テラシュール!ドクロのなる植物「キンギョソウ」 (original) (raw)
credit:Emiliano Boga / flickr
キンギョソウはその名の通り金魚のような花を穂状に数多く咲かせるごく一般的な植物だ。英語では、ドラゴンの頭に似ているということで、ドラゴンフラワーとも言う。
花が枯れると莢(さや:種子を包んでいる殻)が残るのだが、それがちょっとしたホラーとなる。そう、髑髏(ドクロ)そっくりなのだ。愛くるしい花が一遍して恐ろしいドクロとなる。そのギャップが更なる興味を引き立てる。
愛らしい花を咲かせるキンギョソウだが
花が枯れ、さやの状態になると一転!
禍々しいドクロと化す
古代の文明では、キンギョソウには霊的な力があるとされた。これを庭に植えると、呪いや魔術など災厄から守ってもらえると考えられていて、食べると若さと美しさを取り戻すことができるという伝説もある。
キンギョソウを肌身につけていると、その人を優雅で魅力的にしてくれるという。ヴィクトリア朝の花言葉では、惑わしと仮定を象徴する意味があるが、女性から感謝の意を表わすときに贈られることもあるという。
電子顕微鏡でみると、ホラー度アップ
via:kuriositas konohazuku
文明の進んだ現代では、ほとんどの人は魔術や妖術は信じないし、この植物の伝説にもふれない。でもこの骸骨そっくりのさやを見たら、もしかしたら考え直すかもしれない。