小淵沢からサントリー白州蒸留所へ。 (original) (raw)

24日、「パーフェクトデイズ」視聴とロケ地巡りで結成した中高年トリオ(MMO)で、本日、ぼくが買った「青春18」きっぷをシェアして小淵沢へ。ここからシャトルバスで「サントリー白州蒸留所」を訪れる。小淵沢は涼しく25℃くらいではないか。

「蒸留所」はあちこちから観光客が訪れにぎわう。博物館やグッズの買える館で1時間ほどを過ごす。これは行ってよかったのだ。バスふくめ、いずれも無料。1100円で「白州」3種の試飲もしたが、これはとんでもないうまさだった。

小雨の止んだ蒸留所は森の中に作られ、鳥の鳴き声す。ひぐらしの声もかなかなと。甲斐駒の稜線が青く横たわる。自家用車で来る人も多いが、これは試飲ができぬのなり。小淵沢へ戻り、2時台の電車で早くも帰途に。途中「四方津」下車。山上に広がる住宅地を結ぶ超長大のエスカレーターに乗る。ほかに利用者なし。片道6分。下を見ると恐ろしい。もちろんこれも無料だ。

住宅地を眺め、駅前のスーパーでパンとジュースを買って、30分の滞在でまた駅に戻る。片道3時間の電車旅を終える。「青春18」の残る2回は自分で使う。善行堂の緊急入院の報「X」で知る。コメントすることは煩わせることになると思い自重する。ぶじ帰還したら、あれこれ聞くことにしよう。7月上旬に逢った時はまったく元気だったのだ。手術がどうこうということではなく、その点は楽観視している。まったくこの歳になると何があるかわからない。そのことはたしかで、他人事ではない。

ちなみに私の糖尿病との付き合いは30年を超え、毎食前のインシュリン投与と4種の薬を飲んでいる。一番怖いのは腎臓の合併症で、人工透析が必要になる。これは大変なことは身内がそうで知っている。2度検査入院をし、末路が悲惨なことは分かっている。しかし、甘いものがけっこう好きで、担当医に検査のたびに叱られている。某誌で何度か仕事をしたKというフリーの編集者が「糖」生産者で、しかし一度も検査したこともなく放置しているという。15年は前の話だが、いまどうしているか。

甲府から小淵沢行きに乗り換えた時、車中、ドア付近で倒れた女子高生を、乗り合わせたおばさんたちが手際よく、座席を空け、介抱するのを目撃する。時代劇に出てくる山伏みたいな異相の大男が優しく、濡れティッシュなどを提供していた。こういうとき、男性はまったく役立たずで、乗り合わせたおばさん軍団の連携に感心する。女子高生は熱中症ならん。下手すると危なかった。「MMO」の「M」くんが「岡崎さんといると、いろんなことが起きますねえ」と言う。「パ」ロケ地巡りでの財布紛失と回収事件のときもこのトリオだった。たしかに。

甲府は酷暑だが、小淵沢は涼しいというのは一つの発見であった。駅ビル内の立ち食いそばの名店「丸政」でもちゃんと食べた。3回目ぐらいか。「M」と「M」は初めて。