5年ぶりの弾丸バンコク、思い出町歩き(アソーク・プンナウィティ・ヤワラート) (original) (raw)

2024年6月13日(木)・14日(金)

Peachでバンコクへ

早退させてもらい、今後順次見られなくなっていくらしいキティちゃんはるかで関空へ。

2タミでチェックイン。初めてPeachでバンコクへ行く。かつて愛用したTGはコロナ禍を経て運賃が倍くらいになってしまい、さすがに弾丸旅では勿体なくて手が出なかった。リーズナブルに運んでくれるPeachさまさまです。

この後出国の保安検査場で火災報知機が鳴り一時的に手続きが停止して心配した。誤作動だったのか幸いすぐに復旧した。

大事を取って早く来過ぎた。

ここのところの急激な暑さのせいかなんだかさっきから少し体調が悪い。でももう今夜は何も食べられないだろうからと菓子パンを買って食べた。(これは余計だったかもしれない。)

だいぶ待って搭乗。

夕暮れの駐機場。絵になる!

夕暮れの関空2タミ

夕暮れの関空2タミとpeach

なんとUSB充電可能。頭っから無いものと思って事前に調べてもいなかったので喜びはひとしお。ありがたすぎる。

シートは非常に薄い。シートピッチも非常に狭く感じた。このくらいなんでもないと思ったのに、最後に関空バンコク間を移動してから5つ歳を重ねた自分の身には堪えた。

2時間の時差のお陰でギリギリ同日中に着くことにはなっているがフライトは6時間近い。手持ち無沙汰でPeachなポップコーンを購入した。

ずっと小刻みに揺れ続けシートベルトサインが消えず、そのせいで少し酔ったかもしれない。途中酷い眩暈がし冷や汗がどっと出て、己の老いた身をますます嘆いた。シートベルトサインのせいで御手洗いに立てなかったが、幸い吐き気や腹痛などに繋がることはなく、冷や汗のお陰で身体も冷えて復調し少し寝た。

安価でしかも快適に旅をさせてくれるPeachさんには感謝しかない。だがまた体調不良が起きても動揺しないよう、到着してすぐに帰国深夜便の座席を最前列に変更した。

着陸直前に昨年関西で大いに話題になったパインアメが配られた。

peachのパインアメ

5年ぶりのバンコク上陸、Grabの覇権に感動する

降機した瞬間、懐かしいスワンナプームの匂いがした。金子光晴の「西ひがし」の一節が脳に質量を持って襲い掛かって来た。

「ああ。この臭い」と、気がついただけで、三年間忘れていた南洋のいっさいが戻ってくるのであった。

西ひがし (中公文庫)

イミグレまで向かう間もずっと、バンコクとの「再会」のヨロコビを噛み締めていた。

入国審査では10本の指全部の指紋採取スタイルになっていた。だがかつて時間がかかることで悪名を轟かせたイミグレは非常にさくさく。ちょっと荷物を待ったくらいで、スムーズに外に出られた。5年の歳月の長さを感じた。

懐かしい、ゲートC前の大時刻表。

さて、スムーズに出られたとはいえもう0:30。いくら慣れのあるバンコクでも久々だし深夜だし、このゲートC近くにあるAOTエアポートリムジン(の安い方)を使おうと思っていた。が、GATE 4の先に見えた立派なGrab専用の待機エリア(ピックアップポイント)と待合室を見て、Grabで市内まで行くことにした。

Grabアプリは関空にいるうちにDLしクレカも登録していた。

待合室にはエアコンも効いているそうだが既に大勢の人がすし詰め状態だったし、自分が呼ぶタクシーを待ち構えねばならないので、結局外にいた。じわっと汗ばむ。

かつて空港利用の際Grabタクシーとは現在地を伝え合いながら頑張って出会っていたし、Grabカーに至っては「友達のフリして」と言われたりとグレーな存在でもあったが、今はGrabタクシーもカーもどちらも堂々とここに入ってきて、係の人がナンバーを読み上げてくれる。まさに隔世の感!

だが、需要の集中する時間帯なのかいつもこうなのか、入線してくる車も渋滞していて、結構待った。

Grab専用の待機エリア(ピックアップポイント)

何故か1台、途中まで向かってきていたのに渋滞にうんざりしたのかなんなのか、先方からキャンセルを食らい振り出しに戻って若干不安になったものの、2台目のドライバーさんとは無事会えた。

挨拶して乗り込み、定番のちょっとした会話が交わされる。5年ぶりに「コンイープン(日本人)」になった。

さすがのモーターウェイも深夜はまったく混まずタクシーもスイスイ。外も暗く写真には写らないので、なんとなく短い動画を記念に。日本ではもう午前3時を過ぎているが、懐かしくてまったく眠くならない。

30分足らずでアソークモントリロードまで来た。いよいよ懐かしい光景だ。

アソーク(ソイカウボーイの隣)投宿

こんな深夜に安全安心にタスクを果たしてくれたドライバーさんにはちゃんとチップを払い(Grabアプリにはチップ機能がある)、アソークのソイカウボーイ脇にある「W21 Hotel Bankok」にチェックインした。さっそくソイカの賑やかさやいかがわしさに惹かれたが、その辺の光景を写しまくるのは明日にしてとりあえず休む。

場所柄かえってセキュリティを強めているのか、入り口は施錠されていて宿直の警備員さんが開けてくれた。ソイカのお姉ちゃんを連れて帰ることはできなそうだった。(推測甘いか?)

入ってみると小奇麗にはなっているがテーブルも冷蔵庫もない、本当に寝るだけの侘しい部屋。ただ、BTSのアソーク駅とMRTのスクンビット駅が宿を出てすぐそこという立地は何物にも代え難い。

窓の外はソイカウボーイの裏手。路地ではなく建物の隙間だけ。音楽がかすかに聞こえる。

思い出の町①アソーク

遅い到着だったが7時過ぎには起きた。テレビを流していたら8時ちょうどに国王讃歌が流れて「あっ、そっかぁ・・・」と感慨に浸る。今回の弾丸旅は五感すべてが全力で記憶を呼び覚ましにかかってきた。

ソイカウボーイの裏手、おはよう。

ホテルのロビーも小さいながらも綺麗にされていた。

片隅には聚寶堂と書かれた屋敷神様の神龕。

外に出て、お宿を見上げる。安宿だが結構モダンなデザインなのだ。

宿のすぐ隣、爽やかに気怠い朝のソイカウボーイ。ここはだいたい午後3時頃までずっと気怠くて、日中はただの抜け道でしかない。夕方近くに突然元気になるから面白い。

朝のソイカウボーイ

ソイカを挟んでMRTスクンビット駅の入り口。あの赤いトレーのサンドイッチもよく買ったものだった。当時は確か25バーツじゃなかったろうか。

かつて毎日あそこに通った日々があった。日系企業も無数に入居している。

アソーク交差点を突っ切る、BTSアソーク駅まで直結のペデストリアンデッキ。

アソーク駅脇のソラリア西鉄ホテル。5年前はまだ建設中だった。感慨深い。

よく買い物をしたターミナル21。アソークはバンコク滞在期間を通じて一番長い時間を過ごした町だった。

バンコクに来た当初はBTSを下車して、この道が通勤経路だった。托鉢のお坊さんも毎朝見かけた。ただ、当時何頭か常連わんこもいたものだったが、まだ一頭も出会っていないのが気になった。

朝のアソーク

この通りのお店の並びに、実は市場の入り口が一か所口を開けていることは案外知られていない。かつて同僚のタイ人ちゃんたちも知らなかった。

アソーク市場

小規模だがちゃんとしたウェットマーケットだ。ただ5年ぶりに来てみたら少しお店減ったかな・・・?

朝のアソーク市場

獅咬剣八卦鏡やお札の数々。当時は気づいていなかった。見えていなかったな・・・。遠慮があったのかもしれない。今の方が旅人として好奇心が出ているようだ。

獅咬剣八卦鏡

泰山石敢當と書かれている。

泰山石敢當

アソーク市場

お邪魔しました。

雑貨屋さんにガス屋さんなど硬派な商店がしばらく続く。

あのガス屋さんにはいつも放し飼いの鳥がいて甲高い声で鳴いていたものだった。

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あのお店にも獅咬剣八卦鏡が。当時ただの「通勤経路」として周囲を意識していなかった自分が悲しい。

獅咬剣八卦鏡

奥の青いバスは新しい。行先表示もデジタルだった。でも手前のエアコン無し赤いバスもまだまだ現役で嬉しい。

なんとこの並びに「七星」アソーク店ができていた。トンロー店にはよく行きました。

このBLACK CANYON COFFEEも毎朝のように立ち寄りとても思い出深い。

こちらもまたかつての通勤先だったシノタイタワー。多くの日系企業が入居している1980年代からの老舗ビル。

シノタイタワー

シノタイタワー前の十字路、セブンイレブンが向かい合って2軒もある。

アソーク:チャイ4のバミーキアオとタイティー

そのセブンイレブンの前でよく食べた雲吞麺(バミーキアオ)の屋台「チャイ4」が健在だった。黄色い看板に赤い「4」が目印のお店、フランチャイズらしくタイ全土で見るが、安定の美味しさにどこでも入ってしまったものだった。今日も迷わず着席。

麺を茹でるお母さんも5年前と変わらない!

アソークのチャイ4

バミーキアオ(雲吞麺)ムーデーン(叉焼)。60バーツ。

どんなお店でも屋台でも4つ以上必ず常備の調味料・トッピング群。

酢漬けの青いチリとクラッシュピーナッツをたっぷりかけるのが好きだった。(でもここのチリは赤くて辛かった。)ちょっとだけ混じる焦がしニンニクの香ばしさ。

往来を眺めながらいただくバミーは美味い。

この時相席になった親子、娘さんが箸を取ってくれたのだった。私はその時調味料で迷っていたのだったが、箸が無いことに気づき察してくれて、ああ、タイってこういうことあるよなぁって。この国を再訪できた喜びにまた浸ったのだった。

食べながら看板を観察していた。構成からもわかるようにここは中華系タイメニューと言える。魔よけの八卦鏡がぶら下がっていた。アソークという外国人の多いお土地柄、英語併記だな。

チャイシー屋台のすぐ裏手に立つカットフルーツのお母さんも5年前と変わりなく感激した。昼食後はだいたい毎日なんらかのフルーツをここで買っていた。

手前の薬局も何度か行った。日本で処方され喉の炎症に劇的に効いたことがあった抗菌薬をここで買ったら、それがタイでは市販の某性病治療薬として一般的だったと知りもう行けない///と思ったのも懐かしい。

日本では全然見かけないチョンプー(ローズアップル)を買った。25バーツ。

シノタイタワー脇のALOHA CAFE。昼食後はカットフルーツを買って、ここで飲み物を買って・・・がルーティンだった。

立ち寄る。

いつもカフェーアメリカーノ、たまにタイティ。オフィスを締め出されてここで待ったこともあったな。

タイティーイェン(アイス)59バーツ。久々に飲んだタイティーが五臓六腑に染みわたって感情まで突っつくので困った。

ALOHA  CAFEのタイティー

日本人らしきサラリーマンと、托鉢帰りのお坊さん。朝のアソークだ。

アソーク:ソイ23でジョーク

「Okawari」・・・近くの商業施設にはマックスバリュが入っていた。

そして嬉しくなるこの芸術的な電線。

ソイ23との交差点にあるローソン108。コンビニの選択肢がセブンイレブンしかなかったので、ローソンができた時は嬉しかった。大好物のUCCブラックが買えたことは大きなメリット。そしていくら仏教国でもさすがに煩悩の数ではないよなと「108」の意味を探ったりしたものだった。

日本トレンドのキャッチアップ。シャインマスカット推し。

ソイ23に出た。(電線凄い。)

ソイ23は日本食屋とマッサージ屋さんが多い。

ちょっと古い建物も多くて実は楽しい。

ソイ23

激安で有名なトニータイマッサージ。

瓢箪のような線香立てと、扁額のような赤地・赤字の店名・屋号は中華系の印。

色褪せた八卦鏡か山水鏡か。

そしてやっぱり精霊・土地神様の祠、サンプラプーム ศาลพระภูมิn。

精霊・神様の大好きな赤い飲み物(ファンタ)がきっちりお供えされている。

いよいよ電線が凄い。どういうことなの・・・。

バンコクの電線

IWANE CAFEも何度か行った思い出。オシャレで独創的なドリンクが多かった。

接待では日本食屋さんが使われることが多いが、お客さんがタイ料理をご所望の時には使える高級めなタイ料理店バーンカニタ。

そろそろソイ23のパクソイ(入口)。モタサイの基地。

ソイカウボーイの反対側まで戻って来た。電線凄いな・・・。

店先のお供え物がなんとも好ましい。

確かこのお店にもお昼何度か行った。

獅剣咬ミラーと瓢箪?魔よけが可愛い。

あれは、朝はジョーク(お粥)を、昼はカオゲーン(おかずぶっかけ飯)を食べたお店だ。

オススメのお店の印、緑のどんぶり・・・と言いながらかつて誰がオススメしているのか全然気にしていなかったことに気づいた。これは「シェル・チュアンチム」のマークで、シェル石油のお墨付きなんだそう。ミシュランがタイヤ屋さんなら、タイでは石油屋さん。めっちゃ見かけるのに今更知った。

カオゲーンが美味しいのだが、さっきバミーを食べたばかりなので軽めにジョークにした。でもやっぱりカオゲーン美味しそう。

これですよ、朝ごはん!

バンコクでジョーク(お粥)

肉だんごの塩味が絶妙に美味い。

エクスチェンジタワーを見上げる。電線・・・。

ソイ23パクソイにあるジャスミンタワー。ここはサービスオフィスも入っているので進出したての日系企業が多かった。サブウェイにも何度か行った。

アソーク交差点の方へ。以前はなかったな、KANPAI。

ブレズクリニックさん。職場から一番近いので風邪や二日酔いの時の駆け込み寺だった。ビタミン点滴をしてもらったこともあった。

こちらも時々カンパニーランチでブッフェに行ったコンティネントホテル。入口の祠、こんなに光ってたっけ?(と思いGoogleストビューを見たら当時からシャイニングだった。)

光り輝くサンプラプーム

外国人に人気のバーindulge。何日か滞在するなら行きたかったが、もう明日には帰る自分にゆっくりする余裕はない。

信号待ちしていたデコなトラックに、ビバンダム(ミシュランマン)。なぜタイの大型車はビバンダムを飾るのかと毎度気になり、撮る。

久々のBTSスカイトレイン

オフィスビルのインターチェンジ21の中を通ってペデストリアンデッキへ出る。

アソーク交差点を取り巻く懐かしい光景。

アソーク交差点

天秤棒を担いだ方をつい目で追ってしまった。ミニチュアモードで切り取る。

ラビットカードを持ってくるのを忘れ、駅の窓口でパスポートを提示して1枚買った。400バーツほどチャージしたろうか。

BTSは先頭車両以外は日よけのフィルターがキツくてあまり外は見えない。

サイアム駅で乗り換える。

ナショナルスタジアム駅。

目的地はMBK(マーブンクロンセンター)。

MBKでお買い物

ガジェット・・・というかスマホ系の買い物はMBK一択。

ってあれ?様子が違う。

MBK

なんとMBKの顔だった東急デパートが2021年に撤退していた。知らなかった・・・。

代わりに日本タウンができているらしい。ドンキとまねきねこの看板が目立つ。

あちらはドンキ(DON DON DONKI)。

MBK前の祠には英訳付きの説明書きがあり、一本柱に載った祠がHousehold Godのshirine、四本柱に載せてそれより低く造るのがご先祖様を祀るSpirit Houseと書いてあった。これが正確なのかもしれないが、一般のご家庭では一本柱の祠だけあることが普通で、それを英語でSpirit Houseと呼ぶ例が多い。二祠揃っている光景はそんなには見ない。

MBK前のサンプラプーム

鳩ちゃん日陰で涼む。

さて、入店。かつて落ち着いた東急のアパレルエリアだったフロアはだいぶ前衛化していた。

日本人が出しているのかと思えば「お日営業しています」に滲むローカル経営感。

奥の方は以前の雰囲気を保っていてほっとした。

お安いファッションのエリア。

目当ては4Fのスマホフロア。なんか・・・ちょっと小奇麗になった?

Googleのレビューが良いお店で型落ちiPhoneを2個購入。MBKでスマホを買うことにはネットでは否寄りの賛否があるが、過去5年間もMBK産を使って来たのでまぁいっかな感。とにかくシャッター音の出ないiPhoneを安く手に入れたかった。

アソークやプロンポンにもある剣心。

剣心といえばこの謎にカラフルなドリンクの看板。(そしていつもアサヒのジョッキ。)

MBKの外に出ると、お向かいのバンコク現代美術館(MOCA)の外壁から、かつて存在していたプミポン前国王の大きな肖像画が無くなっているのに気づきひどく悲しい気持ちになった。

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思い出の町②プンナウィティ

MBKから一旦アソークまで戻る。

東南アジアにはハードコンタクトが無い。駅ナカのこのお店で2weekのソフトコンタクトを購入していたことを思い出した。それと今回はBTSの駅にやたらと「TURTLE」というコンビニができているのが印象的だった。(画像左端)

部屋に獲物を置きに戻る。ところで、よく見ると部屋の窓の外の壁が凄い。

再びBTSで今度はさっきとは反対側へ。

車内表示がモニター式になっていた。

到着したのはプンナウィティ駅。

以前はもっとはっきり見えていたかつての住処は駅前にコンドができてあまり見えなくなってしまった。

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プンナウィティのシンボル、ワット・タンマモンコンも辛うじて見えた。

わくわくしながら駅の階段を下りる。

駅の高架下のお店、なんだか新しくなっていた。

5年ぶりのスクンビットソイ101(ロイヌン)。

スクンビットソイ101(ロイヌン)

かつて道端で営業していたナムトックのクイティアオ屋さんが雑貨屋さんの店舗内に移動していた。お店のお母さんも5歳歳を取られたので、日陰での営業がいいだろうと思う。

朝に夕に通った道。あの庇の下にもお店が出る。

あのカオゲーン屋さんでもよく食べた。(電線凄いな。)

この建物は全体が改装されてレストランになっていた!

そしてかつての我が巣である。

いつも見かけていたお供え物。今日は蹴散らされていた。おそらくハトの仕業だろう。

久々のプンナウィティでの食事をどこで摂るべきか大いに迷ったが、2019年にできたピンクの装テンのカオマンガイ屋さんに入った。コロナも乗り越えご健在で嬉しい。

プンナウイティのカオマンガイ

海苔のスープのお椀が日本のみたいで面白い。黒蜜のようなダークソイソースが美味しいったらない。

この鶏の陶器よ。

ごちそうさまでした。

あの赤い屋根のお店は美味しいゴーヤのクイティアオ屋さん。住んでいれば日替わりでいろいろなお店へ行けるが、弾丸旅人は一発勝負で悲しい。

灼熱の午後、プンナウィティを後にする。次また来られるのはいつの日か。

毎朝こうしてエスカレーターに乗っていたプンナウイティ駅。またしばらくのお別れ。

お隣、発展著しいウドムスック駅方面。また何か作ってる。

駅のホームから覗き込む、えも言われぬ建物。

さて、BTSでアソーク駅まで戻って今度はスクンビット駅からMRTに乗り換える。

セキュリティさんもそんなに熱心ではない形だけのセキュリティゲート。そしてドリアン持ち込み禁止の圧。

スリには気をつけましょう。

広告にカタカナが併記。タイあるあるの風景。日本の看板にアルファベットが意味もわからず多用されることに近い何かを感じる。

フアランポーン駅

MRTでフアランポーン駅に到着。

フアランポーン駅3番出口を出てすぐの路地の風情がどうも好きで、過去にも写真を撮っていた。

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「かつての」バンコク中央駅であったフアランポーン駅。2021年ころに廃止になる予定が発表されていたが、今も結構な便数がここから出ているようで嬉しい。

フアランポーン駅

駅から広い大通りを挟んだところにあるこの建物も健在。

フアランポーン駅へ近づいてみる。明日ここからプチ鉄旅に出かける予定でいるのだが、朝起きれずに断念する可能性も考えて今日のうちに駅を見ておこうと思った。

フアランポーン駅

正面はもう封鎖され入れなくなっていた。横(?)から入る。

フアランポーン駅

構内のお店もいくつかはシャッターが下りていた。bunだけは相変わらずいい香りをプンプン放っていた。

ドーム型の駅舎、中央駅の風格・・・!

フアランポーン駅

このカウンターで切符を買って、チャンチュンサオ行きの列車に何度か乗ったものだった。

フアランポーン駅

あのパネル!JR北海道から無償譲渡されたという特急オホーツク(キハ183)。一時期日泰ニュース界隈を賑わせていたものだった。

なお、幸運にも翌日車両本体を目撃しテンションが超上がることになる。

キハ183

参考記事

toyokeizai.net

乗車しなくても自由に出入りできるホームへも行ってみた。ドームの真ん中のホームはミニ鉄道博物館になっていた。

フアランポーン駅

タイ国鉄の歴史が辿れるようになっていた。

フアランポーン駅

だが、ドーム向かって左手のホームはまだ現役。

フアランポーン駅

発着表示板置き場。電光掲示板とマニュアルと二種類ある。

そうそうこの色この車両。健在で嬉しい。

フアランポーン駅とタイ国鉄車両

アユタヤの北、ロッブリー行き。てっきり東や南行きの列車しかもう残っていないと思ったら、北行きもあったのね。

まあまあ出てるね?

歴史を感じるレリーフ板。

かつてお店がいくつかあった辺り。

国鉄のフアランポーン駅からMRTフアランポーン駅まで続く通路にはタイの鉄道・運輸の歴史がパネルで展示されている。プミポン前国王には積極的に国民と交流される写真が多い。

いつの間にか環状線になっていたMRTブルーライン。路線図を見たら、以前はバスやモタサイでしか行けなかったワットポー辺りもMRTで行けるようになっていてまたも隔世の感。

日本が支援したMRT建設。

チャイナタウン(ヤワラート)へ

MRT駅の構内を通って大通りの地下を潜り、チャイナタウン側へ出た。

ラマ4世通り、マイトリーチット交差点にあるこの建物が好きだ。

マイトリーチット交差点

最初にこの建物に出会った時は打ち捨てられ落書きだらけだったが、その後レストランに生まれ変わったようだ。

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チャイナタウンの中心、ヤワラート(ヤワラー)通りに向かう。途中通り過ぎる家々はどこも中華系の要素だらけだ。

横路地を覗くと、ショップハウスが改装されていた。「ボーラーン(レトロ・アンティーク)」な価値に気づくのは早い者勝ちだろう。

午後遅い時間。宝くじ売りのお母さんもそろそろ店仕舞いか。

ワット・トライミット・・・はもう何度も訪ねたので申し訳ないが今日は割愛だ。

何屋さんだろうか。神棚の佇まいに惹かれた。

ノウゼンカズラの仲間だそう、トーンウライ(ทองอุไร)。英語ではイエローベルというらしい。

チャイナタウンの牌楼。ロータリーとなっており車はなかなか途切れない。ここでヤワラート通りとチャルンクルン通りどちらを歩くかの選択を迫られるが、久しぶりなのでまず王道のヤワラートから行くことにした。

チャイナタウン:天華醫院

ヤワラートの入り口に鎮座まします立派な華人廟。

廟自体はいわば表玄関で、実体は貧しい方々のために華人が設立した天華財団。タイには他にも華僑報徳善堂という華人設立の慈善団体がある。(町で「善」と書かれた民間救急車を見掛けた人も多いはず。)

以前はあった「天地父母」の牌位が本堂からなくなっており、代わりに(?)お堂ができていた・・・と思う。前からあったかどうか記憶がない。見逃していただけかもしれない。

福徳正神を祀る福徳祠。

お参りを終えたらヤワラート歩き開始。

チャイナタウン:冷たい麺入りかき氷

ヤワラートで大変気に入っているお店がある。たまたまアジアのグルメチャンネルで台湾製作のタイ旅の番組を見ていて存在を知った「Ah Yi Wan Yen(อาอี๊หวานเย็น)」というお店。Wan(หวาน)・Yen(เย็น)はタイ語の「甘・冷」。イーおばさんの冷甜といったところか。中華系かき氷のお店なのだが、バミー(中華麺)が入ったメニューがあるのだ。(正確にはデザート用の麺でバミーとは言わないかもですが。)

アルファベットの表記にブレが見られますが、Googleマップだと「A Ee Wan Yen」。

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光って見えなくなったが、麺入りかき氷はメニュー上では「甜品加面」と書いてある。50バーツ。

こちらがその甜品加面。

バミーかき氷

ほんのり甘いシロップにしっかり麺が入っている。一瞬合わないようで、合う。その絶妙さ加減がクセになる。

バミーかき氷

麺の他には、大麦に豆、シログワイや銀杏、白いチェンドルみたいなゼリーや仙草ゼリーなど、中華系デザートでよく見る布陣。美味しくいただきました。

お店の前のコンクリートの柱2本には手書きの対聯。

ヤワラート歩き

引き続きヤワラート通り。

フカヒレ屋さんの看板のカタカナ。

Phadung Dao Rdという横道に廟か寺院のようなものが見えたので行ってみた。お寺のようだ。

だが2024年2月時点のストビューではまだ廃業したお店といった趣でお寺の名前はわからなかった。

再びヤワラート通り。

激シブい建物。

この道もよく歩いた。Plaeng Nam Rd。

「神」な線香立て。

道路の反対側に何か入り口が見えた。

地図を見ると奥には市場があるらしい。こちら側のイサラヌパープ市場の続きだろうか?広い道路を渡るのは億劫で、行かずじまい。

イサラヌパープ市場

5年前、最後にヤワラートで遊んだ時に初めて行ったイサラヌパープ通り。通り全体が乾物をはじめ中華食材が豊富な市場となっていて、楽しい。

イサラヌパープ市場

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龍尾古廟

市場の軒並みが途切れ立派な廟が見えたので入る。龍尾古廟という扁額が掲げられていた。

龍尾古廟

本堂の中には参拝客が何人かいた。

和成豊って有名なレストランの和成豊かな?寄進だろうか。

英訳併記の看板には「LENG BUAI IA SHRINE」と書いてあった。潮州から来た商人が1658年に建立とある。

隣に小さめのお堂。ただ牌位などはなく、信仰の対象がよくわからなかった。

廟の敷地の隣に緑に飲み込まれそうな建物があった。

崩れかけた壁の中に生活感がぽつんと見えた。

龍尾古廟の猫

その生活感の中に、猫。口笛で呼んでみたが振り向いてはくれなかった。

イスラヌパープ市場へ戻る。

チャルンクルン(ジャルンクルン)通り

一方通行のヤワラート通りと対をなすチャルンクルン通りに出た。

チャルンクルン通りの猫

人懐っこいにゃんこ、近づいてくる。

ヤワラートよりも落ち着いて歩きやすく、町並みも私はこちらが気に入っている。

道路の反対側に廟?宗祠?見に行きたいがぱっと渡れる道ではない・・・あとで来よう。

タイ的ショップハウスの一階部分に神具のお店がいくつか。

よくみたら庇の上には神龕がたくさん積まれていた。壮観。

ワット・カンマートゥヤーラームの通り、Mangkok Rd。

ここはタイ型ショップハウスが並んでいて楽しい。

この雑貨屋さんは良い。

ワット・カンマートゥヤーラームの立派な門。

門の外にポツンと仏像の祠。

そして、そんな大きなタイ仏教寺院の隣に観音廟がある。

格子の扉に阻まれて、観音様。

タイ寺院の前にあるような小さな仏像というか神像がここにも。

西陽が強く、どのお店も装テンを下ろしていた。

再びチャルンクルン通りに戻って来た。この通りではこんな感じの2~3階建てのレトロ建築をいくつも見ることができる。

古くて可愛い看板。

お供え物。

さっきは道路の反対側から眺めるだけだった建物はワット・マンコン・カマラーワートという名前の廟だった。龍蓮禅院という扁額が彫られている。

チャルンクルン通りに向いている獅子。

廟の敷地内にATMがきっちりあるのもタイらしい。バンコク市内で作った口座なら市内利用は常に無料だし、便利。

その先神具仏具屋さんが並ぶ。さっきも道路の対岸から見た。

屋敷神様の神棚。

買って帰ろうか迷った八卦鏡。

八卦鏡

チャルンクルン通りでお茶休み「THREE TEA POTS」

歩き疲れて、たまたま目についた「THREE TEA POTS」というお茶屋さんに入った。

店頭にパネルの出ていたBLACK TEA 55バーツを店内でいただく。結構苦みが強く、Chill outな1杯。

他にも美味しそうなメニューが。17時以降はアルコールのお茶も2種類出るようだった。

チャルンクルン通りからラマ4世通りへ

あのアパートはとても印象的で、前回近くのホテルから写真を撮りまくってしまった。

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店頭を楽しく眺め歩く。

素敵なファサード。

あの建物には持ち送り?

MRTのワットマンコン駅ができていた。フアランポーン駅から歩くか、バスで来るしかなかったチャイナタウン界隈には大変な追加点。

ワットマンコン駅でMRTに乗ることもできたが、街をもう少し見たい。引き続き歩く。

Plaeng Nam Rdを覗く。

ちりぢり電線とショップハウス。

飲食店が何軒もあり、ここで一休みしてもいいなと思ったり。

金物屋さん。

店先の風情を眺め歩く。

魔除けのお札

ワットモンコン・サマーコム(會慶寺)。

門の奥に見えた天地父母の祠。

ヤワラート通りの近くまで行き、引き返す。

再びチャルンクルン通り。この辺、道端で不思議な物が売られている。ものすっごく古いガラケーとか・・・。

廣肇會館。中には廟もある。

うわ!できてる!5年前には建設が始まっていたモール。I'M CHINATOWN。スタバとかMKとかやよい軒とか、バンコクにいくらでもある量産型モール。古き良き雰囲気のチャルンクルン通りにできてしまったのちょっとは残念だが、これも時勢。

ラマ4世通りとの分岐点。

この分岐点にあるUOBの敷地の一角(?)に祠(サンプラプーム)があった。

奥には虎爺ならぬ、獅爺!

顔を上げるとラマ4世通りの向こうには棺桶屋さん。

メタボリズム建築かな・・・?(違)

ラマ4世通りの時間色の建物を眺めながら。

あの建物は!

ここがソイナーナーの入り口。この短い通りには何度か来たものだった。

オシャレで個性的なバーが点在している。

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後ろ髪引かれつつソイナーナーを後にする。

可愛い二枚貝3枚の看板。その向こうにある廟、庇や扁額には「大聖佛祖」、Googleマップだと「サンチャオヘンチアー」と書いてある。

ここは孫悟空が祀られている廟で、これまでは前を通るだけで中を覗いたことがなかったので今回こそはと思ったら、もう閉まってた。残念。

残念・・・。

柱に残る文字の跡。

魔よけの数々。

水郷バンコク。この運河を越えるとフアランポーン駅。

国鉄のフアランポーン駅を横目に、MRTのフアランポーン駅からアソークへ帰った。

フアランポーン駅

ソイ23で宵過ごし

歩き過ぎて疲労困憊。ホテルのすぐそばソイ23に流れ着いた。

ソイ23に入ってすぐ目についたFirst Massageというお店に入った。自分が入店した際に既に日本人のお客さんがいて、更に続けて日本人のお客さんが来て、日本人が安心して入れるお店らしい・・・?(Googleストビューの2022年ではまだこのお店はない。)

すっかり金額を忘れてしまったのだが、確か90分450バーツだった気がする。間違ってたらすみません。担当してくれたお嬢さんは可愛らしく、マッサージは気持ち良かった。

施術後のお約束、お茶。

イサーン料理店「Baan Kanya」

マッサージ屋さんのお隣の「バーンカンヤ Baan Kanya」は、アソークから移動することもなくイサーン料理が楽しめるお店として友人が来泰した時など重宝したものだった。屋台に抵抗がある人でもここなら安心、一方でドアがなくソイに面した開放的な造りのお陰でローカル感も損なわない。基本的なイサーン料理は一通りある。(チムチュムはない。)

とりあえずのシンハー、肴にはコームーヤーンとソムタム(辛くしない版)をいただいた。

バーンカニヤ

ここでは軽く済まし、夕飯らしいものはどこかへ河岸を変えようと思っていたが、食べている間に物凄いスコール。

外に出られず、2本目はチャーン。

モタサイでトンローまで

ようやく雨が上がり、BTSアソーク駅へ向かった。

雨上がりのアソーク交差点。

ところがBTSが遅延して、ホームは人で溢れ返っていた。間引き運転か運転再開直後なのか、一本やって来たBTSはすし詰め状態。たった2駅乗るのに何本か待って乗るのも億劫で、入場はキャンセルして駅を出て、アソーク交差点のモタサイにお願いしてトンローまで連れて行ってもらった。

混んだ乗り物よりずっと快適だが、雨上がりのスクンビットも渋滞が酷く、すり抜けるのはスリルがあった。

これが以前「エンポリ3ができるらしい」と言われていた「エムスフィア」か。

エンポリアム・エムクオーティエに次ぐ、プロンポン駅前に展開するザ・モールグループ第三の高級デパート。

なかなかキツかったプロンポン駅前。

大変な渋滞の中走ってもらったので、80バーツのところ100バーツ払い、懐かしのトンロー駅前交差点で下車。

思い出のソイ38(トンロー)

5年ぶりのBTSトンロー駅に上がったら、エカマイ方面へペデストリアンデッキが延びていた。

駅の高架から見下ろしたソイ38。以前はここは「トンローの屋台街」としてガイドブックにも載っていた屋台街だった。見えるのはモタサイ乗り場のパラソルばかり。すっかり寂しくなってしまった。

参考記事

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パクソイの塗料屋さんはご健在か。

ソイ38の屋台の一部はパクソイのスッチマンションというアパートのデッキに残ったのだったが、5年前より減ってしまったし、午後9時には閉まるようでもう閑散としていた。

ここではカオソーイやカオマンガイをよく食べたものだった。ソムタムやBBQを買って帰ったりもした。(※明日また来ます。)

スッチマンション入り口近いカオニャオマムアンのお店、店じまいのところをギリギリ売ってもらえた。

Ningさんのお店だったということを今回知った。

BTSでアソークへ戻る。

GARNIERの広告、Kao Supassraちゃん?だよね?

こんな時間の都心方面行きBTSはガラガラだった。

優先席、一つだけオレンジなお坊さんのピクトグラム秀逸。

バンコクBTSのピクトグラム、お坊さんのピクトグラム

アソーク駅下車。賑わうソイカウボーイを横目に見ながらホテルへ戻る。

ホテルの部屋でカオニャオマムアン御開帳。

なお、テーブルがないため不自然な即席ランチョンマットにて実食。

ホテル1Fのセブンイレブンで買ってきた水とビタミルク(メジャーなブランドの豆乳)。ゴマ味。

■Flight:MM91 KIX-BKK

■Stay:W 21 Hotel Bangkok

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