山崎豊子『花のれん』読了 (original) (raw)

5月も終盤。昼間暑いが、夕風涼し。高原の風だ。

21日春陽堂書店へ。『ふくらむ読書』40冊にサイン、落款、イラストを入れる。目次の二か所、固有名詞の誤植、ゆううつで、喜びも半減、いや10分の1ぐらいか。正誤表を挟み込んでもらうことに。しかし……。

10年ぐらい前なら、せっかく都心に出てきたのだから、どこかでお散歩というところだが、いまは元気なし。すごすごと中央線へ。

『望星』最新号、少し遅れて届く。ワンコイン連載は「牛丼問題と青春18きっぷ」について。となると次号の締め切りで、とりあえず、丸型取っ手の木製ステッキを買ったことから書き始める。まだ4,5回しか使ってない。しかし使えば、これは重宝するものなり。歩くのにも楽だ。

山崎豊子『花のれん』読了。吉本せい、がモデルの大阪おんな一代記。なんとか「ふくらむ読書」連載に、と考えているが、どういう切り口にするか思案中。豊田四郎の映画化を見てしまっているので、それに引っ張られるということもある。

全体になにもかも低調。ひっそり生きる。一日、10時間は分割して寝ている。

木山捷平を集中して読む。企画段階だが、うまく結実、ゴーサインが出ることを祈る。気が弱り、京都へ行って、善行堂と話したくなる。