ふたりはずっと *アーノル・ドローベル (original) (raw)
アーノルドローベルの、かえるくんとがまがえるくんのお話のシリーズの中で、
こちらの絵本は、『ふたりはともだち』、『ふたりはいっしょ』、『ふたりはいつも』
『ふたりはきょうも』のこの4冊から、
心に残る名場面を抜き取ってまとめた1冊になっています(*^^)v
ひとりぼっちは寂しい、だから二人はいつも一緒にいます。
楽しいことを見つけ、一緒にあそび、時には喧嘩をしたり、相手を困らせることも
あるけれど、いつも根底にお互いの存在が大切で、大好きな気持ちがあります。
人生を楽しくいきていくコツ、時には苦しいこともあるけれど、
人生の試練も面白がって生きていくこと、仲間と支え合い、乗り越えていくこと、
相手を愛したり、愛される幸せを感じること、日々に感謝すること。
生きる上で大切なことが、ぎっしり詰まっていながら、
かえるくんたちのユーモアあふれる日常が描かれているので、
決して押しつけがましくない格言が、いっぱい散りばめられている作品です☆彡
一人一人違うから、ふたりでいると、人生は豊かになるのです。
《著者紹介》
1993年アメリカ・ロサンゼルス生まれ、ニューヨーク育ち。54歳で亡くなるまで、たくさんのすばらしい児童書を世に送り出しました。1970年に出版された最初の作品『Frog and Toad Are Friends』(『ふたりはともだち』1972年 文化出版局刊)をはじめとした、かえるくんとがまがえるくんの物語は多くの子どもたちに長い間、親しまれています。
『Frog and Toad Are Friends』でコルデコット賞、『Frog and Toad Together』(『ふたりはいっしょ』同年)でニューベリー賞を受賞し、多くの賞賛を集めました。その後
『Frog and Toad All Year』(『ふたりはいつも』1977年)と『Days With Frog and Toad』(『ふたりはきょうも』1980年)に続いていきます。
訳:三木卓(みきたく)
1935年東京生まれ。旧満州大連、静岡県静岡市育ち。1971年に詩集『わがキディ・ランド』(思潮社刊)で第1回高見順賞、1973年に『鶸(ひわ)』(集英社刊)で第69回芥川賞のほか、童話『ぽたぽた』(筑摩書房刊)で野間児童文芸賞、『イヌのヒロシ』(理論社刊)で路傍の石文学賞、評伝『北原白秋』(筑摩書房刊)で毎日芸術賞など。
1999年に紫綬褒章、2007年には日本芸術院賞、恩賜賞を受賞。児童向けの本に『星のカンタータ』(理論社刊)、『ほろびた国の旅』(講談社刊)、『はりがねネコ』(ポプラ社刊)、『イトウくん』(福音館書店刊)など。翻訳ではアーノルド・ローベル作品を多く手がけ、がまくんとかえるくんシリーズ4冊のほか、『ふくろうくん』『ぼくのおじさん』『きりぎりすくん』『やどなしねずみのマーサ』(すべて文化出版局刊)などがあります。
※絵本より引用
【作:アーノルド・ローベル 訳:三木卓 出版社:文化出版局】