見た目 犬と猫の「効能」 (original) (raw)

7/18(木)

ペット(じゃなく、家族のほうが近いのですが、まぁ)のこと。新聞の切

り抜きです。ここでは「見た目」の話。

本来は動物の話じゃないんですけどね、読んでいただけるとわかります。

「想 人間は道である」というコラムに寄せた**町田康**の文章。
誰もがきっと一家言あるであろう“見た目”の話。
一見、ちょっとふざけて考えてみたという軽妙な文章。落としどころの難
しい話をなんとかまとめて(やっつけて)おられる。
こうした、一種“煙に巻く”ような感じは嫌いじゃないです。
最後に動物系で括っていて、載せてみる気になったわけです。
考えてみれば、犬は飼い主の腹の上にドンと降りてくるようなことは当然
あり得ないものの、一方、気にしているのは猫と同じく(だと思う)ひた
すら飼い主の目や「顔」であるように思う。(ウチの柴犬娘について言え ば、ひたすら見るんだが、たいていボスの意図なり機嫌なりを汲み損ね、 間違った先読みをしているように思えるのです。ワタシは決してトリッキ ーではないと思うのですがねぇ)
ともあれ、彼女については、この文章の猫と同じく、首から下は単なる土
台、付け足し、みたいなものと考えているフシが、ワタシには(も)すご くリアルに感じられるんです。
このエッセイ、「本気」をはぐらかすように、ふにゃふにゃっとまとめた
ふうで、評価はされないかもしれないけれど、一定の共感は得そうだし、 ワタシとしては、自分のメモをこんなふうに書きたい気がしたのでした。
で、
これ、関西弁やん。町田さんはそうなんやね。
知らない「方言」がひとつあった。「げっさ」という副詞。
『猫を処方いたします』 石田祥(PHP文庫)
という本が最近広告されていたのを思い出しました。短編小説集でしょう か。よくは知りませんが、いいタイトルだと思いました。
猫は犬の効能とは違うと思うし、犬のそれより広い気がするのですが、ど
うでしょう。