keroppyのブログ (original) (raw)

国衆論。田村氏、真壁氏、高梨氏、北条・毛利安田氏、などなど、その他、東北から南九州までの国衆が取り上げられてる。個別で違いがあって、一般化は難しそう。

藤原道長は関白とみなされているが、そのほとんどは左大臣として一上として政治を主導することによって、摂関政治を興隆させたらしい。最後にちょっとだけ、関白になったらしい。摂関政治は、藤原家が天皇家外戚となり、特に外孫の天皇ミウチとして政治を主導する体制のため、皇子が生まれなければどうしようもなく、道長の嫡子の頼通は娘が余り生まれず、入内した娘も皇子を産むことは無かったため、政治力が脆弱で、兄弟間の争いもあった。そして、後三条天皇白河上皇を経て院政が始まり、摂関政治は終了する。院政が始まることにより、従来国政を牛耳ることにより家産を補っていたものが出来なくなったため、荘園を集積することにより、経済力を高めたらしい。

風俗とは違う交際クラブに事務員として勤めて、所属する女性の面接をした著者が書く、業界の話。面白かった。

いつもの様に、映画館は薄暗く適温なので、前半寝てしまった。そのせいでストーリーが全然わからなかった。記者が軍に同行してるらしいのは分かったが、事前に公開されていた情報のアメリカが分裂して戦うというのは余り感じられなかった。

神山藩の町奉行を家業とする武士の一家の話。とうだいの藤右衛門が隠居届けを出し、失踪するところから話が始まる。息子の総次郎が祖父で名奉行と言われた左太夫の隠居先に赴き相談するが、跡を継げとだけ言われる。町奉行として、町人の殺人事件を捜査する内に、父親の影を見て、憂鬱になる総次郎。孫の手助けと息子の行方を探る祖父。総次郎の幼馴染みが一緒になって捜査を手伝う。といった話。面白かった。

鈴木商店が興した会社や辿った道を書いてる。あまり面白くなかった。

金子直吉の生誕と鈴木商店の誕生から始まって、破綻するまでを描く。金子の回想によると、バブルの崩壊を見越して、社員には慎重に先読みしておくように指示していたらしいが、金子以上にイケイケになっていた社員が金子の指示通りに動かなかったらしい。また、関係者はイケイケの金子を番頭としておくと上手くいかないと考えて、金子を引退させる案も出たらしいが、鈴木商店内の金子の出身の土佐派と商学校出身派の対立でまとまらなかったらしい。あと、金子は同郷の浜口雄幸にも面識があり、破局を免れようと相談したらしいが、一私商店を助けるわけにはいかないと断わられたが、若槻禮次郎内閣が救済案を議会提出したが、枢密院で否決され万事休すだったらしい。金策に走り回った金子だが、三井の池田成彬が銀行間で融通しあるコール市場から鈴木商店の物を引き上げたのが引き金だったらしく、そのことを池田は論難されたこともあるらしいが、危ないところから金を引き上げるのは当然と、答えたらしい。