「テン」(1979年 アメリカ) (original) (raw)
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中年男の妄想が爆走!
10点満点の美女を追い求め…。
今朝の1日1映画は「テン」(1979年 アメリカ)を鑑賞。
ハリウッドのポピュラー・ソングの作曲家である42歳のジョージ。
町へ出るといつも、若い女に絶え間ない視線を走らせていた。
そして上から下までじっくりと観察した後、採点をする。
そんな彼がある日、信号待ちの交差点でなんと10点満点の美女に出会ってしまう。
興奮した彼は、彼女の跡をつけるが……。
大人の恋と冒険をコメディ・タッチで描くラブ・ストーリー。
これは「オツな映画」っていう言い方がぴったりのような気がします。
42歳の誕生日を仲間に祝われるが、40歳以降、年を取る事が嬉しくない…。
これから先のことを考えたくもない。
若い頃に戻れたら…という、中年のあがきです。
たぶん、この年齢前後の方や、40代以上の方なら共感できると思います。
人生に訪れる、受け入れがたい変化。
それをもがき苦しみがながら乗り越え…。
情けないけど可愛い、哀愁と郷愁と愛すべき人物の姿が、ドリフのコントみたいなバカバカしいコメディーと、揺れ動く心を絶妙に表現したヘンリーマンシーニの曲で彩られているという、その取り合わせもちょっと変わった映画。
ビバリーヒルズを舞台に、マリファナやフリーセックスなどの時代を感じさせるシーンや、のぞきや裸などマニアっぽいシチュエーションもたくさんあって、全体的にゆったりとした、ゆるやかな雰囲気があります。
監督・脚本・製作は「ティファニーで朝食を」「ピンク・パンサー」などのブレイク・エドワーズ。
中年男の彼女役が監督の妻で「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュース。
映画監督が自分の妻をキャスティングして製作していて、映画には実際の監督と妻との出会いのエピソードが盛り込まれており、2人の実際の出来事が結構練り込まれている作品だと思われます。
大人の恋愛が描かれた、わりと好きな部類の映画です。
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