パートナーシップという新基軸 (original) (raw)
いま現在、扱い(製作中)の媒体は三つある。
一つは政府発注なので最初から予算が付いている。それはこっちに置いておいて、もう一つの問題がマカオナビだった。そしてもう一つはこれも政府発注のパンフレット。
マカオナビは今年一回公開寸前まで持っていった。しかし前日に中断を打ち出した。どうにも内容に納得がいかないと同時に、その時既に決まり掛かっていた政府案件との整合性が甚だ怪しかった。
ダブルのか?
ダブらないのか?
整合性は?
そう考えると苦渋の決断だったが、一旦止めるしかなかった。
そこでもう一度政府との間での制作物の調整を詰めた。詰めた結果、マカオナビと政府のデジタル案件はダブらない事が分かった。
分かったが次の問題が出た。
政府公式のサポートサイトが存在していない事に気が付く。また政府の制作物も公平性が必要な為、こちらが作るデジタル媒体もその機能を大幅にカットする事となった。
そしてこの段階になって政府からの追加発注(前記のパンフレット)があり、その内容を見て全てをリセットして組み直すハメになった。
これによって見積もりの出し直しの連続。
いつまでこんな事やらされるんだよ…の繰り返しが続いた。
そうこうしているうちに、マカオGPの準備をしなければならない時期にきた。
こうなると政府の制作物に振り回されている訳にはいかなくなる。
そこで良い意味で連携した場合のストラクチャーを強固にする為にも、自分達の媒体の独立性を高める事に頭を切り替えた。
またマカオGPへのスケジュールを考えると9/25にはスタート切らなければ、色々と間に合わなくなる。現在のところスポンサーが3社、プロモーションパートナーが5社内定した。これを効率よくかつ公平に仕切るのは並々ならぬ労力が必要となる。
これらの売り上げがレースカーのスポンサー部分で1,800万円。プロモーションの方がざっとで430万円程度で双方併せて2,200万円ちょい。1イベントの売り上げ/予算としては充分だが、自分の希望としては最終売上高を3,000万円まで引き上げたい。当然ながらそれに見合う企画はあるので、各スポンサーに打診してみる事にした。
こちら側としては、それであれば何か別の基軸を立てて、そこにくっ付けるか?となった。
今年のマカオGPのスポンサーの件から見直してみた。
以前のチームにこちらの銀行が付いていた。中国工商銀行(ICBC)である。
プロモーションパートナーとしてチームに付いてくれた。しかしクルマには貼っていない。
この方式をやってみようか?と言う事になり、クルマに貼るのはスポンサー、クルマには貼らず、プロモーションやデジタルでは出していくのをプロモーションパートナーとする事にした。
そこで色々話し合って区分けしたのが前記の通りである。
同じ事をやっているようでも、区分を分けたり分かり易い線引きをするだけで、お金を出す方も理解しやすく、こちらもスッキリと区別しながら展開できるんだな、と実感。
これに伴ってHPなんかも書き換えないとならない。
作業は増えるけど明確になるとやり易い。
またマカオナビも結局HP(情報サイト)と言う立ち位置をやめて、web magazineと言う形態を取っていく事になった。
何にしても輪郭を明確にする事が大事なんだぁと思った次第。