衣裳記録⑥ともだち~小学生~ (original) (raw)

今日は賢二の小学生時代の友達の衣裳をご紹介します。
殺伐とした賢二の世界に颯爽とやってきた2人。

二人とも足の色が白い事に、河原さんがずっと笑ってた。
名前なんですが、前にも書いたかもなんですけど、うちの作家が名付けにまったく興味がなく、いつも台本が「男A」「子ども1」で送られて来るので、「もっとひとりひとりに愛着を持つために、ちゃんと名付けてみたら?」と言ったところ、めちゃくちゃ悩みながら彼が名付けた名前です。頑張った結果の名前です。

今思ったけど、今作は作家に名づけをお願いしたせいで、彼の歪んだ愛が膨らんだ結果、ああいう苦いストーリーになったんじゃ…?と気付き、ひとり震えています。

【滝沢(タッキー)/山口里美】

夏休みのガキ大将。たしかにこういう子が小学生時代モテていたかもしれない。

滝沢と今井の衣裳は織笠が担当したんですが、今までぐっさんの衣裳を縫う機会があまりなかったので、(きれいに作らなきゃ…)と変なプレッシャーがありました。お互い19年、キミジャグの衣裳を縫ってるから、「仕事雑だな」と思われたら嫌だから…。

自画自賛なんですけど、めちゃくちゃかわいいね。
子どものインクパッチは、色が薄目で量も少な目。まだまだ苦い社会経験が少なく、嫌な事を言われても、その分愛情を注いでくれる両親がいるのだろう。

このフォントのレッテルは曲線が多いので、地味に大変。帽子にもインクパッチがついています。

【今井(つばさ)/林信希】

夏休みのワンパク小僧。お兄ちゃんが二人いるらしい。
滝沢と同じく「小学六年生」「男子児童」というレッテルが貼りついてます。

この2人の面白いところは、「早着換えだから、無理に靴下を履き替えなくていい」と言ったのに、キャラを完成させるためにわざわざこの丈の靴下を履いていたことですね。貪欲。

劇中、一番きなこを撫でていたのは賢二でも賢二の両親でもなく、今井だった。
犬を飼うのに憧れていたのかもしれない。

この2人は公立の中学校に進み、部活でバンドを組んで楽しい青春を送ったのでしょうか。道で賢二とすれ違った時に、挨拶を交わすくらいの仲になっていればいいのですが。

この2人が出ているシーンは動き回るので、全員息切れしていました。
いい夏休みをありがとう、滝沢、今井。

明日は、受験に無事合格した賢二が中学校で出会う、キャラが濃すぎた2人のご紹介です。
また見てね。