気まぐれなページMkⅡ (original) (raw)

4日前に行ったばかりだが、寂しかった鵜の木「増明院」の桜がどうなったかを再び観に出かけた2021年3月27日の帰り道……

本当は洗足池に寄ろうと思ったが、御嶽神社から池上線雪が谷大塚、石川台まで歩いて来たところで「そうだ今日は桜だった」と考え直し、中原街道を歩かず呑川沿いへ……

島本橋近く……住所は南雪谷から石川町に変わっていた。

島畑橋まで来たところで思い出した。物好きにも新型コロナが始まった時に報道された「荏原病院」から雪ヶ谷八幡神社や円長寺を歩いた2020年1月、最後にお寄りさせてもらった浄土宗寺院「浄土宗大音寺」(世田谷区奥沢1-18-3)があることを。
呑川沿いの住所が大田区石川町から目黒区緑が丘に変わった所で路地に入ると、世田谷区奥沢になる。150mほどの歩行で三つの区を制覇できるエリアだ。
門前から少し上って立派な山門をくぐると、平らできれいに掃き清められた境内が待っていた。

ソメイヨシノはもうちょっとだったが、写真奥の枝垂が目に入り……

近付いて撮ってみたら、奥に色濃いのが呼んでいた。

隣接する幼稚園に咲いていた。色的には「カンヒザクラ(寒緋桜)」だったのだろう。

本堂で南無阿弥陀仏を唱え、右奥に……

わび・さび……ってところだろう。

境内から東の眺め……70~80m先に呑川が流れている。前回訪問が1月だったので、桜の記憶など全くなかったが試しにふらりと寄ってみた大音寺だった。
※ 2020年1月30日訪問のリライト
【足跡(寺社)142・大音寺】

住宅玄関で猫発見……

なかなか良くできてるニャン……

東急大井町線目黒線を越えると呑川は暗渠になる……

左側は目黒区緑が丘で、右は目黒区大岡山の東工大……

いつも感心されられるが、緑道の花壇の花は目黒区が購入しているのだろう。貧乏な区なのだが。

呑川緑道の桜は満開だった。

単一種で埋め尽くすのもいいものだ。「マーガレット」か、はたまた「ノースポール」か?

極力人物が入らないように撮るので、少なそうに見えるが散歩を楽しまれる方は結構おいでだった。人混みの中目に行かずとも、桜は充分楽しめる。

満開……

左側が目黒区中根で、右は平町……良い時に歩いてきた。空が青かったらもっと良かったのにと今思う。
蛇足ながら、鉄塔は「駒沢線20号鉄塔」だったはず。鉄塔を追いかけたのは2023年になってからだから、この当時はまったく気にもしていなかった。

今日の「My First JUGEM」は……『花に虫』

大田区にある寺社の桜を愛でに出かけた2021年3月27日のこと……

本覚寺山門前の御嶽商店街……突き当りに…

御嶽神社(おんたけじんじゃ)」(大田区北嶺町37-20)
始まりは室町時代末期といわれるが、江戸後期に木曾御嶽山で修業した一山(いっさん)行者が大きな社殿を造営して御嶽山信仰で栄えたと。

特大社号碑が出迎えてくれるが、前年2020年3月24日とは比べ物にならないほど咲き誇る桜が待っていた。

「嶺の御嶽神社に三度参拝すれば、木曾御嶽山へ一回行ったのと同じ」と言われていたようで、関東一円から木曾御嶽山の信仰者たちが多数訪れたと。信者数全体は減少傾向にある現在でも地元氏子さんたちが大きく支えているのでしょう。20年に一度、本山へ神輿を運んで担ぐ式年祭が執行されるそうだ。一瞬すごいなと思ったが「担いで運ぶ」のではなく「運んで担ぐ」ようだ。平成23年(2011年)8月が第二回目だったから、次回は今から6年後だ。

社殿右奥にある大鳥神社前にも……

社殿左の奥……鳥居の後方には『杜の霊神水』一山行者が水行をしていたと云われる古井戸があるが、前年に撮ったので今回は割愛。

奥で鳥居を備えるのが「一山神社」で、正面両脇に花頭窓を設けた手前の「水行堂」は国登録有形文化財。水行堂の右側にポツリとある小さい祠には「延命地蔵」が祀られている。

水行堂の彫り物も素晴らしいが、扁額も照明も味わい深い。

前年の訪問時も隙間から覗き「何もないじゃない」と思ったのだが、堂内は前後二室に区切られていた。この日は扉が半分開いていたので奥の部屋を垣間見ることが出来た。祭神の社殿が置かれる部屋で水垢離(みずごり)をするのだろう。右手には井戸があるらしい。
※ 2020年3月24日訪問のリライト
【足跡(寺社)171・嶺の御嶽神社(前編)】
【足跡(寺社)172・嶺の御嶽神社(後編)】

東急池上線御嶽山(おんたけさん)駅」……歩いて帰るから乗らないがなぜかパチリ。池上線開通時の駅名は「御嶽山前」だったと。
迷惑な方も多いだろうが、駅前に踏切のある町は嫌いではない。
蛇足ながら。池上線は、高架になっている「五反田駅」「大崎広小路駅」「洗足駅」と、地下の「長原駅」以外は駅脇に踏切があったと記憶している。(間違っていたらごめんなさい)

商店街のお菓子屋さん……呂万寿はロマンスと読むのだろう。お土産を買おうか迷ったが、ぶら下げて歩くのはシンドイから止めた。

方向感覚を頼りに適当に曲がったりするので、後で歩行径路を確認できるように撮っておく。

北嶺町から南雪谷の住宅街をトボトボ……個人宅の桜は保存樹だった。

東急池上線・五反田行き……3両編成・1000系ってのらしい。

次の踏切を渡ろうと進むと、今度は蒲田行き。短い編成だからすぐに遮断機は上がる。
五反田と蒲田を結ぶ東急池上線は駅数15で、路線距離 10.9 km……とうきゅうに相応(ふさわ)しい数字だ。「開通90周年イベント」の一日フリー乗車券(無料)をもらいに行ったのは2017年10月9日で、この日も、とうきゅうだったがあの乗車券は何処へ行っただろうか。

【附けたり】写真だけは残っていた。

踏切から振り返ると「雪が谷大塚駅」……7000系停車中。駅の向こう側にある車両基地「雪が谷検車区」は以前見た。同駅の開通時の名は「雪ケ谷」。一つ先の御嶽山駅とこの駅間は0.8kmなのだが、真ん中に「調布大塚」という駅があったと。いかにも邪魔くさかったのか? 雪ヶ谷駅が調布大塚駅を合併した折に現在の「雪が谷大塚駅」になったようだ。ちなみに住所に使われる表記は「雪谷」なのだが……

石川台駅に向かって路は下っていく。先に呑川があるから当然だ。

ふり返って「電車来ないかな」と思ったら……

7000系がやってきましたとさ……
桜のつもりが電車日記になってしまった。

今日の「My First JUGEM」は……『未だに新紙幣使えない』