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恥ずかしいことにこんな仕事に転落してもう30年になる。

会社は二社、巡回、常駐、営業などいろいろ経験したが、ビルメンで結婚している人はほとんどいない。

新卒採用をするような会社で、本社勤務の営業や事務ならいないわけでもないが、現場の人間で結婚している人は99%、ビルメンに転落する前に結婚している。

ビルメン転落後に結婚した事例はわずか一件、それも巡回現場で、若い人がたまたまいてその人が結婚した事例を見ただけだった。

いかにもという年齢構成の常駐現場では、ほぼ独身者ばかりだ。離婚者はそこそこいる。

まあ、大方の予想通りでしょう。

フィリピンパブや結婚詐欺にあった人もそこそこいた。水商売の餌食になる人がやっぱり多い。海外に行って戻ってこなかった人もいた。

殺されたのだろうなとか噂されたりもした。

この辺りはさすが底辺職といった感じである。

ただ、冷静に考えて待遇がこれだし、これだと共働きしても大変なので、余計なことは考えない方が精神衛生上よいと思う。

自立した女性など見たことが無いし、寄生のためにスペックでふるい落としに必死になるような人しかいないと思うので、そういう物体には近寄らないほうが良いと思う。

相談所利権の餌になるだけだ。

正直、毎日疲れているし、母が亡くなり、家事をするようになって、ちょっとした家事で負担になっているのだから、家庭など構築するのは無理だし、子供に虐待する親の気持ちもわからなくもない。

本質的な異常者もいるだろうし、自分のことで精いっぱいだから子供に手を上げてしまうのでしょう。

そんな感じだから、私などでは、能力以上のことをやっても不幸の再生産になるだけなので、結婚とか、そういう方面は距離を置く戦略は間違っていなかったと思う。

正直言って、女性は肉体的メリットでいつでも被害者面する下駄をはかせてもらって甘えているだけの人に見えるし、人間の形をしているが、精神構造において、動物色が強すぎで、本能と感情だけで動き、人間の手前で止まっているようにも見える。

恋愛工学というのもそういう背景から生まれたものでしょう。

だから、風俗で十分なのだが、ビルメンだと風俗で思う存分遊べる給料が出てこないのが困りものであるw

ビルメンといえば、現場職だから、非常時対応というのがあるわけで、そのために社用スマホを持たされている。

これが結構ストレスで、連絡を取ることが出来るように、いつでも持ち歩かないといけないことになっている。

この辺りの運用方法は各社異なるだろう。

担当物件の状況次第で、何もかかってこない現場もあれば、頻繁にかかってくる現場もあって、頻繁にかかってくる現場は精神衛生上とても悪いものだ。

休日だって落ち着かない。

休日かかってきた電話の対応に対して残業を請求できるか否かは会社によって異なるようだ。

この辺りも会社の判断材料になる。

常駐管理であればよほどのことが無い限り電話はかかってこないが、巡回管理だとこれは頻繁にかかってくる。本当に落ち着かない。

テナントやオーナーからの連絡がコールセンターを経由してワンクッション置かれるタイプならまだしも、テナントやオーナーから直接社用スマホにかかってくるのは本当に落ち着かない。

コールセンターがあっても社用スマホの番号を聞きたがるやつもいる。こういうのは困りものだ。

何かあっても、自分は出動せずに、警備会社やメンテ業者を動かすだけで済むなら良いのだが、自分が現場に行かざるを得ないこともある。

この辺りは契約内容次第で、保守契約をあまり結ばない物件だと自分が割を食うわけだ。

何か電話がかかってきて、それが事故だとしても、「そんなこと言ったところで自分は自宅だし、駆け付けるまで時間がかかるのだからしょうがない。」と割り切ってオドオドしなくなれば立派なビルメンだ。

最近現場の清掃員に80代の方をちらほら見かけるようになってきた。

さすがに80代は厳しい。

動きが悪い、ボケているのか作業を途中で放り出して帰る人もいた。

まあ、若くてもテナントの物品に手を出したり、社員用のお茶を飲んでしまうのもいたけど。

80代だと下請け会社もバツが悪いのか、年齢を詐称して送り込むケースすらある。

本質的には国民負担率ばかり高くなり、給料が上がらない、上がっても負担に追いつかないという問題である。

年金が信用できないということでもある。

高齢になっても働けるというのは限界があり、裏金と利権にしがみついている議員連中は理解できないのだろう。

さすがに80代で元気な作業員は見ない。

警備員がいるビルだと防犯カメラは彼らのテリトリーとなる。

一人現場だと当然ながら設備がタッチする。

防犯カメラはオーナーが買い切り、自分で管理をしたり、警備会社やエレベーター会社がレンタルしたりいろいろな形態がある。

当然買い切りの方が安い。レンタルだと倍くらいとられる感じだ。

メンテといってもHDDがヘタリそうになったらレコーダーを交換するくらいだ。

あとは時刻調整を毎月実施するくらい。

むしろ、警察が時折見せろと来るのでその対応があるくらい。私が勤務するビルは繁華街とは程遠い場所にあるが、それでも年2から3回は警察が見せろと来る。

繁華街のビルだと結構な頻度でありそう。

つまり、証拠集めですね。必要なところをUSBに入れて持ち帰る感じだ。

私が勤務するビルだとカメラのポイントはエントランスと自転車置き場くらいだから大したことないが、ポイント数が多いところは監視が大変。

オーナーによっては常時画面を見ていろというところもあるようだが、うちは幸いなことにそんなことも言われないし、勝手に録画されているだけ。オーナーも時折監視しているかといえばそんなこともなさそうだ。

むしろ、メンテも入れずに買い切りで設置して、HDD故障で録画されていない状態で放置されており、そういうときに限って映像を見たいという話が舞い込んでくることがよくある。

オーナーによっては管理室にカメラを設置してビルメンを監視しているところもあるらしい。ファンド系物件は注意したほうが良いかも。

カメラだけではなく、ネットもそう、社用パソコンで何でも見放題の会社もあれば、制御ソフトが入っていて、「業務と関係ない」という警告が出る会社もあるので要注意。

朝はパン食なのだが、パンというのは日持ちしない。賞味期限が短すぎる。

実際にはもう少し長く持つようだが、パンにカビをはやしてしまった経験があるので、この辺りは神経質になっている。

買い物も手間で、家事全般をしたくない。

せっかくの休日はなおさら家事をしたくないので、買い物はなるべく平日にまとめ買いをして買い物に行く回数を減らしたいのだが、パンの賞味期限が短いために、パンの賞味期限サイクルに合わせて買い物に行くことになる。

先日、平日に有休を取った関係で、土日プラス一日の休みが発生した。

だから、休日中にパンが無くなってしまう計算となったので、困った。

折角の休日に余分な家事をしたくない。

アイロンがけが面倒だから通勤も作業服にして家事の合理化を図ったくらいだし。

買い物に行きたくない。他の食材はまだある。

朝食など一食くらい抜きで構わないのだが、困ったことに父がいるので、出してあげないといけない。

パンが足りないからと言って休日に買い出しはいきたくないので、パンを冷凍することにした。

ネットを見るとやり方が書いてある。

一枚ずつラップをかけて、ジップロックに入れて、冷凍する。解凍は通常より長めに焼くという。

早速用意して、念のため手を洗い、手を拭くタオルも別の新しいもので拭いて、きれいな状態にして一枚ずつ処理をする。

二日後、早速使うことになった。トースターは普段の倍の時間で焼くことにした。

仕上がりは問題ないが、もう少し長いほうがパリッと焼けたのだろうという感じ。

いろいろ試してみたが、冷凍するとぼそぼそするのは仕方がないようだ。

お盆ではあるが、カレンダー通りである。

底辺を歩いてきた関係でサービス業である。サービス業といえば休みが無い。

とはいえ、ビルメンになってから一応年120日の休みは確保できている。実態は数を確保できているだけで任意の日に休めるわけではない。

もう15年ばかり日勤なので、比較的に一般人の生活スタイルを確保しているが、お盆に長い休みが取れないのはやっぱりビルメンといったところ。

制度的に取ることはできるのかもしれないが、一人現場の場合、代わりに来てくれる人を手配しなければ休むこともままならない。したがってたかだか一週間程度の長期の休みを取る場合は数か月前から相談となる。

宿直勤務でシフトを組んでいる現場だとなおさら困難でしょう。

明けが休みだと強がっていられるのは体力のある人だけだ。50歳を過ぎるときついでしょう。

しかし、社会に出て最初の一年だけでしたな。一般人の休みが取れたのは。最初に入った会社はそこそこの会社だったが、そこをうっかりやめてしまい、あとは底辺コースというのが私の人生だからあとはお盆とかそういうものに縁が無くなってしまい早35年となった。

この仕事をやると、休みが取れても土日は作業立ち合いだったり、代休を平日に取ったりとカレンダーが機能しない。だから何曜日という意識があまりない。

社会から浮いている感じがある。職業自体が賤業なので仕方がないが、いつもちょっとした違和感がある。

ビルメンに奇人変人が多いのは元からのキャラというのもあるが、こういう職業に就くしかなかったというあきらめが根っこにあるかなと思う。

どんな仕事もそうでしょうが、初めて配置される現場での仕事のやり方でその後の運命が決まってしまうように思える。

ずさんな現場で仕事のやり方を覚えてしまうと、似たような現場ならまだしも、そうでない現場に行くと苦労する。

そこで、仕事のやり方を覚えるか、合わないから辞めてしまうかで、また運命が変わってしまう。

底辺業界なので、真面目にやっても仕方がない部分はあるし、普通の世界にいない人も多いので、耐えられないときは飛んだほうが良いと思うが、その見極めが意外と難しい。

この業界、仕事のやり方を教えない人も多いし、教えられない人も多い。

誰でもできる仕事なので、仕事を抱え込むことでポジションを確保する人が意外と多い。

現場責任者レベルでもそんなのが多い。

また、多いのは現場が劣悪で出入りが激しいがゆえに、教える気力を失った人も多い。

教えても辞められてしまい、手間をかけて教えても仕方がないということだ。

激務現場でも、一時的に自浄作用が起きることもあるが、こういうことで、自浄作用が失われ、崩壊することもある。

マニュアルのある現場も多いが、マニュアルの作り方が悪く、読んでもわからないとか、その後の更新がされていないから意味がないとかそんなことが多い。

本当に立派なマニュアルを作りたければ、専門の人を現場に貼りつかせておいて作らないとだめ。現場の人間が仕事の片手間で作り、維持できるものではない。

上の人はそういうのを判っていないことが多い。