて。

TV露出とかでキャラ浸透で小者感から何言っても笑って済まされる空気づくりなんかもあったし、DISにしても田舎をディスっててもコンビ紹介で岡山出身といってたり繊細なバランス感覚の上でのネタだったのだろうけど、先ず井口と河本の掛け合いの間とかの技量的クオリティが実はこの2年間ですげー上手くなったのではと想って。間もそうだし、演技力。井口が出すマジで心底そう思ってそうな熱量に河本の「そんなことない」の食う間。

私は従来お笑いの見方で演技力とかよりワードセンスとかを重視してみてたのですが、演技力とか間の力で同じ演目でも全く次元の異なるパフォーマンスになるんだなって前回と今回のウエストランドの差で感じて。苦節を積み重ねての王者。カーボーイ聴いても芸人仲間に本当に祝福されてるのは人徳と臥薪嘗胆だなぁと。

井口じゃないけど私も相当ルサンチマン溜め込んだ卑屈なクソメンで大学時代あまりに非モテで特に昔は若い女の子に対しミソジニーに近い思想すら持っていたかもなぁと記憶を辿って。

大学出てから15年で変わったのは祖母の介護をしたこと。明らかに自分より弱く、いたわる対象となった祖母という存在。祖母との日々を毎週過ごす中で、初めて私自身が他者に頼られるというか、対人関係の中で私の中で新しい領域があって。

祖母とは昔はバチバチにやりあった仲(というかあのイカレ具合な怒りモードは認知症の初期症状だったのかも)だったけれど逆にこの15年は軋轢が浄化され祖母を軸に家族がまとまって。祖母は今年逝去しましたが、大きなものを私に遺してくれました。

また学生時代なんかは後輩や家族含め私は馬鹿にされるというか軽く取り扱われていて自己肯定感の欠片もなかったし、何しろ女性にまともに認められコミュニケーションすることが皆無だったのだけど、この15年で彼女が出来た時期もあったり色々変動して。ここも大きな学びと、一種の期待というか尊重をもらえて。

Twitterも大きくて。ホモソーシャル環境にずっぽりだった私は女性の声を聴く量が圧倒的に欠けており、また女性と話をする機会もなかったけれども、何しろTwitterは傾聴スキル・会話促進スキルがなくとも皆が勝手に自分から呟いてくれるし活字中毒者にとっては文章として女の人の声を読み込めたし、この15年はフェミニズムの隆盛もあった。

昔は変人扱いでまともに話が成り立たなかったのが、衣食足りて礼節を知るというか、カルチャー・音楽好きとしてリスペクトを持てた上でTwitterで一種普通のコミュニケーションが成り立ったり、或いはTweetを読解してみると想像力が働くというか、“あぁ女の人も立場というか当たり前な感覚があって、男は配慮をしなければならないんだな”とまでなって。

まぁ不惑をもう数年後にしても超ボンクラで混迷の只中にいますが、幸か不幸かわからんが私なりのペースでじりじりと私自身も変わってきているのだろうなとは想います。「圧倒的成長!」とかの文字面には反吐をぶち撒けたいけれどもw
]]>

明らめを超えて http://kamomelog.exblog.jp/32787346/ 2022-10-18T01:29:00+09:00 2022-10-18T10:34:55+09:00 2022-10-18T01:29:28+09:00 wavesll 私信
鴎庵の最古の記事が2004年11月なので、中断を挟みながらも18年も書いてるんだなぁと。
これだけ長期に書くともういい加減自分の筆力の評価は出たというか、世間的には跳ねるレベルにはないのだろなぁと想って。
実際、メイン趣味の音楽リスニングや旅にしても、世の中を見ると私より遥かに広く、深く、そして知識・調査に裏打ちされた文を書かれる方が数多いて。

35くらいまでは「Blogで一旗揚げたい」「音楽フリークとしてひとかどの人間だと認められたい」という欲があったのですが、その野望は砂塵と化していって。寧ろ今は“俺が楽しければいちばんいいじゃないか”という感じになっていって。

「誰にでも好かれようとするゲーム」をやめる、Twitterでいえば「いいね数規模拡大ゲーム」をやめると重みの圧から解放され気楽になるというか、逆に”これだけ好きなようにしか書いてないのにそれでも付き合ってくれる人がいる”という感動があったり。そうした人達を大切にしたい。

己の感性がマジョリティのストライクゾーンからずれていても広大なネットの海にはニッチがあって。承認欲求といいますが、他者からの承認が全くないのはつらいものですが、承認などある程度あれば十分な話で。規模拡大をするために”これ書いたらイメージ落ちるかな?”とかで書きたいことが書けないなんてのは本末転倒、感性が乏しく合わない奴には何みせたって価値がわかりゃしないのだから、感性が合う人に向け本当に価値のある藝について書いていければいいなと。

そんな、明らめからの承認欲求から抜け出る地点に今いる気がします。

ここ数年の私の口癖は「海邉、野邊の庵の畔に石舟を浮かべる」。石舟というのは『バガボンド』で柳生石舟斎を語る言葉で、川の表面は荒々しく時代の支配者が入れ代わり立ち代わりするけれど、水面下は静かに在る。歴史の表舞台に躍り出るのではなく、水底の石舟としてただひたすらに自分の技を磨いて後の世に伝承した石舟斎の生き方に、今あこがれるところがあります。中央でなく辺境において、一人キャンプのような心の解放がいいなと。

上で他人に認められる野望は崩れていったというようなことは書きましたが、私自身が望む筆力を手に入れるために技の改善を続けるのは当然の話で。なんでも雪舟は48才で中国に画業の留学へいったそうです。人生は技を磨いていく旅路なのだなぁと。世間的にもCOVID-19禍が3年目で状況が変化し始めてきたように、Webコミュニケーションで、私もあたらしい領域を歩き始めている気がする2022年の秋でした。

【作業用BGM/4K】高木正勝​​ |きときと〜鳥や虫とのセッション​​ | Daily Sound Sessions feat. Masakatsu Takagi

]]>

雨夜 http://kamomelog.exblog.jp/32661695/ 2022-07-17T01:47:00+09:00 2022-07-17T18:48:54+09:00 2022-07-17T18:48:54+09:00 wavesll 私信
]]> 祖母の逝去 http://kamomelog.exblog.jp/32648306/ 2022-07-03T05:58:00+09:00 2022-07-03T06:24:54+09:00 2022-07-03T05:58:08+09:00 wavesll 私信
祖母の骨を拾って。生前は車椅子からベッドに移すのも苦労した祖母の重みが1hでこんなに軽くなってしまうのだなと想った。
]]> キーウ(キエフ)のComfort Town レゴのような街区 http://kamomelog.exblog.jp/32511656/ 2022-03-04T19:26:00+09:00 2022-03-08T02:27:31+09:00 2022-03-04T15:34:31+09:00 wavesll 私信 _c0002171_15295687.jpg

_c0002171_15282309.jpg

_c0002171_15294471.jpg

_c0002171_15300934.jpg

コンフォートタウンは40ヘクタールに及ぶ虹色のコンクリートの180棟の低層アパートで、まさに子供の積み木をイメージし、周囲に広がる1950〜60年代の共産主義時代の住宅に遊び心で応えて、敷地内にはショップやレストラン、学校やジムなど現代生活に必要なものがすべて揃っており、いわば「都市の中の都市」のような存在とのこと。怪物屋敷もそうですが、ウクライナの人の愛らしい感性がたまらなく愛おしく感じます。戦争、反対。]]>

キーウ(キエフ)にある怪物屋敷(Будинок з Химерами) http://kamomelog.exblog.jp/32506039/ 2022-02-27T07:01:00+09:00 2022-03-12T05:33:24+09:00 2022-02-27T07:01:23+09:00 wavesll 私信 _c0002171_06544979.jpg

_c0002171_07022282.jpg

_c0002171_06551081.jpg

_c0002171_06551987.jpg

_c0002171_06561498.jpg

_c0002171_06562637.jpg

_c0002171_06563580.jpg

1901年から1902年の間に高級マンションとして「キエフのガウディ」と呼ばれたポーランド人の建築家レシェク・ホロデツキによって建てられ2005年以後、ウクライナ大統領の公邸の一つであるウクライナの重要文化財。

邸宅の名称は、動物と怪物をモチーフにイタリア人の彫刻家エリオ・サリャがつくった装飾にちなんでいる。ホロデツキ邸宅ともよばれる。(Wikipedia)

こんな茶目っ気たっぷりの建築を重要文化財にするウクライナの方々の愛らしい精神。レゴのようなComfot Townもあるし、こんな素晴らしい建築があるキエフに攻撃しようなんて、プー珍は何という外道か。
]]>

一人きりもいいだろう二人だけもいいだろう猫も連れて行こう好きにやればいい http://kamomelog.exblog.jp/32501059/ 2022-02-22T22:22:00+09:00 2022-02-23T07:49:19+09:00 2022-02-22T09:24:13+09:00 wavesll 私信 _c0002171_09505245.jpgこの十五年くらいののたうちまわりの中で得た最大の訓は『「お前からの承認はいらない」と言えるようになったこと』でした。

人との距離感を探り続けたというか、すべての人に愛されようなんてのは捨て、いかに石舟で潜航していくかということへの主眼で。

昔は愛想よくピエロやり、相手の趣味を尊重し付き合っていたけれど、そんなことをしても何も報われなかったことから、つまらない相手には出来得る限り巻き込まれないことを志向して。

ただ、昔は「性格はいいが感性がつまらない」か「感性はいいが性格が悪い」の二択であったけれど、電網海では両方を兼ね備えた人たちに出会えて。

また、私自身の羹に懲りて膾を吹くことで、”何故過去にこだわり信じず今を台無しにしようとするのか”と言われた出来事も幾つかあって。

吾心身に腐敗するタタリガミの触手はありながらも、僅かでも闇でなく陽光に體を清め、脳の大気を換え、少しづつでも筏を出していけることを十五年ぶりにやっていけたら。青い刃端から、朱く成熟していけるのを少し志向してもいいかもしれないと。無理に交わることとは異なりますし、“そのゲーム”に乗るわけではありませんが、本当の自由を探求していきたいと今想います。
]]>

映像詩 宮沢賢治 銀河への旅 ~慟哭の愛と祈り~ http://kamomelog.exblog.jp/32464159/ 2022-02-06T05:09:00+09:00 2022-02-06T05:11:00+09:00 2022-02-06T05:09:43+09:00 wavesll 私信 _c0002171_04591372.png

保阪嘉内、風の又三郎やカムパネルラのモデルとなった宮沢賢治の学友

風の三郎社 嘉内によって山梨と岩手が接続された

嘉内への愛。同性への愛は、深いきらめきがある

妹トシの高校の音楽講師との道ならぬ愛と裏切り

とし子が逝去し、その挽歌として『銀河鉄道の夜』が生まれる

宮沢賢治の時代にタイタニックの沈没はあった

ハローいま君に素晴らしい世界がみえますか

あの冬の朝方、花巻ではケンタウル座と土星が出逢うのがみえた

星曜祭、夜明けに溶けていく。恋に破れていく、邪さも、聖さも、全てを宇宙は包み、玲瓏たる銀河系のレンズの青苹果をいく

]]>

https://www.excite.co.jp/ https://www.exblog.jp/ https://ssl2.excite.co.jp/