特級呪物か?巨人か?パレイドリアか?岩の間に挟まっている頭蓋骨のようなものを発見 (original) (raw)
ユネスコ世界遺産にも登録されているギリシャ、メテオラの奇岩群で岩と岩の間に挟まっている頭蓋骨そっくりに見える物体が発見された。
岩の大きさを考えると人間の頭蓋骨にしては大きすぎる。いったいこれは何なのか?呪物的なものなのか?それとも目の錯覚の一種であるパレイドリア現象なのか?
その謎に迫ってみよう!
メテオラ奇岩群の岩の間で捉えられた奇妙なもの
ギリシャ北西部ピンドス山の近くに位置する数千年の歴史に彩られた「メテオラ」は、地上から突き出したようにそびえる広大な奇岩群とその上に建設された古代修道院の総称だ。
ここはユネスコの世界遺産に登録されていて、多くの人々が訪れる。
2人組のハイカーがメテオラのそびえ立つ砂岩の巨石群を探検していたところ、そびえ立つ岩と岩の間にある奇妙なものに気づいた。
image credit:_theparanormalchic
その発見が収められた映像は、後にSNSで拡散した。
超常現象愛好家のマイラ・ムーアさんは、自身のTikTokアカウントでこの映像をシェアし、次のように話した。
今、ズームイン、ズームアウトして色合いを変えてみましたが、私にはその奇妙なものは頭蓋骨のようにしか見えません。
巨人の頭蓋骨なのか?呪物的な何かか?それともパレイドリア?
この映像を見たユーザーからは、このようなコメントが寄せられた。
・その通りだ。これは巨大な人型の頭蓋骨だ。その下にあるのは残りの骨格かもしれない。
・服を着ているようにも見えるよ。もしかして、登山した誰かが落下して挟まったんじゃないかな。
・これは頭蓋骨じゃないよ。もしそうなら、下の顎はとっくの昔に落ちているはずだからね。
・その上にも頭蓋骨のようなものが映ってない?
・単に穴が開いた石だろう。
・巨人の、じゃなく人間の頭蓋骨だと思う。
・岩が頭蓋骨に見えるだけだよ。パレイドリアだよ
果たしてこれは何なのか?ドローンで近くまでいけばわかるかもしれない。
パレイドリアとは、曖昧なものを見たとき、自分がふだんからよく知っているものに見えてくる知覚現象のことで、いわゆる目の錯覚だ。
人間の脳は、何かを目でとらえた時に本来そこに存在しないにもかかわらず、見知ったものを思い浮かべることがある。岩の形や木目が人の顔に見えたり、雲が動物の形に見えたりするもパレイドリアによるものだ。
パレイドリアの線が濃厚かもしれないが、場所が場所だけに、驚きの発見だったりするといいなー。いろんな物語が妄想できそうだ。
image credit:_theparanormalchic
過去にもあった巨人発見説
巨人がかつて存在したと示唆するような形跡が、古代遺跡に隠れて発見されたのはこれが初めてではない。
前世紀、考古学者がネバダ州の洞窟で発見したミイラは、身長が2.4メートルから3メートルあったとされ、その後ラブロックの巨人と呼ばれるようになった。
この発見の直後、ラブロック遺跡にほど近い乾燥した湖底で、身長2.6メートルと3メートルの2体の骸骨が発見されたと伝えられている。
それでも、ギリシャのメテオラはアメリカのネバダからは遠い。
image credit:Wikipedia
巨人はともかく、ここはかつて別の神話上の獣が住んでいた場所としてよく知られているそうだ。
Visit Meteoratravelのサイトによると、この地域の子供たちは皆、修道院の地下にある巨大な檻の中に住んでいた危険なドラゴンの話を聞かされているという。
毎晩、ドラゴンは近くのカストラキ村に行き、村人や家畜を食べていたという伝説だ。
当然のことながら、村人たちは絶望的になり、ヴァルラーム修道院に助けを求めに行った。
1人の修道士が彼らの窮状に同情し、彼らを助けるために自らを犠牲にすることを決意し、ドラゴンを呪って崖から飛び降り、命を落とした。
彼が死ぬやいなや洞窟の天井が崩れ落ち、ついにドラゴンは死んでしまった、といわれている。
現在でもヴァルラーム修道院の下に、天井の崩れた広大な竜の洞窟を見ることができる。
そして今日に至るまで、地元の人々は洞窟の瓦礫の下にドラゴンの亡骸が埋まっていると信じている。
問題は、そのドラゴンが骸骨となった巨人と安息の場所を共有しているのかどうか、ということだが、その答えは誰にもわからない。
References:’Giant’s skull’ discovered at legendary Greek tourist site / written by Scarlet / edited by parumo
References: :'Giant's skull' discovered at legendary Greek tourist site